唐松岳・五竜岳縦走 黒菱駐車場〜牛首の怖いヨコバイ歩きを通ってアルプス平へ


- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,798m
- 下り
- 1,943m
コースタイム
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:40
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:10
天候 | 1日目 晴れのち曇り 2日目 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
今回は元々は五竜山荘から黒菱へ同じルートを戻るつもりでしたが、2日目の悪天候のために牛首を通過するのは止めて、遠見尾根を下って、その後にタクシーで黒菱の車まで戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八方池〜丸山ケルン 前半は道幅が広く、とてもよく整備された石ころの遊歩道のような登山道が続きます。 後半は通常の土の登山道で、迷う箇所や危険箇所はまったくありません。 丸山ケルン〜唐松岳頂上山荘 引き続き通常の土の登山道でまったく安全ですが、稜線に出る手前に、崩落の跡を修復した少しだけ危険で狭い箇所がありました。 唐松岳頂上山荘〜唐松岳 稜線上を気楽に進むことが出来ます。特に危険はありません。 唐松岳頂上山荘〜(牛首経由)〜五竜山荘 小屋を出発して、すぐに最大の危険箇所がやってきます。鎖を伝ってヨコバイに進みますが、足を滑らせたら一巻の終わりです。 初心者の方は細心の注意が必要です。ネット上でもあまりその危険さに触れられていませんが、かなりのものです。 進むにつれて、同じヨコバイでも危険度は段々低くなっていきます。 その後は何度か100mクラスのアップダウンを繰り返し、五竜山荘への最後の登りを進みますが、結構きつめです。 五竜山荘〜五竜岳 最初はダラダラとした石の道を登っていきますが、その後岩を軽くよじ登る箇所が増えます。牛首ほどの危険度はありませんが、ある程度は注意が必要です。 五竜山荘〜テレキャビンアルプス平駅 小屋を出て少し歩くと、結構岩の険しい急な道をどんどん下っていきます。 その後は遠見尾根の軽いアップダウンを何度か繰り返した後、最後は遊歩道のような道をゴンドラの乗り場まで下ります。 前半は注意が必要です。 |
その他周辺情報 | テレキャビンで下ると、白馬の町の真ん中に下りますので、たくさんのお風呂があります。今回はの湯に入りました。 |
写真
感想
まず最初に反省ですが、今回は最大のミスを犯してしまいました。
ルートの下調べが甘く、牛首のヨコバイ歩きの危険をほとんど把握しないまま、唐松五竜の稜線歩きに入ってしまいました。
同行者はまだ3度目の登山だったにもかかわらず、このような危険なルートに連れて行ってしまったことは大変申し訳なく思います。
唐松岳までは整備がされ過ぎなくらい楽な登山道でした。その間本当に晴れ上がった天気で素晴らしい景色が見れました。
しかし、牛首に入ると、ミスったら滑落死亡事故間違いなしの危険な鎖場でした。その後も何度も横歩きの鎖場を超えますが、危険度はどんどん楽になっていき、出足の最初が一番厳しいという恐ろしいコースでした。
その後の鞍部までのアップダウンにうんざりしながらも、なかなか姿の見えない五竜山荘に向けて歩きます。
小屋で手続きを済ませて五竜岳の山頂に向かいますが、この頃から朝の好天が一変し、ガスに巻かれるようになりました。もっともそのおかげで雷鳥が出てきてくれたようですが
五竜岳の山頂から鹿島槍ヶ岳や八峰キレットの谷を眺めたかったですが、ガスでそれも叶わぬまま小屋に戻りました。
小屋ではおかわり自由のカレーライスと、「山が好き 酒が好き」のTシャツ、そして「牛首より五竜の山頂直下の登りの方が怖い」というおじさんが印象的でした。
朝になると、小屋の入り口付近にはテント泊だった人達がごったがえしていました。
テントで楽しく過ごしていたはずが未明からの風雨で避難してきていたようです。
テレキャビンまでは標準で4時間以上かかるので、4時過ぎに出発予定でしたが、明るくなるのを待って5時に出発しました。
雨で滑る最初の岩場を下り、その後はうんざりするアップダウンを超え、3時間ちょっとでゴンドラに到達しました。
前日の好天とうって変わっての悪天候でしたが、多様なコースを歩くことが出来てよかったです。
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