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Yamareco

記録ID: 212246
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳・五竜岳縦走  黒菱駐車場〜牛首の怖いヨコバイ歩きを通ってアルプス平へ

2010年09月11日(土) 〜 2010年09月12日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
17.6km
登り
1,798m
下り
1,943m

コースタイム

1日目
山行
7:53
休憩
0:47
合計
8:40
6:40
129
八方池山荘
8:49
8:49
47
丸山(ケルン)
9:36
9:39
16
唐松岳頂上山荘
9:55
10:01
11
唐松岳
10:12
10:30
150
唐松岳頂上山荘
13:00
13:20
70
五竜山荘
14:30
14:30
50
五竜岳
15:20
五竜山荘
2日目
山行
3:10
休憩
0:00
合計
3:10
5:00
190
五竜山荘
8:10
テレキャビンアルプス平駅
旺文社コースタイム 1日目:8時間15分  2日目:4時間5分
天候 1日目 晴れのち曇り
2日目 雨
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
黒菱駐車場へは白馬のペンション街から長い山道を登っていきます。
今回は元々は五竜山荘から黒菱へ同じルートを戻るつもりでしたが、2日目の悪天候のために牛首を通過するのは止めて、遠見尾根を下って、その後にタクシーで黒菱の車まで戻りました。
コース状況/
危険箇所等
八方池〜丸山ケルン
前半は道幅が広く、とてもよく整備された石ころの遊歩道のような登山道が続きます。
後半は通常の土の登山道で、迷う箇所や危険箇所はまったくありません。

丸山ケルン〜唐松岳頂上山荘
引き続き通常の土の登山道でまったく安全ですが、稜線に出る手前に、崩落の跡を修復した少しだけ危険で狭い箇所がありました。

唐松岳頂上山荘〜唐松岳
稜線上を気楽に進むことが出来ます。特に危険はありません。

唐松岳頂上山荘〜(牛首経由)〜五竜山荘
小屋を出発して、すぐに最大の危険箇所がやってきます。鎖を伝ってヨコバイに進みますが、足を滑らせたら一巻の終わりです。
初心者の方は細心の注意が必要です。ネット上でもあまりその危険さに触れられていませんが、かなりのものです。

進むにつれて、同じヨコバイでも危険度は段々低くなっていきます。
その後は何度か100mクラスのアップダウンを繰り返し、五竜山荘への最後の登りを進みますが、結構きつめです。

