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Yamareco

記録ID: 2119690
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

燕岳〜青空と雪の北アルプス⛅壮大な雲海の絶景

2019年11月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:34
距離
15.5km
登り
1,693m
下り
1,695m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:20
休憩
3:15
合計
8:35
6:16
10
6:26
6:27
26
6:53
6:53
16
7:09
7:16
22
7:38
7:44
25
8:09
8:16
23
8:39
8:45
8
8:53
8:59
25
9:24
9:28
10
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9:44
4
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9:49
16
10:05
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4
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12:08
3
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12:13
11
12:24
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6
12:30
12:39
10
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12
13:03
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4
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14
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14
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13:49
15
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14:06
10
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14:19
20
14:39
14:39
12
14:51
快晴の青空と雲海、北アルプス初冬の美しい景色に魅了される。
天候 晴れ時々ガス 東側は終日雲海が広がっていた
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中房第三駐車場。午前6時で第一第二は満車。
中房線(槍ヶ岳矢村線)は、11月29日(金曜日)15時から冬期通行止。
コース状況/
危険箇所等
・雨が降る関東から脱出、北アルプス、特に常念山脈周辺だけは快晴の予想、日帰り可能な燕岳へ。
・合戦小屋から上は積雪凍結あり、滑り止めが必要。冬季は気象の変化が激しく、燕山荘HP等で現地の状況を必ず確認する。
・当日の気温、早朝の中房温泉3℃、10時に山頂で1℃稜線上は冷たい西風、下山時中房10℃ ほぼ無風で日差しが強く暑かった、日焼け、雪焼け。
その他周辺情報 道の駅安曇野松川でお土産、野沢菜を購入。2個で1000円の特売中、お買い得。
6時過ぎの中房第三駐車場は、まだ空いていた。第一第二は満車。毎度留守番よろしく。shilokoさんも体調不良により前橋で留守番。
2019年11月23日 06:14撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 6:14
6時過ぎの中房第三駐車場は、まだ空いていた。第一第二は満車。毎度留守番よろしく。shilokoさんも体調不良により前橋で留守番。
混み合う中房温泉。気温3℃。今の時期としては暖かい。
2019年11月23日 06:26撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 6:26
混み合う中房温泉。気温3℃。今の時期としては暖かい。
なんと!tomoさん、Jimny-Hikerさんとバッタリ!晴れるのは、ここしかないと、Jimnyさんもそう思ってtomoさんを誘って、ここに来ていた。ゆったりと行かれる二人をスライドして、切り込み隊長は先行していく。
2019年11月23日 06:45撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 6:45
なんと!tomoさん、Jimny-Hikerさんとバッタリ!晴れるのは、ここしかないと、Jimnyさんもそう思ってtomoさんを誘って、ここに来ていた。ゆったりと行かれる二人をスライドして、切り込み隊長は先行していく。
黄金に輝く朝日。安曇野の市街地はガスで見えない。
2019年11月23日 07:12撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 7:12
黄金に輝く朝日。安曇野の市街地はガスで見えない。
予想通りの晴れ間。ガスから太陽が現る。
2019年11月23日 07:42撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 7:42
予想通りの晴れ間。ガスから太陽が現る。
雲海に日が差す光芒。天使の梯子。
2019年11月23日 07:43撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 7:43
雲海に日が差す光芒。天使の梯子。
神々しい光景。私のような極悪人は、この階段を絶対上ることは出来ない。泥の船にカンダタが乗るようなものだ。
2019年11月23日 07:53撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 7:53
神々しい光景。私のような極悪人は、この階段を絶対上ることは出来ない。泥の船にカンダタが乗るようなものだ。
合戦小屋。ここから積雪凍結がある。チェーンスパイク装着。アイゼンも持ってきたが、刃を痛めるので履かない。
2019年11月23日 08:37撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 8:37
合戦小屋。ここから積雪凍結がある。チェーンスパイク装着。アイゼンも持ってきたが、刃を痛めるので履かない。
森林限界を越えると東方面は雲海。前日の降雨と気温から雲海は絶対出来ると予想していた。晴れと雲に小さくガッツポーズ。
2019年11月23日 08:53撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 8:53
森林限界を越えると東方面は雲海。前日の降雨と気温から雲海は絶対出来ると予想していた。晴れと雲に小さくガッツポーズ。
南方面は快晴の青空と常念山脈に北アルプス。雨の関東に居る月曜の男たちとshilokoさんへ、画像と心の晴れ間を送る。
2019年11月23日 09:08撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 9:08
南方面は快晴の青空と常念山脈に北アルプス。雨の関東に居る月曜の男たちとshilokoさんへ、画像と心の晴れ間を送る。
大天井岳。大天荘がよく見える。
2019年11月23日 09:08撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 9:08
大天井岳。大天荘がよく見える。
槍ヶ岳、大喰岳、中岳。手前はパノラマ銀座の稜線。
2019年11月23日 09:08撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 9:08
槍ヶ岳、大喰岳、中岳。手前はパノラマ銀座の稜線。
さらに標高を上げると、壮大な雲海を眼下に。
2019年11月23日 09:09撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 9:09
