下ノ廊下

2019年10月20日(日) [日帰り]

• GPS: 09:21
• 距離: 30.9km
• 登り: 4,407m
• 下り: 5,295m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:47
• 休憩: 0:32
• 合計: 9:19

距離 30.9km 登り 4,412m 下り 5,295m

4:32 ロッジくろよん
4:42 4:43 黒部湖駅
4:45 黒部ダム
4:51 黒部ダム駅
5:04 ダム下
5:36 5:40 内蔵助谷出合
6:41 新越沢二股
7:22 7:30 黒部別山谷
8:09 白竜峡
8:43 8:44 十字峡
9:20 9:22 半月峡
9:47 9:49 東谷吊橋
10:03 10:04 仙人谷ダム
10:07 仙人谷駅
10:08 関西電力人見平宿舎
10:24 10:27 権現峠
10:39 10:46 阿曽原温泉小屋
11:42 折尾ノ大滝
11:46 オリオ谷
12:02 大太鼓
12:30 志合谷
12:57 12:58 蜆谷
13:25 水平歩道始・終点
13:49 13:51 欅平駅
13:51 ゴール地点

峡谷のためGPSログが受信不良で乱れてます。こんなには歩いてません。
19日には、十字峡付近で雨の中、お一人が亡くなられたようです。20日はお二人が、蜆谷と白竜峡で、21日は、黒部別山出合（恐らく徒渉部）でお一人が亡くなられてます。少しの不注意や運が命を左右します。ザックは小さく軽く、出っ張りなくすることが重要です。トレッキングポールは役に立たないばかりか、ポールを握っていると番線等を掴めなくなるため、帰って危険です。持参しないようにしましょう。雨の日は行動するべきではありません。手に余ると感じれば、引き返すべきです。いつも以上にゆっくり慎重に進み、先を急いではいけません。

天候

霧雨後曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

〇往路：確か3000円位。
立山駅まで車。無料駐車場に駐車。立山駅で黒部湖までの片道切符を買う。
立山駅から黒部湖まで約2時間。
立山駅~美女平：立山ケーブルカー。
美女平〜室堂：立山高原バス
室堂〜大観峰：トロリーバス
大観峰〜黒部平：立山ロープウェイ
黒部平〜黒部湖：黒部ケーブルカー
黒部湖からはロッジくろよんまで徒歩。
〇復路：確か5000円位。
欅平駅〜宇奈月温泉駅：黒部峡谷鉄道　1.5時間。トロッコ列車のような感じで、普通料金だと屋根なしの吹き曝しで、とても寒い。登山後は結構冷えてきつい。
宇奈月温泉〜立山駅：富山地方鉄道。寺田で乗り換えたが、立山駅まで乗り換え無しの電車もある。
立山駅まで戻るのに、5時間かかりました。これが非常に疲れた。
寺田駅には、自販機以外、食事等もできるところはないので、寺田駅乗り換えには乗らずに、宇奈月駅で食事等をすませて、宇奈月駅から立山駅まで乗り換えなしの電車に乗った方が良いです。

コース状況／危険箇所等

ロッジくろよん〜内蔵助出合：安全。ナイトハイクも可能。
内蔵助出合から欅平駅までは、すべて危険。
番線がない場所も多数あり。崩落箇所もあり。結構水量が多い渡渉、濡れた足場、番線が外れて落ちている箇所、整備途中のままの箇所など沢山あります。
足場が悪い場所や番線の補助がない箇所、ぬれた区間が多いなど、個人的には、剣岳のカニの横這い、縦這いよりも危険だと感じた。
今年はまだ整備の途中ですが、登山者の情報では、そろそろシーズン終了のため、追加整備はしないとのこと。
それと、19日にもお一人が亡くなられているとの情報がありますが、ロッジくろよんに当日の16時頃に確認したら、そのようなことはないと言われてました。どちらの情報が正しいのかわかりませんが、もし事故があり、そのことをロッジの方が知らないようならば、山小屋としてはかなり怖い話です。
登山道や事故の情報収集は、念のため阿曽原温泉小屋に聞いた方がよいとおもいます。阿曽原温泉のスタッフからは、20日当日、欅平の付近で滑落事故があったとお聞きしていますので、しっかりとした情報が得られそうです。
ちなみに、大体ですが、20日は、ロッジくろよんに80名程度。テントで30名程度。合計100名程度は下りルートです。逆の登りは恐らく30名程度。合計、140名程度です。このうち2名がなくなられています。登りコースは、約100名と狭く危険な場所ですれ違うでしょうから、できれば避けた方がよいです。下りコースで、できるだけ早く出発する方がすれ違いのリスクは下がります。
最後に、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

その他周辺情報

ロッジくろよんはテント場あり。小屋迫は10500円で1泊2食付き。朝食は弁当に変更可能。食事は普通においしいです。お風呂あります。これは嬉しいです。前日に確認したところ、当日の朝8時までなら宿泊予約可能ということでしたので、7時ごろに予約をしましたが、15時前には来ないようにとのことでした。バタバタされているのでしょう。当日は16頃に宿につきましたが、16時からお風呂は可能でした。夕食は17：30から。21：30消灯。
テント場は30張り程度。テント泊予定の方が、雨天のため小屋泊への変更をお願いしていたが、空きがあっても予約無しの方は断られてました。そのためか、テント場がいっぱいになっており、テント場ではない場所でテントを張られていた方がいました。少し気の毒でした。避難の役目も担う普通の山小屋ではないようなのでご注意ください。
欅平駅は、食事なども含めて大体そろっています。