五竜山荘〜五竜岳
最初はダラダラとした石の道を登っていきますが、その後岩を軽くよじ登る箇所が増えます。牛首ほどの危険度はありませんが、ある程度は注意が必要です。

五竜山荘〜テレキャビンアルプス平駅
小屋を出て少し歩くと、結構岩の険しい急な道をどんどん下っていきます。
その後は遠見尾根の軽いアップダウンを何度か繰り返した後、最後は遊歩道のような道をゴンドラの乗り場まで下ります。
前半は注意が必要です。
その他周辺情報 テレキャビンで下ると、白馬の町の真ん中に下りますので、たくさんのお風呂があります。今回はの湯に入りました。
朝、黒菱の駐車場で雲が焼けてきました。
2010年09月11日 05:23撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 5:23
朝、黒菱の駐車場で雲が焼けてきました。
遠くの風景とともに
2010年09月11日 05:26撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 5:26
遠くの風景とともに
白馬の峰々も赤みが増してきます。
2010年09月11日 05:28撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 5:28
白馬の峰々も赤みが増してきます。
2010年09月11日 05:28撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 5:28
2010年09月11日 05:29撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 5:29
2010年09月11日 05:30撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 5:30
日の出後は、すっきりと青さ抜ける空になりました。
2010年09月11日 06:36撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 6:36
日の出後は、すっきりと青さ抜ける空になりました。
登山道からは鹿島槍ヶ岳がはっきりと見えます。
2010年09月11日 06:47撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 6:47
登山道からは鹿島槍ヶ岳がはっきりと見えます。
第二ケルンに着きました。
2010年09月11日 07:17撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 7:17
第二ケルンに着きました。
八方池までは遊歩道感覚ですが、それ以後はとても整備された登山道になります。
2010年09月11日 07:17撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 7:17
八方池までは遊歩道感覚ですが、それ以後はとても整備された登山道になります。
白馬の峰も青く澄んでいます。
2010年09月11日 07:31撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 7:31
白馬の峰も青く澄んでいます。
2010年09月11日 07:31撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 7:31
段々と不帰の瞼がその切れたつ恐ろしい姿を見せてきます。
2010年09月11日 07:31撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 7:31
段々と不帰の瞼がその切れたつ恐ろしい姿を見せてきます。
鹿島槍と五竜です。
2010年09月11日 08:01撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:01
鹿島槍と五竜です。
2010年09月11日 08:01撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:01
鹿島槍ヶ岳の双耳峰がくっきりと
2010年09月11日 08:01撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:01
鹿島槍ヶ岳の双耳峰がくっきりと
遠くの山々も
2010年09月11日 08:02撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:02
遠くの山々も
登るにつれて、鹿島槍が五竜の陰に隠れていきます。
2010年09月11日 08:49撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:49
登るにつれて、鹿島槍が五竜の陰に隠れていきます。
信州側の山々です。
2010年09月11日 08:49撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:49
信州側の山々です。
丸山ケルンに着きました。
2010年09月11日 08:49撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:49
丸山ケルンに着きました。
不帰の瞼が全容を見せてくれます。
2010年09月11日 08:49撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:49
不帰の瞼が全容を見せてくれます。
不帰の劍の厳しい岩場です。
2010年09月11日 08:50撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:50
不帰の劍の厳しい岩場です。
2010年09月11日 08:50撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:50
白馬三山の稜線です。
2010年09月11日 08:50撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:50
白馬三山の稜線です。
手前には蕗の瞼
2010年09月11日 08:50撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 8:50
手前には蕗の瞼
これから進む稜線です。
2010年09月11日 09:13撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:13
これから進む稜線です。
その右には五竜岳が。
2010年09月11日 09:13撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:13
その右には五竜岳が。
2010年09月11日 09:13撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:13
2010年09月11日 09:14撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:14
2010年09月11日 09:14撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:14
稜線に到着しました。蕗の瞼を見下ろすようになりました。
2010年09月11日 09:36撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:36
稜線に到着しました。蕗の瞼を見下ろすようになりました。
2010年09月11日 09:36撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:36
富山側の山々です。五竜岳の右手には剱立山がく見えています。
2010年09月11日 09:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:37
富山側の山々です。五竜岳の右手には剱立山がく見えています。
剱岳と立山も晴れ上がっています。
2010年09月11日 09:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:37
剱岳と立山も晴れ上がっています。
唐松岳の頂上付近には雲一つありません。
2010年09月11日 09:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:37
唐松岳の頂上付近には雲一つありません。
2010年09月11日 09:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:37
2010年09月11日 09:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:37
五竜岳が立派な山塊を横たえています。素晴らしい眺望です。
2010年09月11日 09:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:37
五竜岳が立派な山塊を横たえています。素晴らしい眺望です。
剱岳を大きく捉えます。
2010年09月11日 09:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:37
剱岳を大きく捉えます。
唐松岳山頂に着きました。
2010年09月11日 09:55撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:55
唐松岳山頂に着きました。
頂上から白馬方面です。
2010年09月11日 09:55撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:55
頂上から白馬方面です。
不帰の瞼がよく見えます。この時警察ヘリが来ていました。
2010年09月11日 09:55撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:55
不帰の瞼がよく見えます。この時警察ヘリが来ていました。
2010年09月11日 09:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:56
五竜岳には少し雲がかかっています。
2010年09月11日 09:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:56
五竜岳には少し雲がかかっています。
2010年09月11日 09:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:56
唐松岳から見る剱岳です。
2010年09月11日 09:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:56
唐松岳から見る剱岳です。
剱立山の急峻な稜線が一望です。
2010年09月11日 09:57撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:57
剱立山の急峻な稜線が一望です。
2010年09月11日 09:57撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:57
2010年09月11日 09:57撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:57
2010年09月11日 09:58撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:58
2010年09月11日 09:59撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:59
剱岳のとがった山頂部を、左横から見ています。
2010年09月11日 09:59撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:59
剱岳のとがった山頂部を、左横から見ています。
槍ヶ岳も立派に尖っています。
2010年09月11日 09:59撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 9:59
槍ヶ岳も立派に尖っています。
牛首のヨコバイ歩きの後の登山道です。
2010年09月11日 10:00撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 10:00
牛首のヨコバイ歩きの後の登山道です。
この時点では五竜山荘が見えています。
2010年09月11日 10:00撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 10:00
この時点では五竜山荘が見えています。
ガスが出てきました。
2010年09月11日 10:00撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 10:00
ガスが出てきました。
山頂へ向かう途中雷鳥が現れてくれました。
2010年09月11日 13:45撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 13:45
山頂へ向かう途中雷鳥が現れてくれました。
2010年09月11日 13:46撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 13:46
八峰方面と山頂への分岐点です。
2010年09月11日 14:24撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 14:24
八峰方面と山頂への分岐点です。
2010年09月11日 14:24撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 14:24
五竜岳の山頂に到着しました。楽しみにしていた、鹿島槍・八峰キレットはまったく見えません。
2010年09月11日 14:30撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 14:30
五竜岳の山頂に到着しました。楽しみにしていた、鹿島槍・八峰キレットはまったく見えません。
山頂までは結構険しい岩の道です。
2010年09月11日 14:38撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 14:38
山頂までは結構険しい岩の道です。
(牛首ほど怖いとはまったく思いません。)
2010年09月11日 14:38撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/11 14:38
(牛首ほど怖いとはまったく思いません。)

