赤城山〜広がる雲海と壮大な滝雲
群馬県
ぐろ
体力度について
- GPS
- 03:46
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 562m
- 下り
- 558m
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- 山行
- 3:10
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:42
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
なし |
写真
アルカスイス雲台を以前から使用したかったので、SIRUIのカーボン三脚と雲台を先月購入。初使用。購入にあたり月曜の男たちkijimunaさんkazumさんに多数のご意見を伺った。良い道具が買えました。感謝。
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感想
まるでカスタネット演奏のように、休んで出て休んでと、飛び石の休日。燕岳から帰る途中、月曜の予定はSCWと天気予想図を見てすでに決めていた。
赤城山ナイト早朝ハイク。星空撮影と日の出と雲海観賞。あわよくばモルゲンの谷川と武尊山を赤城山から見ようと思っていた。星空撮影用にSIRUIのアルカスイス雲台とカーボン三脚を買ったので、初日の出の前に試してみたいのだ。
購入にあたっては、月曜の男たちkijimuaさんkazumさんに意見を多数伺い参考にさせて頂いた。感謝。やや高い買い物だったが、ブレを防止するには良い三脚を使用するのが一番だ。
深夜2時に起床。なんと赤城山がガスで見えない。南の空も霞んでいる。SCWの局地で見ても濃い雲がかかっていた。天体撮影はやめて日の出から行くことにした。これが雲海の正体だと気が付かぬ愚か者。上に行けば晴れていたのだ。
二度寝後の4時30分に起床。まだ曇っているが、晴れることは分かっているので出発。午前中勝負なのだ。赤城県道では姫百合を過ぎると、路上に二ホンジカが早朝会議をしていた。全部で数十匹見られ、立派な角があるオスジカもいた。駆除は進んでいないようだ。
自宅から40分で八丁峠に到着。大胡線は道路崩壊で、このまま冬季閉鎖に入るだろう。道脇に一台停まってはいたが内部が曇り車中泊と思われる。私はいつも通り木階段脇まで突っ込む、VIP待遇。まだ暗いのでヘッデン点灯して出発。気温7℃、温かすぎる異常気象。
二度寝からの寝起きでも、ガシガシ登って20分で展望ポイントへ。未だ暗く地平線の明るさが目立つ程度。ただこれだけ暗くても、白い雲海が一面に広がり素晴らしい光景。三脚と雲台をセットして撮影開始。雲台のボールはフリクション調整が出来るので、好みの固さに調整しておいた。滑らかに動き操作しやすい。
地平線が赤く燃え上がり、夜明けから日の出が近いことを知らせる。一面の雲海を眺めていると、雲が波のように立ち、流れていくのが良く分かる。まさしく雲の海原。南には富士山が笠雲を乗せていた。
計算上の日の出から5分遅れての日の出。モノクロの風景に色が差す。大地は赤く染まり、温かみを肌で感じる。日の出をしばらく眺めた後は山頂へ移動。山頂からは黒檜山と大沼、尾瀬から谷川まで山並みが良く見えていた。
車で湖畔へ移動しながら撮影。ほぼ無風で大沼の水面も揺れが少ない。湖面を鏡に見立てたシンメトリー風景の撮影。キャンプ場から鳥居峠方面のアングルが私のお気に入り。厳冬期はそこから日が上がるのが見えるのだ。
いつもの登山口前に路駐して黒檜山へ。前日の雨の影響で泥濘で滑りやすかった。慣れた山道はあっという間。昨年同時期はkijimunaさんと霧氷を観賞していたのだが、この暖かさでは霜すら降りない。明日以降の谷川の降雪に期待したい。
一度山頂をスルーして展望ポイントへ。南西から東までの眺望を一度確認する。地蔵岳で確認し、ここからの眺望を楽しみにしていた、谷川主脈の滝雲が見えている。急いで登った訳はこれなのだ。ガスが下り切ってしまえば単なる曇りなのだ。
カメラのレンズをテレ端にして流れるガスを観察する。全長25kmに及ぶ谷川主脈を乗り越えるようにガスがきれいに落ちていく。まさしく滝。しばらく壮大な景色を眺めていた。踵を返して山頂へ。記念撮影し駒ヶ岳へ。
大タルミへと下る木階段からも小沼と雲海の素晴らしい景色。富士山はもう見えなかった。大タルミ付近から、冷たい北西の強風が吹き始めた。天気が崩れる兆候。駒ヶ岳に登り返す。駒ヶ岳では今日唯一すれ違った登山者1名。雲海の景色を写真に収めていた。
鉄階段へは行かずに篭山方面へ。鳥居峠は風の通り道で覚満淵から吹き上げてくる。覚満淵の周遊木道は腐食している所もあり、歩行に注意が必要。木道の中間地点のベンチでブランチ。深谷ネギのかき揚げとお揚げの温かいソバ。カモが目の前に来て水中に首を突っ込んでいた。
健康で過ごすことが何より大切に感じるのは、いつも病気になった時なのだ。失ってからその大切さに気が付くようでは遅いのだ、何事も。
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同じ朝焼けを鍋割で見ていました！
素晴らしい雲海でしたよね。
天気予報では雲が多そうだったのですが谷川まで見えたのですね。
上まで上がっていけばよかったです。
朝焼けにはちょうど良い季節となりました。
こんばんは、okuTさん。
先ほどヤマップに訪問させて頂きました。鍋割山は前橋高崎市街地に近いので、雲海も近いですね。okuTさん宅方面からですと、鍋割登山口まで1時間30分はかかりますでしょうか。
鍋割山ですと、もう少し北側へ行って、竈山〜火起山のタルミ付近でしたら、東は日の出、西は武尊山〜浅間山までのパノラマが見られます。また冬季は素晴らしい白屏風になりますよ。
また山頂の手前で不動明分岐があります。やや南西へ下りる道があり、不動明王が祀られています。急坂でもありますので、ロープが有ります。
鍋割は東から南、そして四阿山ぐらいまではかろうじて見えますが北側は全くです。
竈山〜火起山のタルミですね！
また、登る楽しみができました。
不動明王も！
growmonoさん
おはようございます。
実に丁寧に撮影された写真とコメント！
おもわず一枚一枚読み進み拝見しました。
最初に感想を読んだのでとても楽しく見ることが出来ました。
growmonoさんの語彙の豊富さにもあらためて驚かされました。
朝から良いものを見させて頂きました。
ありがとうございます。
こんばんは、iiyuさん。
感想や写真をお褒め頂き恐縮です。幼少から慣れ親しんだ赤城山ですからね、目を瞑っても山座同定できます。関東平野を覆う雲海は見事でしたね。谷川主脈の滝雲は何度も見ていますが、赤城山から見ると壮大で素晴らしかったです。
画像を載せてコメントと感想を少し書いて、はいレコ出来上がり！でも良いと思います。ただ私としては、どこの山行でも一期一会と思って行っておりますので、思い入れがあります。
写真を現像して選び、それを見ながら回顧し私の目線で感想を書いていく。それが私のやり方なんです。読む人によっては「長く癖のある文章」「詳細に書かれておりとても分かりやすい」など、人それぞれ感想があると思います。
万人受けするような文章を書く才能や筆力は私にはありません。また無駄なことばかり覚えているので、語彙が豊富と思われるかもしれません。単なる浅知恵です。今後も読んでいただけるだけでありがたいです。
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