爺ヶ岳東尾根
- GPS
- 16:52
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,729m
- 下り
- 1,737m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:04
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:27
- 山行
- 2:42
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:44
天候 | 12/28 晴れ 12/29 晴れ 12/30 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年の年末は鹿島槍に決まり、27日前泊31日まで。ルート的には、爺ヶ岳東尾根ー鹿島槍ー赤岩尾根。体力勝負のラッセル、赤岩尾根のおそらくダブルアックスでいきそうな箇所。はじめての雪山3泊。という事で大丈夫かなーと少々不安もありながら、千葉組S先輩の車で出発。翌朝道の駅でGとFさんと合流し、鹿島山荘の駐車場で準備。既に3台程車有り。
風で飛んでいきそうなポストに大事な計画書入れて出発。
最初、結構な急登で悪い。アイゼンなくて、この傾斜で薄く雪という地味に怖いやつでアイゼンはきたくなった。
雪が湿った重たい雪で、標高あげるに連れて次第に深くなって足を取られる。手袋についた雪も払っても薄くついたままで濡れきてた。しかも藪も多くて、アップダウンもあったから変に無駄なエネルギー使うような感覚だった。
幕営地のP3手前まで、既に大学生3人組(1人内女性)のパーティーが先行してトレースとつけてくれており自分たちも他のパーティも追いつきラッセル参加。
今までの、ラッセルはラッセルじゃなかった!
とにかく深くて進まない、、、一回目。全くの戦力ならず、、、ちーん。なんじゃコレ!
1分間だけ全力でというアドバイスで2回目はさっきよりはままあまあ。
これだけ距離を進むのに、雪が深いせいで相当時間がかかってた。
北アルプスでのラッセルってこういう感じなんだー!想像していたのと大分違った。思ったより進まないっつ!確かに膝くらいの雪じゃラッセルじゃない!少ないパーティだとつらいってこういう事か?!とか色々はじめてわかった事が沢山だった。
P3直前、尾根でラッセル待ちしてる時、風がスーッと吹いた瞬間、アウター手袋の指先部分が凍ってカチカチに。ものすごい勢いで指先が冷たくなって痛くなった。風が吹く度ヤバイと思い、慌ててテムレスに変えた。
手袋も気をつけないとこんなになるのか。一瞬で凍ってコワ!手袋の濡れには気をつけよう。
P3到着して、幕営。鹿島槍も見えて景色も最高!テント内はS先輩恒例の火遊びのお陰でテント内は温かい!温い!これはS先輩時限定。絶対にこれに慣れちゃダメなやつ。
お水作って、お鍋作って日本酒やらウイスキーー3種!
Fさんが持ってきてたウィスキーが香良く美味しかった!ごちそう様でした!
テント内で明日どうするって話に。30日から天気が崩れ始め、31日は絶対に山にいちゃいけない予報だったので、30日下山は決まってた。2日目、今日のこの雪の状態、進むスピード、他のパーティーの明日の予定を推測して行くならノートレース。軽装で爺ヶ岳までピークハントか。可能性はかなり少ないけど全荷で鹿島槍まで、もしくは冷池まで行ってみるか。
自分としては、鹿島槍行きたいし、可能性低くても行けるところまで行ってみたいなあーという正直な気持ちも伝えながらも爺ヶ岳だよなーと。でも踏ん切りつかず可能性低いのは分かるけどどの位かS先輩に聞いてみたら、なんと10%、、、。そんなに低いの?!
10%じゃあな、、、って事で爺ヶ岳ピストン決定。
厳冬期の鹿島槍さんは、また今度!
2日目のラッセル。ラッセルしながら休憩できるところで勝手に休憩。その間、GさんとFさんたち、すごい勢いでラッセルトップに!強い2人だわー!
