笠ヶ岳 日帰り周遊コース クリヤ谷→笠新道



- GPS
- --:--
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,060m
- 下り
- 1,944m
コースタイム
(バス停)
クリヤ谷口 04:05
雷鳥岩付近 08:30-08:45
笠ヶ岳山頂 11:25-11:40
笠ヶ岳山荘 11:50-12:20
笠新道分岐 13:15
杓子平入口 14:05
笠新道口 16:05
新穂高 17:00
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
クリヤ谷コースの山頂下稜線上、杓子平の上部は 10本以上のアイゼンが必要。 雨天時や午後の大気の状態が不安定な時は クリヤ谷の急激な増水があるので注意が必要! |
写真
感想
当初、4人で計画していたこの登山ですが
休みが合わない、脚部不安などの理由で
今回はSさんと2人での登山となりました。
雨は、心配ではありましたが当日前半だけ
雨は降らなさそうだったので、なんとか行けそうと判断しました。
私は、新穂高で車中泊で前泊。6時間ほどグッスリ熟睡。
登山の前の睡眠って遭難防止の意味からも
しっかり取っておきたいものですね!
早朝3時すぎにSさんが新穂高無料駐車場に到着!
私の車は、そのままここに置いて
Sさんの車をに乗って中尾高原口の駐車場へ車を置いて登山口に向います。
これで、新穂高〜中尾高原口までは歩かずに済むのです。
まだ暗いので、ライトを照らしながら5分で登山口へ
そして山道を歩いていきます。
今日は、天気は良くない事が判っていたので
期待はしていませんでしたが、空が明るくなってくると
遠くの山々が、どんどん顔を見せてくれます。
午前中は期待できるかな?
淡い期待を胸に、途中靴を脱いで沢を渡ったりして高度を上げていきます。
Sさんは、高度計を持っていらっしゃったので地図の等高線と
現在の高度を照らし合わせてみたり
私のスマホのYamanaviのGPSを使ってルートと位置をチェック。
途中、錫杖岳を見上げたり見下ろしたり
穂高も雲からたまに姿をあらわせてくれたりと
チラリズムを楽しんだりしながらクリヤの頭を回こみます。
ここからは、笠の尾根の東側をトラバースするような感じで歩いていきます。
遠くに見える雷鳥岩には雷鳥がとまっていたり
稜線のピークとピークの間からみえるロープウェイの行きかう様子が見えました。
乗鞍、焼岳、穂高は、しっかり見えるんですが、槍ヶ岳は
なかなか雲のベールに隠れたままで、なかなか姿をあらわしてくれませんでした。
それから、下に見える谷は杓子平から繋がる『穴毛谷』という谷。
そこには、谷の名前の由来となった女性のあの部分に似た
『穴毛岩』というのがあるらしく写真でしか見たことがなかったのですが
上から覗くことに成功!いいもの拝ませてもらいましたわ!
その上流に滝も見えたことから、これが穴毛大滝なんですね〜
急な雪渓にさしかかり、手前でアイゼンを準備をしていると
ポツポツと雨が降ってきました。
頂上を目前についにきたか・・・・
急遽、レインウエアーも引っ張り出して装備し急な雪渓を登っていくと
なんということでしょう!
今まで雲のベールに包まれていた山々が一斉に、顔を出していきます。
雨は、降ってきて普通はテンション下がるんですが、逆に上昇。
今まで全然姿を見せてくれなかった、槍も姿を見せてくれて
槍〜穂高〜焼〜乗鞍、全部見えです。
もしかしたら、他の山々もと期待を込め、笠ヶ岳の頂上に立ってみると・・・・・
おおおお!!すげー!!
小雨が降ってるのに色が快晴の時と同じでほとんどの北アルプスの山々が見えてた。
先日登った、黒部五郎をはじめ、薬師、双六、鷲羽、水晶、雲ノ平、立山、大日
かすかにではありますが剱岳まで見えるんですよ。快晴の時違うのは、空の青い色だけ。
そんな景色でした。
それでも、雨が降っているので写真をいくつか撮り、早めに笠ヶ岳山荘へ。
山荘で私は、カップラーメンを頂きます。
雨で体が疲労してるのか、あたたかいラーメンが美味しいこと!
400円で買えるぬくもりですね〜ありがや!
そーいえば、昨年に槍ヶ岳で会った、笠ヶ岳のプロレスのマスクマンはいらっしゃるかと
再会を楽しみにしていましたが、9月からの山荘勤務という事で会えませんでした。
今は、スイスにいかれているのだとか!?うらやましいですね〜
さて、休憩もしっかりとったところで下山です。
雨も、強くなってきてなかなか大変。
杓子平に下りるところまでのアップダウンが、なかなかきつい。
Sさんは、なかなかスタミナがあって私より、脚が軽やかです。
杓子平の下りは、腐った雪がまだしっかり付いててゲレンデ状態。
2人ともコケたりもしましたが、グリセードでスイスイ!
途中、すれ違った年配の男性の方が軽アイゼンで苦労してみえ心配でしたが
振り返って見てみると少しずつですが、高度を稼いでいたので
ちょっと安心して杓子平を後にしました。
杓子平から下のルートは、雪渓で夏道が切れていて
見える、目印を頼りにルートを探しながら慎重に下りました。
夏道の上に木と雪が一緒に覆いかぶさていると、通過がなかなか大変!
