幌尻岳

2019年09月17日(火) 〜 2019年09月18日(水)

• GPS: 32:00
• 距離: 27.8km
• 登り: 1,819m
• 下り: 1,809m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:00
• 休憩: 1:05
• 合計: 10:05

5:05 第2ゲート
5:15 5:15 奥幌尻橋 登山口
6:40 6:40 北海道電力取水施設
8:40 9:20 幌尻山荘
10:45 10:45 命の水
12:30 12:30 大岩
12:40 12:40 振内・新冠コース分岐
12:45 13:10 幌尻岳
13:15 13:15 振内・新冠コース分岐
14:25 14:25 命の水
15:10 幌尻山荘

2日目

• 山行: 3:45
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:45

5:05 幌尻山荘
7:05 7:05 北海道電力取水施設
8:20 8:20 奥幌尻橋 登山口
8:50 第2ゲート

天候

1日目：晴れ
2日目：くもり

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

とよぬか山荘に駐車し前泊。
施設前シャトルバス利用し第2ゲートへ。

写真

9/16 9:37

千歳空港からレンタカーで平取町へ。
途中の道の駅でホッキカレーを食う。

9/16 12:10

二風谷アイヌ資料館に立ち寄り見学。約25年振りに訪れた。

9/16 12:15

ゴールデンカムイの杉元とアシリパと一緒に。

9/16 12:21

二風谷アイヌ文化博物館。
アイヌの工芸品など多数展示。どれも美しく巧みで素晴らしい。

9/16 12:27

沙流川の広大な景色に圧倒される。

9/16 13:16

とよぬか山荘に到着。

9/16 14:48

廃校となった豊糠小中学校を山荘として利用している。

9/16 14:50

受付は12時〜15時まで休止中。しばし待つ。

9/16 17:06

夕食はジンギスカン。しっかり食べて明日の山行に備えよう。

9/17 5:05

水は行きはジャージャー出ていたので補給したが帰りは止めてあった。

9/17 5:05

翌朝4時のシャトルバスで第2ゲート前まで林道を移動。
トイレとビバーク用プレハブ施設がある。

9/17 5:05

朝5時5分仕度ができたので出発。

9/17 5:57

約一時間でこの看板の地点まで進む。地図上では幌振橋の付近か。

9/17 6:38

約1時間40分で北電の取水施設に到着。

9/17 6:50

糠平川の右岸を進む。

9/17 6:51

よく雑誌やテレビで目にする例のへつりONクサリ場。

9/17 6:52

エゾサンショウウオがいるという水たまり。よく探したけど見えなかった。

9/17 7:02

ここから渡渉開始ポイント。ここで沢靴に履き替える。

9/17 7:15

では、人生初の沢靴渡渉へ、いざ。

9/17 7:15

なるほど、岩の上でも滑らない。

9/17 7:15

軽快に流れの中を進む。

9/17 7:15

川の中央部はやや流れが速い。

9/17 7:15

わたりきるまであと少し。

9/17 7:15

ストックで撞くのにいい場所を探りながら

9/17 7:15

上陸。

9/17 7:15

こんなもんかな。

9/17 7:35

今回私の他に三人の方々と同行。
おかけで初めての沢登りも安心して進めました。ありがとうございました！

9/17 7:41

橋を渡り、仰ぎ見ればそこには、

9/17 7:42

不老の滝。

9/17 7:46

力強く前進を続ける同行者の方々。2番目の方が先頭の方にしきりに進む方向の声をかけられていた。

9/17 7:53

深くなっているところでも膝上付近の水深だった。

9/17 8:00

もうこの辺まで来るとなんの躊躇もなく水の中へ突き進むようになっていた。

9/17 8:04

荒々しい渓谷に朝の陽射しが降り注ぐ。

9/17 8:10

陽光を受け耀く水面に足を踏みしめ力強く進んでいく。

9/17 8:28

なんだかの滝。

9/17 8:35

おお、ついに見えた！

9/17 8:37

幌尻山荘、到着。

9/17 9:20

小屋の右手に登山道入口。

9/17 9:39

ここから急な登りが始まる。標高差500mを一気に上がる。

9/17 9:54

太陽が樹々の隙間から差し込んで美しい。

9/17 9:55

所々見える青空に期待感が増す。山頂が持ち遠しい。

9/17 10:20

木の根っこが張り出した狭い登山道が続く。

9/17 10:35

