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Yamareco

記録ID: 2333164
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

瑞牆山 十一面岩 他 ピークハント

2003年04月28日(月) 〜 2003年04月29日(火)
 - 拍手
桃奈々 その他1人
GPS
32:00
距離
9.9km
登り
1,337m
下り
1,317m

コースタイム

昔登った瑞牆山の岩場、十一面岩やカンマンボロン周辺を歩いてみました。
軌跡はGPSでは無く、手書きなので余りあてにしないでください。

↓登った当時書いた記録です。こちらの方があてになると思います。

15年ぶりに来た天鳥川周辺は200x年の植樹祭を機に開発され綺麗な舗装路がミズガキ山荘から不動沢に伸び、高原野菜の畑だった所に芝生広場という広場ができていた。
周辺は遊歩道が無数に伸び昔の道に入るのに苦労しそうだったが、この辺りに精通している角屋さんに導かれたおかげで迷うことなくナメ滝まで行くことができた。
昔、十一面岩春一番ルートを登った後、薄暗くなってから怖い思いをして下ったナメ滝にも左側に明瞭な巻き道がついていた(昔からあったのか?)
日本登山体系の概念図では、「左からのガレを過ぎ、本流を塞ぐ大岩下に流入する沢を登って」とあるが、ガレを登り途中から踏みあとを右の小尾根に上がると立派な指導標識がある。踏みあともしっかりしており、末端壁下の岩小屋についた。
末端壁を回り込み正面壁までガレをつめると燕返しの大洞窟が現れる。しかし、下から見上げたのでは正面壁の規模が窺い知れない。
正面壁右岩稜を更に右に回りこみ、通常クライミングの下山に使うルートから十一面岩を目指す。藪もなく歩きやすい樹林帯がだんだん狭まりチョックストンが行く手を阻むが、シュリンゲが5つ位結んで設置されておりそれに捕まって突破する。下山ルートは通常登る為の残置が無くて苦労するのだが、これには助かった。シュリンゲが無かったら結構苦労したに違いない。友人はスキーヤーなのでシュリンゲが在っても苦労している。クライミングをやらない人を連れてくるならアブミが必要だ。
直ぐ左は右岩稜ルートと春一番ルートの合流するあたりか。春一番ルートを登った時も苦労して上がったピークのすぐ裏が道だったのにがっくりきた覚えがある。
十一面の東側のコルから南側をトラバースし西側の割れ目から頂上直下に出てリングの欠落したボルトを頼りに頂上に出た。
あまり馴染みのない小ヤスリ岩や不動沢に林立する溶けた蝋燭のような岩を見ていると、そこに立ってみたい欲望にかられる。

