コマクサ見頃の蔵王連峰全山縦走(不忘山〜笹谷峠〜山形駅)


- GPS
- --:--
- 距離
- 46.7km
- 登り
- 2,097m
- 下り
- 2,818m
コースタイム
※刈田峠〜刈田岳ザックGPSデポしてGPSルートに入っていません。
天候 | 早朝のみ晴れでその後曇&雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
蔵王連峰について: 刈田岳・熊野岳より南を南蔵王、北の笹谷峠に至るまでを北蔵王といいます。おもに不忘山〜笹谷峠を蔵王連峰全山縦走路としているようです。主峰の熊野岳へは蔵王エコーラインやロープウエイでお手軽登山できます。しかし、縦走路を全山縦走するには車でも公共交通機関でもアプローチに難があり、またなんと縦走路を素直にいくと水場がありません。本日は6リットルかつぎました。避難小屋はところどころにあります。エスケープルート自体は多いですがエスケープしてもそのあとの車回収等々苦労しそうです。笹谷峠からはさらに面白山まで縦走可能です(私は、失敗)。 rikimaruさんの記録が詳しいです。バイクデポの作戦はお見事です。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-69250.html こちらのHPも詳しいです。面白山まで縦走しています。 http://www.joy.hi-ho.ne.jp/to-machino/zaou01.html 登山届・駐車場:白石蔵王スキー場駐車場は数100台駐車可能。ここから不忘山コースに数分登った休憩所内に登山届出すところあります。この休憩所にはきれいなトイレもあり、24時間空いているようです。笹谷峠にはトイレ・駐車場がありますが水場なしです。 コース状況: スキー場〜不忘山〜刈田峠:草木がおいしげって朝露に濡れるところはありますが一般道で良く歩かれています。屏風あたりはガスっていると進行方向を間違えやすい可能性あり。ハイラインを横切る登山道はかなり笹が生い茂っており雨後は避けた方がよさそう。 刈田岳〜熊野岳:快適な登山道です。 熊野岳〜名号峰〜八方平避難小屋:岩場の下りがちょっと歩きにくい。そして修行の樹林帯に入ります。笹・草木が登山道まで生い茂っているところ多々。ただ道としてははっきりしておりコースアウトはしにくいと思います。 八方平避難小屋〜笹谷峠:樹林帯の草木はそれまでよりマシになります。南雁戸の手前から雁戸からの下りあたりまでは岩場・ガレ場があり雁戸山からの下りはロープがありますが使わなくてOK。下りは慎重に。あとは樹林帯の道となります。 その他枯れ沢のようなところを横切る箇所が何箇所かありますが、そこで間違って枯れ沢を下らないように。 コマクサ:熊野岳避難小屋〜熊野岳と熊野岳〜追分方面への下り斜面にいっぱい。 |
写真
正直、これだけの景観が望めるとは予想外です。
別にナイトハイクしなくても早朝、エコーラインを車できて刈田か熊野でご来光、で簡単ハイクで十分端能できますね。
稜線に波のようにかかっておりこの景観にも感激しました。
しかし、よく考えたらこの雲(ガス?)の中を歩くんですよね、ここからの修行のような山歩きが待っているとは思ってもいませんでした。
熊野岳あたりの群生地と違い、ここは登山道にも咲いていますし、登山道すぐ近く(熊野岳あたりもここも登山道両脇立ち入り禁止です)にもたくさん咲いているので鑑賞にはこちらがよいです。
この山頂にいらした方が駅まで車で乗せて行って下さるとありがたいお言葉を頂きました。
ずぶ濡れですから・・・とお断りしました。しかし「ビニールもあるよ!」と言って頂きましたが、アホな私は見栄をはって?「トレーニングがてら」とやはり駅まで歩くことにしてお断りしました。
が、こんなに長い道のりとは思わなかったです(笑)
せめて面白山高原駅まで、と思っていましたが、この展望ではしかたないですし、何よりまたさっきみたいな恐怖?の樹林帯を歩くかもと思うと歩けませんでした。
地元のちびっこ達がこちらをみて「旅人?」とつぶやいているのが聞こえてきました。
ま、Mを追い求める旅人でしょうかね?