右に左にと向きを変えながら標高を稼いで行く。

9/17 10:35

標高1497m地点。

9/17 10:36

戸蔦別岳が見えた。

9/17 10:37

戸蔦別岳からの下りルートが見える。スゴい急な下りだ。

9/17 10:40

前方に見えるピークを上がれば稜線だ。そこまでしばらく緩やかな道が続く。

9/17 10:46

命の水はこちらを下って3分ほど。

9/17 10:48

細い。がうまかった。濾過器を使わず飲んでしまった。

9/17 10:51

振り向けばあの日と同じ色をした青空。

9/17 10:51

遥か北東に大雪・十勝。

9/17 11:05

この辺りケモノ臭がスんゴかった。
すぐ近くにクマが息を潜めているのでは？

9/17 11:09

先ほどの1497mポイントを下方に見る。

9/17 11:17

今日は良いですよ、本当に快晴だ。

9/17 11:17

さあここを登って幌尻の勇姿を拝もう。

9/17 11:17

青天を突くトンガリくん、戸蔦別岳。

9/17 11:17

ヌカビラ岳はどれだろうな。

9/17 11:17

しばらく休憩して振り返り、遥か遠くの空を見入ってしまう。

9/17 11:18

あの谷を縫うようにしてながれる額平川を遡って来たのだ。それは遠い道のりだった。

9/17 11:20

北カールの淵を連なって伸びる稜線の上を歩いて頂上へと至る。

9/17 11:20

そしてあなたは山頂ですね。

9/17 11:21

紅葉に彩り始めた北カール全景。

9/17 11:21

北カールの底を流れる額平川の源流部。

9/17 11:27

テレビではあの水たまりでヒグマが水浴びをしながら遊んでいる映像が流れた。

9/17 11:23

山頂はそんなにせり上がっていない。緩やかな山容だ。

9/17 11:25

ハイマツの真ん中の一本道。稜線歩き。

9/17 11:28

いったん尾根から外れトラバース気味に登山道が続く。

9/17 11:29

チングルマやウラシマツツジの葉が紅に染まり、秋の訪れを伝えている。

9/17 11:44

ここから先の標高差はあまり無いようで、道も平坦なところが多い。

9/17 11:47

快晴の秋空の下で天空の散歩道をノンビリ歩く。

9/17 11:47

贅沢な時間ですね。

9/17 11:48

ええ、ホントに。
まさにプレミアム。

9/17 11:48

ここへ来るまでにどれだけの時間を準備に費やしたか。

9/17 11:48

頂上の青空の上にぽっかり白い雲。

9/17 11:48

戸蔦別と北カール。

9/17 11:48

カールを被うように反りたつ峰の荒々しい山肌。ガッサガサですたい。

9/17 11:56

それにつけてもおやつはカール。

9/17 12:03

紅い、紅い、紅い仮面の山肌。

9/17 12:09

ハイマツに覆われまいと顔を出した巖。

9/17 12:20

エゾアズマギク。

9/17 12:20

イワギキョウ。

9/17 12:27

頂上へのビクトリーロード。

9/17 12:27

9/17 12:33

9/17 12:37

新冠陽希コースは此方から上がって来るのか。
もっと体力があればチャレンジしてたかも。

9/17 12:38

9/17 12:39

そして登山道が合流する。

9/17 12:40

新冠コース分岐。

9/17 12:43

ついに北カールを見下ろせる場所まで来た。

9/17 12:47

山頂だー。

9/17 12:48

やったやりましたー。

9/17 12:48

三角点にタッチッチ。

9/17 12:48

慰霊のケルン。

9/17 12:51

山頂ヒョー。

9/17 12:51

今日もがんばった。

9/17 12:47

富良野岳、十勝岳、オプタテシケ、トムラウシ、大雪山。

9/17 12:47

北側の展望。大雪山系と十勝連峰の山々が遠くにはっきりと見える。

9/17 12:47

東南の展望。エサオマントッタベツ、春別岳、カムエク。

9/17 12:47

北東の展望。ピパイロ岳、伏美岳の向こうに見えるのは芽室、帯広の町。眼下は東カール。

9/17 12:48

真北には肩から奥に向かって戸蔦別、北戸蔦別、1967m峰、ピパイロ、ルベシベ山、芽室岳と連なる。

9/17 12:48

東カール。

9/17 13:02

肩まで40分だそうだ。

9/17 13:02

9/17 13:02

9/17 13:02

9/17 13:06

9/17 13:13

存分に眺望を楽しんで下山開始。

9/17 13:14

9/17 13:16

9/17 13:35

9/17 14:07

9/17 14:07

9/17 14:23

