扇ノ山 上山高原〜左馬殿道〜畑ヶ平〜扇ノ山〜小ヅッコ (兵庫県)


- GPS
- 06:55
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 717m
- 下り
- 722m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上山高原避難小屋の前に車を停めてスタート。 河合谷登山口、上山高原登山口へのアクセスは概ね三通りあります。 1.若桜町姫路の県道37号線から舗装林道を利用する。 2.鳥取市国府町の県道31号線から舗装林道を利用する。 3.兵庫県新温泉町の国道9号線から県道268号線を南下し、海上を経由する舗装林道を利用する。 今回、往きは3の海上経由の林道を利用し、帰りは2の国府町経由の林道を利用しました。姫路からの林道も途中まで走ったことがあります。 個人的には海上経由の林道が走りやすいと思いました。岡山からだと距離が長くなるのですが、鳥取自動車道と9号バイパスが非常に快適なのに加え、林道の距離は短い事もあって、時間的にも体力的にも楽です。 国府町からの林道は対向車を交わせる道幅で、眺望も得られるので悪くはないです。鳥取市方面からの利用者が多いです。岡山からだと、河原ICで降りてからの一般道路の距離が長くなります。 姫路からの林道は落石が多かったような気がします。倒木があればアウトですし、距離が長いので、積極的に利用したいとは思えませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ 上山高原〜左馬殿道〜畑ヶ平登山口 左馬殿道は概して明瞭な道でした、もう少し怪しい道かと思っていましたがちょっと肩透かし気味。渡渉箇所と泥濘地帯がたくさんあるので、苦手な方は注意してください。自分としては、渡渉よりもぬかるみのほうが大変でした。 途中で「西ヶ丸ふれあいの森」というコースがありましたので、少し寄り道しました。 ■ 畑ヶ平登山口〜扇ノ山 中国自然歩道の一部で、よく整備されています。後半は階段が多くなってきますが、比較的段差が低いので助かります。 ■ 扇ノ山〜小ヅッコ登山口 よく整備されています、ブナ林の小路は緩傾斜でとても気分よく歩けます。 |
写真
装備
備考 | トップス:ジオラインLW、クラッグジャケット、ウインドブラストパーカ、(フリースベスト) ボトムス:サニーサイドパンツ シューズ:タイオガブーツ |
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感想
霧ヶ滝と赤滝の上流を歩ける道があると聞いたのは2018年9月、その後ネットで調べると左馬殿道という山道が整備されていると知りました。扇ノ山界隈はクマが多いということなので、ソロの自分が行くことはないだろうと思っていました。
ところが先月扇ノ山に登った時に、なんとなく大丈夫じゃないかという感触を持ったので、勢いで歩いてみることにしました。霧ヶ滝と赤滝の上流ということだけで、なんだかワクワクします。
霧ヶ滝は何も事情が判っていなかったとき、滝師匠に連れられて訪れた忘れ難い滝のひとつです。かなりきつかったです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2063624.html
実際に歩いてみた感想は、整備されているのは良いのですが、怪しさや緊張感は思っていたより薄かった。中国自然歩道とまではいえないまでも、歩きやすい普通の道でした。
ちょっと物足りなかったので、畑ヶ平まで来たことだし、シワガラの滝の次に人気のある猿壷の滝(さるぼのたき)に寄ってきました。火山だった扇ノ山の周辺は、一部の間では「滝銀座」と呼ばれています。
小ヅッコ登山口にデポしていた自転車に乗って、上山高原に停めた車に向かう途中で、溝にはまって前輪がパンクしてしまいまして、大きな荷物になってしまいました。自転車の積み込みやデポなどの手間を考えると、2kmくらいなら歩いたほうがよかったです。
※ ネット情報で恐縮ですが、
左馬殿道とは、若桜と但馬を繋ぐルートで、途中、諸鹿〜扇ノ山の東麓を経由します。若桜町の若桜鬼ヶ城と、その配下にあった新温泉町の馬場ノ平城との往来のために開通利用された道で、若桜鬼ヶ城の城主であった山崎左馬允家盛にちなんで命名されたとされます。
GPSは言うに及ばず、地図やコンパスもない時代に、よくもこんなに適切なルートを引けたものです。
コメント
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歩かれたこのプランいいですね。扇ノ扇へ行きたいと思っていながらも京都からのアプローチは思った以上に遠く感じ、小ヅッコからのピストンだと物足りなく思ったりと中々実行に移せない山旅です。
猿壺の滝やシワガラの滝とプラスしてとか、最近知った霧ヶ滝もとか、思いが膨らんでしまって逆に時間が足りなくなりました。
猿壺の滝へ寄ってから、扇ノ扇へ上がるのに、林道のP988の北側から尾根筋を上がり標高1190辺りから県界尾根に乗ると中国自然歩道に出るルートがあると聞きました。畑ヶ平登山口を経由しないで登れそうです。
これからの時期は、日中時間も短く又、熊も心配な季節なので、来年に行ってみたいです。
