オムシャヌプリ(ニオベツ川南西面直登沢)



- GPS
- 07:59
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 1,040m
- 下り
- 1,024m
天候 | 曇りときどき霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ここの沢では2週間前に雪渓崩落事故がありganさんたちによる現場検証も終わっていて雪渓がないことは知っていたが、当事者たちにも失礼かなとアップを躊躇したが一応サクッと自分自身のために記録を残す。
あわせてGPSや山行追加について現時点での私個人の所見を記する。(あくまで個人的で労山の一部の見解を示すものではない。)
女性二人が出していた計画に急遽追加参加することとなった。
日曜日に雨の予報が出ると事業所住宅に待機する必要がないために山に行けることになるのでいきなり「追加お願い」とドタバタすることになる。
山行部のあるメンバーから山行計画の追加について意見があった。
内容は違う計画書だったのだが、安易に追加を認めてしまうと例会時の山行承認が有名無実化するという危惧である。
参加するメンバー・人数で変わる装備など確かに人数の追加によって変更を余儀なくされる部分もあるし、追加するメンバーの技量がその沢にあわないこともあるだろう。
言う意味も分かるし、私の信条にも近いものなのだが、「それでもね」という思いもある。
(1)まず、女性二人のメンバーで沢に行くというパーティ構成に熊と格闘したりする気もないし力量も大したない私が加わってどうなるということもあるかもしれないが、それでも高齢者であっても男性の私がついていくことに多少の貢献は認めてほしい。
(2)管理職であって多少の無理難題・融通は効くにしても逆に部下の休暇要請を尊重しなくてはならず、職場を預かっている立場で自分自身の判断がぎりぎりになる場面が多く、また、休暇も不定期(適当)なのであらかじめ精度の高い休暇計画を組みづらい。
それでも折角休みとなった場合に指をくわえて下界にいるのも切ない話だ。どうしても、例会時に山行部承認を受けた計画に追加という形になってしまう。
で、山での安全を考えると一定の線引きは必要だがある程度のゆとりはほしいところである。
ところが失敗。自分が車を出すと思って油断していたのだろう。
ヘルメットを自分の車に忘れてきたのを翠明橋で判明。大樹の山岳会メンバーに借りるために2時間時間をロスする。
追加をお願いする場合は打ち合わせが不足する場合があり慎重にことに当たらなくてはならないなと思う。
さて、GPSのスイッチを入れて歩き出すがGPSにマップが表示されない。これは英語版ガーミンの画像ファイルのオーバーレイ機能を利用してカシミールからマップカッターで切り出した地図を表示させているのだが、うっかりとカスタムマップスではなく違うホルダーにコピーしてしまったようだ。たまに、ちゃんと正しいフォルダーにコピーしてるのに表示されないこともある。ということもあるし機械なので壊れることもあると思う。従ってあまりGPSに頼ることもしていない。
はっきり言って、ログ取りだけのためにGPSをザックの奥に放り込んでいるのが実態だ。
GanさんがGPS不要論と取られる発言にHYMLでも大いに論議が盛り上がったが、彼の論旨は案外そんなところなんじゃないかと私は思う。
ただ、正しく作動していれば次のような点が便利だと思う。
(1) 老眼でも地図の拡大縮小がボタンひとつで可能なので細かい部分が年寄りでも読める。
(2) 全くホワイトアウトで進退窮まってもある程度の下山が可能。
(3) 高度計がある程度正確だ。
正直、ログ取りと以上三点以外にあまりGPSのアドバンテージを見出せない。(2)は大切なことなのだろう。
さて、ニオベツ川に移ってしばらくすると南西面沢との出合に行くが、あまりの沢の細さに驚いてしまった。でも地図上ではここしかありえない。
沢に入ってしばらくは流木漕ぎの正直こ汚い渓相が続くが500メーターを越えたぐらいからぐっと来るような日高らしい渓相となってうれしくなる。
天気はガスが切れず時々雨交じりで肌寒い感じである。
気の抜けない小滝が続くが大滝は右に伸びる枝沢をかなり登って尾根から乗り越す。
ここはなかなか手を焼いて1時間近く高巻きに費やした。
920の二股でどうしても地図とコンパスが合わない。これは老眼からくる水線の読み間違いで進路を北に取る。
どんどんと沢は細くなり源頭部からほぼ藪漕ぎなしで先週訪れたオムシャヌプリの頂上に達する。今回は全くガスで視界なし。
これから東峰へ向かって進むのだが、ここで問題?発生。私はganさんの本に紹介されている東峰から直接上二股川へ降りる沢を思い描いていたのだが、リーダーは手前コルから下るルートを考えていた。山行計画を話して確認していない追加メンバーの課題点であろう。
ここからは沢を下るというよりガレを歩くルートで面白さは全くない。
上二股川に出てしばらく下れば注意深く周囲を見渡すと作業道跡を容易に見つけられる。
あとは、1時間林道歩きを我慢すれば翠明公園である。
急な追加要請を受け入れてくれたパーティメンバーには深く感謝したいし、忘れ物でご迷惑をおかけしたことは深くお詫びしたい。
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