感想

まず最初に反省ですが、今回は最大のミスを犯してしまいました。

ルートの下調べが甘く、牛首のヨコバイ歩きの危険をほとんど把握しないまま、唐松五竜の稜線歩きに入ってしまいました。
同行者はまだ3度目の登山だったにもかかわらず、このような危険なルートに連れて行ってしまったことは大変申し訳なく思います。

唐松岳までは整備がされ過ぎなくらい楽な登山道でした。その間本当に晴れ上がった天気で素晴らしい景色が見れました。
しかし、牛首に入ると、ミスったら滑落死亡事故間違いなしの危険な鎖場でした。その後も何度も横歩きの鎖場を超えますが、危険度はどんどん楽になっていき、出足の最初が一番厳しいという恐ろしいコースでした。

その後の鞍部までのアップダウンにうんざりしながらも、なかなか姿の見えない五竜山荘に向けて歩きます。

小屋で手続きを済ませて五竜岳の山頂に向かいますが、この頃から朝の好天が一変し、ガスに巻かれるようになりました。もっともそのおかげで雷鳥が出てきてくれたようですが

五竜岳の山頂から鹿島槍ヶ岳や八峰キレットの谷を眺めたかったですが、ガスでそれも叶わぬまま小屋に戻りました。

小屋ではおかわり自由のカレーライスと、「山が好き 酒が好き」のTシャツ、そして「牛首より五竜の山頂直下の登りの方が怖い」というおじさんが印象的でした。

朝になると、小屋の入り口付近にはテント泊だった人達がごったがえしていました。
テントで楽しく過ごしていたはずが未明からの風雨で避難してきていたようです。

テレキャビンまでは標準で4時間以上かかるので、4時過ぎに出発予定でしたが、明るくなるのを待って5時に出発しました。

雨で滑る最初の岩場を下り、その後はうんざりするアップダウンを超え、3時間ちょっとでゴンドラに到達しました。

前日の好天とうって変わっての悪天候でしたが、多様なコースを歩くことが出来てよかったです。

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無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
唐松岳&五竜岳(八方尾根⇒遠見尾根)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
八方池⇔唐松岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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