甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,224m
- 下り
- 2,222m
コースタイム
5:35 芦安駐車場BS
6:44 広河原BS
7:53 北沢峠BS
7:58 北沢峠
8:05: 北沢駒仙小屋
8:33 仙水小屋
9:10 仙水峠
10:52 駒津峰
13:19 甲斐駒ケ岳山頂
14:38 駒津峰
15:23 双児山
16:30 北沢峠
■9/16(日) 仙丈ケ岳
4:25 大平山荘
5:13 薮沢大滝
6:26 五合目
6:40 馬の背ヒュッテ
7:49 仙丈小屋
8:22 仙丈ケ岳山頂
9:53 小仙丈ケ岳
10:30 薮沢・小仙丈ケ岳分岐
11:42 北沢峠
12:50 北沢峠BS
13:15 広河原BS
13:55 芦安駐車場BS
天候 | 9/15(土) 11時前頃まで快晴→小雨が降ったり止んだりで一面ガス 9/16(日) 夜明け前〜12時までは快晴。以降は下山後なので不明だけどガスは下から上がって来ていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
芦安駐車場BSの始発バスは5:10。 4時半には満席でした。 祝日に日帰り予定の方は3時台には駐車場に着いていないと始発のバスに乗れないと思います。 目の前の温泉ロッジに前泊していましたが4時位から既に賑やかでした。 2本目のバスは5:30ですが、まず時間通りに出ません。 5:30になってしまった場合には料金は同じ1,100円(協力金込み)で乗合いタクシーの方が早く出発します。 広河原から北沢峠はマイクロバスが数台でピストン運行してました。 料金は荷物代込みで750円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 危険箇所は特にありませんでした。 ■下山後の温泉 下山後の温泉は芦安駐車場の白峰会館で入りました。 日帰り入浴は16時まで。 食事は17時までだそうです。 宿泊者もここでの食事は17時までです。 前泊した日の夕食はここで食べようと思ってたら既に終了時刻を過ぎていて、泣く泣くカップほうとうを食べました(^_^; 露天風呂もある温泉で、大人は550円。いいお湯です♪ ランチメニューはそばやラーメン等。だいたい650円前後。 生ビールもあります(笑) ラス2のバスで下山すれば十分堪能出来ると思います。 終バスで下る方は、芦安駐車場近くの日帰り入浴はどこも16時〜17時で終了してしまうので、双葉SAそばにある「湯めみの丘」という入浴も食事も出来る施設がオススメです。 営業時間10:00〜22:00 大人700円 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
■9/15(土) 1日目 甲斐駒
「岩場もそんな無いだろうし、急登は地図をみる限りではありそうだけど、標高差1,000mだし、そんな苦労もしないだろう。景色を楽しんで来よう♪」
そんな風に思って計画していた登山でした。
いやーーーーー、甘かった!!
何が甘かったって折角金曜の夜から温泉ロッジに前泊したのに1便目のバスを満席で逃すという。。
寝坊した訳ではありません。
4時起床、4時半にはバス停に行って朝食をモシャモシャ食べてバスを待とうと思っておりました。
ところが起床したとたん表はガヤガヤと賑やか。
カーテンを開けると第二駐車場は満車、人はバス停に溢れかえっていました。
焦ってチェックアウトしてチケットを買うも1便目は既に満席。。。
泣く泣く2便の5:30発のバスに乗りました。。
これもタクシーの方にしとけば良かったと後で悔いましたが。
バスは全台数の調整が取れるまで発車時刻を多少過ぎても出発しません。
乗合いタクシーはどんどん出発してました。
そんなこんなで初っ端から30分押しの甲斐駒アタックです。
・北沢峠〜仙水小屋
何の問題もなく世間話でもしながら進める道でした。
仙水小屋の水は本当に美味しいです!噂には聞いてたけど、あそこまで美味しいとは。
北沢峠から40分の距離なので、給水はここでするといいと思います。
4℃の冷たくて豊かなボーリング水が堪能できます。
・仙水小屋〜仙水峠
途中からゴロゴロの岩だらけになります。
イメージ的には磯場の岩を移動する様な。
山慣れしてる方なら景色が面白いなぁ位でスイスイ行けると思います。
慣れてない方やピッチの狭いお子様だとちょっとビックリしちゃうかも。
ゆっくり進めば危険な道ではないと思います。
仙水峠からは甲斐駒の山頂や仙丈ケ岳が望めて、休憩するには最高のポイントでした。
・仙水峠〜駒津峰
これがもう。。
等高線を見て急登だなぁとは分かってはいたんですが、予想以上でした。
ずーっと休む間もなく登り続ける道です。
2,264mから2,740mを1時間半で約500mも高度を上げなければならないルートなんですがこれほどキツいとは思いませんでした。
もちろんスイスイ行く方もいらっしゃいましたが、決して楽々って感じではありませんでした。
足運びとか呼吸法を工夫しないとスグに息が上がると思います。
装備が15kgオーバーの方は心してかかった方がいいかと。
私達は17kgと20kg組だったので結構キツかったです。
賛否両論あると思いますが、どちらも装備に関しては慎重派なので重いのは趣味だと思って下さい(笑)
駒津峰からの展望は、、、
きっといいんだと思います。
私達が到着した頃にはガスガスで何も見えませんでした(涙)
1便のバスに乗れてたら、、嗚呼。。。
・駒津峰〜山頂(岩稜直登コース)
岩場慣れしてる人なら何の問題もなくクリア出来ると思います。
六方石のそばに道標が倒れていて、それを見て岩稜直登コース手前の岩場から登ってしまいました(汗)
ある程度上まで登れますが、乗り越え辛い岩場があってちょっとドキドキしてしまいました。
そこを越えて直登コースに合流しました。
本当の直登コースは六方石からもうちょい先にあって、下山の時に見てみたら道標の脇の岩にちゃんとペイントがありました。
分岐の時はよく確認するべきですね。はい(涙)
・山頂〜駒津峰(巻き道)
白い砂地で結構すべります。
すべりますが、直登コースを下るよりは楽なのかな?
