銚子ヶ峰〜三ノ峰 〜美しい美濃禅定道〜 [岐阜県 郡上市 白鳥町]


- GPS
- 08:03
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,745m
- 下り
- 1,743m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 7:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。 |
その他周辺情報 | 桧峠に満天の湯がある。 |
写真
感想
11月に入り、日もグッと短くなった。
こうなってくると行動時間も限られてしまう。
しかし雪が降る前にやっておきたいことがあった。
それは石徹白から禅定道を歩き、三ノ峰まで縦走することだ。
日が長ければゆっくりしたいところだが、17時には真っ暗になってしまう今の時期はそういう訳にはいかない。
道の駅白鳥で前泊して起きたのが6時半と遅く、ご飯食べて石徹白の登山口に着いたのは7時半を回っていた。
三ノ峰までの往復は厳しいかもしれないが、とりあえず登ろう。
石徹白登山口、昔から歩かれている白山までの道、禅定道を初めて歩くのは新鮮極まりない。
石段を登り詰めると大樹があった。
石徹白の大杉と言って樹齢1800年と、ここまでの大樹は初めて見た。
そこを過ぎて暫くは紅葉を楽しみながらのゆったりとした傾斜の道だ。
素晴らしく酔いしれる紅葉狩りをしていると、急坂に差し掛かる。
おたけり坂という坂で、なかなかの傾斜だ。
これを登りきると紅葉も終わり、笹の道になり視界も広がる。
すぐに避難小屋があり、中を覗いても今年泊まってきた避難小屋と比較にならないほど綺麗で何不自由ない過ごしやすそうな小屋だ。
こんなスペックの避難小屋なら泊まるプランを立ててしまいたいくらいだ。
進んでいくと大日ヶ岳からの尾根に乗り、正面を見ると岩の上に人がいた。
母御岩という岩で、上に立つと穂高連峰に乗鞍岳、南は平家岳を始めとする越美山地、更に伊吹山まで見える素晴らしい景色だ。
更に笹原を進めば銚子が峰山頂だ。
銚子が峰山頂からは目の前に勇ましい姿の別山が立ちはだかる他、大日ヶ岳に隠れていた御嶽山など更に展望が広がり酔いしれる。
さて、ここまで2時間20分で歩いているので、計算上では三ノ峰まで行けそうなので進む。
しかし、そこから先に見える素晴らしい絶景はかなり下る稜線と傾斜がキツそうな一ノ峰の姿だった。
暗部までは意外と長く、県境尾根と合流して100m程下りきったら一ノ峰の登りに入る。
この登りが一番きつく、休み休み登る。
なんとか一ノ峰到着。福井県第三の高峰だ。
一ノ峰から二の峰を見たとき『マジかよ』と言ってしまうほど大きく見えた。
しかし、登ってしまうと一ノ峰ほどキツくはなかった。
二ノ峰は福井県第二の高峰。
三角点はコメツガ林の中にあるみたいだが、訪れる時間はないので先に進む。
いよいよ三ノ峰の登りだが、二ノ峰からはそんなに下らずに取り付けてしまい、登山道も斜面を巻く感じで登るので意外と楽だった。
登りきると三ノ峰避難小屋が建つ場所に出た。
福井県最高地点は避難小屋の南のピークだということを知らずに三ノ峰に向かってしまい、福井県と別れてしまった。
また訪れる機会はあるのでそのときで良い。
避難小屋から三ノ峰に登り始めるとハイマツが現れるが、ダケカンバやコメツガも混じる森林限界を入ったばかりで三ノ峰の山頂だ。
正面にはでかい別山と奥に白山。
東には乗鞍岳、御嶽山、小秀山。
南には能郷白山、荒島岳など。
西には赤兎山、大長山、経ヶ岳に遠く福井市街地と素晴らしい展望だ。
ただ、曇りはじめてきたので寒くなった。
ご飯を食べたら来た道を戻るも、森林限界なので果てしなく遠い銚子が峰が見えてしまい心が折れかける。
戻りしなは、一ノ峰〜銚子が峰がやたら遠く感じたし、銚子が峰の登り返しもなかなかキツかったので、やはりこの区間が最大の鬼門なのだろう。
銚子が峰の山頂に着けば、後は下る一方だし時間も14時前と余裕なので安心して下っていく。
紅葉は1500mから下がメインで、充分に堪能しながら石徹白登山口に下りきった。
もうちょっと日が長い時期であれば別山まで行くのも夢じゃないのがわかった。
美しい中での縦走往復、今年中に達成できて良かった。
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