筑波山塊(筑波連山) 45km(±3000m) 筑波山〜加波山〜吾国山〜愛宕山 縦走


- GPS
- 10:50
- 距離
- 45.3km
- 登り
- 2,752m
- 下り
- 2,723m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りはJR岩間駅から電車で |
コース状況/ 危険箇所等 |
板敷峠〜吾国山の区間で、道路工事による通行止めがありますが、短い区間なので山に入って藪漕ぎで通過できる。 |
写真
感想
※過去(ヤマレコ登録以前)の山行記録ですが、どなたかの参考になれば、、、
(筑波山口バス停〜御幸ヶ原コース登山口)
ウォーミングアップです。
疲労しない程度の速歩きで行きます。
(御幸ヶ原コース登山口〜御幸ヶ原)
かなり抑えて入ります。
が、なぜか(御幸ヶ原までの)中間点の通過タイムがPBを上回っていました。
アドレナリンのせい!?
それで欲が出てしまい、そこからさらに少しだけペースアップをしようとしたら、、、脹脛とハムが攣ってしまった(涙)
結局、PBは更新できました、、、が、、、これは自分の実力を無視した大失敗で、この先の長い道のりに悪影響しかありませんでした。
タイムアタックしているわけではないのですから、前半は絶対に抑えて入るべきですよね。
(御幸ヶ原〜女体山)
トイレのあと、正気に返ってゆっくり歩き出す。
が、一度攣ってしまった箇所は攣り易いままのようだ。
ここで早くも最初のコールドスプレー噴射。
そーっと歩く。
が、ほとんど平地なのに攣る。
ヤバイ、、、
ここから相当ペースを落として、回復を待つ。
(女体山〜キャンプ場〜湯袋峠)
この区間は下見をしているのでスムーズだった。
やはり、距離感や斜度、路面状況や分岐などを知っていると余裕ができる。
(湯袋峠〜上曽峠)
ここから吾国山までが未踏のエリアでした。
なので、地図とGPSで位置を確認しながら進んでいきます。
ここも、疲れない程度の速歩き、、、たまに緩い下りだけ軽く走る、、、みたいな。
(上曽峠〜きのこ山〜足尾山)
音楽を聴きながら、たまに地図を確認しながら、やはり疲れない程度の速歩きで進みます。
が、、、
なぜか、きのこ山への道を痛恨の見逃し。
いつの間にか山頂を巻いて先に進んでしまっていました。
今更戻るのも何だし、まっ、いいか。
(足尾山〜一本杉峠〜加波山)
この辺からは微妙な疲れを感じ始めましたが、まだまだ元気いっぱい。
足もペースを落としていれば攣らなくなった。
が、、、
加波山への登りあたりから急激に疲労を感じ始めました。
そして神社周辺も足元が悪く、疲労度が加速していきました。
(加波山〜板敷峠)
疲労感に加え、ここでプチ・ハプニングが発生。
あらかじめ考えていたルートではなく、違うルートに行けとの道標が。
仕方がないので従いましたが、実はそこは通りたくなかったルートだったんです。
そこ、地形図でみると、結構急な下りだったんです。
これで道が悪かったりしたら、、、と思っていたら、案の定荒れまくっていて。
この下りからが地獄の始まりでした。
長い(長く感じた)荒れた急坂を下りきったら舗装路に出ます。
が、あとは板敷峠まで下るだけだと思っていたら、想定外の登り返し。
こういうのって心がやられるんですよね、、、
で、やっと下りになって、後は一気に、、、とはならず、それはそれは長いこと長いこと。
このあと同じくらいの標高差を吾国山に登り返さないといけないわけで、、、そんなことを考えていたせいか、余計に長く感じました。
(板敷峠〜吾国山)
およそ、さっき下ってきた分を上り返すわけですからね。
それはそれはとてもとても長く感じますよ。
しかも、途中の道路が陥没していて通行止め。
おかげで想定外の半袖短パンでの藪漕ぎですよ。
はぁ、、、
で、やっと吾国山への取り付きの分岐まで来て、さあ、あと少し、、、と思ったら、、、
なんなの、この「壁」は。
いや、ホント、疲れ切った足には壁に見えるくらいの急登なんですよ。
ここで、完全にやられちゃいました、脚が。
もうね、足のどの筋肉を使っても攣るんです。
誤魔化せないの、急登すぎて。
何度も立ち止まって、コールドスプレーをして、、、の繰り返しでした。
