南秋川・小坂志川上流(から景信山まで)
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- GPS
- 05:24
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,279m
- 下り
- 1,320m
コースタイム
天候 | 曇り->小雨->大雨->曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝の捲き道はだいたいあるようだ。6mトイ状は若干ヌメるも、ホールドはしっかりしている。ツメ上げは、ヤブではないが、軟らかく崩れやすい急斜面がある。 |
写真
感想
2週間前に辿った下流が楽しかったので、今回は続きを。
笹平で下りたのは自分ひとり、アプローチの林道は車を見かけることも、追い抜かれることもなかった。釣り人が歩いているとは思えないから、沢は貸切と思って良さそうだ。準備運動を兼ねて早足であるいたので車止めまで約30分、足拵えをして、入渓。
ガイドにもあるとおり、基本的に河原歩きがメインだが、流石に上流だけあって(?)小滝やちびゴルジュの数は下より多い。特にゴルジュは数メートルしかないミニチュア版だが、狭まり具合や両岸の立ち方などはなかなか立派なものだ。今日もある程度水線通しルールで進んでいたが、小雨がパラついてきて、ついでに雷も聞こえてきたので、ちょっとペースを速める。二俣手前の2mCSは釜が深く、取り付きは泳ぎになりそうだったので捲く。右岸に明瞭な踏み跡があった。二俣を越えてまもなく、本日の核心部・6mトイ状となる。少々ヌメるが、細かいホールトがしっかりあるので水流右を直登。落口のちょっと下に残置ハーケンがあった。そのあとは一気に源頭らしい渓相になり、水量も減る。そして、さしもの小坂志川も、沢のツメ上げらしく高度を稼ぎ始めた。伏流になってからも忠実に沢筋をつめ、最後はフカフカ(=ズルズル滑る)の腐葉土斜面を直上し、車止めから約2時間半で連行峰そばに飛び出した。
しかし、ツメ上げあたりから強くなり始めた雨が、ここに来てバケツをひっくり返したような降りに。いい加減腹も減ったが、とても立ち止まってどうこうする状況ではない。当初はこのあと市道山、臼杵山から荷田子におりて温泉でも入ろうかと考えていたが、この雨がどうなるかわからなかったので、和田峠に行き先を変更(一番近い、雨宿りが出来る場所ということで)し、ナメ滝のように水が流れる登山道を「これもシャワークライムというのか」などと考えつつ歩く。結構な数のトレイルランナーとすれ違い挨拶を交わしたが、皆ズブ濡れ。これだけ降られたらもう笑うしかないよね、といった清々しい表情だったのが面白かった。
*
流石の大降りも和田峠に着く頃にはほぼ上がった。そうなるともうちょっと歩いてみるかと欲が出て、結局、陣馬山で昼休憩をして、景信山経由で小仏バス停までとなったのであった。
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