頂上に向けた尾根は岩で塞がれ稜線通しには岩登りになってしまう。南面は100m位の岩場だが北面は樹林帯で少し下るだけで巻けそうだ。北側の樹林帯に入ると赤テープが頻繁にある。石楠花の藪をこいだり、腿まで潜る残雪がある樹林帯を稜線の岩場を右に見ながら進む。上下も多少は有るがそれほど急な斜面では無く、何よりも赤テープがあるおかげで、間違えて引き返すことも無く前進できた。1つ目のピーク付近を回りこんだ後チムニーを潜り抜けて2つ目のピークを回りこんだ。このあたりでピークに立とうかとも思ったが、残り行程が不明なのでそのまま前進すると少し広めの樹林帯の稜線に出た。赤テープが太めの木に巻きつけてあり「xx山岳会2002年5月xx日」矢印で「大面岩方面危険」「大ヤスリ岩山頂方面」と記載されていた。
過去天気図(気象庁) 2003年04月の天気図
アクセス
一日目は十一面岩を目指し、カンマンボロンの北側の沢を詰めました。
カンマンボロン岩裏側
一日目は十一面岩を目指し、カンマンボロンの北側の沢を詰めました。
カンマンボロン岩裏側
十一面岩末端岩小屋
この辺りの開拓期にベースとなっていたのかな〜
十一面岩末端岩小屋
この辺りの開拓期にベースとなっていたのかな〜
十一面岩末端壁
ここは難しそうなので登ったことないです。
十一面岩末端壁
ここは難しそうなので登ったことないです。
十一面岩下のガレより十一面岩が迫ってきます。
十一面岩下のガレより十一面岩が迫ってきます。
左が十一面岩、右がカナトコ岩
左が十一面岩、右がカナトコ岩
正面壁翼ルート1P目
十一面岩周辺で、私は春一番ルートしか登ったことありません。
微笑み返しルートとか、キャンディースの代表曲がルート名となっていて優しそうに感じますが、アブミを使用したクラッシックスタイルでも厳しいルートばかりです。
正面壁翼ルート1P目
十一面岩周辺で、私は春一番ルートしか登ったことありません。
微笑み返しルートとか、キャンディースの代表曲がルート名となっていて優しそうに感じますが、アブミを使用したクラッシックスタイルでも厳しいルートばかりです。
十一面岩右岩稜の右側、春一番ルートを登った後に下降に使ったルンゼを登りました。
一部ハングしたところが有りましたが、補助ロープが設置されていて、容易に超すことが出来ました。
小ヤスリ岩&小面岩がだんだん低くなっていきます。
十一面岩右岩稜の右側、春一番ルートを登った後に下降に使ったルンゼを登りました。
一部ハングしたところが有りましたが、補助ロープが設置されていて、容易に超すことが出来ました。
小ヤスリ岩&小面岩がだんだん低くなっていきます。
十一面岩の肩到着〜😊
十一面岩の肩より不動沢方面
十一面岩の肩より不動沢方面
十一面岩の肩より小ヤスリ
十一面岩頂上に登ると芝生公園が眼下に見えます。
十一面岩頂上に登ると芝生公園が眼下に見えます。
十一面岩頂上より小面大面
十一面岩頂上より大ヤスリ
十一面岩頂上より小ヤスリ
十一面岩直下のN君
十一面岩北西尾根、富士岩
十一面岩山頂より瑞牆山山頂と大ヤスリ岩
1
十一面岩山頂より瑞牆山山頂と大ヤスリ岩
十一面岩から尾根伝いに瑞牆山を目指します。
困難な岩稜では有りませんでした。
途中にトンネルが〜😊
十一面岩から尾根伝いに瑞牆山を目指します。
困難な岩稜では有りませんでした。
途中にトンネルが〜😊
十一面岩への尾根と小面岩方面への尾根の分岐手前のピークより小ヤスリが良く見えます。
十一面岩への尾根と小面岩方面への尾根の分岐手前のピークより小ヤスリが良く見えます。
分岐手前のピークより芝生公園です。
分岐手前のピークより芝生公園です。
分岐手前のピークより十一面岩方面を振り返ると〜😊
分岐手前のピークより十一面岩方面を振り返ると〜😊
瑞牆山山頂より、昔登った鋸岩を望みます。
瑞牆山山頂より、昔登った鋸岩を望みます。
瑞牆山頂より鋸岩
瑞牆林道より
中央左に顕著なハングが有るのがカンマンボロン岩
右側のベローンとした一枚岩が大面岩
右の尖塔が小ヤスリ岩
中央奥の尖塔が十一面岩
2003年04月28日 00:52撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 0:52
瑞牆林道より
中央左に顕著なハングが有るのがカンマンボロン岩
右側のベローンとした一枚岩が大面岩
右の尖塔が小ヤスリ岩
中央奥の尖塔が十一面岩
芝生公園より夕日に染まる十一面岩
2003年04月28日 01:39撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 1:39
芝生公園より夕日に染まる十一面岩
二日目は、大面岩からカンマンボロン岩に伸びる尾根に、岩登りをしないで乗れないか探検です。
パノラマコースを辿り、カンマンボロン岩基部に〜😊
カンマンボロン岩の難しいルートばかりです。
ボルトが並んでいるのは鎌形ハングルートです。
上方のハングをA2で乗り越すクラッシックな人工登攀ルート。
2003年04月28日 17:34撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 17:34
二日目は、大面岩からカンマンボロン岩に伸びる尾根に、岩登りをしないで乗れないか探検です。
パノラマコースを辿り、カンマンボロン岩基部に〜😊
カンマンボロン岩の難しいルートばかりです。
ボルトが並んでいるのは鎌形ハングルートです。
上方のハングをA2で乗り越すクラッシックな人工登攀ルート。
カンマンボロンの大ハングです。
大ハングの奥が洞窟になっていて、上に抜ける洞窟ルートと、5mは張り出しているハングをアブミで乗り越す人工登攀ルートがあります。
洞窟ルートは登ったことが有ります。
カンマンボロンの大ハングです。
大ハングの奥が洞窟になっていて、上に抜ける洞窟ルートと、5mは張り出しているハングをアブミで乗り越す人工登攀ルートがあります。
洞窟ルートは登ったことが有ります。
カンマンボロン岩の云われとされる梵語の様な顕著な侵食が有ります。
2003年04月28日 17:38撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 17:38
カンマンボロン岩の云われとされる梵語の様な顕著な侵食が有ります。
大ハングと梵語の様な侵食
2003年04月28日 17:39撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 17:39
大ハングと梵語の様な侵食
大面岩、小面岩の間の窪を登りコルに出ました。
この窪は困難ではありません。
カンマンボロンと大面岩の間のルンゼは、岩登りの帰りに下降したことが有りますが、ハングがいくつか有り簡単には登れません。

