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Yamareco

記録ID: 224168
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

クマから逃げて助かった!(◎_◎;) 猫又山・赤谷山

2012年09月13日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
06:33
距離
18.6km
登り
2,114m
下り
2,097m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:55 ゲート前駐車スペース
9:17 ブナクラ谷堰堤取水口
10:44 ブナクラ乗越
11:38 赤谷山頂
12:30 ブナクラ乗越
13:18 クマ遭遇地点!(猫又山頂手前)
13:55 ブナクラ乗越
15:13 ブナクラ谷堰堤取水口
15:26 ゲート前駐車スペース 
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
ブナクラ谷取水口〜戸倉谷出合
・目印が若干少ないうえに、藪が若干うるさかったです。露でコケの生えた岩がすべりやすいので注意。

戸倉谷出合〜ブナクラ乗越
・特に問題ありません。コケの生えた岩に注意することくらい。

ブナクラ乗越〜赤谷山
・藪がうるさいです。登山道藪が刈り払われていないので、腰まで藪に埋まってしまうところあり。踏み跡をしっかり見極めて迷うわないよう注意(特に濃霧時)。

ブナクラ乗越〜猫又山(山頂手前までですが)
・藪は最近刈り払われた様子ですが、枯れた藪で大変滑りやすくなっています。足をとられないよう注意。
・クマ出没注意!!!!!
馬場島キャンプ場から左手に分岐して進むとゲートがあり、その手前に4,5台駐車できるスペースありです。
先着車は4台。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
9/13 22:44
馬場島キャンプ場から左手に分岐して進むとゲートがあり、その手前に4,5台駐車できるスペースありです。
先着車は4台。
ゲートです。数年前は車で通過できたのですが、今年はダメなようです。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ゲートです。数年前は車で通過できたのですが、今年はダメなようです。
舗装された林道を歩く。
自転車有効かも。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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舗装された林道を歩く。
自転車有効かも。
剱岳の北方稜線が見えます。
右端は本峰かな。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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剱岳の北方稜線が見えます。
右端は本峰かな。
ボーっとしてたら、間違って白萩川に来てしまったので引き返します。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ボーっとしてたら、間違って白萩川に来てしまったので引き返します。
ブナクラ谷取水堰堤着。(以前はここまで車で入れました)
堰堤の左端にブナクラ谷登山口があります。(ロープあり)
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ブナクラ谷取水堰堤着。(以前はここまで車で入れました)
堰堤の左端にブナクラ谷登山口があります。(ロープあり)
ちょっとはっきりしない登山道です。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ちょっとはっきりしない登山道です。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ちょっとヤブヤブしてます。
長袖をおすすめします。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ちょっとヤブヤブしてます。
長袖をおすすめします。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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キノコが生える季節ですね♪
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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キノコが生える季節ですね♪
大ブナクラ谷。
大猫山?
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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大ブナクラ谷。
大猫山?
赤谷尾根
左手が赤谷山頂かな?
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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赤谷尾根
左手が赤谷山頂かな?
ヤブヤブしてます。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ヤブヤブしてます。
たまに目印ありますが、古め。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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たまに目印ありますが、古め。
あんまり踏まれていない登山道。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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あんまり踏まれていない登山道。
ブナクラ乗越手前のガレ場。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ブナクラ乗越手前のガレ場。
ブナクラ谷を振り返り
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ブナクラ谷を振り返り
ブナクラ乗越着。
石仏あり。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ブナクラ乗越着。
石仏あり。
唐松岳、五竜岳など後立山連峰。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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唐松岳、五竜岳など後立山連峰。
赤谷山へ向かうと右肩に剱岳が見えます。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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赤谷山へ向かうと右肩に剱岳が見えます。
テント場(1張のみ可能かな)
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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テント場(1張のみ可能かな)
かなりヤブヤブです。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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かなりヤブヤブです。
猫又山を振り返り。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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猫又山を振り返り。
赤谷山と剱岳
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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赤谷山と剱岳
藪がひどい。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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藪がひどい。
自分の足元も見えません。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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自分の足元も見えません。
赤谷山
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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赤谷山
池塘と猫又山
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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池塘と猫又山
リンドウ
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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リンドウ
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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モミジカラマツ
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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モミジカラマツ
ブナクラ谷方面
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ブナクラ谷方面
猫又山
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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猫又山
岩場になってきました。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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岩場になってきました。
山頂すぐそこ。
なんと剱岳がガスに巻かれています。
残念!!!
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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山頂すぐそこ。
なんと剱岳がガスに巻かれています。
残念!!!
赤谷山山頂着!
先着者が1人おられました。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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赤谷山山頂着!
先着者が1人おられました。
待てども剱のガス晴れず。
諦めて下山開始。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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待てども剱のガス晴れず。
諦めて下山開始。
チングルマ(実)終盤です。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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チングルマ(実)終盤です。
紅葉始め。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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紅葉始め。
薄い目印ありますが、ヤブヤブなんですけど・・・
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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薄い目印ありますが、ヤブヤブなんですけど・・・
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ブナクラ乗越に戻ってきました。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ブナクラ乗越に戻ってきました。
猫又方面、進むべきか・・・
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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猫又方面、進むべきか・・・
とりあえず、おにぎりを食べながら考えよう・・
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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とりあえず、おにぎりを食べながら考えよう・・
時間的に行けると見て、いざ猫又山へ!
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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時間的に行けると見て、いざ猫又山へ!
巨岩の脇を通ります。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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巨岩の脇を通ります。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ヤブが最近刈り払われた様子。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ヤブが最近刈り払われた様子。
猫又方面、ガスかかり始める・・・
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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猫又方面、ガスかかり始める・・・
赤谷・剱もガス・・・
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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赤谷・剱もガス・・・
リンドウ
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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リンドウ
刈り払われた熊笹で滑る・・
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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刈り払われた熊笹で滑る・・
前方にゴソゴソと動く黒い生命体が!!!!
(クマだーーーーー!)

