森山岳、白滝山と蓬莱山〜紅葉と美しい池
- GPS
- 09:00
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,114m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:57
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りはJR湖西線の蓬莱駅を利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
伊藤新道〜ややマイナールートですが、明瞭な登山道で危険箇所もほとんどないです。ただ、わさび大滝の上を巻く所がやや分かりにくく滑りやすい。 白滝山へのルートはつづら折りの急登が続きます。 白滝山〜オトワ池 不明瞭な踏み跡を辿っていきます。踏み跡のない所も。 地形はこの辺からかなり複雑です。 オトワ池〜長池 踏み跡ある部分が珍しい。さらに地形は複雑です。 樹間は広く下草がなく、危険箇所なく歩きやすいですが道迷い注意。コンパス、地形図、GPSなど必須です。 長池〜森山岳 ここも地形が複雑で踏み跡ほぼなし。鉄塔があるので少しだけ関電階段があったり、森山岳への登りだけ踏み跡あります。 森山岳〜蓬莱山 最初は踏み跡ないですが、蓬莱山への登りから踏み跡でてきます。急登でなく登りやすい。 蓬莱山〜小女郎峠 整備された比良山系縦走路。 小女郎峠〜蓬莱駅 下り初めてしばらくはザレ、ガレで滑りやすい。 あとは歩きやすくなりますが、少し滑落注意箇所も。 踏み跡は明瞭です。 |
写真
感想
オトワ池や森山岳等を知ったのはもうかれこれ3年位前になります。是非とも美しいオトワ池と長池を見たい、そして林相の美しい森を堪能したいと思っておりました。
ようやく11月3日の日曜日にこのルートに行くつもりでしたが、天気予報が曇りだったので中止にしました。
そしてそれ以後一週間、天気予報と睨めっこして本日、予報を信じての念願の森山岳へ。
坊村へ来たのはもう4年程前の冬季武奈ヶ岳登山以来です。懐かしい。
坊村ではほとんどの、いや、ほぼ全部の登山者が明王院の橋を渡り武奈ヶ岳を目指していました。そんな中わたしは林道を直進、伊藤新道へ向かいます。
延々と続く舗装林道を登ってる時に水場があったので、自宅の水道水と入れ替えました。しかしさらにその先に石清水が溢れている所があったので、先程汲んだ水と石清水を入れ替えました。
三ノ瀧の案内もありましたが、かなり下ってるので登り返しが億劫なので家でネットで検索し、写真で滝を楽しみたく思います。
やがて伊藤新道の分岐にさしかかります。
しっかりと案内板もあり、マイナールートの割に踏み跡もしっかりとある沢沿いの伊藤新道を登って行きます。苔むした美しいゾーンもありますが、ひたすら地味な登りが続くので途中何回か休憩を取り、お茶とミックスナッツをいただきました。
変化が欲しいと思い始めた所でわさび大滝が現れます。登山道は滝の少し手前で斜面を登っていってるのですが、滝を間近に見たいので寄り道しました。
滝の写真を撮って分岐まで戻ろうとしたところで、ソロの男性の方が登ってきてるのを確認。
挨拶するには少し距離があったのでそのまま滝の高巻きへと入ります。ひたすら登ってると下の方でその男性が滝を眺めているのが目に入りました。
わさび大滝の高巻きで少しルートがわかりづらく、また滑りやすい所があり、これがこのルートの唯一の要注意箇所でしょう。
わさび大滝から程なくわさび天井滝が現れます。
登山道からだと上段全体が見えないので、また滝に寄り道です。下段の滝をクライムしようかと思いましたが少し進むと簡単に滝にアプローチできました。滝の写真を撮ってると先程の男性が登山道から滝の写真を撮っており、すぐに出発してました。
わたしも充分滝を堪能したところで出発。山腹に設けられた斜度の緩いトラバース路を歩き、やがて渡渉箇所が現れました。ここから延々と続く白滝山への急登です。最初は植林ですが、徐々に照葉樹が増えてきて、美しい林相を楽しませてくれます。そしてこの時期はそれらの木々は見事に紅葉してました。
最初はわざわざ登山道から外れてまで紅葉の写真を撮ってましたが、登山道にも十分美しい木々が現れ始めます。写真を撮りまくるので、遅々として全く先に進みません。これでいいんです。景色を堪能してこその登山でしょう。
白滝山の山頂ではソロの男性が休憩されており、初めて距離が近くなったので、初挨拶となりました。
また私が先行です。
白滝山からのルートはとにかく地形が凄く複雑で、地図、コンパス、GPS必須の迷いの森でした。また踏み跡もほとんどなく、ごく一部が道になってる感じです。オトワ池まではまだ踏み跡ある方です。
白滝山を下りきると早速開けた窪地で秘境感漂います。
ここで進む方向を見失ないましたが、よく見たら右手へ緩やかに下る登山道がありました。
左側に遠く蓬莱山を望んでシダの生い茂るエリアを歩きます。
やがてオトワ池へと辿り着きましたが、その少し手前で私の出現に驚いたのか池から水鳥が4羽程2回時間差で計約8羽が飛び立ちました。
山深いエリアに佇むオトワ池は予想通りの素晴らしい神秘的な池でした。少し風があり揺らいでいますが、鏡のような水面に湖畔の木々を映し出していました。
