記録ID: 211938
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波
男体山夜行登山〜登拝講社大祭〜
2012年08月01日(水) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:59
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,222m
- 下り
- 1,234m
コースタイム
0:17 登山口(二荒山中宮祠)
1:18 四合目
4:00 頂上
6:00 頂上
8:25 登山口
登り〜3:43 下り〜2:25
※登り下りとも渋滞あり
1:18 四合目
4:00 頂上
6:00 頂上
8:25 登山口
登り〜3:43 下り〜2:25
※登り下りとも渋滞あり
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
男体山の登山道は4合目〜8合目までガレ場。浮石も多いところ。 夜間なので見づらく人為的な落石もあるので注意。とくに今回の登拝講社大祭は普段山登りをしない方も登りますので。充分距離をとったほうが良いと思います。 (実際、下りで石を落とされて足にあたりました。こぶし大の石なので大丈夫でしたが)ヘッデンを持たない方もいたようですが、無謀。下では数珠繋ぎなので(渋滞あり)問題ないかもしれませんが。上に行くと先行者との間も空くことがあるので危ないです。 夏とは言え標高2400m超。凍えている方もタクサンいました。薄手のダウンは必携。 |
写真
■222:55 湖畔駐車場に到着
夜間のいろは坂は怖かったなー。街灯はもちろん無いし、この間は鹿が飛び出してきたのでトラウマ化してます。なのでゆるゆる登って、さらにこの駐車場を探してたら遅くなった。
登山客用かな、明日朝10時までなら無料だってサー。(他の駐車場は有料のようです)
夜間のいろは坂は怖かったなー。街灯はもちろん無いし、この間は鹿が飛び出してきたのでトラウマ化してます。なのでゆるゆる登って、さらにこの駐車場を探してたら遅くなった。
登山客用かな、明日朝10時までなら無料だってサー。(他の駐車場は有料のようです)
■23:21 門を入ってみると大勢いました。入口で千円なりの登拝料を収めますと、お札などをいただけます。で、そのお札を下げないと境内に入れてもらえない。そこで不払い者チェックをしているらしい。この時間でこの程度の人出。100人くらいかな。
■23:28 約30分前。登拝門前にみなさん終結始めました。カッコウで類推するに登山経験者が3割。カメラ屋が3割(ジャージ来て手ぬぐいかけたオジサンが多い) 一般客4割(ジャージの親子連れとかジーンズの若者グループとかやたら新しい山ガールファッショングループ)といったとこかな。
■23:28
約30分前。登拝門前にみなさん終結始めました。カッコウで類推するに登山経験者が3割。カメラ屋が3割(ジャージ来て手ぬぐいかけたオジサンが多い) 一般客4割(ジャージの親子連れとかジーンズの若者グループとかやたら新しい山ガールファッショングループ)といったとこかな。
約30分前。登拝門前にみなさん終結始めました。カッコウで類推するに登山経験者が3割。カメラ屋が3割(ジャージ来て手ぬぐいかけたオジサンが多い) 一般客4割(ジャージの親子連れとかジーンズの若者グループとかやたら新しい山ガールファッショングループ)といったとこかな。
■1:01 登山道は8合目までは基本的に樹林の下。なので見晴らしはありませんが、ところどころ開けている場所もあります。見上げると月がきれいに出ておりました。中禅寺湖の水面にそれが映って誠にきれい。前後の人がいなければじっと眺めていたい気分です。少し怖いくらいの景色。
3合目で樹林帯を抜けて4合目までは舗装された林道歩き。林道に出たところで多くの方が越を下ろして休憩してます。ここまでの道はつらいのよね〜。
途中ダンダンが大きくて足をかける場所すらないと悩んでる白装束の女性(先発した講の一員?)がいたり、もうやだとボヤキがとまらない男の子とかいまして、同情いたします。
入山時点で防寒のためか雨具とかダウン着てる方が多数いましたが、大汗かいてここで脱いでいました。登山開始時点では寒いくらいの格好じゃないとね。
延々と林道歩き(ココでかなり抜きました)の後、明るい広場に到着。
■1:18 4合目。ここには自衛隊さんが大勢。診療所とトイレ(1機のみ)、そして売店がありました。
ここからが本格的な山歩きになります。ボクも靴紐を締めなおしてスタートします。
途中ダンダンが大きくて足をかける場所すらないと悩んでる白装束の女性(先発した講の一員?)がいたり、もうやだとボヤキがとまらない男の子とかいまして、同情いたします。
入山時点で防寒のためか雨具とかダウン着てる方が多数いましたが、大汗かいてここで脱いでいました。登山開始時点では寒いくらいの格好じゃないとね。
延々と林道歩き(ココでかなり抜きました)の後、明るい広場に到着。
■1:18 4合目。ここには自衛隊さんが大勢。診療所とトイレ(1機のみ)、そして売店がありました。
ここからが本格的な山歩きになります。ボクも靴紐を締めなおしてスタートします。
■1:18 先発した山伏さんたちに追いついたようで、ここから一緒に登ることになりました。「六根清浄」と唱えながら登りますが、そのうち疲れたのか聞こえなくなりました。どうしちゃったの??
