剣岳 〜早月尾根の紅葉と感涙と



- GPS
- 11:39
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 2,301m
- 下り
- 2,300m
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
毎日家からドーンとみえている剱岳。登山を始めてから毎年登ろうと決めていました。8月お盆の時に息子と雨の中無理やり行って早月小屋で止められ、その後いろいろ予定を組んだが天候により別の山へ変更。やはりここは万全の天候の時に行きたい。そしてちょっと前から今年は是非行きたいと訴えていた女性がいました。今年最後のチャンスを模索している中、今しかないと云うことで有給を取得し供に頂上を目指す運びになりました。
早朝4時スタートを目標に集合予定もそれぞれの思いからお互いに20分も早く到着していた。初チャレンジの女性にとって剱岳日帰りの山行は特別な思いがあるらしく数日前から体調の管理はもとより、途中のエナジー補給のシュミレーションをするなど万全な体制で臨んでいるとのことであった。
まずは馬場島の真っ暗な登山道からとにかくひたすら登る。そして夜明けと共に猫又山や紅葉が目に飛び込んできた。段々と高度が上がってくると無慈悲な北方稜線がカッコよく見えてきて、やがて早月小屋に到着、よいよ体力が試される領域に突入。これまでのことから分かってはいたが、今回のいっしょに行った女性は期待以上のパフォーマンスで登って行った!やがて危険な岩場やクサリ場の領域に突入、ここも難なくこなし、へたばることもなくむしろ先行く男どもを追い抜いていく。数日前の西穂高で何かを掴んだらしい。そして頂上へのビクトリーロードが見え始めると顔や声に変化が現れた!後で分かったことだが感極まってきたことらしい。やがて頂上に到着し、人目もはばからず「やったー」と大声を出して手で顔を覆ってしまいました。
ちょっと大袈裟?
それほど剱岳への想いがあったのですか?
久しぶりに良いもの見させていただきました!
頂上では雲ひとつない360度の絶景。富山湾、立山、毛勝三山はもちろん、後立山連峰、穂高連峰や笠ヶ岳方面、大天井岳や燕岳、乗鞍岳、富士山まで見えた。これは試練を乗り越えた者だけが手にする光景なんですね。
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