雨も強くなって靴もウエアの中も濡れるし雪を踏み抜いたり心折れそうでした。
樹林帯にはいるとしっかりした夏道です。
うんざりするほどの長い山道を、まだか、まだかと思いながら
杓子平口から笠新道を下ること2時間、やっと笠新道登山口に到着!
その後は、惰性で新穂高まで帰りました。
帰りは、私の車で新穂高無料駐車場から中尾高原口まで移動して解散。
雨降りの登山でしたが、下山してみると充実した
行ってよかったなぁと言える登山が出来たと思いました。
写真データは、Sさんからまだ頂いてないので
また数枚増やす予定です。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
エッ?新穂高温泉まで1時間ほどで着く所に住んで
おられるのに前泊の車中泊をされるとは・・・
昨日の関西地方は大雨が降り登山など考えられない1日
でしたが、雨が降り北アの山々が見えてラッキーですね
山頂からの北アの山々を拝見すると登りたくなります
sumimaruさん、 今晩は。
クリヤ谷を登りに計画するなんて、気力・体力が相当ですね。
30数年前ですが笠ヶ岳から槍見温泉まで5時間かけて下った時の記憶はいまだに鮮明に残っています。
長い長い下りに、完全に心が折れました。
頑張りの甲斐があって、展望に恵まれ良かったですね。
これからも過激な山行を期待します。(ただただ羨ましく思います。)
☆sumimaruさん
こんにちは
やっぱり、朝起きてそのまま
登れるのって、いいんですよ〜
寝起き直後の、運転は1時間といえ結構きついです。
私の車は、小型だけどうまくやれば
いい体勢で眠れるんですよ〜
天気は悪かったけど、いい登山ができました!
数年前の三俣山荘から鷲羽、雲ノ平、薬師沢よりは
全然平気でしたよ〜
☆onetotaniさん
こんにちは
クリヤ谷の登りは、あまり苦になりませんよ!
高低差はあるかもしれませんけど楽しいです。
私には、笠新道のほうが登りきったところの杓子平からの
笠ヶ岳が遠くに見えて・・・・
いつも、過激な登山を考えているわけではないのですが
貴重な休みを充実させるために計画を練ると
こんな登山になっちゃうんですかね〜?
raichouさん、名前を間違え申し訳ありませんでした。
失礼をお許し下さい。
☆onetotaniさん
気になさらないでくださいね〜
この時期に、笠周回を悪天にも関わらずさくっとやるなんて
ところで今年は雪は多い方ですか?梅雨明けに行くつもりですが軽アイゼン位は必要かなと思ったりしました。
☆Futaroさん
こんばんは。
いえいえ、結構ヘロヘロでしたよ。
やはり、雨は体温が常に奪われるので
体力消耗しますね。
でも、景色もよく、楽しかったです。
軽アイゼンは梅雨明けしてみないと
何ともいえませんね〜
多分大丈夫ではないかなぁ?
この時期の、笠って残雪凄いのですねー。
それを、日帰りとは。
最近はご無沙汰なのですが、たぶん、槍ヶ岳と笠の登頂回数が同じ、変ですよね。ま、笠、好きです。
奥の希望もあり、笠、剣、薬師に今シーズンは連れて行けと、お達しが出てます。
笠は、くりや谷。下る事しか頭になかったので、
参考にさせていただきます。
☆ricalojpさん
こんにちは。
槍も笠も同じ登頂回数だそうですが
別に変だとは思いませんよ〜
クリヤ谷のコースですが
私は登りの方がいいかな?と思います。
なぜかと言うと、これからの季節、午後に
にわか雨が来たとき、笠新道だと
下れるんですが、クリヤ谷は下れなく
可能性が出て来るんですよ。
raichouさん、こんばんは。
このルートを日帰りなんて、想像したこともありません。凄いですね
来週末に私も予定しているので、大変参考になりました。
頑張ってアイゼンも持って行きます!
>貴重な休みを充実させるために計画を練るとこんな登山になっちゃうんですかね〜?
非常に共感しました。私の場合、つい欲張って計画倒れになることが・・。
☆BBCさん
こんにちは!
一応、標準コースタイムで計画出来るところなので
大丈夫かと思います。
ただ、一日フルに使うと、午後のにわか雨が
クリヤ谷にさしかかった時に来ると恐しいので
登りに使ったほうが良いですよ!
来週末なら、まだアイゼンは装備された方が無難ですね!
楽しんできてくださいね!
という名前だったと思うのですが、ゲートのようになった岩を憶えています。
双六〜笠しか行ったことがないので、その岩が、笠新道との分岐のどちら側であったのかまで憶えていないのですが、印象に残っています。
双六からのルートは、ただただ高低差のない平坦なルートであった印象です。ただ、私が行った時は、ガスっていたので、周りの状況がわからない所も多かったです。
☆Weepsさん
こんにちは。
抜戸岩は、笠ヶ岳山荘と新穂高への分岐の
間にあります。
通過したのですが
雨がひどくて、カメラを取り出す気力もなく
そのまま通過してしまいました。
双六〜笠ルートですが
私はまだ未経験なので是非とも歩いてみたい稜線です。
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