■2:25 1時間経過。ほとんど商売物競争のような岩超え木の根超えの道をフィールドアスレチック感覚で行きます。月が明るいので夜とはいえヘッデンだけで充分でした。時折渋滞しますがあまり気にならない程度。ちょうどよい休憩になってヨカッタ感じ。それほそ疲れませんでした。
8合目までが岩&浮石コースです。合目合目には自衛隊さんが立ち番してくれてます。ライトで道を照らしてくれたりして、うれしいのですが彼らは迷彩服を着ているわけで。しかもみなさん日焼けしていますから実に不気味でした。できれば黄色とかの服を着ていて欲しかったな。
8合目の瀧尾神社を過ぎると岩の道も終わり、土の道になります。、林間コースですがここから9.5合目くらいがケッコウな傾斜でジワジワとつらい。
人もまばらになり、前後に人が見えない(灯りがみえない)くらいになりました。すると、非常に怖い。とてもボクはひとりで夜間登山なんかできないなぁと思いながら歩きます。ペースはユックリですがみなさんバテているようでボク以上にペースはゆっくり。
■3:27 このあたりにたしかあったなー、と左側を気にしておりましたら見つけました9合目の碑。夜中なので不気味ですね。このオレンジ色。
8合目の瀧尾神社を過ぎると岩の道も終わり、土の道になります。、林間コースですがここから9.5合目くらいがケッコウな傾斜でジワジワとつらい。
人もまばらになり、前後に人が見えない(灯りがみえない)くらいになりました。すると、非常に怖い。とてもボクはひとりで夜間登山なんかできないなぁと思いながら歩きます。ペースはユックリですがみなさんバテているようでボク以上にペースはゆっくり。
■3:27 このあたりにたしかあったなー、と左側を気にしておりましたら見つけました9合目の碑。夜中なので不気味ですね。このオレンジ色。
■3:46
9.5合目から森林限界を超えまして見晴らしがよくなります。もう少しで頂上なので、ホットします。
さすがに疲れたので50mも歩いては休み休み行きます。
下を見ると中禅寺温泉の灯り。遠くは宇都宮の空が白く光を反射しています。
でも真上は漆黒の闇に星が無数に輝いていて実にキレイ。
早く着いてもすることが無いので、地面に寝転がって星空を見つめていましたら、大きな流れ星をいくつも見ることができました。
もう感動。こんな綺麗で大きな流れ星は人生で初めて見ました。なんか涙出るくらい感動。
東の空は既に明るくなりかけています。それにしても寒い。
ここまで半そでのポロシャツ1枚で充分でしたがガマンできません。ソフトシェルを引っ張り出して羽織りました。
9.5合目から森林限界を超えまして見晴らしがよくなります。もう少しで頂上なので、ホットします。
さすがに疲れたので50mも歩いては休み休み行きます。
下を見ると中禅寺温泉の灯り。遠くは宇都宮の空が白く光を反射しています。
でも真上は漆黒の闇に星が無数に輝いていて実にキレイ。
早く着いてもすることが無いので、地面に寝転がって星空を見つめていましたら、大きな流れ星をいくつも見ることができました。
もう感動。こんな綺麗で大きな流れ星は人生で初めて見ました。なんか涙出るくらい感動。
