初雪山（大地山から往復） 晴れのち強風

2020年03月21日(土) [日帰り]

• GPS: 09:55
• 距離: 19.2km
• 登り: 1,763m
• 下り: 1,753m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:30
• 休憩: 0:26
• 合計: 9:56

3:17 スタート地点（夢想塾）
4:46 4:46 鍋倉山
6:30 6:36 大地山
8:56 9:06 初雪山
11:01 11:10 大地山
12:15 12:16 鍋倉山
13:13 ゴール地点

天候

晴れ後くもり　稜線からは南風強し

アクセス

利用交通機関：

自家用車

夢創塾駐車場を利用させていただきました（私有地）。

コース状況／危険箇所等

・この日は午後から天候悪化、最高気温も平地で10℃以上。また、前日に降雨があり高地は積雪が予想された。
よって、装備はワカンからスノーシューに変更、ストック→ピックストック（ピッケルは持って行かなかった）、スタート時間も早朝3時発とする。

・3日ほど前に所属する山岳会の3名がトレースを作ってあるが藪がうるさいとの情報があった。大地山手前まで薄らとトレースを確認できたが、標高を上げると新雪に埋もれた。
風の強いコースなので先行者がない場合はトレースはないものと考えてください。

・スタート地点（夢創塾）から始まる最初の急登は、登り下り共にペース配分に注意。特に下りは滑りやすいところあり（トラロープあり）→湿ったブナの葉が堆積。
・大地山手前で標高を稼ぎます。初めて登りましたが標高の割には登り甲斐があります。やはり積雪が少ない影響で張り出した枝が邪魔をしますがお友達になりましょう。

・初雪山までの稜線はアップダウンと細尾根があります。ポコはあまり巻けないので基本的には稜線沿いを進むことになる。標高を上げるに従って尾根は広くなりますが、氷の斜面と雪の斜面が連続して現れます。