ふと周りを見ると他のパーティしかおらずS先輩を待って、私もラッセルやるー!と豪速のG、Fペアにやっとの思いで追いつくも一瞬で距離が。ついていくのが精一杯だった。他のパーティも、いつの間にか2人におまかせみたいに絶妙な距離感を保つ。途中で変わりましょうよ!と怒った感じで言い始めた人も現れ、ノートレースを前にいろんな人の心理が交錯してて何だか面白いかった。
ラッセル自分の番の時、目の前に綺麗な稜線が伸びてる中ノートレースの中を進むっていうのは、本当に気持ちが良くて綺麗でずっと歩いてたかったなー。
景色が目に焼き付いてる。最高だったー!
最終日、朝からGさん具合悪そう。あれ、Fさんも具合悪そう。熱出てるらしい。確かに2日目にはコホコホしてたからカゼかねーなんて話してたけど結果インフルでしたね笑 おおー!天気も良くて鹿島槍に行ってたら大変だったな〜。
30日は午前中には湿った降雪。どんどんウェアに染み込んできて下山した頃にはびしょびしょ、、、。
止まった途端極寒、、、。
震えながらお風呂へ駆け込み、ご飯は焼肉!熱ある人たちは食べれるって言い張ってたけど、ちろっとしか結局食べてなかった笑もったいなーい!
雪も沢山、ラッセルも沢山、連なる山々も綺麗でとにかくカッコいい。初めて知ることの多くて大満足の年末山行でした!
楽しかったですねー!また登りましょう!
ありがとうございました(^^)
カモの会の年末山行に混ぜて頂き爺ヶ岳東尾根へ。
当初は鹿島槍まで行き赤岩尾根を下山する4日間の計画だったが、30日から天候が悪化する予報のため3日間で行ける爺ヶ岳のピストンに変更となった。
結果的にはラッセルもできたし、非常に楽しく満足できる山行だった。
28日朝リーダーSさんの車に乗り合わせて鹿島山荘の駐車場へ。数台の車が止まっており、丁度支度しているところだった。
不覚にも、自分の車にヘッデンを忘れたことに気がつく。忘れちゃいけない忘れ物に冷や汗をかいたが、Sさんが予備を持っていて今回はお借りすることにした。ありがとうございましたm(_ _)m
8:30過ぎに出発。
最初の200-300mくらいの登りは急登と聞いていたが非常に悪い。
手がかりが乏しく落ちられない斜度のテレインで、一歩一歩丁寧な足運びを強いられた。
1476からは小刻みにアップダウンを繰り返しながら藪の高いトレースを追う。
先行は1767で張っているパーティ、途中で抜かしたパーティがあり、1767過ぎたあたりでトレースが細くなる。これは、今日誰かが頑張ってラッセルしてくれているのだろう・・・と思った矢先、大学山岳部3名がラッセルしているところに追いつく。
P3まではあと少しのところではあるが、ラッセルをやらせてもらう。大学生の力には及ばないかもしれないが、少しでもトレースを早く刻めればとの思いで。
他のパーティも追いつき、ラッセル大会を繰り広げ、P3に到着する。
ここは広いピークでテントを数張張れる。
翌日以降の行動は、テントの中でよく議論し、結果的に2日目に爺ヶ岳を踏んで帰ってくるBC型のピストンと決定した。
4名の山行なので最終的にはリーダーの判断に従うが、自分向けの備忘録として当時の考え・意見を書いておくと:
・天気図的に4日間の行動はあり得ない。
・この先トレースはなく、ラッセルは必至。
・初日のラッセル部分のペースは標高差80m/h。軽くしてペース上げられても100m/hだろう。
・全荷ではペースが落ちて冷池まで上がれないかもしれない可能性もある。
などなど踏まえて、鹿島槍を踏んで3日間で下山することは自力ではほぼ不可能のため、BC型のピストンを希望した。
翌朝4:30起床、6:30過ぎに出発。
先行2名が少し先に出発し、2番手につけるがすぐに追いついてラッセル大会。
