男体山
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,201m
- 下り
- 1,078m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
天気は最高。やる気も満タン。
だが私どもは、二人揃ってスパッツを忘れた。深い雪が予想されるというのに…
そこで、ガムテープを足首に巻きつける事で、何とか対応した。人間、不測の事態にはガムテープだ。
日の出と共に登り始める…前に、二荒山神社内にあるという登山口が閉まっていた。せっかく入山料だって払うつもりでいたのに、客を逃したな。一丁前の冬山装備で意気揚々とやって来たが、足首にガムテープを巻いたまま登山口を求めて15分あまり徘徊した。その惨めさといったら無かった。新聞配達のおじさんのサジェスチョンを元に、神社のちょいと裏に回って、結果入山料どころか登山届けすら出す機会を逃したまま、山に入った。
はじめは雪も浅く、風は殆ど無かった。目下に中禅寺湖が大きく広がり、日光(ダブルミーニング)にダイヤモンドダストが舞った。
南から登り途中は最高の天気だったが、頂上では雲海に包まれた。
その後、北面、志津へ下っていったが、こちらに難があった。南面とは比べ物にならないほどの雪・雪・雪。
「ワーカンのチカラー♪」
と、ウコンの力のCMソングを模した歌を口ずさみながら、ひたすらラッセルして下山した。途中、後輩のガムテープがついに剥がれた。
途中、日光白根山などのすばらしい眺望に、撮影時間を割きすぎた。また、ワカン、アイゼンの着脱タイミングミスによる、段取り時間ロスが大きかった。
そのため、最後平坦な林道をひたすら歩いてバス停を目指す頃は、既に闇だった。一人だったらさぞ心細かった事だろう。
バスを逃すまいと、激しい歩行ペースで黙々と闇の林道を2時間と少し。やっと降りた三本松バス停近くの茶屋で足元の装備を外して、一息ついた。茶屋のおばちゃんが入れてくれた、唐辛子梅昆布茶をすすると、安堵感と人情と唐辛子で心身温まって、幾分楽になった。
時間が時間だけに温泉は諦め、バスで駐車場に着くとすぐに自宅へと向かった。
往復の運転をしてくれた後輩にも感謝だ。
男体山=つまらない山というレッテルはすっかり引っぺがした。南面と北面、冬山の楽しさと厳しさを同時に味わさせてくれる、素敵な山だった。
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