【愛知130山】御殿山&村行の七滝から古戸山


- GPS
- 04:42
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 778m
- 下り
- 789m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(古戸山:ふっとさん)北設楽郡東栄町 大字振草 字古戸糸百合・村行の七滝(そんぎょうのななたき)駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(御殿山) 特に危険な個所はありませんが、落枝・落石に注意。 (古戸山) ・村行の七滝〜古戸山:七滝の先は谷沿いに杣道を登る、途中からバリエーションルートで踏み跡はありません。ルートファインディング要。 ・古戸山〜古戸浅井まで:古戸山北ピークから北へ尾根を進み、途中の鞍部にある案内板に従い、”古戸浅井バス停”方面(北西方向)へ荒れた古い道を下ると、やがて国道151号線に出る(階段あり)。 |
その他周辺情報 | とうえい温泉 花まつりの湯 愛知県北設楽郡東栄町下田字花田21 TEL 0536-77-0268 営業時間 10:00〜21:00(20:00最終受付) 定休日 水曜日 入浴料金 大人700円/小人380円 https://toueionsen.com/ |
写真
https://tsuki-jinja.info/chiyo/index.html
感想
今から30年前に買った「愛知の100山」ガイドブック、名前が印象的だった御殿山ですが、ようやく登頂が叶いました。
特にこれと言った見どころも無く展望もないこの山は、ガイドブックに載らなければ登ることも無かったと思います。
槻神社のWEBページにある千代姫伝説は次の通り。
”木曽義仲の家臣・手塚太郎光盛の孫にあたる千代姫様は村人からは、大村千代・大村様と呼ばれていました。眼の病にかかり盲目となられました千代姫様はある日、眼病の治癒を願い御殿の山に杖を頼りに向かわれる途中、不幸にも迷い込んでしまいそのままお亡くなりになりました。その時に千代姫様が手にしていた竹杖が逆さに立っており、そのまま根が生え「逆さ竹」が生えてきたと伝えられています、現在でも「千代姫伝説」として語られ続け、全国より眼病治癒を祈願する方が参拝に来られるようになりました。”とありました。
平家の落人の里は全国にありますが、源氏である義仲の家臣が義経に追われて逃げ延びた地のひとつが東栄町だったというのが興味深いです。
「古戸山」、普通にこの漢字を読めば”ふるとやま”だと思いますが、実は”ふっとさん” とかく日本語は難しい、世界一難解な文字を使う日本人は生まれながらにして天才(天災)?(^^
それはともかく、この古戸山も特に見どころが無く面白くなさそう。だから長い間未登だったわけなんですが、地元の方が”村行の七滝から登って周回した”というレポートを見つけました。
まず昔村人が滝行をした場所があると言うのが面白い。多くは期待していませんでしたが、実際に行ってみるとなかなか趣のある滝でした。その滝の上流から古道への周回、ガイドブックには載っていないルートなのでやる気を出して歩いてみました。
古戸の人々にとって、古戸山よりも神事が行われる白山(大峠と尾根続きの山)の方がなじみ深いみたいですが、車のない時代に隣村「足込」までの往来で使われていたと思われる、荒れ果てた峠越えの道を歩いてみてロマンを感じました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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すごいね
いいところが満載
その日は、里のランチでしょうか
こんにちはitooさん
切株に彫刻ってアイデア、おもしろいですよね!初めて見たので感激しました。東栄町だからチェーンソーアートなのかな?
この日は早めにハイクが終了したので、汗を流しにルンルン気分で「とうえい温泉」に向かったのですが… な、なんと!水曜日はお休みだったのでした〜(´Д`)
ショックが大きくランチも食べずじまい… 気を取り直して地酒とチキンを買って帰ったのでした。「蜂龍盃」安くていけまっせ〜
おはようございます。
順調ですね、愛知130!
ヤマレコ上では92座になっていましたが、テツパン家ですから、実際にはもっともっと登られていることでしょう。
登りたい山に勝手気ままに足を向けてばかりのゆるゆるの我が家でも、やっぱり記録が伸びると嬉しいです。
愛知の山は、それほど標高が高くはないですが、多くの伝統や地元の方々の思いが感じられ、歩き甲斐があります。
今回の山も、そんな山ですね!
東栄町は、源氏の落ち延び先なんですね!
