晩秋の雲取山(一日目)
- GPS
- 06:52
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,552m
- 下り
- 233m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鴨沢コースは整備されていて歩きやすい! |
その他周辺情報 | 宿泊:雲取山荘 |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
サングラス
タオル
ストック
入浴セット
御朱印帳
ネックウォーマー
手袋(グローブ)
マイカップ(コッヘル)
|
---|---|
共同装備 |
シングルバーナー
ケトル
酒・ツマミ類
|
感想
夜明け前の青梅線・奥多摩行。青梅を過ぎて軍畑のあたりで日の出を迎えた頃には、一車両に数人程度の乗客しかいませんでした。終点の奥多摩駅から、7時発の丹波行きのバスに乗ります。約40分後、私ら3名を含めて9名が鴨沢バス停で降りました。
これから2013年3月以来の雲取山登山に出発します。前回は三峯ルートから雲取山荘泊の丹波山ルートでしたが、今回は鴨沢ルートから雲取山荘泊の三峯ルートで歩き抜ける予定です。
好天に恵まれた二日間となるのは間違いなさそうで、まさに”天高く馬肥ゆ”の如き秋日和です。鴨沢バス停待合所横の階段から登山口へ向かいます。都心よりも体感で5℃程度は低い感じでしたが、小袖の駐車場までの間にはもう暑くなり、ウェア一枚になりました。下方を窺うと丹波川が白く濁り、川幅のかなりの部分を流れ込んだ倒木が覆っていました。台風の爪痕はまだ残っています。
ブログでよく見る登山口の案内板から山道に入り、なだらかなアップが続きます。落葉樹が紅葉し、彼方の山腹も錦色に染まっています。
案内版にもPRされていましたが、鴨沢ルートには”将門伝説”に因んだポイントがあり、登山の楽しみを付加しています。「将門逃走ルート」ということで、敵兵に追われ雲取山を目指して将門が逃走した跡を、鴨沢ルートを登りながら辿ります。「鴨沢の福寿寺では、将門一行が三日三晩お祭り騒ぎの宴会をしたので”御祭”の地名がついた」というものから、「川で洗濯をしていた将門が突然の夕立に慌てて小袖を忘れていった伝説から小袖という名が付いた」などの説明板がルート上に設置されていて、つい読み入ってしまいます。
将門が鎧を脱いで休んだという”堂所(どうどころ)”を過ぎて、ベンチのような木板があるところでモンカフェタイム。この休憩の後、O島部長が遅れだします。実は歩き始めから2時間程の林道は斜面も緩やかですが、休憩地点から傾斜角が上がります。その途端、いつの間にか姿が見えなくなってしまいました。しばらく待っていると、別人のような苦悶の様相を呈してゆっくりと歩いてきました。立ち止まると、そのままこむら返りに罹りそうだというので、休まずにゆっくりと歩を進め、七ツ石小屋を経てブナ坂へと、リハビリのような速度で悲愴感漂う痛々しい歩行が続きます。撮影の任務もI幹事に託し、ひたすら両手にストックを握りしめて踏ん張ります。
そろそろお腹が減ってきたので、雲取山名物の”ダンシングツリー”の前で昼食タイムに。カップラーメンとコンビニおにぎりですが、何を食ってもうまいです。O島部長も食欲は旺盛で、少し元気になりました。Kさん曰く「単なるシャリバテだったんじゃないの?」
標高が1,500mを過ぎた頃(七ツ小屋あたり)から徐々に落ち葉が増えていましたが、1,750m付近(奥多摩小屋あたり)では、すでに落葉し枯れ枝となった樹木が多くなってきました。昼食後40〜50分も歩いた頃、災害用に設置されたヘリポートがある五十人平に着きました。ペースは上がらないものの、バキバキの足を引き摺りながら、何とかO島部長も歩いています。奥多摩小屋からヨモギノ頭を過ぎ、富田新道への分岐点のある小雲取山まで登ってくると、青空の中に建つ雲取山避難小屋が見えてきました。一心に近づく小屋を目指して踏ん張った後に登りついた頂きから眺める景色は格別です。ここから50m先に2,017mの山頂標識があります。
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