さらに標高を上げると、壮大な雲海を眼下に。
合戦尾根の鎖場は雪の下。
2019年11月23日 09:17撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 9:17
合戦尾根の鎖場は雪の下。
燕山荘が見える。登山道は尾根伝いの冬道となり、赤旗が立つ。それにしても、11月下旬だがもう少し雪があっても良いのだが・・・。
2019年11月23日 09:26撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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燕山荘が見える。登山道は尾根伝いの冬道となり、赤旗が立つ。それにしても、11月下旬だがもう少し雪があっても良いのだが・・・。
燕山荘と燕岳。後立山連峰は針ノ木しか見えない。
2019年11月23日 09:37撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 9:37
燕山荘と燕岳。後立山連峰は針ノ木しか見えない。
山荘の南端から常念岳。手前は東大天井岳。
2019年11月23日 09:41撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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山荘の南端から常念岳。手前は東大天井岳。
穂高岳。手前は東鎌尾根。
2019年11月23日 09:41撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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穂高岳。手前は東鎌尾根。
南岳。
2019年11月23日 09:41撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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南岳。
中岳、大喰岳。
2019年11月23日 09:41撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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中岳、大喰岳。
槍ヶ岳。
2019年11月23日 09:41撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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槍ヶ岳。
笠ヶ岳。手前は西鎌尾根。
2019年11月23日 09:41撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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笠ヶ岳。手前は西鎌尾根。
燕岳へ向かう。気温1℃、稜線上は冷たい西寄りの微風、雪が少ない。ガスが東方面から襲来。
2019年11月23日 09:44撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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燕岳へ向かう。気温1℃、稜線上は冷たい西寄りの微風、雪が少ない。ガスが東方面から襲来。
イルカ岩。青空へとジャンプする姿を想像する。
2019年11月23日 09:48撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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イルカ岩。青空へとジャンプする姿を想像する。
今シーズン初の踏み抜き。
2019年11月23日 10:13撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 10:13
今シーズン初の踏み抜き。
私が山頂手前に来ると、あっと言う間にガスに包まれる燕岳。
2019年11月23日 10:18撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 10:18
私が山頂手前に来ると、あっと言う間にガスに包まれる燕岳。
11時頃の晴れ間を信じて山頂直下で待機。tomoさんJimny-Hikerさんも燕山荘で晴れ待ち。
2019年11月23日 10:23撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 10:23
11時頃の晴れ間を信じて山頂直下で待機。tomoさんJimny-Hikerさんも燕山荘で晴れ待ち。
燕山荘付近だけはガスに包まれている。山頂は晴れているのだが…。tomoさんJimny-Hikerさんへ、山頂は晴れている旨をSMSで連絡しておいたがスルー。必ず山頂には来るはず。気長に待つ。
2019年11月23日 10:44撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 10:44
燕山荘付近だけはガスに包まれている。山頂は晴れているのだが…。tomoさんJimny-Hikerさんへ、山頂は晴れている旨をSMSで連絡しておいたがスルー。必ず山頂には来るはず。気長に待つ。
北燕岳。
2019年11月23日 10:48撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 10:48
北燕岳。
美しい稜線。薬師岳付近から黒部五郎岳付近まで。冠雪の山並みを北側から山座同定。
2019年11月23日 10:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 10:49
美しい稜線。薬師岳付近から黒部五郎岳付近まで。冠雪の山並みを北側から山座同定。
三ッ岳。
2019年11月23日 10:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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三ッ岳。
野口五郎岳。写真右中央に野口五郎小屋が見える。
2019年11月23日 10:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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野口五郎岳。写真右中央に野口五郎小屋が見える。
水晶岳。手前は真砂岳からの稜線。
2019年11月23日 10:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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水晶岳。手前は真砂岳からの稜線。
鷲羽岳。
2019年11月23日 10:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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鷲羽岳。
三俣蓮華岳、丸山。
2019年11月23日 10:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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三俣蓮華岳、丸山。
双六岳。
2019年11月23日 10:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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双六岳。
槍ヶ岳。北鎌尾根、独標。
2019年11月23日 10:50撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 10:50
槍ヶ岳。北鎌尾根、独標。
夏にコマクサが咲く砂礫地には小さな雪庇。
2019年11月23日 10:51撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 10:51