・午前9時を過ぎると雪が湿り出し重くなる。踏み抜きは酷くなかったがそれなりにあります。

写真

3/21 3:17

ここからスタート。新月近くで真っ暗。雪が締まっている内に帰ってくるつもりだが・・・。気温はすでに5℃。

3/21 3:17

最初から急登が始まる。真っ暗なので目の前だけみて登る。

3/21 3:25

ブナ林の中は快適だ。

3/21 3:55

道があるので安心。雪が出てきてからが勝負。

3/21 4:14

まだ序盤。

3/21 4:29

標高700mを超えると雪が続く。先日のトレースがうっすらと残る。固い雪。

3/21 4:33

トラロープのある所。特に、このポイントの手前は滑りやすい。

3/21 4:38

しばらくツボ足で進む。

3/21 5:05

ちょっとずつ尾根らしくなる。淡いトレースを追う。

3/21 5:17

ちょっとびっくり。

3/21 5:20

空が白んできた。雪は固く登りやすいが、この辺から新雪が積もっている。

3/21 5:28

やや勾配が増す。

3/21 5:40

雪が増え沈みだしたので重荷を降ろしてセット。今年初めてで歩きにくい。しばらく慣らし運転。

3/21 5:48

大地山への登りが始まる。

3/21 5:54

初雪山への稜線も見えてくる。

3/21 5:54

広いところはルーファイしながら進む。

3/21 6:00

大地山までひと登りを要す。

3/21 6:14

小枝が邪魔して進みにくい。

3/21 6:15

平野部を振り返る。

3/21 6:18

大地山までの尾根から。あと少しだが小さなポコが幾つか。
雪質は軽い。

3/21 6:18

初雪山の左（犬が岳）から朝日が昇る。ほぼ予定通り。

3/21 6:18

ちょっと霞んでいる。

3/21 6:23

ちょっと緊張した細尾根。実際は柔らかい雪だった。

3/21 6:30

大地山到着。

3/21 6:32

この辺が山頂か。

3/21 6:36

アップダウンの概要を把握して進む。

3/21 6:36

まずは最初のポコに向かって下る。右から巻く。

3/21 6:38

大地山を振り返る。

3/21 7:13

新雪と固い斜面が続く。なるべく雪のないところを探して進む。
まずはP1222へ向かう。

3/21 7:17

細尾根が続く。柔らかい雪だが雪庇などに注意しながら進む。

3/21 7:25

P1222を超え、単独プチラッセルが続く。P1247へ進む。

3/21 7:26

来たルートを振り返る。風が強いときはいやなところ。

3/21 7:31

P1247へ向かう。まだまだノートレースの狭い尾根を進む。

3/21 7:35

P1247手前から尾根が広くなる。進むルートを考えながら歩く。

3/21 7:51

初雪山がドーン！

3/21 7:52

足長おじさん。

3/21 7:56

雪で沈むところ、

3/21 7:59

クラストしたところが交互に続く。

3/21 8:08

アンテナ　ロックオン。

3/21 8:09

いやな雲が剱岳方面に出てきた。

3/21 8:09

右の尾根まで登り上げると山頂が近づく。

3/21 8:16

固い斜面、木の枝に続いて、横風も出てきた。

3/21 8:16

劔、毛勝山方面。

3/21 8:28

風と光の通り道。

3/21 8:46

風紋。

3/21 8:47

日本海を望むがやはり霞あり（境川流域）。

3/21 8:51

登ってきた稜線全体。

3/21 8:51

もうちょっと。ほとんど固い雪だ。

3/21 8:57

ようやく到着。写真を撮っていると風が強くなる。帽子、グローブを交換。立っているのも辛いので写真撮影のみで撤退。

3/21 9:00

層雲が発達。

3/21 9:00

劔・毛勝山の北方稜線。

3/21 9:00

犬が岳。

3/21 9:07

越道峠から来る稜線。

3/21 9:07

風が強く標高を落とそう。大地山まで早めに下山決定。

3/21 9:10

下りは速い。左からの風が強まる。指先が冷たくなる。
電熱ゴーグル、電熱グローブを持ってきたが使うまでもない。

3/21 9:12

雲の発達が早い。

3/21 9:12

スキーならどこでも滑れそう。

3/21 9:13

山頂方面を振り返る。

3/21 9:25

白鳥山。栂海新道が白く見える。

3/21 9:26

どんどん下る。下の細尾根が心配。

3/21 9:31

雲が押し寄せ、風が強まる。体感温度が低下する。

3/21 9:31

P1300のポコ。真ん中を通過。

3/21 9:49

パノラマ（初雪山~白鳥山）

3/21 9:53

後続4名ほどとすれ違い。立派なトレースが出来ていた。

3/21 10:03

白鳥山。

3/21 10:03

犬が岳。

3/21 10:07

トレースを辿って通過。途中でツボ足へ。

3/21 10:31

大地山を越せば安全地帯。

3/21 10:31

朝日岳方面。雲が厚い。

3/21 10:31

初雪山を振り返る。

3/21 11:15

大地山へ登り返す。すでに雪は重い。

3/21 11:31

大地山で軽く食事して下山。ブナ林に入ると風が弱い。

3/21 11:54

標高1000mを切ると暑く、春山と化す。

3/21 12:15

雲がさらに厚くなり気温上昇。

3/21 12:19

ブナの下り坂。滑るので注意。激坂で明日は筋肉痛だ。

3/21 12:24

トラロープのある坂。この辺は粘土質で良く滑る。

3/21 12:45

だんだんきつくなる下り坂。暑さも堪える。

3/21 12:46

立派な松の木。

3/21 12:48

小川流域。

3/21 13:10

駐車場が見えた。

3/21 13:12

ゲームセット。気温は17℃くらいあった。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough オリンパス

感想

osamuin

昨年の栂海新道踏破の時から初雪山は気になっていた山で、何とか滑り込みで行くことができた。
当日は山頂付近で強風に見舞われて予想以上に早く天候悪化の兆候があったので、山行を切り上げて安全地帯まで急いだ。
通常の時間帯よりも早めに行動していたので、雪の状態も良くノートレースの稜線踏破を楽しむことができた。次回は、風の弱いときに再訪して景色を楽しみたい。