東の空は既に明るくなりかけています。それにしても寒い。
ここまで半そでのポロシャツ1枚で充分でしたがガマンできません。ソフトシェルを引っ張り出して羽織りました。
■3:50
遠くに山頂の二荒山神社の奥社の灯りが見えます。足元がザレていて何度も足をとられますが、ゆっくりゆっくりかみ締めながら登ります。この辺になると人と人の感覚が開いていて、一人ぼっちです。
遠くに山頂の二荒山神社の奥社の灯りが見えます。足元がザレていて何度も足をとられますが、ゆっくりゆっくりかみ締めながら登ります。この辺になると人と人の感覚が開いていて、一人ぼっちです。
■4:00
奥社の右手、山頂の手前にザックを下ろしてシーティング。登山靴を脱ぎました。 靴を脱ぐと実に気持ちが良く、疲れが吹っ飛びます。どうでも良いけど寒い。指もかじかんできました。気温は5度とか神社の人が言っていました。
さっそく薄手のダウンを着込みますと、あったかです。周りの人は寒い寒いを連発しています。お湯を沸かしてコーヒーをいれました。実に美味しかった。温まります。シアワセです。
奥社の右手、山頂の手前にザックを下ろしてシーティング。登山靴を脱ぎました。 靴を脱ぐと実に気持ちが良く、疲れが吹っ飛びます。どうでも良いけど寒い。指もかじかんできました。気温は5度とか神社の人が言っていました。
さっそく薄手のダウンを着込みますと、あったかです。周りの人は寒い寒いを連発しています。お湯を沸かしてコーヒーをいれました。実に美味しかった。温まります。シアワセです。
■4:57
4;45が日の出時刻のはずですがボクの位置からは見えなかったようです。日の出は見えませんが、神社の人が(この時期だけ頂上の小屋に神社の人が泊まりこみます)
「素晴らしいご来光でございます。みなさんで万歳三唱いたしましょう。バンザ〜イ、々、々」と放送で温度をとります。なんで万歳するんだろうと不思議に思いながら聴いていました。
ボクの居た位置から太陽が見えたのは7分後。写真の左のオヤマの陰だったようで・・・。見まぁどうでもいいやね、
4;45が日の出時刻のはずですがボクの位置からは見えなかったようです。日の出は見えませんが、神社の人が(この時期だけ頂上の小屋に神社の人が泊まりこみます)
「素晴らしいご来光でございます。みなさんで万歳三唱いたしましょう。バンザ〜イ、々、々」と放送で温度をとります。なんで万歳するんだろうと不思議に思いながら聴いていました。
ボクの居た位置から太陽が見えたのは7分後。写真の左のオヤマの陰だったようで・・・。見まぁどうでもいいやね、
■5:20
あまり人のいない場所を探しまして、でもしかししっかりと景色の良い場所を確保。本日の朝食は中禅寺湖と黒檜岳を見ながらだな、ゼイタク!
いろいろ迷った末選んだのがコレでした。カレー味のスープヌードル&ゆず明太子おにぎり。普通のカップヌードルは量が多すぎて飽きるのでこのスープヌードルがちょうど良い、と気がつきました。オニギリは寒さのため堅くてあまりおいしくなかった。
あまり人のいない場所を探しまして、でもしかししっかりと景色の良い場所を確保。本日の朝食は中禅寺湖と黒檜岳を見ながらだな、ゼイタク!
