暑寒別岳 暑寒荘コース
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- GPS
- 08:18
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,543m
- 下り
- 1,530m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とりあえず虫対策。 |
写真
出発時、Tシャツで登りはじめると半そでで大丈夫?蚊が多いよと言われました。虫よけしてるから大丈夫と出ましたが・・・。
歩いて振る腕の後ろに蚊がぶつかるのが判る。追い付かれないスピードで歩き続けるが、虫よけの甘かったザックとの間の背中を服の上から刺される。
感想
何処へ行こうか考えていたが、そういえばマシケゲンゲ見た記憶が無い。でクロバナハンショウヅルは今年見たので、雨竜沼からではなく増毛、暑寒荘からとする。
前日仕事終わり後、深川の道の駅まで行き車中泊。此処はコンビニもあるので、車中泊には便利。早朝おにぎりを買って増毛へ出発。一時間程度で増毛のローソンに到着。登る前の恒例となったシュークリームを食べて暑寒荘へ。
暑寒荘に着くと小屋の前に数人と警察の人がいる。沢から上がって遭難したらしい(後で調べたら室蘭工大ワンゲル部が救助されたらしい。色々意見もあるだろうが、ともあれ無事で何より)。
出発する時、地元山岳会っぽい人にTシャツで大丈夫かい?と言われたが、虫よけしたから大丈夫と出発したが、少しも大丈夫ではなかった。少し歩くと恐るべき虫の数、止まったらお終い。ツクバネソウとかゆっくり見たいものもあったのだが、そんな事は出来ない。腕を振って歩く肘から先の裏にペチペチと虫がぶつかるのが気持ち悪い。歩きながらザックヘッドに入れていた虫よけスプレーを出す時振り返ると、蚋と蚊の集団がオーラのように張り付いている。定期的にスプレーしながら(止まらず)、追い付かれないようにぶっ飛ばして登るが、五合目でスタミナ切れ。上手い具合に蚊が居なくなったが、蚋だけでも虫の多い山程度。救助のヘリが数機飛んでいたようだが、見る気にもならない。後はヘロヘロでダラダラ登る
滝見台付近で警察の救助隊とすれ違うが、登山者は居なかった。ヘリに乗ったらしい。屏風岩から花が少し変わりだし、ロープのある急登を登り山頂台地に出ると其処はお花畑。しかしマシケゲンゲは終わりかけ、それでも結構咲いている台地を歩き暑寒別岳山頂へ。
山頂には南暑寒別岳から登ってきた人が結構居た。雨竜沼の状態を聞くと、なんかイマイチらしい。随分詳しそうな人だったが、写真を撮るのに躊躇いもなくズカズカとコース外に踏み入るのを見て幻滅。
暑寒荘コースを後から登ってきた人が、ガイド地図を見て言ったキクバクワガタという言葉を聞いて思い出した。そういえば、南暑寒コースの途中、崩壊地で見た覚えがある。本当は早く降りて黄金山か雨竜沼まで行こうと考えていたが、下の吸血昆虫軍団を思い知ってうんざり、暇なので崩壊地まで降りてみることにする。途中、忘れていたフギレオオバキスミレやショウジョウバカマ?、イワイチョウなどに出会えた。しかし、急降下してたどり着いた崩壊地のキクバクワガタは終わりかけ。一、二輪しか咲いてない。しかし、タカネナデシコが綺麗に咲いている。
山頂まで戻り、南暑寒から登ってきた人と暑寒から来た人と話しているうちに空気が澄んできて、利尻、羊蹄が見えだす。
暑寒から来た人は前日利尻、その前は富良野に登ったと言っていた。富良野で青い花の固有種を見たといっていたが、そんな花は無いはずだ。後でネットで調べるとエゾルリソウのことを言っていたらしい。しかし、何でこの花が固有種扱いされているのだろうか?岩場ではソコソコ見る花だが。ひどいのはエゾルリウルップソウと書いてあるのもあった。なんのこっちゃ。
折角なので箸別も下ってみるが、もう盛りは終わり。こっちにもナデシコが咲いている。
下りは虫に付かれたくないので、一直線に暑寒荘まで。中に避難させてもらい、車のキーを出してから即車に乗り、ローソンまで。そこで装備を解いて水分補給、ネットの情報を収集する。予報がはっきりしないので、次の山と温泉を決められないまま、行ったことのない留萌市に。留萌の温泉の評判がいまいちだったので、結局、妹背牛温泉ベベルへ。掛け流しっぽくないが、掛け流しらしい。平日だというのにそこそこ入っていた。
休憩室でSTVの天気予報を見ていたら、宗谷晴れのち曇り。暑寒山頂で会った人の利尻の話が引っ掛かる。行くつもりだった十勝、東大雪は午後雨。ここは全く違う山域、利尻山が心を占めていく。最初から行けば明るいうちにオロロンラインを走れたのに、留萌のローソンでフィールドアクセスの利尻の地図をダウンロードしているうちにサンセット。天売か焼尻の灯台の光を見ながら一路稚内へ。
思ったより早い時間に着いた稚内は曇りで風強し。稚内駅と一緒になった道の駅はフリースポットもあり、天気予報を確認すると微妙。失敗したか?と思いつつ、車中泊で眠りに就く。
久しぶりに行った暑寒別岳は見慣れた大雪知床の植生と違い、花の盛りは過ぎたが新鮮で綺麗でした。特に山頂なのに湿生植物があるのは不思議な感じがした。
良い山だが、やはり虫対策。薄荷とかユーカリ虫よけリングとか効くのだろうか?
暑寒別岳山頂より↓
コメント
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暑寒別は、蚊、蚋のおかげでスピード山行になったようで、大変お疲れ様でした。
暑寒は、こちらで見かけない花が見れて面白いですね。
特にショウジョウバカマ、同じ場所で色違いを見られるなんて。
それにしても、次の日に利尻なんて、すごい体力と気力ですね。
今思えば暑寒別の山頂が湿地帯なようです。イワイチョウとか雨竜沼でも見られる花です。平らな山頂から暑寒コースと南暑寒コースに移動するだけで花が多少変わりますので、行った際には散策してみてください。
利尻まで行くのはそれほど遠く感じなかったのですが、帰りがうんざりでした。しかし、花はそれほど期待していなかったのですが、シオガマギクやシュムシュノコギリソウ等感動モノでした。沓形コースもう一度行ってみたいものです。
でも帰りにピンネシリか礼文を挟んで明るいうちに帰れるスケジュールで行くべきですね。
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