その後大勢追いつき大人数のラッセル回し→数名のラッセル回し→駒ヶ根のベテランさん+Yuta+僕の3名回し→Yuta+僕の2名回しと徐々に減っていく。。
急登でYutaがラッセル中に私が追いつけず、かつ胸ラッセルで先頭入れ替えも大変な状況だったので任せることにしていたが、だいぶ後ろの方が気を利かせてくれたのか「ラッセル代わりませんかー」と声をかけてくれる。
まあその時は交代できる状況じゃないのだが、少し斜度が落ちたときに交代。そこから矢沢の頭までなんとか2人で奮闘してトレースをつけられた。
矢沢の頭で一本取る。その後、数パーティと交代でラッセルを続ける。
その頃、山頂から降りてきたパーティがトレースをつけながら降りてくるのを確認。
これでラッセルからは解放。あとはトレースを追ってゆっくり山頂へ。
山頂で記念撮影。非常にいい景色だった。
剱が美しい。源次郎が剱ピークに真っ直ぐ伸びているのがよく見える。
夏は身近な源次郎も、冬は限られた人しか受け付けないルートか…。などと思いながら、アイゼンに換装して下山。
このあたりからYutaと僕がゲホゲホ咳をし始める。
夜は僕の食担。餃子鍋。前週の練習の成果もあり、おいしく出来たと思う。
3日目、朝起きると身体がだるい。喉も痛い。Yutaも喉痛くて熱っぽそう。
Yutaは薬を飲んで回復基調にあり、僕は悪化傾向。
下山の3時間が一番辛かった。体調不良での下山は、黒戸尾根のように延々と続くような錯覚に陥った。
終盤にSさんから滋養強壮剤、Mさんから薬を頂き、無事下山。ありがとうございました。
湿った降雪で身体はびしょびしょ。温泉で暖まり、焼き肉食べ放題に行って解散。
Yutaと僕はまた熱っぽくなってきたが、ロキソニンを解熱剤代わりにだましだまし帰京。
翌朝(12/31)高熱で当番医に駆け込み、インフルA型判定。まさかの寝正月。とほほ…。
でも年末にいい山やれたから満足!
総括すると、非常にいい山をやらせてもらえたと思う。
鹿島槍は踏めなかったが、今の実力と年末の天気では爺ヶ岳のピストンが最適な判断だった。
山岳会のやり方にプロトコルを合わせるのは、自分にとってストレスになるかな?と正直不安だったが、杞憂に終わった。慣れた後は生活・行動含めて快適にご一緒させてもらえた。
山が好きな人と山に入れたことが幸せだ。
また、ヘッデンを車に忘れるのはやってはいけないミスで反省している。人の車で移動する時は、出発前に持ち物リストの最終確認を徹底しよう。
Sさん、Mさん、Yuta、楽しい山をありがとうございました。
(編集中)
会の先輩同期、いつものパートナーと冬山へ。
経緯としては、秋ぐらいにshimogさんから年末年始山行を誘われて。
既にまっちゃんが決まっていて、sLやらない?ということで。
既に他の人から年末年始誘われていたこで迷ったがこちらに参加させて頂くことにした。
ルートは爺ヶ岳東尾根〜鹿島槍〜赤岩尾根。前に残雪で先輩方が行っていたルートで、楽しそうだなーと思っていた。
今年はいつもの相方とよく山に入っていたので、相方もパーティにいれて貰い、4人で行くこととなった。そして、成功させたい気持ちも大きかったので、事前準備も入念に行った。
まずは三つ峠にてアイゼントレ。
その後、雪上訓練。
そして、プレ山行として西穂高西尾根に入った。
そして、年末へ。
天気は前半2日までは天気良く、後半にかけて悪そう。
全部で3泊4日の行程だったが、本来の行程だと、鹿島槍phが3日目なので微妙な予報。
4日目は相当悪いので行動できないとして、2泊3日で抜けきることにし、コンディション次第で爺ヶ岳東尾根ピストンか本来計画通り抜けきるか決めることとした。
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