ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 226184
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

木曽駒ヶ岳

2012年09月16日(日) 〜 2012年09月17日(月)
 - 拍手
zel その他1人
GPS
31:00
距離
22.2km
登り
2,119m
下り
2,312m

コースタイム

9/16
6:00桂木場-6:20ぶどうの泉6:25-7:37権兵衛峠分岐(馬返し)-8:10大樽小屋8:20-9:23津島様-9:53胸突きの頭-10:24西駒山荘10:35-10:50聖職の碑11:06-11:35濃が池11:56-12:58宝剣山荘13:08-13:44千畳敷ロープウェイ降り場15:10-15:48乗越浄土-16:00宝剣山荘荷物デポ-16:20宝剣16:30-16:55宝剣山荘入り

9/17
6:14宝剣山荘-6:32中岳-6:57駒ケ岳7:05-7:13木曽小屋7:18-7:40玉ノ窪小屋-8:39八合目-9:26七合目非難小屋9:43-10:08六合目-10:26五合目-10:47四合半(力水)10:55-11:15四合目-11:28幸ノ川-12:19スキー場入り口-12:57大原上バス停
天候 9/16 晴れ〜ガス〜晴れ
9/17 ガス〜晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
伊那市駅〜(タクシー\3800)〜桂木場(登山口)
(登山口)木曽駒スキー場〜大原上〜(おんたけ交通バス\200)〜木曽福島駅
コース状況/
危険箇所等
桂木場〜駒ケ岳
登山届入れは桂木場駐車場横のあづまやにある。が、紙がなかった。
危険箇所はまったくなし。
ぶどうの泉は本当においしい。野田場の水はチョロチョロだがこちらもうまい。
大樽小屋のトイレは見かけによらず意外と広くてきれいだった。
濃が池から宝剣山荘に行く道が、地図上の道に当たる方向に「×」印と斜め右に上がる道が示されていたが、かなりの人が地図どおり真っ直ぐ進んでいたので自分も地図どおり進んでしまった。
結局特に崩落しているようなところも見られなかったが、上の道を行った人の話では、その迂回路らしき道には新しい梯子などがかかっていて、下の道とほぼ平行した道だったらしい。ルート変更されたのか?
駒ケ岳〜大原上
道はちゃんとついているので道に迷うことはない。
整備のあとも見られるが、木の梯子・足場などかなり年季が入っていて、所々過信禁物です。
4合半のすぐ下辺りに、結構最近土の道が崩れたらしき所があり、そこがルート上の最難所だった気がする。
登山届けは山を出て川を渡り、林道が終わったところの駐車場にあった・・ようなきがする。
スキー場から大原上までは徒歩50分くらいだが、木曽福島行きバスの本数が少ないので時間は要注意です。
桂木場登山口
ぶどうの泉。本当においしかった
ぶどうの泉。本当においしかった
登山道を掘るモグラ。必死。
登山道を掘るモグラ。必死。
朝だー!
馬返し、権兵衛峠との分岐点
馬返し、権兵衛峠との分岐点
大樽小屋。小屋もトイレもしっかりしてる
大樽小屋。小屋もトイレもしっかりしてる
ここから胸突き八丁の表示
ここから胸突き八丁の表示
木立の間から・・・穂高と槍??
木立の間から・・・穂高と槍??
アサヒビールさんありがとうな階段
アサヒビールさんありがとうな階段
ヒカリゴケ。写真じゃ分かりにくいけど、蛍光の緑色でした
ヒカリゴケ。写真じゃ分かりにくいけど、蛍光の緑色でした
胸突きの頭。急な登りはここまで
胸突きの頭。急な登りはここまで
とりあえず、ピーク発見
とりあえず、ピーク発見
胸突きの頭から十数分、稜線からみる御嶽山
胸突きの頭から十数分、稜線からみる御嶽山
駒ケ岳たち
西駒山荘
南アルプスかな
もうすぐ紅葉も見ごろになりそう
もうすぐ紅葉も見ごろになりそう
木曽の二大峰、駒ケ岳と御嶽山
木曽の二大峰、駒ケ岳と御嶽山
聖職の碑
あの日倒れた君達に見せたい景色だ
あの日倒れた君達に見せたい景色だ
青、緑、白。いいねぇ山の色は。
青、緑、白。いいねぇ山の色は。
馬の背には行かず、濃が池へ下る
馬の背には行かず、濃が池へ下る
濃が池。池を背に、左と正面に矢印出てますが、正解は正面です。左に行くと岩を回って元の場所に戻ってきます。
濃が池。池を背に、左と正面に矢印出てますが、正解は正面です。左に行くと岩を回って元の場所に戻ってきます。
トリカブト群生
確かここで、ルートが上下に別れている(下ルートは本当は通行止め?)
確かここで、ルートが上下に別れている(下ルートは本当は通行止め?)
上ルートと合流
宝剣山荘
友人を迎えに千畳敷へ
友人を迎えに千畳敷へ
霧が晴れた
カール!
宝剣てっぺん誰か立ってる
宝剣てっぺん誰か立ってる
友人と合流、宝剣へ
友人と合流、宝剣へ
千畳敷カール全景
千畳敷カール全景
伊那前岳より。氷河の造形は壮観だ
伊那前岳より。氷河の造形は壮観だ
この先端でずっと座ってたい(笑)
この先端でずっと座ってたい(笑)
宝剣山荘の豪華夕食☆
宝剣山荘の豪華夕食☆
太陽を見送る天狗岩
太陽を見送る天狗岩
ガスの中で2日目スタート
ガスの中で2日目スタート
多分中岳
友人と別れ、木曽へ下る。小屋のおじちゃん、アドバイスありがとうです。
友人と別れ、木曽へ下る。小屋のおじちゃん、アドバイスありがとうです。
強風が霧を飛ばし、あっという間に視界が晴れた。木曽前岳
強風が霧を飛ばし、あっという間に視界が晴れた。木曽前岳
所々紅葉がきれいです
所々紅葉がきれいです
石碑や祠の集合体
石碑や祠の集合体
玉ノ窪小屋から木曽福島に向けて下山開始
玉ノ窪小屋から木曽福島に向けて下山開始
八合目の表示。水場は分からなかった
八合目の表示。水場は分からなかった
所々にかかる足場、若干危うい感じがする・・・
所々にかかる足場、若干危うい感じがする・・・
雪。今年はここも降水量少なかったらしい。
雪。今年はここも降水量少なかったらしい。
7合目分岐。小屋もトイレも超キレイ
7合目分岐。小屋もトイレも超キレイ
小屋を過ぎると樹林帯に
小屋を過ぎると樹林帯に
少し上り返すと展望台がある
少し上り返すと展望台がある
「一休み」。集団登山のお弁当スポットだろうか
「一休み」。集団登山のお弁当スポットだろうか
4合半、「力水」。ほとんど水出てません
4合半、「力水」。ほとんど水出てません
なんでしょう?
沢に近づいてきた
沢に近づいてきた
林道を暫く歩く
茶臼コースとの合流点。ここに駐車場と登山ポストがあったと思う
茶臼コースとの合流点。ここに駐車場と登山ポストがあったと思う
振り返ると、懐の深い山があった
振り返ると、懐の深い山があった
木曽駒高原スキー場から歩くこと1時間、大原上バス停着。木曽福島へ
木曽駒高原スキー場から歩くこと1時間、大原上バス停着。木曽福島へ
旅のついでに木曽福島観光。
旅のついでに木曽福島観光。
さらに乗り換えの松本で観光。城のバックに常念擁する北アルプス南塊。いい景色だ
さらに乗り換えの松本で観光。城のバックに常念擁する北アルプス南塊。いい景色だ