池で写真を撮ってるとまた先程のソロの方がやってきました。しかしオトワ池からはお互いのルートが違うのかその後会うことはありませんでした。
オトワ池からは全くといっていいほど踏み跡なし、原始原生の森を彷彿させる美しい自然林を自由に進みます。樹間が広く下草なく、尾根にしろ窪地にしろ幅広なので安心してあるけます。
しかし道迷い要注意でした。
次の長池も同じく神秘的な池でオトワ池と同じくらい良い池です。名前の通りの細長い池を一周してみました。
長池からしばらく歩くと鉄塔があり、少しだけ不自然に関電階段がありました。
その関電階段から斜面を登ると年配の7人程の男女パーティーがナメコらしきキノコを夢中で採取されてました。3人程私に気付きそのうちの一人だけが挨拶してくださいました。その他の方々は私には気づかず、ナメコ?に無我夢中といった感じでした。
そのナメコ?エリアからもまだまだ複雑怪奇な地形が続きます。森山岳の山頂直下もまた独特で雰囲気の良い所でした。
森山岳の山頂でランチです。先日作った鍋の残りの白菜とエノキ、そしてベーコンをマルタイの博多ラーメンに加えました。美味かったです。
デザートのミカンもいただきました。
蓬莱山との鞍部からは踏み跡明瞭になり緩やかに登っていきます。負担が少なくてありがたい感じ。タカ、トンビ?らしき猛禽類が沢山飛んでました。
登りきると2年半ぶりの蓬莱山登頂。
それまでほとんど人と会わなかったのに一気に沢山の登山者、そしてロープウェイの観光客に遭遇です。
蓬莱山は笹原が綺麗で琵琶湖も見え、また京都北山や他の比良の峰々を楽しめてやっぱりいい山でした。
斜面を下って小女郎峠へ向かいます。何組かの登山者とスライドし、小女郎峠へ降りていく男女二人組の登山者を遠くから確認しました。小女郎峠に近づくとソロの男性も小女郎峠から下っていってるのを発見。
小女郎峠からはすぐには下らず、やはり二年半ぶりの小女郎ヶ池に立ち寄る事にしました。池では男性二人のパーティーがいるだけで静かな感じ。
一周してみる事にしました。周回しだした所で男性二人組の登山者が帰ったので私だけに。
本日神秘的な池を沢山見てきましたが、やはり小女郎ヶ池も素晴らしいですね。
一周した後は再び小女郎峠まで戻って私も薬師の滝方面へ下ります。
しばらくはザレやガレの道で滑るので要注意。
とここで美しい山ガールが遅い時間なのに下から登ってきました。挨拶と脇にどいてくれたお礼をしました。テン泊かなと思い、すれ違う時にザックを確認しましたが、35〜45Lの日帰りザックでした。わたしの日帰り用の57Lのザックの方が大きい位です。
夕焼けを楽しんでロープウェイで下るのでしょうか?それともナイトハイクかもですね。
その後しばらく快適に下ってると突然左膝に痛みが出る前にいつも感じる違和感が。。。
急遽ペースを大幅に落としました。また下りではあまり休憩しませんが、せっかく治りかけてるのにまたまた再発したら嫌なので休憩も沢山取ります。
そんなペースでしたが、かなり前に下っていったはずの男女ペアに薬師の滝の手前で追い付きました。
しかし左膝を休めたいので追いついた所で休憩。かなり休憩したのでそのペアも見納めになりました。
薬師の滝のすぐ下までアスファルト道が来ており、あとは駅までずっと舗装路。
琵琶湖西縦貫道路を過ぎた辺りで日没。しかも森林の中の街頭すら無い道でしたが、月が出てるので鬱蒼とした森の中ですがなんとかヘッデンを出さなくてもあるけました。出すのがめんどくさいので助かります。やがて見えて来たのは本日のゴール蓬莱駅です。左膝の痛みもペースダウンしたので再発しませんでした。
天気も終始快晴で、バリエーションルートの林相は美しく、池は神秘的で、紅葉も綺麗で良い山々でした。
コメント
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wildyukkyさん、こんばんは〜
狙ってらした比良山系の紅葉がいい具合でよかったですね
蓬莱山から見下ろす琵琶湖がとっても美しいです
yamaotocoさん、こんばんは。
ありがとうございます!
狙いどおり比良山系で良い紅葉が見れて良かったです(^^)
神秘的な池と森が見たいと思ってたコースなのですが、自然林豊かなので今回紅葉もかなり期待してました。
比良山系も色々面白いコースあるのでまた行きましょう(^^)
こんばんは
文中に書いていただいてるソロの男性です。
白滝山山頂でお会いした時、ザックにひこにゃんが付いてたのでお声掛けしようかと思いましたが機会を逃しました。
私はオトワ池から夫婦滝、白滝谷を下って坊村に戻りました。
またどこかでお会いしましょう
hirasuzukaさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
なんと、あの時のソロの方がhirasuzukaさんだったのですね。
わたくし妙によそよそしかったかと思いますが、元来凄く人見知りでして失礼しました。
基本的に向こうから積極的に話しかけてこられて初めて立ち話をする感じなんです。
夫婦滝、白滝谷のルートも凄く良さそうですね!一度行ってみたいです。
またどこかでお会いしましょう(^^)
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