いろいろ迷った末選んだのがコレでした。カレー味のスープヌードル&ゆず明太子おにぎり。普通のカップヌードルは量が多すぎて飽きるのでこのスープヌードルがちょうど良い、と気がつきました。オニギリは寒さのため堅くてあまりおいしくなかった。
■6:03
このアングルがイチバン好き。と、いつまでも眺めていられないのでしかたく下ります。
まだまだ下から上がってくる人がタクサン。みなさんお疲れ気味。このあたりがイチバン辛いのだよね。もう少し行けば絶景が舞っているから頑張れ!
このアングルがイチバン好き。と、いつまでも眺めていられないのでしかたく下ります。
まだまだ下から上がってくる人がタクサン。みなさんお疲れ気味。このあたりがイチバン辛いのだよね。もう少し行けば絶景が舞っているから頑張れ!
■6:40
岩場が始まると渋滞。ヤマノボリに不慣れな方が多いのでこうなります。ゆっくりでいいからねー、シッカリ降りないと怪我するよ〜。
でもねぇ、早く行けと言わんばかりに前の人にピタッとくっついている人もいるわけですよ。そんなことされれば焦るからやめなさいって。
岩場が始まると渋滞。ヤマノボリに不慣れな方が多いのでこうなります。ゆっくりでいいからねー、シッカリ降りないと怪我するよ〜。
でもねぇ、早く行けと言わんばかりに前の人にピタッとくっついている人もいるわけですよ。そんなことされれば焦るからやめなさいって。
■7:02
ときおりこのように未払いの良いところもありますが、基本的には樹木にさえぎられて眺望は悪いのです、男体山。そのわりに急登の連続できついのだ、だから天気が悪いと非常に存した気分になる。
ときおりこのように未払いの良いところもありますが、基本的には樹木にさえぎられて眺望は悪いのです、男体山。そのわりに急登の連続できついのだ、だから天気が悪いと非常に存した気分になる。
■8:25
登拝門に到着。下りは2時間25分でした。下りた所におじいさんが座っていて、登山者が通るたびに太鼓を打って出迎えてくれました。炎天下、日向でずぅっと待ってくれているのですよ。お礼を言ったら
「今日はいい天気で、いいあんべぇだったねぇ」とうれしそうにお話いただけました。
この登山は、このような方たちに支えられて実現しているのですね
登拝門に到着。下りは2時間25分でした。下りた所におじいさんが座っていて、登山者が通るたびに太鼓を打って出迎えてくれました。炎天下、日向でずぅっと待ってくれているのですよ。お礼を言ったら
「今日はいい天気で、いいあんべぇだったねぇ」とうれしそうにお話いただけました。
この登山は、このような方たちに支えられて実現しているのですね
撮影機器:
感想
■男体山登拝講社大祭とは(二荒山神社HPより転載)
登拝祭は、二荒山神社中宮祠の最大の祭りで、今から1,200年以上前の奈良時代末より連綿と続き、男体山信仰に根ざした、登拝講社を中心として祭りでです。
毎年7月31日より8月7日までの一週間行われ、神社境内は登山者や参拝者で賑わいます。
日本で唯一この期間に限り、ご内陣入り参拝(ご本殿内のご神像奉拝)ができます。
又、男体山登山口は、この期間午前零時に開けられ夜間の登山ができ、山頂でご来光を仰ぐことができます。
頂上の奥宮の開けられ、社務所では、お守りや『登拝之証』(登山証明書)等の他、ご神水、コーヒー等も授与されます。
期間中は数々の奉納行事が実施されますので、皆様のご参加、ご参拝をお待ちしています。
______________________
前々から行きたいと思っていた男体山の夜間登山に行ってきました。
男体山は二荒山神社のご神体(持ち物)であり。登山が許されるのは午前6時から12時まで。夜間に登山できるのは8月1日から7日までしかありません。
初日が メインで多くの参加者とともに登ります。なのでところどころ渋滞あり。そのぶんユックリ登れるのでOKです。(早く着いても頂上で寒い思いするだけだし)
月明かりに照らされた中禅寺湖、満点の星空(大きな流れ星が見えたのには殊更感動)、刻々と表情が変わる夜明け空。
何より未明なので雲も無く眺望が良いのが素敵でした。
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