コルからは、谷を挟んで十一面岩が見えます。
2003年04月28日 18:39撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 18:39
大面岩、小面岩の間の窪を登りコルに出ました。
この窪は困難ではありません。
カンマンボロンと大面岩の間のルンゼは、岩登りの帰りに下降したことが有りますが、ハングがいくつか有り簡単には登れません。

コルからは、谷を挟んで十一面岩が見えます。
大面岩、小面岩のコルより十一面岩正面壁
十一面岩の基部に見える大洞窟は10m位の張り出しで、それを乗り越す人工登攀ルートが微笑み返しルートです。
2003年04月28日 18:39撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 18:39
大面岩、小面岩のコルより十一面岩正面壁
十一面岩の基部に見える大洞窟は10m位の張り出しで、それを乗り越す人工登攀ルートが微笑み返しルートです。
大面岩、小面岩のコルより小ヤスリ岩
2003年04月28日 18:39撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 18:39
大面岩、小面岩のコルより小ヤスリ岩
十一面岩−小ヤスリ岩
昨日十一面岩に登ったルートは十一面岩右岩稜の右側、樹木の生えたルンゼです。
春一番ルートは右岩稜左のフェース。
2003年04月28日 18:40撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 18:40
十一面岩−小ヤスリ岩
昨日十一面岩に登ったルートは十一面岩右岩稜の右側、樹木の生えたルンゼです。
春一番ルートは右岩稜左のフェース。
大面岩取り付きより小ヤスリ岩
2003年04月28日 19:17撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 19:17
大面岩取り付きより小ヤスリ岩
大面岩取り付より十一面岩-小ヤスリ岩
2003年04月28日 19:17撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 19:17
大面岩取り付より十一面岩-小ヤスリ岩
大面岩取り付きより小ヤスリ岩
2003年04月28日 19:31撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 19:31
大面岩取り付きより小ヤスリ岩
大面岩取り付きより小ヤスリ岩右
2003年04月28日 19:31撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 19:31
大面岩取り付きより小ヤスリ岩右
十一面岩正面壁
2003年04月28日 19:43撮影 by  C300Z,D550Z, OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD
4/28 19:43
十一面岩正面壁
今回辿ったハイキングルートです。
十一面岩左岩稜、右岩稜、小ヤスリからカンマンボロンに続く尾根、共にハードな岩登りを伴うのでハイキングでは行けません。
今回辿ったハイキングルートです。
十一面岩左岩稜、右岩稜、小ヤスリからカンマンボロンに続く尾根、共にハードな岩登りを伴うのでハイキングでは行けません。

装備

個人装備
8mm x 30m 一本

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ハイキング 奥秩父 [日帰り]
瑞牆山(みずがき山自然公園から周回)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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