感想
またまた「全山縦走シリーズ」です(笑)
昨年秋に強風で逃げかえってきた蔵王連峰。蔵王連峰から面白山山塊までを縦走してつなげるお得なコース。標高差はあまりないようにみえて楽しい縦走を想定していましたが・・・予想外な結果になりました。暑さと水場なしに備えて水6リットルかつぎましたが1.5リットルしか使いませんでした(笑)
不忘〜屏風岳でのご来光を考えていたのですが待ち切れずスタート。小雨があがった白石スキー場から登ってふと上空をみると星空になっており、嬉々とします。前回撤退した不忘山をこして南屏風岳ではガスもありルートロス。しばらくいったりきたりしてようやくわかりました。ここからは刈田峠まで右側の視界が開ける星空の下のナイトハイク。ちょっと足元の草木が濡れているのがあれでしたがまあ気になりません。東の空が明るくなってきます。しかし刈田峠で蔵王ハイラインを横切るときに凄い笹藪です。つっこんでいくとかなりびしょ濡れに。ちょっと途中でうんざりしてハイラインを登ることにしました。予定より遅くハイラインでご来光。曇予報だったのでこれは嬉しい。
刈田峠から熊野までは素晴らしい展望。今日はもしかして1日晴れちゃうの?と。そして熊野から北蔵王縦走路に下っていくと一面コマクサ! 滝雲もみれていや〜素晴らしいコースでした。
しかし、ここから岩場のちょっと歩きにくい道を下るとここからが試練でした。ガスって展望がなくなると、小雨がふってきて・・・その後は草木が登山道におおいかぶさり、雨後もあってもう全身ずぶぬれにいなります。上方からも草木の攻撃。特に追分から八方平避難小屋までがひどかった。「これはあまり人が歩いていない・・・」そう思うのに時間はかかりませんでした。刈田で二人とお会いした以外では南雁戸まで人と会いませんでしたし。ずぶ濡れで八方平避難小屋に。随分時間がかかりました。前後策を考えて笹谷峠での下山をほぼ決定。Tシャツを着替えてここで雨具をきて(←遅)、ようやく人心地つきました。で、そこから間違えて東のブドウ沢方面に下ってしまい、しばらくして間違いに気付きました(笑)。また登り返して雁戸山に。ここいらからポツポツとハイカーの皆さんとお会いするようになりました。南雁戸からはちょっと岩場・ガレがあります。雨後ですべりやすく慎重に。雁戸山でお会いした方に笹谷峠から駅まで送って下さるとのありがたいお言葉を頂きましたが・・見栄を張って?丁重にお断りしました。しかし小雨も再度降ってきて登ってきたハイカーさんからは「山形は晴れているらしい。ここだけガスって雨がふっているのでは・・・」とのこと( ´д`) ここからはまた泥寧の長靴向きな登山道をひたすら下ってようやく雨の中笹谷峠。面白山まで行けなくてもせめて面白山高原駅まで・・とも思っていましたが、この雨では仕方ありませんね。というかここまで予定時刻を大幅に上回りましたし。
笹谷峠の駐車場のトイレで体裁を整えストックをしまい、山形駅へのダウンヒルです。JOGしたり、歩いたり、コンビニ寄ったり・・・で、都会の駅前では明らかに浮きまくりでした(笑)
総括:全山縦走という響きに憧れて・・・蔵王連峰は全山縦走でいいのですが、面白山山塊までつなげられずまたまた敗退です。最近本当に「憧れ」で終わっていますね(笑)。昨年から完全に敗退グセがついています。縦走に必要なのは「やる気、元気、お天気」。今年最大の目標の夏のアルプス縦走はお天気に恵まれて楽しく踏破したいところです。もうちょっと元気(体力)をつけるようにしなくちゃいけませんね・・・。
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