写真

10/19 13:37

バスからの景色

10/19 14:44

大観峰~黒部平のロープウェイ、そこからケーブルカーで黒部湖まで行く。

10/19 15:05

トンネルを通って駅から出ます

10/19 15:22

今日は黒部ダムを少し見て、雨の中、ロッジくろよんへ行きます。今日は50mm程度の降雨があったと、同じバスの方に聞きました。そして、今日、下ノ廊下で亡くなられた方もいるとの情報も。

10/19 15:55

テント場、結構多いです。この雨のなか、きついだろうなあ・・・

10/19 15:56

ロッジくろよん。今回は、荷物を減らして安全に行くため、宿泊です

10/20 4:41

朝4:30頃出発しましたが、夜間の雨もほぼ止んで、わずかな霧雨状態。

10/20 4:46

ダムの堤体を渡ります

10/20 4:49

トンネルを通ります。

10/20 5:02

木道を渡ります

10/20 5:49

やっと夜が明けてきました

10/20 6:21

10/20 6:29

10/20 6:36

10/20 6:43

10/20 6:44

10/20 6:44

10/20 6:49

10/20 6:52

10/20 6:53

10/20 6:53

10/20 6:54

10/20 6:55

雪渓が残っています

10/20 6:58

10/20 6:58

10/20 6:58

10/20 6:59

渡渉しながら通ります

10/20 7:00

10/20 7:01

10/20 7:03

10/20 7:03

10/20 7:05

10/20 7:06

10/20 7:08

10/20 7:10

10/20 7:14

10/20 7:16

ここはさすがに通行止め。通行止めの標識は無いけれど、木の階段の巻道がある。

10/20 7:17

10/20 7:21

10/20 7:24

10/20 7:25

ここは一番水深が深い渡渉です。しかも向こう側は軽く崩落しています。

10/20 7:30

10/20 7:31

10/20 7:32

こんな感じで番線が外れて落ちている箇所が多数あります。留め具の金具もあちこちで外れています。

10/20 7:35

10/20 7:38

10/20 7:42

ここ、かなり怖いですね。

10/20 7:43

10/20 7:43

ここ、完全に番線ないですね。こんなところも結構あります。

10/20 7:49

10/20 7:50

まだ整備中のため、道具が置かれています

10/20 7:54

10/20 7:57

10/20 8:02

10/20 8:07

10/20 8:36

危険！！ここも登山道

10/20 8:42

10/20 8:42

十字峡

10/20 8:46

10/20 9:04

10/20 9:05

10/20 9:12

10/20 9:15

10/20 9:19

崖側は剥離してます。
足を乗せたら崩れるかも。

10/20 9:19

こんな感じ。崩落の恐れあり！！絶対に足を乗せないこと！！

10/20 9:20

10/20 9:25

この下を通ります

10/20 9:25

10/20 9:27

ここも通りました。ほぼ滝です。

10/20 9:34

10/20 9:50

10/20 10:02

仙人台ダム

10/20 10:03

10/20 10:03

10/20 10:04

10/20 10:04

施設内まで登山道です。ドアを開けて通ります。

10/20 10:05

10/20 10:06

鉄道も横切ります

10/20 10:07

そして出ます。クマが入り込むので、ドアを閉めるようにとのこと

10/20 10:09

10/20 10:25

10/20 10:48

阿曽原温泉小屋です。ここで小屋の主人から、欅平周辺で滑落事故があったようだ・・・との話を聞きます。温泉を見るには片道10分とのことですが、欅平駅16:30頃の電車に乗らないと今日中に立山駅へ戻れないので、先を進みます。まだ、いつ頃下山できるか読めません。

10/20 11:30

10/20 11:33

10/20 11:33

10/20 11:36

10/20 11:44

左側のトンネルと通ります。

10/20 11:45

水たまりはありますが、上手い事通れば、ローカットシューズでも水没せずに行けました。今回、全区間通して、ローカットで水没無しです。

10/20 12:12

10/20 12:14

10/20 12:15

10/20 12:15

10/20 12:15

10/20 12:16

10/20 12:17

10/20 12:21

10/20 12:22

10/20 12:22

10/20 12:26

トンネル。ヘッドライト必須です。

10/20 12:29

10/20 12:30

10/20 12:34

10/20 12:48

10/20 13:00

トンネル。ヘッドライト必須です。

10/20 13:19

10/20 13:49

危険な登山。登山道の恐ろしさだけでなく、人間の執念、恐ろしさを感じた。

10/20 14:31

10/20 14:45

これから立山駅までの長い道のりとなります

10/20 15:10

おしまい

撮影機器：

COOLPIX AW130 NIKON

装備

個人装備

長袖シャツ(ジオラインLW) ミレーメッシュシャツ(ドライナメッシュシャツ) ズボン 靴下 手袋 防寒着（化繊の上下） 着替え（パンツ ジオライン上 靴下） 雨具 サロモン（スピードクロス4GTX） ザック(パーゴワークスラッシュ28) 食料2食分 行動食 非常食 水2L 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ（レッドレンザーＭＨ5） 予備電池 GPS(ガーミンMAP64S) 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 ツェルト（juza EMシェルター） スマホ ゲイター､ザックカバー 多分8〜9kgくらい。