【栃本〜十文字小屋〜甲武信ヶ岳】縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,192m
- 下り
- 2,148m
コースタイム
2日目:555十文字小屋-645大山-805尻岩-900三宝山915-1010甲武信ヶ岳1020-1040木賊山-1050戸渡尾根分岐-1200分岐-1340西沢渓谷入口BS
天候 | 1日目:晴れ時々曇り、夜雷雨 2日目:晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
0750大滝温泉遊湯館〜0819栃本関所跡/¥300-[市営バス]川又線 復路:1440西沢渓谷入口〜1545塩山駅南口/¥1,000- [山梨交通西沢渓谷線] |
コース状況/ 危険箇所等 |
栃本関所跡〜甲武信ヶ岳:特に危険な箇所はありません。ただし倒木が多く歩き辛い箇所があります。 また十文字峠から甲武信ヶ岳にかけて鎖場が数カ所あります。 甲武信ヶ岳〜西沢渓谷:良く整備されていて、特に危険な箇所は有りません。 |
写真
感想
最近、天候不順と仕事の多忙さを言い訳に、予定していた山行を急遽中止する事態頻発。
これではいかん!甘やかしてはいかん!お盆休みには八ヶ岳縦走、その後常念山脈縦走(これはまだ未定)…、
色々と予定がある。
このまま体を鈍らせては、楽しいはずの縦走が苦行になる。行かなきゃ…体を使わなくては。
ということで、久しぶりの晴れの休日、重い腰を上げた。
南アや北アの混雑を避け、以前から暖めていた山旅を実行することに。
新しい相棒のグレゴリートリコニ60の使い勝手の確認も兼ねて。
大滝温泉遊湯館から乗り継いだバスは自分一人貸し切り状態。狙い通り静かな山旅になりそう。
栃本関所跡から右手の車道を行く。しばらくすると登山口の看板と入山届けポストがあり、そこから山道に入ります。
両面神社付近までの序盤は、いきなりの急登で一気に汗が吹き出た。さすが夏山。
幾分山に入ったかと思っていたところで、急に舗装道路に出てやや拍子抜けするが、
車道向かいに白泰山登山口の表示が目に入る。
登山口から尾根まで登ると、後は尾根通しに、登ったり下ったりを繰り返す。甘く見てたが、結構きつい。
途中白泰山のピークへの分岐を通るが、先の行程を考慮してスルーした。
白泰山避難小屋は、窓を閉め切ると真っ暗になる作り。どこもそうですが、中は湿ったカビくさい感じ。
避難小屋の先に進むと、ここ迄の行程内で唯一と言っていいくらいの展望が得れるのぞき岩。ここでお昼とします。
ハエやなんだとブンブンと煩いですが、なかなか気持ちのいい岩場でした。
次のポイントは四里観音避難小屋。
こちらは先の白泰山とは違って、窓にガラスがはめられているので開放感があっていい感じ。
次回来る時は泊まってみても良いか思った。
この後、一つピークを越えれば今夜の野営地十文字小屋。最後の力を振り絞り登って行く。
下りながら小屋に続く小道の両側は苔に覆われている。ここ迄の苦労を労ってくれているようで穏やかな気持ちになれます。
十文字小屋に着いたのは16時過ぎ、予想外のキツさにヘロヘロになりながらの到着。
管理人さんに訊ねたところ、今日の泊まりは私一人とのこと。とりあえず、今宵の寝場所の設営を始めるべくテン場へ、
すると雨がパラパラ。管理人さんが窓を開けて「板の間で良ければ中で泊まったら?」と優しいお言葉。
有り難うございます(涙)。
一時はお言葉に甘えて…とは思ったものの、晴れ間から夕日が差しているのを見ると、
やっぱり外でツェルトに泊まらなければ、と思い直し設営にかかる。
ブンブンと煩いハエや蚊と戦いながらどうにか設営完了。
ハエや蚊の進入を防ぐ為に入口を全開には出来ず、風が通らないツェルト内が蒸し暑い。
うーん…、ツェルトの限界をこんなところで感じてしまった。
しかも、一旦は回復したかと思われた天候が逆転、日が暮れてからは激しい雷雨に見舞われる。
激しい稲光と落雷の音にビクビクしながら、
でも気になる“なでしこジャパン×スウェーデン戦”の中継をイヤホンで聴きながら、いつのまにか就寝。
翌朝、昨晩の寝付きの悪さのせいか予定より1時間半寝過ごした…。でも良く寝れた。
食事、身支度、ツェルト撤収で6時前に出発。
最初の大山への登りも、体力が回復しているのでスタスタと高度を稼げる。
ただし、昨晩の雨のせいで、岩や露出した根が滑り易くなっているので慎重に進む。
鎖場も数カ所有りますが、鎖に頼らなくても大丈夫なくらい。
大山を越えたあたりで、甲武信ヶ岳からのハイカーさんと初めて遭遇。やっぱり甲武信ヶ岳は人が多そう。
途中甲武信小屋のスタッフさんたちが、倒木を撤去整理されている場面にも出くわした。
暑い中、本当にご苦労様、有り難うございます。
甲武信ヶ岳のピークは予想通り大勢の人がいました。ここを訪れるのは昨年の奥秩父主脈縦走以来。
この後は甲武信小屋、木賊山経由で戸渡尾根沿いに下山。
今回の山旅は予想してたよりもキツかった…。
8月の八ヶ岳縦走に備えてもうちょっと鍛えないと。
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