毛勝山


- GPS
- 10:00
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,693m
- 下り
- 1,690m
コースタイム
休憩時間含みます。メチャクチャ多いです。ってか疲れた。
登り5時間 降り4時間
天候 | 朝は晴天すかっパレ。そのあと徐々にガスが湧きだして下りる頃にはガスの中。 下界はずっとスカッパレで良くある山にだけガスがかかっている感じっぽい。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
そこから先は両方とも一般車両通行止め。車は数台止めるスペースあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口すぐ手前くらいまでは車で入れる。でも国道8号線から曲がって以来コンビニ等は見ていない気がするので事前に買い物はしておくべき。登山ポストも標識も特に見当たらない。 登山道は無いところに無理やり?開削したという話の通り結構急で細かったりする。滑落、落石要注意。 登山口の標識と山頂の標識以外標識らしきものは一切ない。道沿いにはテープ等あるが付けてある位置がいまいちで余り道を探すためには役立たない。道は一本道なので、余り迷うこともなさそうだが、・2023付近だと思うが沢の方に行きかかるかも。登りは間違えるのはそれと後は雪渓で夏道が隠れている所くらいで、下りは行きでしっかり見ましょう。 ロープはトラロープが必要そうな所にはついているが、結んである木が折れてたり細かったり腐ってたりといったところもあって、そういうところは確かめて使いましょう。 高低差1700mは伊達じゃないです。非常に疲れた。 |
写真
感想
なんかもうあ゛ーーって感じだったので、誕生日にも面接あるし、ちょっと息抜きにどこか良い山ないかなと思い、前日夜に検索。知ってる山の中から良さそうなのはどこかなってことで、白木峰に沢登りか毛勝山の夏道かどっちかに行こうと決める。
翌日起きると5時過ぎってことで白木峰は消滅。毛勝山に登ることにする。魚津市と黒部市の市境界である片貝川の源頭ということで、一本道になるまではすぐ。だがその先が意外と長くてびっくり。意外と片貝川は綺麗な川だということを知る。それにしても富山の良いところは北海道と違って殆どの林道が結構奥まで舗装が入っているってことだよね。付けくわえて言えば、結構上流まで堰堤もあるけど。
片貝山荘と地図に書いてある辺りの二股でその先は林道にチェーンが張ってあって侵入禁止。そこら辺に泊めることにする。さて登ろうかと思うが、登山口の標識とかは何もない。地図を見ても夏道が書いていない。さてどこが登山口なのだろうかとちょっと迷う。適当な下調べをした罰か。
登山口は阿部木谷の方(右股)を行くとある。場所さえ分かってれば標識もあって見逃すことはないと思うが、標識ちっちゃいので注意。さてここから登山開始である。尾根までco200以上のコンタ上げ。結構急。トラロープも何か所かある。夏道上の木が倒れて道が崩壊している個所もある。何人かで行く時はホント落石も注意した方が良いと思う。まぁなんだかんだで、頑張って尾根に乗る。
尾根に乗ってからも基本的には登りっぱなしで登っていくこととなる。地図上の平らになってるっぽい所はポコがあると思ってていいかも。無駄にアップダウン。植生は最初低木に広葉樹が入ったスギ林でそのうち広葉樹は邪魔にならなくなってきて、△1479.1すぎてしばらく行くとササが出始めてそのうち杉が消えてトウヒやらモミやら良く分からんけれども普通の?針葉樹林が出てくる。道は夏道の幅しか尾根が無いところもあり、むしろこれ尾根じゃなくてただのスギの根っこの集合体で下空洞だよね?的な所を通っていたりする。そして、左右共に落ちたらバイバイっていうような斜面が続いているので転ばないように注意が必要である。
そうそう、一昨日の面接で面接官の一人が言ってたけど、タテヤマスギの巨木は結構見ごたえあるよね。
その後co1900くらいかどうかは分からないけれども、斜面が如何にも雪渓があるような雰囲気ですとなりだして、尾根上に樹林は無くなり、たまに尾根上のみに針葉樹が密生しているような雰囲気になってくる。ここら辺から後立山連峰の姿が見えだし、結構いい雰囲気で登って行ける。
co2000くらいから夏道上に雪渓が出現。まだまだ雪は残っているんだね。ちょっと滑りそうになりながらも雪渓の上行ったり、その端っこ行ったり、夏道行ったりしながら登っていく。お花も咲いているし、食べれそうな山菜っぽいものも今まさに芽を出し始めましたってものから、もう食べれませんってものまでいっぱい生えている。天気も良いし良い山日和。暑くて暑くて2.5リットル持ってきていた水もそろそろ底をつきそうだったので雪渓からの雪解け水を頂く。凄く冷たくて気持ちが良い。うまい!
そんなこんなで登っていくが、ここから先が正念場。既に1300m登っているがあと400m上がらなければいけない。が、しかし、最近あまり山に登っていないからか、家でグダグダしすぎたからかは知らないが、脚が動かない。息が上がる。そして喉が渇く。汗ダラダラ。正直言って辛い。
しかし、漸く目の前に毛勝山が姿を現したんだから頑張って登って剣岳を拝まなければという一心で登っていく。ちょっとガスも湧き出して、これで登ったら何も見えないとか悲惨すぎるので体に鞭打ってなんとか登る。何でこんなに最後急なんだ。多分ここ雪渓がある時期はEPだね。ってかco2000m以上はたぶん全部雪崩斜面。ハイマツ、ササすらあんまり居ない。ホント樹林外で景色は良いんだけど、急だし暑いしでもう。。。
なんとか最後のひと踏ん張りで頂上付近まで来ると頂上付近だけ漸くハイマツが出てくる。なんかこの山面白い植生だなとか思ってる余裕もなく、頂上へ。間一髪。ホント間一髪で剱岳が出現。すげー!!!!。立山方面?は既にガスの中で見られなかったが、後立山の面々は全部見放題。猫又山まで雰囲気的に踏み跡繋がっていそうだったが、もう限界。時間も体力も。ということで頂上でグダグダする。非常に気持ちが良い。
ちなみに、尾根上は殆ど携帯通じませんが、頂上だけは通じます。立山とかThe観光地「北アルプス」の方から電波飛んでるんじゃないのかな。写真撮ったりしてグダグダしているうちにガスが段々広がってきたので下山することに。
下山はもう気力との勝負。P直下も急だし、そこから先も雪渓滑るし、夏道は細いし、ちょっと転びそうになるだけで冷や汗ものだし、基本的平たんな尾根じゃないから殆ど下りで足にクルし。もう泣きそう。途中でもう寝ようかビバークしようかとか考えつつも何とか慎重に下っていく。そして最後の登山口までの急斜が何これって感じ。行きでは全然感じなかったけれどもこれすごい急。しかもトラバリ下りで道幅狭くて掴むものあんまりなくて、地面滑りやすくて、落ちたらまっさかさま。って雰囲気のところとか、ロープあって良かったーと思えるような無理やりコンタを下げる感じ。疲れてるからなのかもしれないけれどもホント最後まで気が抜けない。
なんとか下山して、帰宅。速攻で風呂入って冷蔵庫の中にあったビール飲んでお疲れ様でした。
あー疲れた。もうちょっと体力をつけて登った方が良いですね。そしてこんなに暑い中、夏道なんて馬鹿げてる。今度は沢行こう。沢。絶対沢。
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