三峯神社〜雲取山〜鴨沢
- GPS
- 07:26
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,968m
コースタイム
11:23 炭焼平
11:53 霧藻ヶ峰(〜12:01)
13:24 白岩山(〜13:35)
14:08 大ダワ
14:26 雲取山荘
14:50 雲取山(〜15:23)
15:50 奥多摩小屋
16:57 堂所
18:04 鴨沢
(歩行時間6時間34分)
天候 | 晴れ 10時時点で小河内は28℃、最高気温は13時の31℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは鴨沢からバスで奥多摩駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 特に言うことはありません。 ◆三峯神社〜霧藻ヶ峰 最初は傾斜が緩いのでウォームアップには最適です。 途中からきつくなり、段差も出てきます。 基本的には歩きやすい道という認識です。 ◆霧藻ヶ峰〜白岩山 段差の多い道で、露岩帯もあって少し歩きづらいです。 ◆白岩山〜雲取山 白岩山からいったん下りがあるのと、細かいアップダウンがあります。 この2つの山の標高差は100m程度ですが、実際には相当な上り下りがあります。 なお、雲取山荘から三条ダルミへの直通路は通行禁止になっていました。 ◆雲取山〜鴨沢 小雲取山から奥多摩小屋までの急坂と、堂所手前までのゴロゴロした道をどうクリアするかが課題です。 ここで無茶な歩き方をすると、後半で完全に足にきます。 堂所からは道が良くなり、あとは単調な下りです。 堂所直下の水場は枯れていました。 【トイレ】 三峯神社、霧藻ヶ峰、雲取山避難小屋、奥多摩小屋にあります。 |
写真
感想
初めて北面からの雲取山登頂に成功しました。
これまでは専ら南面の鴨沢からでした。
雲取山に登るルートはたくさんあります。
奥秩父主脈縦走路に位置するため、東西からも登ることができます。
いずれも日帰りでは骨が折れますが、不可能ではありません。
ただ今回のルートは交通機関に大きな難点があります。
何せ最寄りの西武秩父からのバスが9:10始発であり、しかも三峯神社まで1時間15分もかかるからです。
確かに時間通りには着きましたが、すでに日は高く暑い!
何でもっと早い時間の便がないのかなあという疑問があります。
同じルートを行くのであれば、鴨沢から攻略した方が便利です。
そのようなわけで、前々から計画はあったのですが、その都度見送ってきました。
今回は「夏休み中だし、どうしても行ってみたい!」という気持ちがありました。
さて実際の道はと言えば、道が広くて歩きやすいという印象でした。
初めてでしたが、不安な点はなかったと言えます。
標識もとてもよく整備されています。
三峯神社から雲取山までは10.5キロという表示があり、
その後も適宜キロ数が表示されていました。
したがって、これを目安に歩くことができました。
樹林帯で展望はあまりないのですが、たまに周囲の山々が見えるところがあります。
特に霧藻ヶ峰から見る景色は、周囲に木々があるので絵画的な要素があります。
そんなに広くないですが、座って休める場所もあるのでなかなか良いです。
白岩山に向かう道は断続的に急坂があります。
前白岩の肩、前白岩と「前」ばかりでありまして、簡単には白岩山に着きません。
まるで何かの前編のようです。「演出がうまいなあ」と(笑)
白岩小屋は「休業中」となっていますが、かなり荒廃が進んでいました。
もう再開はないんじゃないかなあと。
そこからの登りが個人的にはけっこうきつく感じました。
そろそろ疲れがくる時間帯でもあります。
白岩山では食事も兼ねて少し長めに休憩しました。
ここは昭和34年の伊勢湾台風で原生林が崩壊し、再生中だそうです。
下手に植林しないところが良いのではないかと思いました。
そこからは芋ノ木ドッケを経由してしばらく下りベースになります。
ですから雲取山への道は思ったより楽ではありません。
大ダワからの道は迷わず「男坂」を選びましたが(笑)
途中、ログハウスが見えてきたので「雲取山荘だ!」と思いましたが、騙されました。
これはかつて「雲取ヒュッテ」という場所で、今は閉鎖されています。
山荘はもう少し先です。
雲取山荘は大きな建物でした。これは驚きました。
ガスボンベがずらりと並び、独自の水処理施設もあるようでした。
少し上に出て後ろを振り返ると、白岩山方面が見えます。
でもこれが上に見えるんですね。あそこより下なのかあと思い…。
ですからやはり、雲取山まではまだ登ります。
両脇にロープがある道を進みます。
ちょっと段差ばかりの道で、そろそろ足がきつくなってきました。
「もういいんじゃないかなあ」と思った頃に山頂に着きました。
歩行時間だけだと4時間を切った計算です。思ったより早かった。
いつものとおり避難小屋の外で景色を眺めながら休憩しました。
さてあとは下るだけですが、やはりここで右膝の靱帯が痛み始めました。
今日はスタートからずっとストックを突いていたのですが、やはり万全ではないようです。
ただ面白いことに、ずっと痛いのではなく、時折痛みはなくなります。
結局断続的に痛みが出ながらも、そうスピードを落とさず歩けました。
だんだん暗くなってきましたが、まだヘッドランプを出すには至りません。
日没前にきっちり鴨沢バス停に到着しました。
あとは日が暮れていくのを見ながら1時間ほどバスを待ちます。
今日は平日なので、土日より最終のバスが20分ほど遅くなります。
もちろんバスが来る頃にはすっかり夜になりましたが、
周囲に外灯が多く明るいのでその点は良かったと思います。
こういう時間は都会人にとっては貴重です。
これからは日がドンドン短くなりますので、もうこのルートは行けないでしょう。また来年登りたいと思います。
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