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Yamareco

記録ID: 21208 全員に公開 沢登り 日高山脈

中ノ岳・中ノ岳ノ沢(南東面直登沢)

情報量の目安: A
-拍手
日程 2005年08月13日(土) ~ 2005年08月15日(月)
メンバー
アクセス
利用交通機関

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

8月13日:晴れ・日高三石道の駅ウラC0(6:00)→ニシュオマナイ林道終点神威山荘前に車デポ→中ノ川林道土砂崩れ終点・標高240m〜発(10:00)→林道標高330m入渓(12:30)→標高446中ノ岳ノ沢二股C1(15:15)
8月14日:晴れ→小雨・C2(5:40)発→C3標高850二股(17:10)
8月15日:曇り時々晴れ・C2(6:40)→中ノ岳 (10:10-50)→神威山荘(15:40)→中ノ川へ車デポ回収(18:30)→大樹の食堂
コース状況/
危険箇所等
日高で一番ゴルジュのキツい沢、中ノ岳ノ沢は、サイトーが15年来暖めて来た「日高極悪四天王沢」遡行計画の一つで、この夏のメイン山行だ。

一日目・入山
中ノ川林道は15年振りだ。土砂崩れで途中から2時間半ほど歩く。青空の日高の河原歩きは心が浮き立つ。ここから先は誰もいない。標高430の三ツ股の淵泳ぎでやっと前にも来た場所だと思い出す。ここ一週間十勝平野ではまともな雨が無いらしく水量が少ない。二股でC1、タープを張って大きな焚き火。北川君がネギと豆腐を一丁持ってきて、丸美屋の麻婆豆腐がうまい。焚き火には葉巻がうまい。普段吸わなくなって久しいが、焚き火にバーボンの時だけ吸う。

二日目・核心突破10時間
冷やしラーメンとザーサイを食べて、緊張の朝。行程わずか3キロほどの間に険悪なゴルジュ、ツルツルの滝、ガチャガチャの雪渓が連続する。一つ突破するごとに次のやつが現れて行く手を阻む。高まきはあくまで最小限にしないと戻れない。

皆、カヌー用の保温下着やウエット腹巻きで防寒武装した。ゴルジュはまずは正面突破を試みる。泳いで這い上がって、奔流の中にホールドを探す。歯が立たないのはシブシブ巻く。懸垂で瓶の底に降りれば、またまたツルツルの、ホールド乏しい側壁だが、主力戦艦サイトーがするすると登っていく。結局、小規模な巻きと懸垂が4回、側面斜め登りザックつり上げが5回、雪渓の乗り降り数知れず、つっぱりチムニーの小函4,5回という感じ。後半は霧雨が降り出し、ショボけがちな気分だが、サイトーは行き詰まる事もなく、パーティー全体は首尾良く進む。結局わずか3キロ半を、大した休みも滞りも無く進んで10時間かかった。

標高850の二股は下も上も雪渓がある寒いところだが、やっと泊まれる所にたどり着いた。土木工事して寝場所を作り、タープを張って焚き火。3時頃から降り出した小雨と、生木倒木の薪が多いため苦心して火を起こす。ストーブもツエルトもシュラフも無い軽装パーティーだから、ここが焚き火力の出しどころだ。雨は降ったりやんだりなので焚き火も何とかなって、尻も乾いてカレーがうまい。土砂降りになってもタープなので、この下で焚き火が出来る。ただし雪渓の風のせいで、寒くて眠るのに難儀した。サイトーによれば、狩場の須築、南アの暗沢よりもこの沢の方が難しいとのことだ。

三日目・山頂へ
函や滝は大したものは無くなったが気持ち悪い雪渓はまだまだ続く。乗り降り、くぐりを何度か繰り返す。稜線の見える源頭は3級弱、ロープ無しクラスのナメ滝が長く続いてヤブ漕ぎ。ササもハイマツも、肩より高くないので視界が良く利く。中ノ岳の南西数百mの稜線に上がると廃道寸前の踏み跡有り。山頂ではガス。時々晴れて39の影も見えた。正面のペテガリは見えない。昔、3月にベッピリガイから来てペテガリへ縦走した、日高で最も細い稜線のラインを目で追った。ニシュオマナイ沢からの単独行者と会う。

下りはニシュオマナイ源頭へ。一時間あまりヤブを漕いでスネをアザだらけにして沢に降りた。ニシュオマナイはロープ要らずだが、長いナメ滝が多く、楽しめる。夏道合流の手前にも函が現れ、最期まで楽しませてくれる。

神威山荘に着くと樋口さんがいた。ペテガリへの林道が通れないため、最近はここから山越えしてペテガリに入山する人が多いとのこと。中ノ川へデポした車を取りに行き、大樹に出るともう7時。龍月という、客で一杯の食堂で十勝名物豚丼を食べて、風呂も入らず札幌を目指す。サイトーの運転で23時55分札幌発函館行き夜行バスに2分前に間に合わせてもらった。感謝!
過去天気図(気象庁) 2005年08月の天気図 [pdf]

写真

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