車でのアプローチも問題で、R9より海上林道で上がるとシワガラの滝へ寄れると思っておりますが、不安な又不安定なルートのよう。
Bluesboyさんがお住まいの所からだと郡家方面からのアプローチだったのでしょうか。そちらからでも道は厳しそうですね。
no2さん、コメントありがとうございます。
扇ノ山への車でのアプローチは、
1.郡家〜姫路から、姫路登山口
2.郡家〜姫路・林道経由で河合谷登山口
3.鳥取国府〜雨滝・林道経由で河合谷登山口
4.R9から新温泉町・海上経由で上山高原
5.R9から新温泉町・岸田経由で畑ヶ平登山口
このうち、先月は1で扇ノ山に来ました。河合谷への林道も途中まで探索しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2036873.html
姫路から河合谷への林道は落石や倒木の可能性が高いと思って(のこぎりは車載しておりますが)、今回はGoogle先生の仰せに従って、鳥取自動車道鳥取ICを経由して、R9から海上経由で上山高原に来ました(上記4)。帰りは雨滝経由で帰りまして、三本の林道は一通り確認しました。この中では、海上経由の道が一番走りやすいです。
畑ヶ平林道は、ただ今林道の随所で法面の工事中ですが、車はギリギリで通行可能と猿壷で出合った人から聞きました。
滝関係は、新温泉町にはたくさんありますね。
畑ヶ平の周辺の滝は概ね道沿いにありますが、大物はひと苦労します。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1575619.html
シワガラの滝は、10台程度の駐車場を造成中でした。13年前に来た時には秘境感が残っていましたが、もはや観光地です。滝見物をして往復すると60〜90分くらいはかかるでしょうか、滝を正面から見るためには、膝下まで浸かる覚悟は必要でしょう(スパイク長靴がお勧めです)。
でも桂の滝まで足を伸ばそうとすると、時間はかなりかかります。
霧ヶ滝だと、写真撮影目的の私たちは、下流側から1日仕事でした。
さて今回の左馬殿ルート、それなりには楽しめますが秘境感はいまひとつでした。霧ヶ滝とのセットは上流側からのアプローチを含めてムリだと思います。シワガラとのセットは可能かもしれませんが、早朝・夕方は熊さんが気になるところなので、私なら断念します。霧ヶ滝の時は、車に戻ったのが10月末の17時前で、対岸にクマと思しき動物を確認しました。
畑ヶ平の滝の事情はある程度判っているので、今回は猿壷に寄りましたが、時間があれば鳥取の雨滝もよい滝ですからご検討されてはいかがでしょうか、ハコ滝とセットだとさらに楽しめます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1366086.html
小ヅッコからのピストンとシワガラのセットは大丈夫だと思います。でもちょっと中途半端なような気もしますね。
> 林道のP988の北側から尾根筋を上がり標高1190辺りから県界尾根に乗る
おっしゃる意味はわかります。でも残念ながらそのルートの存在はちょっと判りませんでした。P1044経由のショートカットは可能のようですが、それでも畑ヶ平の入口は結構なササに覆われていました。クマが気になるので、極力正規のルート(歩く人が多いルート)を選んでしまっています。
一番走りやすい道が「海上」なんですね。色々と情報を集めてストリートビューでも確認してはおりましたが、なにせ情報が少ないものでして。とても参考になりました。
シワガラの滝の入り口には駐車場が拡幅工事されているとの情報は入手しておりました。夏場ならサンダルとかの用意をとの情報もありましたが、渓流釣り用の底がフェルトのハーフウェダーでも持って行こうかなとは考えております。
話は逸れますが、渡渉用に折畳みできる「HI-TEC HT BTU08 KAGEROW」っていいな〜と考えながら購入していないんですけどね。
霧ヶ滝へは、1日仕事なんですね。Bluesboyさんのレコを拝見して色々組み合わせてみたいと考えております。
ご丁寧な情報ありがとうございました。
京都からだと遠いですから、計画は慎重になりますね。若い頃一般道で京都の美山町に行ったことがあります。遠かったです。
林道に関して補足させてください。
海上からの林道は距離は有利ですが道幅は広くありません、国府町からのほうが道幅は広いです。車種によっては国府町からのほうがよいと思いますし、利用者も多いと思います。ですので、海上からの林道は、少なくとも敬遠するような道ではないと思いますが、自分には都合がよかったという程度でご了解下さい。
山歩きの前は、滝めぐりをしていました。その頃はほとんどモノタロウで買ったスパイク長靴で歩き回っていました。荷物になりますが、シワガラくらいの距離でしたら「渓流釣り用の底がフェルトのハーフウェダー」携行も可能かもしれませんね。
霧ヶ滝に行ったのは、山歩きの経験がなかった頃でしたので、すぐバテていましたのでお含み置きください。早い人なら往復3時間くらいで行けちゃうかもしれませんが、ゆっくり歩くのが贅沢かと思いまして。
個人的にはハコ滝がスキですね、道も悪くないですし、シワガラよりも楽です (^^;
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