西上州_諏訪山


- GPS
- 09:30
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,487m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
川の駅上野〜楢原登山口 楢原トンネル手前に林道入口がある。舗装路を進むと登山口につく。 楢原登山口〜小倉山 沢筋の右岸を高巻きに進みながら高度を上げる。その後斜面をつづら折れで登りながら稜線を目指す。稜線到着地点が大江権現堂。そこまでいくつかお堂or倉庫のような建物がある。しかしここはとにかく踏み跡が薄いのに加え落ち葉が堆積してルートを特定するのが非常に困難。目印も殆ど無し。落ち葉で足元も滑る。とにかく踏み跡を見定めひたすら稜線を目指す区間。大江権現堂から小倉山までは稜線を外さなければ特に問題なく到達できる。 小倉山〜湯ノ沢の頭 通常ルートは稜線を巻きながら進むが、稜線も進めなくはなく、自分は稜線を進んだ。ところが1275ピークから踏み跡がなくなり藪の先は絶壁で進めない。引き返して通常ルートに戻るもここも落ち葉でルートが不明瞭。結果枝尾根に迷い込んでしまった。素直に通常ルートを進むのが無難。以降は尾根筋ではなく通常ルートを進み問題なく湯ノ沢の頭に到着。 湯ノ沢の頭〜諏訪山 通常ルートを進むが凍結箇所が出てくる。チェーンスパイクの着用を推奨。避難小屋後からロープ、ハシゴの難所が連発。慎重に進む必要あり。三笠山山頂は眺望抜群も、諏訪山山頂は眺望無し。 湯ノ沢の頭〜浜平 谷筋を進み沢の右岸を行くも、途中から登山路が崩落しており、沢に下り進めそうなところを見つけながら降下。中にはどこも進めそうにない所もあり、崖にしがみつきながら進んだ。覚悟を決め水の中を進めばもう少し楽に行けたかもしれない。なお目印は比較的あるが、それを辿っていくと道が崩落して進めなくなることが多々あった。特にこのルートを登りで行く場合は、行きつ戻りつ半分沢登り的な効率の悪い山行となる覚悟が必要。 |
その他周辺情報 | 浜平温泉しおじの湯(大人600円)で汗を流す |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
毛帽子
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|
感想
昨年山登りに関しては過去最高と言っていいほど充実した1年だった。谷川岳馬蹄形走破という目標を掲げ、そのための準備を重ね、見事達成することができた。今年も月一ペースで引き続き山登りをしてゆきたい。
その今年最初の登山。先月登った帳付山への赤線繋ぎをもくろみ、川の駅上野から諏訪山、バリルートで帳付山、社壇乗越を経てスタート地点へ戻る計画を策定。時期的に着雪凍結が予想されるため前日チェーンスパイクを購入。マイカーで川の駅上野へ。気温マイナス5度。でもそれほど寒くは感じず風もなく穏やか。白やみ始めた6時半前に出発。
楢原登山口から登山開始。毎度のことだがこの時期この山域は踏み跡が薄いのに加え落ち葉がその上を覆いルートが極めて不明瞭となる。また落ち葉が積もった薄い踏み跡はとても滑りやすく不安定で非常に神経を使う。それでも何とか距離を伸ばし高度を上げてゆく。
ところが今回はまんまとハマった。。通常ルートを辿らず尾根筋を進んだところルートがなくなり、引き返し通常ルートへ戻るも不明瞭のため枝尾根へ迷い込んでしまった。ここで1.5時間のロス。。その後は無理せず通常ルートである巻き道を進むもタイムを縮められず。結果、諏訪山には予定の約2時間遅れの12時10分に到着。ここで16時までに社壇乗越へ着くのは無理と判断し引き返すことにした。
復路は湯ノ沢の頭から浜平コースを辿った。往路の楢原コースは不明瞭で険しく湯ノ沢の頭からコースタイムで1.5時間。一方の浜平コースはコースタイム1時間で整備もされているという地図の書き込みもありこちらを選択した。途中までは良かった。しかし、、、 登山路は所々崩落し先に進めない状態が断続的に発生。沢へ降り石の上を飛び跳ねながら進むもにっちもさっちも行かなくなり、最後は沢に落ち込む崖にしがみつきがら横移動するなどして何とか活路を見出す状態に。ようやく下山することができた。