栄者必衰、歴史の重みを感じました。
こんにちはtotokさん
鈴鹿では雪が積もって、きっと絶好のスノーハイク日和だったと思いますが、奥三河の里山をゴソゴソ歩き回っていました
今回登った二山はどちらも展望がなく、山歩きとしては面白みに欠けます。植林ばかりで変化に乏しく黙々と歩くといった感じですね。それでも地元の人々との関わりを感じる事ができれば、歩いてみて良かったなと思います。
木曽義仲(源義仲)は京に進軍して平家を退けたのですが、結局朝廷から疎んじられ、頼朝が鎌倉から差し向けた範頼・義経軍と戦い敗れ、敗走途中で討ち死にしたということです。その家臣の関係者が東栄町に落ち延びたという伝説があるようです。
teppanさん、こんにちは
御殿山、雰囲気のある山だね。
寅はこんな山が好き!三角点を□で囲む
古戸山=最初”ことやま”って読んだけんね。
えーっと、”ふっとやま”って読むんだ。(読み方が嬉しい)
で、ここは長靴で□を囲んだんだね
山が変われば、靴も変更。
源氏の歴史も参考になるレコ、これも大好き!
ありがとう!
こんにちは寅さん
”近江の無展望山王”の寅さんなら、ありふれた奥三河の里山でも、きっと気に入っていただけますよね。
”ことやま” なるほど!そんな風にも読めますね。ほんと山の呼び名って難しいですよね、そもそも漢字を何通りにも読めるようにしてしまったのが悪いんですけどね。
滝を溯るなら水の中でも行ける様にと、二山目は長靴に変えたのですが、岩がコケでツルツルで危なくて結局滝登りはできませんでした。
「木曽義仲の家臣の孫」伝説は、信憑性は定かではありませんが、そんな謂われがあると言うだけで興味をそそりますよね。御殿山の名前の由来も、”高貴な方の御殿があった”(文武・持統天皇?)とかの伝説によるものみたいです。
teppanさん、奥さま、お疲れ様でした。
愛知130山、着々と到着されてますね。
このレコを、懐かしく思い返しながら見させていただきました。
近場ありーの、遠方ありーのと、移動だけでも大変なところも
ありますが、お二人なら必ず完登されると思っています
愛知県内回るだけでも、たくさんの美味しい郷土料理と地酒
があり、これだけでも楽しいですね
こんばんはkameさん
kameさんによる愛知130山の各レポートは、ヤマレコでは草分け的存在ですよね。大先輩であるkameさんのレコを参考にさせて頂き、完登に向けて「亀の歩み」で進んでおります(^^
それにしても奥三河・東三河は遠いですね。でも登るにあたって色々調べている内に新しい発見があって、それがおもしろいです。
例えば地酒「蜂龍盃」。真面目に造っている酒蔵みたいで、華やかさはないですがアルコール度が高く後味ズッシリ、コクのあるいい酒です。一升2000円代で、こんなに安くていいのかな?
また津具の味付け鶏肉は、近くのスーパーに置いてある岐阜産の鶏ちゃんよりはるかに美味しかったです。
ウンチクついでにもう一つ
古戸の近くに三信鉱工という会社の鉱山があって、化粧品(ファンデーション)の原料となる絹雲母(セリサイト)で世界シェア50%だそうです。世界レベルの会社が東栄町にあったなんて驚きですね。
teppanさん 今晩は。
130の内92座を登られたってことは、猿投山のように数回に及ぶ
山もあるので裕に100回は越えてるってことですね。
それほど飽きることなく向かわせる山の魅力って深いですね。
景色が楽しみだとか、自然が楽しいとかで始めた山が、数を重ねると
もっと深いところで楽しみを感じる。もう中毒ですね。
こんばんはonetotaniさん
お褒め頂きありがとうございます、すでに山中毒のteppanです(^^;
同じ山に1000回以上繰り返し登られる方や、百、二百、三百名山はおろか、里山を含む日本中の山という山を精力的に登る方のレポートを見るにつけ、山中毒度に関して自分はまだ足元にも及ばないなと思います。
まず山頂からの景色に感動し、踏み跡の探索や稜線つなぎに没頭し、四季それぞれの美しさに魅了され、可憐な野草に心を奪われ… 次々と深いところへ誘ってくれる山は魅力的です。数を重ねて行く過程で興味の内容が変わるのではなく、増えていく一方なのが困ったものです
何度歩いても一度として同じ状況はない。常に一期一会だから飽きないのかもしれませんね。
こんばんは teppanさん
興味深い山ですね。面白そうですが危なくないですか?臆病な私はそれが一番大事。写真を見る限りだいじょうぶそうかな?滝も興味津々。源氏の話も面白い。それぞれの山(神社)にまつわる話は興味がわきます。
こんにちはsireotokoさん
どちらも植林の山で展望がないのが残念ですが、奥三河らしい山ですね。危ない所はありませんが、御殿山の南側は這い上がるのも困難な絶壁で、稜線から覗くと恐ろしいですよ。
山奥の神社には、よく平家や源氏の伝説があったりして興味深いです。信憑性は確かじゃないかもしれませんが、ロマンがあっておもしろいですね。
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