鹿島槍ヶ岳（柏原新道〜北峰）
hiker-masa
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,577m
- 下り
- 2,595m
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0448 柏原新道登山口
0645 種池山荘
0751 冷乗越
0800 冷池山荘 0818
0941 鹿島槍南峰 0946
1018 鹿島槍北峰 1035
1107 鹿島槍南峰
1136 布引山 1139
1220 冷池山荘 1224
1320 爺ヶ岳中峰 1322
1333 爺ヶ岳南峰 1342
1409 種池山荘 1438
1605 柏原新道登山口
1621 扇沢駅
| 天候 | 基本的に晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
扇沢駅まで約1時間20分でした 国道147号から県道45号線に入って少し走ると最後のコンビニあり 登山口周辺にいくつか駐車場があります（トイレなし？） 扇沢駅手前には市営の無料駐車場と有料駐車場（トイレは有料駐車場と駅にあり） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山道はよく整備されており、危険個所なし 敢えて書けばアルペンラインでお猿を轢きそうになった場面が一番危なかったかもw 下山後は大町温泉郷の薬師の湯に寄りました |
写真
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ガスが濃くなってきました
ライチョウの気配(・∀・)
爺ヶ岳への登り返し
バテてきてペースが上がりません
ライチョウ3号
すばしこくて必死に姿を追いかけます
感想
久々、そして今年初の遠征でした。
7月末で解放されたものの、それまでの4カ月の山行不能でなまった身体。
何度か六甲の20�劵魁璽垢覇襪蕕靴討癲¬榲�達成は難しいかも…と思いながらの挑戦です。
前日、明るいうちに扇沢着。車中泊から3時過ぎ起床。扇沢駅のトイレを使わせてもらい、出発となりました。
ヘッデンつけながら登る経験は今回が初めてでしたが、登山道は非常に良く整備されていて、不安なく歩けました。
葛折りの登山道は短時間で高度を稼いでくれます。
夜が明けると針ノ木岳方面がきれいに見えるように。
こいつは予報どおり、いい天気にちがいない！ な〜んて思っていました。
ただ、稜線が近くなるとなんだか様子が…
その向こうからガスが流れてきているみたいです。
種池山荘の近くまで来ても様子は変わりません (´Д｀)アチャア
でもまあ、それならそれでライチョウ遭遇確率が上がるじゃないか
と前向きに考えることにします。
でないと落胆で歩けない…
ここまでそれほど疲れを感じなかったので、山荘はスルーしましたが、すぐに足を止める事になりました。
山荘からすぐのところの斜面一面にはチングルマの綿毛。壮観でした。
花の咲いている時期なら、さぞかし素晴らしい景色が広がっていることでしょう。
さらにそこから少しのところで早くもライチョウとご対面。
最初は1羽しか気づきませんでした。
こっち向いてくれんか、とカメラを構えてると足元からク〜という声。
見るとそこにはもう1羽！
こんな近くで見るのは初めて。テンション上がりました(´∀｀) 単純ですね♪
その先、爺ヶ岳は帰りに余力があれば山頂を踏むことにし、巻き道を選択。
そのさなか、片方から太陽光、逆側にはガス。もしかして…
出た！ブロッケン（・∀・）
短時間で写真もうまく映らず。でも、肉眼でははっきりと見えました。
もうそのときはテンションMAX
下り気味の道と相まって、その先の足取りが軽い。
でも、それも長くは続きません。
ガスが晴れ、冷池山荘への下り→登りと、その後ろに控える斜面が見えたから…(´Д｀)
それもこの時点で鹿島槍はガスの中。見えているのは手前の布引山まで。先が思いやられます。
また、さすがに冷乗越あたりにまでくるとで疲れが感じられたので冷池山荘でしばし休憩。
このころからガスはなくなり、ほぼ晴天となりました。
休憩後まず初めに布引山手前の稜線までの登りから始まります。
その稜線まで辿り着くと、この日初めてガスのとれた立山や剱岳の姿を見ることができました。