驚いて固まってしまい、様子を伺います。
その後、恐怖におののきます!!!
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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前方にゴソゴソと動く黒い生命体が!!!!
(クマだーーーーー!)

驚いて固まってしまい、様子を伺います。
その後、恐怖におののきます!!!
写真を撮っていると、クマが自分に気づいたようで、なんとこちらに向かってきました!!!
首の下の白い三日月型の模様。
そう、ツキノワグマです!!

いちもくさんに登山道ではなく、ヤブの中を走りダイブして、ハイマツとヤブの影に隠れました。
これはパニック中の一枚!
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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写真を撮っていると、クマが自分に気づいたようで、なんとこちらに向かってきました!!!
首の下の白い三日月型の模様。
そう、ツキノワグマです!!

いちもくさんに登山道ではなく、ヤブの中を走りダイブして、ハイマツとヤブの影に隠れました。
これはパニック中の一枚!
クマは最後まで追いかけてこなかったようで、ヤブの中で息を潜めます。
助かった!?

その後、そろそろとヤブを下山方面へ掻き分け、登山道に合流し、トレランよろしく下山へ!!!
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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クマは最後まで追いかけてこなかったようで、ヤブの中で息を潜めます。
助かった!?

その後、そろそろとヤブを下山方面へ掻き分け、登山道に合流し、トレランよろしく下山へ!!!
なんとか、ブナクラ乗越に戻ってきました。
赤谷山頂でであった方が休憩されていたので、自分の恐怖体験をお話し、共感していただきました。(怖がらせてスミマセン)
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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なんとか、ブナクラ乗越に戻ってきました。
赤谷山頂でであった方が休憩されていたので、自分の恐怖体験をお話し、共感していただきました。(怖がらせてスミマセン)
戸倉谷出合。
顔を洗ってスッキリ。
早くクマを忘れたい。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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戸倉谷出合。
顔を洗ってスッキリ。
早くクマを忘れたい。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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立山杉の巨木
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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立山杉の巨木
ブナクラ谷取水口堰堤着。
無事五体満足で帰ってこれたことに感謝!!!!!
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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ブナクラ谷取水口堰堤着。
無事五体満足で帰ってこれたことに感謝!!!!!
堰堤手前の左手に大猫山への登山口あります。
2012年09月13日 22:44撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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堰堤手前の左手に大猫山への登山口あります。

感想

猫又山でクマに逢いました!!!!

近日中に行かれる方のために、取り急ぎ公開します。


【以下、行動のまとめが出来たので公開 9月14日お昼休み】

13日の天気予報は、一日を通して降水確率0%とのこと。
折角の代休だし、急遽山行を決定して馬場島へ向かう。
馬場島に近づくと快晴の天気のおかげで剱岳を始めとして峰々がはっきり望むことができる。
馬場島には8:30過ぎに到着。キャンプ場のトイレで用をすまして、ブナクラ谷方面へ車を走らせる。
ちょっと走ると堰堤に向かうゲートが閉ざされており、登山者のものと思われる車が3台とバイクが1台。1台分の空きスペースがあり、そこに駐車し支度を整え、ゲートから歩き出す。登山開始時間としては遅い時間であり、日差しが強く、暑い。水分は1.5リットル持参だが、若干不安がよぎる。

工事用車両のため、ほとんどコンクリート舗装された道路を進んでいくと、剱岳の北方稜線を見ることができる。工事用道路を進んでブナクラ堰堤着。
堰堤の左端のロープを使ってよじ登り、登山道となる。

ブナクラ谷に沿って進む登山道はあまり人が入っていないのか、藪が若干うるさく踏み跡も薄い印象。おまけに朝露で日陰の岩場が滑る。強い日差しで気温も上がってきているようで、汗が噴き出る。
戸倉谷出合からは比較的分かりやすい道となり、迷うことはなく進んでいく。

