日高の分水嶺 コイカクシュサツナイ岳〜ヤオロマップ岳〜1839峰〜ルベツネ岳〜ぺテガリ岳〜中ノ岳〜神威岳
- GPS
- 178:46
- 距離
- 61.8km
- 登り
- 4,826m
- 下り
- 5,251m
コースタイム
- 山行
- 2:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:20
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 9:46
- 山行
- 3:13
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:45
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 6:50
- 山行
- 9:51
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 10:37
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:41
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:37
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 9:35
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 11:26
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:45
天候 | 7月21日:雨時々曇り 22日:霧 23日:雨のち霧 24日:晴れのち霧 25日:晴れのち霧 26日:霧のち雨 27日:雨のち晴れ,霧 28日:晴れのち霧 29日:晴れの時り 30日:曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
元浦川林道を歩いていたところ神威橋の先で地元の方の車に乗っけてもらった.静内駅まで1時間ほど乗っていた. |
コース状況/ 危険箇所等 |
コイカクシュサツナイ岳までは沢の渡渉があり夏尾根の取付きは笹やぶで分かりにくかったが,尾根に出ると比較的明瞭な道があった.コイカクシュサツナイ岳から1839峰,ぺテガリ岳の国境稜線にも踏み跡はあったが,ハイマツや灌木のやぶ漕ぎのひどい場所が多く時間がかかり苦労した.途中,所々にテントが張れる場所があった.ぺテガリ岳から少し登山道を歩き,またやぶの踏み跡に入る.中ノ川下降尾根頭からの国境稜線は広く踏み跡が不明瞭で笹やぶでルートを外しやぶの中でビバークした.翌日,国境稜線まで3時間以上かけて戻り軌道修正した.神威岳までの稜線も似たような感じだが,標高が低いためたかやぶはひどい場所が多かった.神威岳の登山道に出てから尾根取付きまでは問題なく尾根取付きから林道までは渡渉があった. ここはエサンマントッタベツ岳〜カムイエクウチカウシ山〜コイカクシュサツナイ岳の稜線よりやぶがひどく大変だった. 夏尾根頭から南に下った沢,Cカール,1170m鞍部から西に下った沢で水を確保した. |
写真
感想
学生時代のとても古い山行だが北海道の分水嶺として公開.前年に幌尻岳〜エサンマントッタベツ岳〜カムイエクウチカウシ山〜コイカクシュサツナイ岳を歩いてすっかり日高の虜になってしまったので続きの山行.金はないが時間だけはたっぷりあったので今回も夏休みに20日間有効の北海道ワイド周遊券を利用して津軽海峡を渡った.約2週間分の食料と燃料を入れた重いザックを担ぎゆっくり歩いた.
初日はコイカクシュサツナイ沢を渡渉しながら上二股まで入りテントを張った.女子大の缶詰やわらじがデポしてあった.
2日目は夏尾根の取付きが笹やぶで分かりにかったが,尾根に出ると比較的明瞭な道があり特に問題なく夏尾根頭に着きテントを張った.途中,1パーティーとすれ違った.テントを張り縦走用の水の確保に行った.西側の斜面を下り沢をめがけて下った.かなり下ったがここのハイマツは背が高くなくやぶ漕ぎはそれほど大変でなかった.
3日目は朝から雨で遅い出発になった.ヤオロの窓に女子大のテントが張ってあった.雨の中ヤオロマップ岳まで歩き山頂に一人だけテントを張った.
4日目は晴れて軽装で憧れの1839峰を往復した.1781m峰でブロッケン現象を見てひどいやぶ漕ぎをしながら1839峰に着いた.感激しヤオロマップ岳まで往路を戻ると秋田のパーティーのテントがあった.
5日目も踏み跡のある国境稜線をハイマツと灌木のやぶを漕ぎながら縦走した.途中で1パーティーとすれ違った.水の確保が必要だったのでこの日はCカールに下りテントを張った.他に1つのテントがあった.
6日目は雨の中ペテガリ岳を越えてしばらく登山道を歩き1573m峰からまたやぶの国境稜線に入った.中ノ川下降尾根頭からは視界不良で下る方向を誤りひどいやぶの中で一夜を過ごした.かろうじてテントが斜めに張れるスペースしかなく不快な夜を過ごした.この日は誰とも会わなかった.
7日目は視界が少し良く現在位置が確認できたので国境稜線まで3時間以上かけて戻り軌道修正した.中ノ川下降尾根頭から鞍部までは踏み跡がはっきりせず笹竹を主体としたひどいやぶの中を1170m鞍部まで下りテントを張った.西側の沢に下り水を確保した.往復20分ほどで水が得られたが水量は乏しかった.この日も誰とも会わなかった.
8日目は晴れて展望が良く中ノ岳で周囲の山を見渡すことができた.山頂付近のハイマツは低く快適だが,近傍の標高が低い国境稜線はやぶ漕ぎがひどい場所も多かった.この日は1493m峰山頂にテントを張った.雲海の中に夕日が沈んだ.この日も誰とも会わなかった.
9日目は1493m峰からやぶの国境稜線を歩き急登を終えると登山道に出てホッとした.途中,東京のパーティーにあった.神威岳まで快適な登山道を往復し林道まで下った.林道を歩き途中でテントを張った.
最終日は長い林道歩きで民家が目立ち始めた頃に車が通りヒッチハイクした.仕事でついでだからと静内駅まで乗せてくれた.1時間ほど乗っていた.
ここの国境稜線のやぶはエサンマントッタベツ岳からコイカクシュサツナイ岳の稜線よりもひどかった.標高が低いためか後半の中ノ川下降尾根頭から神威岳の登山道に出るまでのやぶが辛かった.
今回の縦走もやぶ漕ぎでハイマツのヤニがこびり付き服もボロボロになり大変だったが,さらに日高山脈の虜になり主脈を全て歩きたいと思うようになった.
この記録は2020年2月に公開.
ここから北に続く分水嶺山行:
日高の分水嶺 北戸蔦別岳〜幌尻岳〜エサンマントッタベツ岳〜1917m峰〜カムイエクウチカウシ山〜1823m峰〜コイカクシュサツナイ岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2203946.html
ここから南に続く分水嶺山行:
日高の分水嶺 神威岳〜ソエマツ岳〜ピリカヌプリ〜トヨ二岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2215974.html
ここから東に続く山行:
日高の分水嶺 ポンヤオロマップ岳〜1573峰 (ペテガリ岳東尾根)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2220395.html
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