僕を含め、後続の方々もこの景色に足を止めて見入っておられました。
剱岳…登山開始1年目に薬師岳からみた姿がとても格好よかった山です。
見る角度は違っても、やっぱり格好いい。近いうちに登りたい山ランクでも上位に入ります。
薬師岳自体も見ることができ、感慨深い稜線歩きとなりました。
いつか室堂から薬師まで歩いてみたいなぁ。時間ほしいなぁ…
あ、それから種池山荘方面には槍の姿もありました。
さすがにここからだと小さくしか見えませんが。
さて、布引山をクリアすると、ようやくガスのかからない鹿島槍が姿を現しました。
布引山に続いて細かい葛織りの道を登りますが、もうこの時にはかなりペースが落ちています。
出発から5時間と少し、ようやっとの思いで山頂に到着できました。
五龍岳方面は時々ガスが晴れ、なんとか景観が目にできます。
北峰の姿はハッキリと見えました。
で、ここでいらんことを思いついてしまったんですよね。
せっかくの双耳峰。北峰にも行ってみようじゃないかと。
時間にも余裕あるし(扇沢帰着17時リミット)…
ほとんど迷わず吊尾根への下降路へ。
最初は結構急な下りでした。ザラザラと滑りやすい部分もあって、この下りがこの日一番、気を遣った場面でした。
下りきってからは大したことのない道で、容易に北峰に辿り着けます。
ここは他に人がいなくて、静かな時を過ごせました。
ここからはキレット小屋もバッチリ見えます。
何より、南峰の姿がとてもいい！
体力と時間に問題がなければ、ここまで足を伸ばすことをお薦めします。
ひとつ残念だったのは山頂標識近くにタバコの吸い殻が落ちていたこと。
少なくとも自分の出したゴミ程度は責任を持って処理しましょうよ。
それは山に限らず、最低限のマナーだと思うんですが…
そんなこんなで20分弱滞在しましたが、そろそろ時間が心配。
景観も少しずつ残念な感じになってきたので、帰路につきました。
案の定、登り返しはゆっくり。えらく時間がかかります。下りはいいんですけどね。
帰りは布引や爺ヶ岳（中峰+南峰）のピークを踏んで戻りました。
それにしても冷池山荘下から爺ヶ岳への登り返しはきつかった…
ただ、爺ヶ岳南峰からの下りでは合計4羽のライチョウに出会えました。
特に6号なんかは近寄ってきて不思議なものを見るようにこちらをガン見。
しばらく見つめあう形に(´ω`) いいですねライチョウ。なんか癒されます。
しかも後は下り一辺倒。わずかながら元気が出てきました。
種池山荘目指してまっしぐら。
山荘につくと生ビールで早めの祝杯をあげ、しばしの休憩。
ああ、生き返る(´∀｀)
柏原新道の下りは一気呵成。休憩をとるまでもなく、登山口まで降りました。
途中、登山道のど真ん中にわりと大きな落し物が生産されていました。
元の持ち主はカモシカ？ クマ？ まさかヒトではないと思いますが…
そして最後の最後でアクシデント。
登山道の最終コーナーで尻もちをついてしまいました。
石の部分で滑りました。大いに反省すべき点ですね。
危ない場所で同じことが起こったらと思うと ((;゜Д゜))ガクガク
幸い擦り傷もなく、痛みも皆無でした。
扇沢駅までの約80�辰療个衒屬靴里海箸呂垢辰�り失念していましたが、舗装路の登りなんてそれほどきつくありません。
トイレで顔を洗ってすっきり。車に戻り、薬師の湯で汗を流して松本へ。
特急、新幹線などを乗り継いで帰ってきました。
帰ってきて数日経過しても登山の後遺症はほとんど出ませんでしたが、今回はやたらきつい山行でした。
過去の山行でもっともキツイと感じたのは笠ケ岳の日帰り。
その笠ケ岳を上回る疲労を感じました（理由はいろいろと思い当たります…）。
それでも、多くの登山者やライチョウとの出会い、素晴らしい景色に、初めて見たブロッケン現象。
とても印象深い山行であったので大変満足しています。
終わった瞬間はしばらく歩きたくないなどと思いましたが、記録を書いているとまたどこかに行きたくなってきますね。
きっと近いうちにまた遠征するだろうと思われます。
おそらく、また北アのどこかでしょうが。
その時は余計な日付スタンプが入らないよう、カメラの設定をきちんとしようと思いますw
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