感想

去年から温めていた「木曽駒越え」ルートをついに実行。
伊那の桂木場を登山口とする旧メインルートから登り、駒ケ岳頂上で鋭角に折り返す「福島Bルート」で北西山麓の木曽駒スキー場に下りるという、V字行程。
どちらも元々は集団登山に使われていたルートなだけあり、特に伊那側はしっかりと整備されていた。

今回の最大の目的は、登山への興味の原点でもある新田次郎氏の本「聖職の碑」のルートを辿り、手を合わせること。
今からちょうど100年前、彼らが歩き、嵐にのまれたその同じ道を、彼らに見せてやりたいくらいに晴れ上がった明るい空の下歩かせてもらった。

今回は濃が池から宝剣山荘へ下の道を通り、ロープウェイで上がってくる友人を迎えに千畳敷へ。友人を待つ間、「カール内で熊の目撃情報が・・・」などという穏やかでないアナウンスも流れたが、結局それ以降は現れなかったようで絶景のカールと宝剣を楽しめた。

そしてこの日、夕方からの強風に雲が飛ばされ、夜は満天の星空に。
宝剣山荘の裏手にはかなり大きな石が点在しているので、それを寝台代わりに寝そべって空を眺めるというこの上ない贅沢。。自分も空の中にいるような感覚を味わえるんでおすすめです。通りすがりの人には怪しまれますけど。

二日目は真っ白なガスでスタート。とりあえず友人と駒ケ岳まで行って、友人はロープウェイへ、自分は木曽小屋方面へ。
木曽小屋で福島方面の天気を教えてもらい、かつBコースの状況も丁寧に教えていただきました。ありがとうございました。教えていただいたとおり、本当に一ヶ所プチ崖崩れてました。
それでも福島Bコースはしっかりした登山道で、登るのは根気要りそうだけど下るには木漏れ日が心地よい快適なコース。
一つ難をいえば、樹林帯手前は山の斜面をトラバースするように歩いていくところが多いんだが、そこの山側に激しくアザミが生えている事。
自分は長ズボンにサポートタイツという完全防備だったにもかかわらず、めちゃくちゃ足に刺さりました。。

今回、天候に恵まれて木曽駒ケ岳を満喫した二日間、最後に思うところはやはり100年前の遭難事故のこと。
あの日、この山で倒れた子供達に、青空に聳える駒ケ岳や宝剣の切先を見せてあげたい。そしてカラフルな登山客の笑顔に沸くこの山を「赤羽先生」に見せたい。
先生、あの日の貴方に責任がなくはないだろう。しかし貴方の姿勢がその後のより安全な学校登山を可能にし、登山道を整備させ、今日の多くの登山者の感動に繋がっているんですよと。
世紀を経た今、自分もその恩恵にあずかって、ここを歩く一人なんですと。
どうもありがとうございます。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1073人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら