木曽駒ヶ岳
- GPS
- 31:00
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,119m
- 下り
- 2,312m
コースタイム
6:00桂木場-6:20ぶどうの泉6:25-7:37権兵衛峠分岐(馬返し)-8:10大樽小屋8:20-9:23津島様-9:53胸突きの頭-10:24西駒山荘10:35-10:50聖職の碑11:06-11:35濃が池11:56-12:58宝剣山荘13:08-13:44千畳敷ロープウェイ降り場15:10-15:48乗越浄土-16:00宝剣山荘荷物デポ-16:20宝剣16:30-16:55宝剣山荘入り
9/17
6:14宝剣山荘-6:32中岳-6:57駒ケ岳7:05-7:13木曽小屋7:18-7:40玉ノ窪小屋-8:39八合目-9:26七合目非難小屋9:43-10:08六合目-10:26五合目-10:47四合半(力水)10:55-11:15四合目-11:28幸ノ川-12:19スキー場入り口-12:57大原上バス停
天候 | 9/16 晴れ〜ガス〜晴れ 9/17 ガス〜晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(登山口)木曽駒スキー場〜大原上〜(おんたけ交通バス\200)〜木曽福島駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
桂木場〜駒ケ岳 登山届入れは桂木場駐車場横のあづまやにある。が、紙がなかった。 危険箇所はまったくなし。 ぶどうの泉は本当においしい。野田場の水はチョロチョロだがこちらもうまい。 大樽小屋のトイレは見かけによらず意外と広くてきれいだった。 濃が池から宝剣山荘に行く道が、地図上の道に当たる方向に「×」印と斜め右に上がる道が示されていたが、かなりの人が地図どおり真っ直ぐ進んでいたので自分も地図どおり進んでしまった。 結局特に崩落しているようなところも見られなかったが、上の道を行った人の話では、その迂回路らしき道には新しい梯子などがかかっていて、下の道とほぼ平行した道だったらしい。ルート変更されたのか? 駒ケ岳〜大原上 道はちゃんとついているので道に迷うことはない。 整備のあとも見られるが、木の梯子・足場などかなり年季が入っていて、所々過信禁物です。 4合半のすぐ下辺りに、結構最近土の道が崩れたらしき所があり、そこがルート上の最難所だった気がする。 登山届けは山を出て川を渡り、林道が終わったところの駐車場にあった・・ようなきがする。 スキー場から大原上までは徒歩50分くらいだが、木曽福島行きバスの本数が少ないので時間は要注意です。 |
写真
感想
去年から温めていた「木曽駒越え」ルートをついに実行。
伊那の桂木場を登山口とする旧メインルートから登り、駒ケ岳頂上で鋭角に折り返す「福島Bルート」で北西山麓の木曽駒スキー場に下りるという、V字行程。
どちらも元々は集団登山に使われていたルートなだけあり、特に伊那側はしっかりと整備されていた。
今回の最大の目的は、登山への興味の原点でもある新田次郎氏の本「聖職の碑」のルートを辿り、手を合わせること。
今からちょうど100年前、彼らが歩き、嵐にのまれたその同じ道を、彼らに見せてやりたいくらいに晴れ上がった明るい空の下歩かせてもらった。
今回は濃が池から宝剣山荘へ下の道を通り、ロープウェイで上がってくる友人を迎えに千畳敷へ。友人を待つ間、「カール内で熊の目撃情報が・・・」などという穏やかでないアナウンスも流れたが、結局それ以降は現れなかったようで絶景のカールと宝剣を楽しめた。
そしてこの日、夕方からの強風に雲が飛ばされ、夜は満天の星空に。
宝剣山荘の裏手にはかなり大きな石が点在しているので、それを寝台代わりに寝そべって空を眺めるというこの上ない贅沢。。自分も空の中にいるような感覚を味わえるんでおすすめです。通りすがりの人には怪しまれますけど。
二日目は真っ白なガスでスタート。とりあえず友人と駒ケ岳まで行って、友人はロープウェイへ、自分は木曽小屋方面へ。
木曽小屋で福島方面の天気を教えてもらい、かつBコースの状況も丁寧に教えていただきました。ありがとうございました。教えていただいたとおり、本当に一ヶ所プチ崖崩れてました。
それでも福島Bコースはしっかりした登山道で、登るのは根気要りそうだけど下るには木漏れ日が心地よい快適なコース。
一つ難をいえば、樹林帯手前は山の斜面をトラバースするように歩いていくところが多いんだが、そこの山側に激しくアザミが生えている事。
自分は長ズボンにサポートタイツという完全防備だったにもかかわらず、めちゃくちゃ足に刺さりました。。
今回、天候に恵まれて木曽駒ケ岳を満喫した二日間、最後に思うところはやはり100年前の遭難事故のこと。
あの日、この山で倒れた子供達に、青空に聳える駒ケ岳や宝剣の切先を見せてあげたい。そしてカラフルな登山客の笑顔に沸くこの山を「赤羽先生」に見せたい。
先生、あの日の貴方に責任がなくはないだろう。しかし貴方の姿勢がその後のより安全な学校登山を可能にし、登山道を整備させ、今日の多くの登山者の感動に繋がっているんですよと。
世紀を経た今、自分もその恩恵にあずかって、ここを歩く一人なんですと。
どうもありがとうございます。
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