修行滑走・金山岩


- GPS
- 07:46
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 936m
- 下り
- 1,402m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:15
天候 | 曇りのち晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
モナカ・デブリ・沢割れ・藪・倒木とまんべんなく修行可 快適なのは山頂だけ |
写真
感想
諸般の事情でhaleと行くことが急に決まった金山岩。
平湯温泉スキー場からガラガラの第2リフトに乗り、ガスの中でシール登高の準備をしていると、リフトの係員氏が近づいてきて「山に登るの?」と聞いてくる。いやそうなんですが、リフトは動いてるのに持場離れてもいいんですか、、係員氏に見送られてスタート。
雪は悪くなさそうだが積雪は少なく藪が濃い。どこの山でも同じだから仕方ない。アップダウンも何度かある。
先行者のトレースがあり有難く使わせてもらいつつ登って行くと、上部から2名滑ってきた。トレースの主であろう。この薮の中を滑ってくるとは撤退? と思ってお礼を言いつつ聞いてみたが山頂まで登ってきたという。haleのスプリットボードを見て驚いていた。haleもこの平湯尾根(金山尾根)は滑りたくない、滑れる自信はないとボヤいている。
標高を上げるとガスが取れ出してきた。やる気アップしまくりだ。ただ気温は高く、雪がモナカになってきた。確かにこれは大変そうだ。山頂が見えてきて、直下はガリガリだったので少しだけクトーを使った。haleは気合でクトー無しで山頂直下のテラスまで登り上げた。
テラスで板をデポしてアイゼンで山頂へ。岩場はひどくクラストしていて踏み抜き地獄だが先行者の足跡があって助かる。ガスは一部残っていたがほぼ360度見渡せた。ここまで晴れるとは思わなかった。しかも全く寒くない。春の陽気だ。
テラスまで戻って滑走準備。気温が高いのでワサビ谷は沢割れしていそうだ。haleに大丈夫かと聞くと、尾根を滑って戻るよりはいいとのこと。ならば行こう。
ワサビ谷はトップからバリバリのモナカで大変。薮をかきわけて目的の沢へ入る。つもりだったが間違えて一つ左の沢に行ってしまった。沢地形に入ったとき、うっかりしてGPSの確認をサボっていた。
ここは狭い上に予想どおり標高が下がると沢割れしてくる。危険なので尾根を越えて目的の沢へ移ることにした。尾根まで20mほど這い上がったがこれが大変だった。ツボでは登れず、シールを貼り直した。スプリットボードの貼り直しはつらい。ルートミスしてhaleに悪いことをした。
尾根に上がると新しいスキーのトレースがあった。沢割れしたワサビ谷を登ってくる人がいるとは思わなかった。目的の沢に入るとガチガチの大デブリが出てきた。何とかデブリをかわすと滑走のトレースがあった。あちこちで沢割れした狭い谷でデブリを上手く避けている。
何とか追っていくうちに谷は広くなり斜度も緩くなるが、スノーボードのhaleは次々に出てくる小さいポコや倒木を越えられない。例年並みの積雪なら全く問題ないのだが…何度も引っ張ったり、ツボで歩いてもらったりして何とか国道まで出ることができた。最後に側溝に落ちるというオチまでついた。
国道はさすがに問題なく滑り、林道分岐に出る。林道を登ればスキー場、そのまま国道を下れば平湯の温泉街に出る。どっちがいいかhaleに聞くと下山後に歩くのはイヤということで登り返し決定。
この林道は急斜面をトラバースするように作られている。雪が多いと片斜面になってヤバくなるのだが、今年は大丈夫だ。デブリはあったが越えるのに支障はない。日没が近いので全力で登って、暗くなる前のギリギリの時間にゲレンデに合流。
無人のゲレンデを滑っていくと、1日の営業を終了して止まったリフトと、圧雪車のライトが見えてきた。圧雪作業の邪魔にならぬようゲレンデの隅を滑って、暗くなりつつある駐車場へ到着。もう誰もいない。厳しかった1日の疲れを癒すべく、ひらゆの森へ直行した。
今回も連れてってもらった
山滑走2年目の自分だけど様々な修羅場を超えてきたであろうOECさんがいれば心配ないついていく
金山尾根を登り、藪が顔を出すこの尾根をボードで(しかも下手)楽しく滑れる気がしない
そもそも滑ることができるのか…
これを精一杯伝えた
ワサビ谷へおりる
経験のないほどガチガチのモナカとあずき
予告通りの沢割れ
疲れるけど問題なし、僕にとってはこれも貴重な体験だった
国道も近くなってくると緩い斜面になってきた
ちっさいこぶが超えられない
ボード泣かせだ
つぼじゃ太腿まで埋まって出れないし立てない
なんだこれ地獄谷だ
全く動けない自分にゆっくりでいいと何度も言ってくれるOECさん優しい
地獄に仏様がいた
国道まででれたら楽勝だった
登り返す体力も残っていたし林道もデブリで埋まってない
デブリで埋まっていたら僕には歩けない斜面になっていたに違いない
さっきまで地獄にいた僕にとって暗くなったゲレンデも問題なかった
数年後は山スキーに路線変更だと思うことが何度かあったけど
来シーズンにも始めようと思った山行でした
ほんとにスキー始める
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