ブナクラ乗越直下にてガレ場に出て、ガレ場の右側をそってちょっと上がると石仏のある乗越到着。眼前に後立山連邦が広がる。

猫又山に行くか、赤谷山に行くか迷った挙句、剱岳に近い赤谷山方面へ進む。赤谷山の右手には剱岳が顔を出しており、赤谷山頂上での眺望に期待が持てる。振り返ると猫又山もドーンとそびえている。

赤谷山へ登山道を進むと、藪が刈り払われておらず、腰の上まで藪に覆われており登山道が見えなくなっているところ多く、ルーファイを慎重にして進んでいく。
途中、本日初の他の登山者と遭遇。同じく赤谷山に向かっていたが、先に行かせてもらう。

ヤブヤブの上りにいい加減うんざりしていたが、ようやく山頂到着。山頂部には1名の先着者がおり、山頂標の石仏のところで休憩しておられた。ここで楽しみにしていた剱岳北方稜線のほうを見るが、ガスにまかれており、望むことができない。ガスの流れが遅く、晴れそうにないので諦めて、ブナクラ乗越へ下山することにする。
赤谷山からの下山時に猫又山方面を見ると頂上付近にガスがかかり始めている。ヤブには辟易としていたが、意外とここまで順調に歩けているので、ブナクラ乗越に下りてから逆の猫又山にも寄るべきか、歩きながら考え始める。
ブナクラ乗越には12時半頃に到着し、ひとまず昼食をとり猫又山に行った場合のコースタイムを確認。水分も1.5リットル持参のうち、すでに残りは0.5リットルしか残っていないことも考えて下山も一考したが、ガスがかかり始めたおかげで涼しくなってきたことと、明るいうちに下山できることを確信し、猫又山もピークを踏んでくることを決意。猫又山への急登を上り始める。

猫又山への登山道は最近刈り払いが行われた様子で刈れた熊笹が滑りやすくなっており、こけないように注意しながら進む。序盤にロープが掛けられている場所が2か所ありました。急登が続き、うんざりしてきます。

急登もようやく終わりに近づき、GPSで位置確認すると、もう少しで大猫山への分岐地点かなぁと思って進んでいると、前方でゴソゴソと音がしたので良く見ると、黒い生命体がゴソゴソと動いている。まさかと思い、勇気を出して気づかれないようにもう少し近づいて様子を見ているとやっぱりクマだ!!!!!
固まってしまいましたが、とっさにカメラをだして撮影。どうもなにかの草の実を食べている様子。
そうして何枚か撮影していると、体を動かした時にクマ鈴が鳴り、こちらに気づいたようで、こちらに向いたと思ったら、向かって来るではありませんか!あごの下に白い三日月模様のツキノワグマです。100キロはありそうな大きさ!とっさに振り返り、刈れた熊笹の登山道を走ってこけるより、藪の中を走るほうを判断。10メートルくらい走ったところでこけてしまい、帽子も飛ばして藪の中へダイブ。こけた瞬間、追いつかれて飛びかかられることを覚悟して身構えましたが、幸運にも追いかけるのをやめたようで静寂が広がりました。

そのまま3分ほどそこにいたでしょうか。勇気を出して行動開始。当然下山です。2メートルくらい先のヤブの中に落とした帽子を拾い、藪から体を出さないように低い姿勢で下山方向へ移動。クマ鈴はこの時点では逆効果と感じ、音がしないよう、外しました。
再度襲ってくる恐怖と闘いながら、藪の中を進み、登山道に合流。クマがいないことを確認し、刈れた熊笹が滑りやすい中、トレランの如く、駆け下りました。
ブナクラ乗越とそこで休んでいる赤谷山で出合った方が見えて、恐怖と緊張感がようやく解けました。運よく襲われもせず、こけて怪我もせずよかった!安堵感に包まれ、登山者に恐怖体験をお話させて頂きましたが、逆に怖がらせてすみませんでした。

その後は挨拶をして、下山一路です。下山中もずっとあの時、自分と眼があった瞬間前足をあげて向かって来るツキノワグマの姿が脳裏に浮かびました・・・。本当に怖かったです。

無事登山口に到着したときは本当に本当に生きていて、かすり傷もなく帰ってこれたことに感謝しました。

今回、人のほとんど歩いていない時期に山に入るのには予想しないような危険が伴うことを実感。メジャーな山ばかり歩いていると平和ボケしてしまいがちですが、最悪のこと考えて冷静沈着な行動が求められると感じた山行となりました。

猫又山へは、これに懲りずに時期を見てチャレンジしたいと思います・・・。

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コメント

はじめまして
10/7,8に猫又山に行ってきました。幸い熊とは遭遇しませんでした。
帰ってきてから記事を拝見し、めちゃくちゃ驚きました。怪我がなく本当になによりです。
2012/10/11 16:37
zizouさん
はじめまして!
レコ見せていただきました
紅葉すばらしいですね。
クマとも遭遇されず何よりでした

クマは臆病な動物と聞いていたのに、向かってくるとは思わず、本当にあの瞬間は「やられる!」と思いました
2012/10/11 18:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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