夏にコマクサが咲く砂礫地には小さな雪庇。
燕岳山頂。燕三条の背脂ラーメンは、こってり過ぎてスープが飲み干せない鬼軍曹。自分は腹脂を抱えている。
2019年11月23日 10:53撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 10:53
燕岳山頂。燕三条の背脂ラーメンは、こってり過ぎてスープが飲み干せない鬼軍曹。自分は腹脂を抱えている。
予想通りガスが過ぎ去っていく。風を避け山頂南直下で昼食にする。
2019年11月23日 11:03撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 11:03
予想通りガスが過ぎ去っていく。風を避け山頂南直下で昼食にする。
昼食はお揚げと豚角煮のガッツら系鍋焼きうどん。サラダ巻き。
2019年11月23日 11:24撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 11:24
昼食はお揚げと豚角煮のガッツら系鍋焼きうどん。サラダ巻き。
槍ヶ岳を見ながらうどんを食らう贅沢。
2019年11月23日 11:24撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 11:24
槍ヶ岳を見ながらうどんを食らう贅沢。
shilokoさんと月曜の男たちにも、この景色を楽しんでもらう。
2019年11月23日 11:26撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 11:26
shilokoさんと月曜の男たちにも、この景色を楽しんでもらう。
山頂で待つ事1時間30分、tomoさん、Jimmy-Hikerさんがやってきた。快晴の青空と白い北アルプスを背景に。上武連合山姿三人男。
2019年11月23日 11:48撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 11:48
山頂で待つ事1時間30分、tomoさん、Jimmy-Hikerさんがやってきた。快晴の青空と白い北アルプスを背景に。上武連合山姿三人男。
穂高槍、常念大天井はガスのなかへ。
2019年11月23日 11:54撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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穂高槍、常念大天井はガスのなかへ。
立山連峰がガスの中から現る。
2019年11月23日 11:56撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 11:56
立山連峰がガスの中から現る。
立山、剱岳。手前は北燕岳。
2019年11月23日 11:57撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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立山、剱岳。手前は北燕岳。
針ノ木岳、スバリ岳。手前はシャチみたいな岩。
2019年11月23日 11:57撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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針ノ木岳、スバリ岳。手前はシャチみたいな岩。
蓮華岳。大下りの尾根が見える。
2019年11月23日 11:57撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 11:57
蓮華岳。大下りの尾根が見える。
鹿島槍ヶ岳の双耳峰が雲海から突出る。
2019年11月23日 12:03撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 12:03
鹿島槍ヶ岳の双耳峰が雲海から突出る。
めがね岩。
2019年11月23日 12:12撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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めがね岩。
Jimmy-Hikerさん、tomoさんも美しい岩稜帯を楽しんでいる。
2019年11月23日 12:13撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 12:13
Jimmy-Hikerさん、tomoさんも美しい岩稜帯を楽しんでいる。
再びガスに包まれた燕山荘。ぶらりと立ち寄る。
2019年11月23日 12:29撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 12:29
再びガスに包まれた燕山荘。ぶらりと立ち寄る。
気温3℃。つららも溶ける暖かさ。異常気象。
2019年11月23日 12:39撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 12:39
気温3℃。つららも溶ける暖かさ。異常気象。
ichigomirukさんとお会いした。テント泊、楽しそうだ。明日の天気は微妙なのだが、ご来光が拝めることを祈ってます。
2019年11月23日 12:48撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 12:48
ichigomirukさんとお会いした。テント泊、楽しそうだ。明日の天気は微妙なのだが、ご来光が拝めることを祈ってます。
お会いした記念に(ichigomirukさん提供)。重いテント泊装備を背負ってもチャーミングなichigomirukさんと、強面の黒い顔をトリミングしてイケメンにして欲しい鬼軍曹。
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お会いした記念に(ichigomirukさん提供)。重いテント泊装備を背負ってもチャーミングなichigomirukさんと、強面の黒い顔をトリミングしてイケメンにして欲しい鬼軍曹。
さらば、常念山脈、北アルプス。
2019年11月23日 13:51撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 13:51
さらば、常念山脈、北アルプス。
やはり私を見るとサルが逃げていく。
2019年11月23日 14:08撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 14:08
やはり私を見るとサルが逃げていく。
tomoさんのアグリ仕様のミッドシップツーシーター、Jimmy-Hikerさんのラグジュアリー仕様のシエラ。
2019年11月23日 14:44撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 14:44
tomoさんのアグリ仕様のミッドシップツーシーター、Jimmy-Hikerさんのラグジュアリー仕様のシエラ。
留守番ご苦労さん。帰路へ。第三駐車場も満車だった。
2019年11月23日 14:52撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 14:52
留守番ご苦労さん。帰路へ。第三駐車場も満車だった。
中房川沿いの美しい紅葉。
2019年11月23日 15:22撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 15:22
中房川沿いの美しい紅葉。
紅葉の道をゆったりと流す。
2019年11月23日 15:26撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 15:26
紅葉の道をゆったりと流す。
常念岳が私を引き留めるように顔を出す。また会う日まで、良い山と良い友に。
2019年11月23日 15:55撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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11/23 15:55
常念岳が私を引き留めるように顔を出す。また会う日まで、良い山と良い友に。
撮影機器:

感想

 勤労感謝の日が休日となった。天気が悪く降雨の関東。shilokoさんと新潟へ行く予定だったが、体調不良により家で静養。ソロとなれば何でも有りな山行となる。

 SCWと予想天気図を眺めていると、北アルプスと頚城山塊が快晴予想。特に常念山脈から西へ槍ヶ岳付近までは特に雲がかからない。そして前日までの降雨と早朝の温度から雲海が現れることは確実。

 前橋から日帰り可能で常念岳と迷ったが、翌日は仕事なので楽に行ける燕岳へ。今年は8月下旬に行ったが、快晴と雲海が確実なので、これを逃すことは出来ない。一週間後は中房線が冬季通行止めとなる。

 前橋を3時に出発。降りしきる雨の上信越道をひた走る。大山トンネルを抜け佐久に入ると雨は止んだ。安曇野で下りて中房温泉へ向かう。

 6時に到着するが、第一第二ともに満車。第三に停める。まだ空いていて3台程度しか停まっていなかった。帰る時は満車だった。装備して出発。舗装路を歩いていく。

 中房温泉は登山者で混み合っていた。8月下旬に来た時は3時間以内での登頂を目指して小走りで行ったが、当日は気温が高くなることが必然で、冬の本格装備(ハードシェル、ピッケルなど)は全て置いてきた。

 装備はスリーシーズン靴にアイゼンと冬の軽装備(インサレーション、グローブ、チェスパなど)もあるので15kg程度。水は多目に2.5ℓ。これが気温と水も予想的中で功を奏するのだ。