その後は舗装路を1時間半かけ川の駅上野まで戻る予定だったが、途中の浜平温泉しおじの湯で路線バスを見かけ、聞いたらなんとちょうど出発する時間。迷わず飛び乗り10分弱で川の駅上野に到着することができた。
今回の登山を振り返ると、まず何よりも諏訪山は険しくて山深い場所ということ。昨年には遭難事故で亡くなった方もいるとか。加えて楢原コースは不明瞭、浜平コースは登山路崩落で、来る人をおおいに阻む山。安易な入山は慎むことを強くお勧めする。
あと、眺望も良くない山。唯一三笠山山頂は絶景ポイントだが、それ以外は木々に覆われほぼ眺望無し。ルートファインディング自体は面白いものの冬は日が短くちょっとのタイムロスで山行の変更を強いられる。もう少し日が長くなったら再度訪れ、帳付山まで再挑戦したい。
余談だが、今回初めてチェーンスパイクを使用した。雪氷面だけでなく落ち葉上でもしっかりツメが利き滑らず安心して歩けた。これは良い買い物をした。また今回の山行で出会った人はゼロ。孤独を十二分に堪能できた。次回も西上州をベースに山行計画をする予定。
Johroさん。朝から大冒険お疲れさまです。事故なく戻れてきて良かったですね。
自分も昨年のG.Wにソロで諏訪山は行ってきたのですが、かなりの難コースなのに、今回かなり登山道が崩壊しているようで更に難易度が上がっているようですね。また行ってみようと思っていたので大変参考になりました。。最後はバスに乗れてツイてますね〜。大変お疲れさまでした。
えぇぇ〜!
sanadamaruGさんがまたコメントしてくれるなんて夢のようです!!
本当にありがとうございます!!!
sanadamaruGさんの谷川岳山行に比べたらひたすら地味で恥ずかしい限りです😥
レコに記した通り、本当は更に先へ進み帳付山経由で下山予定でしたが、途中でまんまと道に迷い時間切れで引き返す羽目となりました
しかし、地味な山ですが、何とも言えない味わい深さも兼ね備える渋い山ですね
ルートファインディングは嫌いじゃなきので、今度はもう少し日が長くなったら再チャレンジし赤線を繋ぎたいとと思います
sanadamaruGさんのレコ、毎回楽しく、そして羨ましく拝見してます
素晴らしい山、そして素敵な仲間たち
良いですね!
これからもsanadamaruGさんのレコ、楽しみに拝見させて頂きます!
johroさん、諏訪山、この時期にチャレンジされましたか! お疲れさまでした〜
私も11月にチャレンジしたので、なるほどなぁと興味深く読ませていただきました。
小倉山の南の尾根ルートと巻道ルート、johroさんのGPS軌跡と自分の軌跡を拡大して比べてて、私も分岐で迷ったことを思い出しました。私も最初は尾根ルートを進みかけたんですが、思い直して戻って巻道ルートに入りました。尾根ルートでも行けるんだろうなぁと思ってたんですが、ダメだったんですね...
下りの浜平ルートも、岩場とかならまだしも、足場が不安定な土面の急斜面とかかなりびくびくもんでした。
無事帰還おめでとうございます!
ikerinaさん、コメントありがとうございます!
ikerinaさんとは皇海山クラシックルートの苦行に加え、諏訪山のスリルも共有できうれしい限りです(笑)
しかも路線バスを利用しての山行ですから頭が下がります。
以前は私も西上州の登山にはこのバスを利用していたのですが、いかんせん路程が長くスタートが遅くなるので最近はマイカー利用です(加えてバス内での飲食不可も難点)。
ikerinaさんには到底及びませんが、私も細々と山登りを続けております。
私は花粉の時期はダメなので、それまでにあと2〜3回登れればと思ってます。
ikerinaさんのレコ、いつも楽しみに拝見しています。
これからもお互い気を付けて登山を楽しみましょう!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する