・駒津峰〜双児山
下山ルートとはいえ、双児山というピークがあるので途中までは完全に登りが続きます。
小さな岩場も何箇所か。
掴み易いので岩場慣れしてない人でも三点支持を忠実に守れば問題なく登れると思います。
私達はボルダリングジムに通ってるので難なくクリア出来ました。
6〜7級ルートをクリア出来る程度で苦無くいけちゃいます。
・双児山〜北沢峠
またもや一気に高度を下げるので、膝を痛めない様に要注意です。
私達は大平山荘まで16時台に着きたかったので急いで下山しましたが、足がどうにかなるかと思いました(^_^;
■9/16(日) 2日目 仙丈ケ岳
この日は帰りのバスもあるので、3時起きで暗い内から出発しました。
星はものスゴくきれいでした♪
・大平山荘〜馬の背ヒュッテ
沢沿いの道に出るまではひたすら急登が続きます。
それはもう登るのが嫌になる位(笑)
沢に出てからは少しはなだらかになります。
途中でミニミニ雪渓がありましたが、普通の登山靴で何の問題もありませんでした。
馬の背ヒュッテの水は大平山荘の水より美味しかったです。
なんででしょう?高度の問題なのか?
トイレは施錠されていて、スタッフの方に200円を払うと開錠してもらえます。
ここの処理はヘリ搬送で、施錠前は踏み倒して使用する方があまりにも多かったので施錠する事にしたんだとか。
登山者のモラルが問われる問題だなぁと思いました。
・馬の背ヒュッテ〜仙丈小屋
迷い様のない両脇ロープの道が続いてました。
ファインディングの必要があれほど必要が無い登山道も珍しいです。
仙丈小屋の水は涸れていました。
この辺りまで来ると見晴らしもよく、山頂も確認する事が出来て一気にテンションがあがります。
小屋の風力発電とその先の展望が美しかったです。
・仙丈小屋〜山頂
とにかく天気がよくて、小屋から稜線に出る急登はそれなりに大変でしたが景色に完全に癒されました。
360°山山山です。
仙丈ケ岳のカールもきれいで、流石は女王と呼ばれるだけあるなという気品に溢れていました。
山頂からは日本のNo1、2も望めます♪
人でごった返していたので、山頂から少し下ったところでコーヒー休憩をしました。
完全に「岳」の世界でした。南ですが(笑)
山頂下からのあの景色は私の人生の宝物になりました。
・山頂〜小仙丈ケ岳
ひたすら景色を楽しみながら進めました。
ふと左下に目をやると、先ほどお世話になった馬の背ヒュッテがポツンと見えたりして感慨深くなりました。
小仙丈ケ岳はまたもや人でごった返していたので、記念撮影だけして出発しました。
ここら辺は渋滞と言ってもおかしくないぐらい、すれ違い待ちや撮影待ちがスゴいです。
15名ぐらいの団体さんもいて、すれ違い待ちするのに数分かかったりして、あれって班分け出来ないのかなぁでもツアー代金が高くなっちゃうかぁとボンヤリ考えながら待ってました。
単独行はなるべく避けたいんですが、あのペースで歩かなきゃいけないならツアーは参加したくないなとも。
・小仙丈ケ岳〜薮沢・小仙丈ケ岳分岐
これがまた急勾配です。
私達は下山ルートだったんですが、登りの人は本当にキツそうでした。
元気に登る子ども達もいましたが^^
あそこを登らなきゃならないんだったら、時計周りのルートはなるべく避けた方がいいんじゃないでしょうか?どうなんでしょうね?
・薮沢・小仙丈ケ岳分岐〜北沢峠
若干ですが、少しは緩やかな道でした。
ラス2のバスが狙えそうだったので駆ける様にして下山したら、筋肉痛がヒドい事になりました(涙)
■最後に
いっくら鍛えてもやはり筋肉痛(涙)
登山講習会に行って、足運びの基本を習いたいねとtomと言ってました。
でも最大の原因は装備の重さか。
削っての17kgなので減らす気は一切ありませんが。
この時期は午前中に山頂に着くのがキモみたいです。
午後はガスで何も見えなくなります。
3時起きで芦安のバス停に並んでたら甲斐駒の山頂から見えた景色は違ったのかな?
また再アタックしたいです。
辛いのは分かりますが登ってる来る人を押しのける様にズイズイと下山していく人が何人かいました。
なんか、、バスの時間でそうなっちゃうんだろうけど、なんかなぁ、、
仙丈小屋はいつか泊まってみたい小屋に登録されました。
上手く言えないけど、スゴくいい予感がしました。
大平山荘は就寝時に頭と足を交互に並べるジグザグ寝です。
グループで行っても夫婦で行っても問答無用でジグザグです。
腰かふくらはぎ辺りで交差する様な感じなので、ジグザグ寝と言っても鼻っ面に隣の人の足が来る訳ではありません。
ザックは上の棚に置く決まりで枕元や足元には置けません。
この棚が高くて152cmの私は上げるのに難儀しました。
今回の山行はとにかく仙丈ケ岳からの景色!
これに尽きます。
人生で一番美味しいコーヒーを飲む事が出来ました♪♪♪
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