 この異常な高温は、インド洋沖の海水温が変化して偏西風の流れが西へずれ、寒気が下がる位置が例年より西なのだ。よって寒気が下がりにくい関東は暖冬で、雨模様が多くなる。最低気温は高めだが、曇りが多く気温も上がらない。寒いことには変わらないが、積雪は絶対に少ない。

 20分ほど歩くと、ふいに名前を呼ばれた。なんと!tomoさん、Jimny-Hikerさんとバッタリ。お二人とも電話番号は知っているのだが、申し合わせた訳でもなく、まさに会うべくして会ったのだ。しかも北アルプス。

 Jimny-Hikerさんは「ここしか晴れないから、来たばかりだけど仕方ないよね。」と、私も同じ思いで燕岳にやってきたのだ。しばらく話しながら三人で歩く。第一ベンチ手前でゆったり歩くお二人をスライドして先行する。

 樹林帯の隙間から平野部の雲海が垣間見られる。光芒が差し、天使のはしごが美しい。雲海は前日の降雨と気温から、絶対出現すると予想していた。tomoさん、Jimny-Hikerさんにも歩きながら話しておいたので、予想が現実となり小さくガッツポーズ。

 富士見ベンチを過ぎると、積雪凍結が見られるようになる。霜も降りていた。今日の急登は暑くて汗だく。メリノカットソーとTシャツで充分。ズボンは内股にベンチレーションが付いているので開けた。

 合戦小屋から積雪凍結があるので、チェーンスパイクを装着。高い気温から日当たりのよい尾根には雪がないと予想し、アイゼンの刃を痛めるので履かない。トレーニング用の荷物。

 合戦尾根を軽快に登り上げて行く。左手には大天井岳とパノラマ銀座稜線、その奥には槍ヶ岳が見える。白く冠雪した山並みが青空に映える。唯一の鎖場は雪に埋もれ、トラバースする夏道は積雪で、赤旗のある稜線上を登り上げて行く。ここが中途半端な積雪でアイゼン履かなくて正解。11月下旬とは言え、もう少し積雪があっても良いと思う。

 燕山荘を南から回り込むように到着。ガスが襲来する前に快晴の山並みを撮影しておく。混雑する燕山荘を抜けて燕岳へ。すでに後立山連峰はガスに覆われ針ノ木しか見えない。

 砂礫の登山道を進むとイルカ岩。花崗岩の浸食が奇岩群を生み出す。めがね岩に着く頃にはガスに覆われ始め、山頂や周辺は見えなくなった。私らしい。予想はしていたので、慌てず山頂に到達。その後の晴れ間も予想しているので、適当に撮影して山頂直下に逃げ込む。

 tomoさん、Jimny-Hikerさんは燕山荘でガスの晴れ待ちと連絡が来た。もう少し下まで行って待っていようと、歩き始めたらガスが薄くなり槍ヶ岳が見えるようになった。幻想的で美しい北アルプス。山頂へ踵を返す。その後30分ほどすると快晴の青空が天空に広がった。

 残念なのは、燕山荘付近だけガスに覆われていたのだ。tomoさんに連絡するが電話に出ずSMSも未読。気長に待つことにして昼食に。北アルプスの山並みを見ながら食べるうどんは最高に美味い。穂高岳槍ヶ岳からガスが吹き飛んでいた。美しい景色を月曜日の男たち、shilokoさんと共有する。

 山頂に滞在して1時間30分。tomoさん、Jimny-Hikerさんがやっと山頂にやってきた。三人で記念撮影する。良い想い出になった。ガスが薄くなり立山連峰、鹿島槍ヶ岳が頭を出していた。三人で下山する。砂礫の道を歩きながら思い思いに撮影する。槍穂高常念はもうガスで見えない。

 混み合う燕山荘にぶらりと立ち寄る。きっと似合うだろう。私は素晴らしい景色と山友とのひと時がお土産。想い出は決して買うことのできない宝物。

 往路は午後となったが、多数の宿泊登山者が上ってくる。尾根道の途中で声を掛けられた。ichigomirukさんとお連れの方でした。短い間ですがお話しさせて頂き、お互いに記念撮影。群馬出身でお隣り栃木在住の方なので、またお会いする機会があるでしょう。楽しいテント泊となることを祈ってお別れした。