(後で思ったのですが、コールドスプレーの多用は逆効果だったかもしれないですね、、、)
(吾国山〜難台山)
吾国山〜愛宕山エリアって、急坂の連続なんですよ。
といっても、ひとつひとつはそんなに長いわけではないので、元気な時ならちょっと頑張ればすぐに坂が終わるって感じなんですけどね。
でも、脚に来ちゃってると全く別物なんですよ。
いやぁ、、、キツイ、キツイ、キツイ、キツイ、キツイ、キツイ、、、
愛宕山⇔吾国山ピストンの時に35分で通過した区間に、今回は頑張って頑張って1時間ですよ。
もう、どれだけ疲れてるんだって話しです。
(難台山〜愛宕山)
愛宕山〜吾国山エリアの最高峰が難台山なんですよ。
なので、ここから先は、基本的に下り基調のはずなのですが、、、
でもね、まだ結構急で細かいアップダウンが続くわけですよ、、、これが。
ここで一人の登山者とすれ違いました。
そして数十秒後に、その方、Uターンして戻ってくるんです。
なんだか、後ろから追われてる?っていう気分。
いやね、、、
だってさ、こちらの格好は半袖短パン、あちらはバリバリの登山スタイル。
この状況で抜かされたら格好悪いじゃないですか。
わかりますよね!?この感じ。
スポーツカーが軽トラに煽られる・・・的な(笑)
半袖短パンの人は長袖長ズボンの人には抜かされてはいけない・・・みたいな(笑)
なので、脚はすでに残ってないけど、超頑張ってプチ・スパートですよ。
見えなくなるまで。
「コーラ! コーラ! コーラ! コーラ! コーラ! こんなに頑張ってるんだから、コーラを絶対に飲んでやる!!! あぁ、、、でも、愛宕山に自販機あったっけかなぁ、、、」
そんな感じ。
(愛宕山〜岩間駅)
愛宕山で、閉店しようとしていの売店の自販機で無事にコーラをゲット。
で、一口飲んだら、、、即効で超回復(笑)
やっぱコーラってドーピング・レベルで効くヮ♪
缶コーラ片手に飲みながら、最後の下り坂を駆け降りていきます。
途中途中でコールドスプレーを噴きつけながらですけど。
あとはもう、時間との戦い。
岩間駅で、予定していた電車に間に合うかどうか。
別に、電車を一本遅らせれば済むことなんですよ。
でもね、やっぱ、自分で設定したタイムにはこだわりたい。
頑張れ!!
で、、、
ドーピング(コーラ)が効いたのか、この区間は設定タイムを大幅に上回ってゴール。
全行程11時間の予定を10時間50分でギリギリクリアできました。
(だから?って感じなんですけど)
(エピローグ)
岩間駅からの電車。
夕方のピークで混んでいる時間。
汗ダクの体。
ん〜、参った。
というわけで、最後尾の車両まで行き、奇跡的に席が1人分空いていたにもかかわらず、そこには座らず(座れず)に、他の乗客の皆さんとできるだけ間隔が空く位置に1人寂しく立っていましたとさ。。。
おしまい。
(総括)
コース全体を考えた場合、ヤマ場になるのは板敷峠〜吾国山〜難台山の区間だというのは明白。
よって、そこまでに脚を使い切っている時点で今回の山行は大失敗だと言っても良い。
というか、スタートしてすぐに美幸ヶ原コースで脚を攣るほどプッシュしてしまったことが全て。
そういえば、藤原新選手がこんな事を言っていた。
「登りでたとえ離されても、無理に追わないで自分のペースを守っていく。 平地で追いつくことは容易だが、上りで無理して自分のリズムを崩してしまうことは避けないといけない。」
本当にそうだと思う。
登りではいとも簡単にレッドゾーンまで振り切ってしまう。
そしてそのツケは、後で何倍にもなって返ってくる・・・
後半の勝負所では致し方ないが、よりによってスタート直後にそれをやってしまってはお話しにもならない。
頑張ってる割にペースが上がらない(苦しい・・・)。
そんなに頑張ってるわけではないけど、なかなか良いペース(楽しい〜♪)。
どちらが良いかは考えずともわかる。
結局は、「休まなくてもずっと動き続けていられるギリギリのペースを守る」、、、それが長距離縦走においては最速のペースなのだと思う。
(競技の場合は多少違いますけどね)
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