9/18 5:10

翌朝は3時に起きて薄暗い中朝食。
色々支度に手間取り5時出発。

9/18 5:10

帰りももちろん渡渉ルート。

9/18 5:23

エゾトリカブト。

9/18 5:35

9/18 5:46

なんと言いますかな、今日は曇りですね。

9/18 5:49

エゾヤマアジサイ。

9/18 5:52

ダイモンジソウ。

9/18 5:56

ラショウモンカズラ。

9/18 5:57

9/18 6:08

フロー。

9/18 6:34

9/18 6:41

9/18 7:02

9/18 7:04

9/18 7:05

9/18 7:52

9/18 7:52

この辺りを歩いていたらクマさんのデッカい落とし物が3つもあった。行きにはなかったのに。

9/18 8:18

エゾノトウウチソウ。環境省レッドリストIB類（EN）。

9/18 8:18

奥幌尻橋。

9/18 8:48

第2ゲートのバス乗り場に到着。
この後第1ゲートまでの間の林道でヒグマを追走することになる。

9/18 10:03

第2ゲート到着。

9/22 12:10

山バッジ。

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

Xperia XZ Premium SO-04J docomo SONY

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

mtys10416

百名山登山もいよいよ大詰め。
北海道最後の山はもちろん「ザ・最難関の山」幌尻岳。
今までやってきたことの総力を結集して挑む覚悟だった。
なぜなら、アクセスが遠い、山小屋に食料がないので持って行く必要がある、シュラフやマットも持って行く必要がある、当然荷物が大きくなる、激しい急坂を登る、クマが出る、そして渡渉がある。
とよぬか山荘での前泊と予備日を含め、計4日の日程だったが、低気圧の影響で曇天の予報だったため、林道歩きから渡渉を経て山頂まで一日で向かった。
渡渉は同行された3人の方々と一緒に進むことが出来たので、心強く楽しいものになった。
渡渉が終わり幌尻山荘に到着すると身支度を急いでそそくさと山頂ヘ向かう。
最初の1497m地点までの急登でほとんどの体力を使ってしまい、バナナを食べてもチョコレートを食べても体力は戻ってこなかった。
肩まで行くつもりが山頂までで引き返し、しかし急いだおかげで終始青空の下で絶景を楽しむことが出来て大変満足だった。
帰りの林道をシャトルバスで進んでいたら、前方にヒグマが現れた。慌てて逃げるヒグマを、シャトルバスで後から追走する格好になり、1km近くもクマを走らせることになってしまった。しかしでかい身体のヒグマが猛スピードで走る姿は迫力満点だった。

コメント

khoshiko

khoshikoです。
初体験の徒渉は、一緒して頂いて、安心して歩けました。ありがとうございます。
また、私の山レコにコメント頂いてありがとうございます。
本当にいい山でしたね。
徒渉の前に水溜りで写真撮られていたので、何かな？と思ったのですが、記録を見て、エゾサンショウウオがいたかもと分かり、納得。
また、エゾノトウウチソウの名前は分からず、写真だけなので、私も早速山レコを更新します。

mtys10416

Re: 無題
khoshikoさん こんにちは！
こちらこそありがとうございました！
普段から単独山行が多い私ですが
あの時ばかりは皆さんに助けられました！
水難事故があったと聞いていたので
不安だったのですが、とても楽しめました。
エゾサンショウウオはほかにも
あの長い林道の脇にある水溜まりなんかにも
生息しているそうです。
しかしこれ全部テレビからの受け売りです(笑)

早いものでもう一週間が経ちましたが、
まだ幌尻岳の感動の余韻が残っています！

maruhide

ありがとうございました
幌尻岳にて、往路で一緒に徒渉させていただいた者です。
写真や動画の撮影もしていただき、大変よい思い出になりました。ありがとうございます！
安全に徒渉できたのはもちろんですが、皆さんのルートファインディングや徒渉ポイントの選択を見るのは大変勉強になりました。
沢山の山記事をアップしててビックリしました。私は最近始めたばかりなので、参考にさせていただきたいと思います。
私もだいぶ遅くなりましたが記録をアップしましたので、よかったら見にきてください。

mtys10416

Re: ありがとうございました
maruhide さん
こんばんは！
コメントありがとうございました。
写真や動画うまく撮れていたでしょうか？
こちらこそご一緒させていただいて大変楽しかったです！
百名山を中心に登っていますが、いつも行き当たりばったりなのであまり参考になるかわかりませんが、また遊びに来てください！