 合戦小屋でチェスパを脱ぐと、下りはぶらぶらとしながら歩く。第二ベンチ手前で気配を察知。二ホンザル。奴らも私を察知して逃げていく。登山者がベンチに落としたものを拾って食べるから癖が悪い。蹴散らすように木へ逃げて行った。

 温泉の湯気が上がる中房温泉に到着。気温10℃で暖かい。持って行った水2.5ℓをすべて消費した暑さだった。舗装路を歩く。途中の第二駐車場にtomoさんJimny-Hikerさんの車が並んでいた。満車となっていた第三駐車場に到着。着替えて帰路へ。中房川沿いや山麓の県道沿いの紅葉が美しかった。

 途中寄り道して道の駅安曇野松川へ。野沢菜漬けが2個で1000円の特売中だった。お買い得に弱い庶民派の鬼軍曹。店の戦略に嵌まりお土産に2個購入。すぐに食ってしまうだろう。

 長野道側道を南下して安曇野ICへ。西側には常念岳が私を引き留めるように顔を出していた。また会う日まで、良い山と良い友に。

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コメント

予想的中
関東が雨だったのでここしかないと決定。
土曜なのにお会いできるとはね。
gurowmonoさん、山頂で長らく待たせすみませんでした。
ガスが取れたので写真撮りまくりで遅れました。
2019/11/25 19:12
高確率
 おはようございます、tomoさん。
まさかお会いするとは、しかも北アルプス燕岳。tomoさんとは行く山が比較的似ているのですが、バッタリ確率が高いです。6度目ですよね。月曜の男なのでなかなか土日には行けないので珍しいです。

 山頂には1時間半いましたが、贅沢なひと時でしたね。ガスの晴れ待ちは谷川や武尊で慣れてますので、気になりませんよ。視界があったので風景を目に焼き付けていました。
2019/11/26 9:10
冬季閉鎖前に
growmonoさん こんばんは。
林道の中房温泉への冬季通行止め間際でも
駐車場は混みあったみたいですね、人気のある燕岳ですものね。
雲海の上に雪をまとったアルプス最高ですね、山頂で1時間待ち寒さにやれらない強靭な体羨ましいですね・・・23日はどこも暖かな日になったのかな。
2019/11/25 21:03
Re: 冬季閉鎖前に
 おはようございます、yasioさん。
私もそうですが、悪天候の関東からの登山者の影響で混んでいましたね。小屋泊テント泊も多かったです。次ぐ日が仕事でなければ、常念蝶が岳をテント泊したかったですね。

 予想通りの快晴と雲海、素晴らしい眺望となることは分かっていましたので、小さくガッツポーズでした。山友のtomoさんjimnyさんと会えたことが本当にうれしく、山頂で待つことなど全く気になりませんでした。気温も上昇し5℃でしたが、西からの風は冷たかったです。のんびりと山頂で槍ヶ岳見ながらの昼食は最高でしたね。
2019/11/26 9:25
まだ登れるのですね!
growmonoさん こんばんは

11月になると、アルプスは行き先の対象から外れます。この時期は
雪が降り始めるので、とても怖い山になっていると感じているから
です。それにしても、素晴らしい1日になりましたね。これだけの
景色が見られ、それもチェーンスパイクで登れるのであれば、来年
の晩秋には燕岳に行ってみたいと思います。羨ましい限りです!
                         埼玉のchii
2019/11/25 21:14
冬が始まる
 おはようございます、chiiさん。
関東は山が雨雲を封じ込めて天気が悪かってですからね。晴天を求めて行先は迷いませんでした。冠雪の景色を眺望を狙っていきました。中房線が通行止め前週ですし好都合でした。

 例年以上に雪が少なく感じました。ただ冬山ですし北アルプスですから、今後は増えていくでしょう。年末年始は小屋も営業しますが、人も多く安心して登れると思います。下手をすれば中房線を自転車で行けるかもしれませんね。
2019/11/26 8:55
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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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