暑寒別岳
- GPS
- 06:38
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,379m
コースタイム
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
砂防ダム工事のためゲートから1.5km先まで除雪あり |
その他周辺情報 | 昼飯:麺屋 田中商店 |
写真
感想
増毛界隈でワンシーズンに1回あるかないかの快晴無風のbig day予報。なので躊躇なく有給をブチ込み暑寒ママに会いに行く事にした。
平日だが条件が良いので誰かいるかと思ったが誰もいなかった。僕 "青い日本海が見たいかー!!" 僕”オォーー!”1人で鼓舞し出発。
去年から砂防ダム工事のため150mほど除雪されていたが今年は1.5km先まで除雪されていた。最終除雪地点からラッセルを開始するが左程深くなく約1時間で暑寒荘へ到着。久しぶりに単独だと暗闇の林道がとても長く感じた。あとで知ったがタカも休暇を取って一緒に行けたらしいので誘わなかったことを後悔…
当初は西暑寒経由など考えていたが、もう藪には辟易しているので脳筋プランのツアーコースから行く事にした。ツアーコースは藪も無く快適だが稜線上へショートカットする所は相変わらず藪どもが煩かった。
稜線に上がると例年なら風が吹き始めて寒いが、今日は驚くほどの無風で耳鳴りがするほど静寂に包まれおり東の空が白んでいた。尾根上の中心部にも藪がパヤパヤ出ており真っ直ぐ歩けないので、空けている東側をトラバースする様にルートを切る。
滝見台でご来光の予定だったが、思ったより早く日が昇りそうなので慌ててペース上げたがキツかった。何とか間に合って今年も暑寒の美しいモルゲンを堪能できた。
最後の大斜面は雪が溜まっている所を繋いでシールのまま登れて、残り50mくらいで硬くなったが氷化しておらず、毛羽だった雪面でシールが効いたのでそのまま台地へ乗り上げた。クトーもアイゼンも履かずにここ登れたのは初めてだ。
台地へ這い上がると視界の全てが青と白の世界で、山肌を縫うように雲海がゆっくりと流れており大雪山にも劣らない絶景が待っていた。
毎年冬の暑寒に来ているが条件が良い時でも、晴れても強風または無風でもガスガスと中々恵まれないこの山域だが、本日に限っては非の打ち所がない天候で本当に来て良かった。
山頂で沢山写真を撮って、ゆっくり行動食を食べて40分も長居してしまった。視界も良いし台地はカチカチなのでピークで板を履いてテイクオフ。東斜面を落として登り返そうかと思ったが浅パウだし200m落としてシールを貼るのが面倒臭いのでそのまま帰る事にした。
大斜面上部はガリガリだったが、真ん中から雪が良くなり滝見台から55番までのメローな斜面を海を眺めながら滑るのが1番楽しかった。暑寒は大斜面よりここの方が良いと思う。あっという間に暑寒荘まで戻り、ヒールフリーでゲートに戻るが、お一人様トレースでは約不足でまぁ楽ではない。去年はたったの20分でゲートまで戻れたのはカチカチ残雪期マジックだった。
今日はお日柄も良く写真をパシャパシャと沢山撮ったり、山頂でゆっくり過ごしたが往復するだけなら去年同様6時間はかからない。ゲートが開く前の暑寒は近い!そうYamaSkiあればね。
最高の天気のなか静かな暑寒別岳を贅沢に貸し切りで堪能し大満足の休日となりました。
ただ冬の暑寒にしか登った事がないでいつか無雪期に再訪してみたい。
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