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Yamareco

記録ID: 2336917
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山

【2012年】霊峰白山

2012年07月14日(土) 〜 2012年07月15日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
22.6km
登り
2,451m
下り
2,027m

コースタイム

1日目
山行
7:10
休憩
0:25
合計
7:35
7:35
210
11:05
11:05
0
11:05
11:30
220
15:10
2日目
山行
4:50
休憩
1:50
合計
6:40
6:20
90
7:50
8:30
50
9:20
10:00
60
11:00
11:30
90
13:00
13:00
0
13:00
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
新潟からは快速くびき野、特急はくたかを乗り継いで金沢入り。
ホテルで前泊して翌朝、北陸鉄道バスで現地入りしました。
【1日目】市ノ瀬ビジターセンターで登山届を提出して出発します
2012年07月14日 07:40撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/14 7:40
【1日目】市ノ瀬ビジターセンターで登山届を提出して出発します
なしょなるぱーくデス!何もかもが立派です!
2012年07月14日 07:40撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/14 7:40
なしょなるぱーくデス!何もかもが立派です!
豊かな森です。ここが霊山であることに気づかせてくれます
2012年07月14日 08:40撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2
7/14 8:40
豊かな森です。ここが霊山であることに気づかせてくれます
高度を上げるとだんだんと針葉樹が主体となってきます
2012年07月14日 10:30撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/14 10:30
高度を上げるとだんだんと針葉樹が主体となってきます
ニッコウキスゲにはいつも元気を貰っています
2012年07月14日 10:51撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
1
7/14 10:51
ニッコウキスゲにはいつも元気を貰っています
簡素だけど十分なチブリ尾根避難小屋
2012年07月14日 11:16撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/14 11:16
簡素だけど十分なチブリ尾根避難小屋
これが本家本元のハクサンイチゲ?
2012年07月14日 13:25撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
3
7/14 13:25
これが本家本元のハクサンイチゲ?
ピンクが鮮やかなイワカガミ
2012年07月14日 13:26撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
1
7/14 13:26
ピンクが鮮やかなイワカガミ
ガスが一瞬切れて見えてきた別山
2012年07月14日 14:19撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/14 14:19
ガスが一瞬切れて見えてきた別山
木道を今日の目的地まで歩きます
2012年07月14日 15:09撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/14 15:09
木道を今日の目的地まで歩きます
南竜ヶ番場のキャンプ場にテント設営
2012年07月15日 06:00撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
1
7/15 6:00
南竜ヶ番場のキャンプ場にテント設営
しっかし、ガスガスですわ〜
2012年07月14日 17:38撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/14 17:38
しっかし、ガスガスですわ〜
雨の日は広い前室のテントが過ごしやすい
2012年07月14日 16:37撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
1
7/14 16:37
雨の日は広い前室のテントが過ごしやすい
この日のキャンプ飯
2012年07月14日 17:10撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
3
7/14 17:10
この日のキャンプ飯
食ったら飲んで寝るだけ〜笑
2012年07月14日 16:51撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
1
7/14 16:51
食ったら飲んで寝るだけ〜笑
【2日目】いきなりですが、御前峰さんちょ!ここが白山の最高地点です
2012年07月15日 09:00撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2
7/15 9:00
【2日目】いきなりですが、御前峰さんちょ!ここが白山の最高地点です
ここまで雨の中大変だったのでしょう。写真がほとんどありません(-.-)
2012年07月15日 09:00撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/15 9:00
ここまで雨の中大変だったのでしょう。写真がほとんどありません(-.-)
心眼で見ようとしても初めての山なので何も見えね〜
2012年07月15日 09:03撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
4
7/15 9:03
心眼で見ようとしても初めての山なので何も見えね〜
甚之助避難小屋です。白山はここに限らず登山者が密です。
2012年07月15日 11:40撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/15 11:40
甚之助避難小屋です。白山はここに限らず登山者が密です。
あら、なんか晴れてきた?
2012年07月15日 11:52撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
7/15 11:52
あら、なんか晴れてきた?
すんごく立派な釣り橋を渡ると。。
2012年07月15日 13:02撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
1
7/15 13:02
すんごく立派な釣り橋を渡ると。。
程なくして別当出合に下山。天気は見事なまでに悪かったけど白い頂こそ白山の名にふさわしかったのかも知れません
2012年07月15日 13:07撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
4
7/15 13:07
程なくして別当出合に下山。天気は見事なまでに悪かったけど白い頂こそ白山の名にふさわしかったのかも知れません
撮影機器:

感想

***仕事の関係で新潟に在住していた時の山行記録です***

海の日の三連休。海も気になりますが、心の羅針盤はどうしても山を指したままテコでも動こうとしません。想いのなすがままに向かった先は霊峰加賀白山。富士山、立山と肩を並べ日本三霊山にも数えられる、あのハクサンなのであります。
土曜朝一の金沢駅発の登山バスに乗るため金曜日の終業後にJRを乗り継ぎ、眠い目こすって金沢駅前のアパホテルにチェックイン。前泊というやつですが、ホテル滞在時間は僅かに4時間という強行軍です。鼻息荒くガンバッタ、のですが・・・。
初日の午後に、ハクサンはちょっとだけ微笑んでくれただけで、あとはただただ、ガスと雨と強風の洗礼。まぁ、なんとか主峰の御前峰には意地で登りましたけどね。絶景は望むべくもなく、完璧なる白い世界です。ああ、エメラルドクリーンにきらめく火山湖や雪渓と溶岩注のコントラストは何処にあるのでしょうか!山頂にたたずみ、お池巡りの楽園をイメージしてみますが、自分の陳腐な想像力ではなす術もなく沈黙するしかありません。ハクサンはまさに白い山・・・つまり、それは、白い景色の山なのでありました。

*****
Day1:市ノ瀬→チブリ尾根→御舎利山→南竜ヶ馬場
5:30/北陸鉄道バス金沢駅〜別当出合の登山バスに乗り込み、
7:35/市ノ瀬で下車。ビジターセンターで登山届を提出し入山。雰囲気の良い温泉宿に後ろ髪引かれたが、別当・市ノ瀬道を進む。雨は落ちていないが曇天模様。昨日の深夜に金沢入りしてあまり寝ていないことも手伝ってか、テンションはいまひとつ・・。だが、別当・市ノ瀬道〜チブリ尾根にかけての植生は素晴らしい。垂直分布の法則に従い、ブナ、カツラなどの広葉樹に始まり、次はシラカンバ、ダケカンバ、そしてシラビソなどの針葉樹が順を追って山肌に広がる。立派な樹林帯はそれだけで貴重な植生見本だ。樹林帯を越えると見事なお花畑が広がっていた。
11:50/チブリ尾根避難小屋。外見はアレだけど、トイレもあるし内装はかなり綺麗な山小屋。ダラダラと続くチブリ尾根をメインコースにして別山や白山方面を楽しむなら、かなり利用価値ある山のシェルター。ここで小休止のあとリスタート。
13:10/チブリ尾根避難小屋からは急坂を辿って御舎利山。山頂では風が強く、ついでにホワイトアウトも。ここから別山までは尾根をつたって地図上10分程度のガイダンスだが、この状況の中ではあまり行く意味もなし、との判断で南竜ヶ馬場に向け進路を北へ。最初は尾根、というよりトラバース気味のトレイルを行く。7月中旬のこの時期、雪渓はほとんど姿を消していた。振り向けば、別山の堂々とした山容。この景観も一瞬の出来事で、すぐさま白い世界に紛れて消えていった。地図に油坂と書かれた先は一旦渓に降りて登り返すトレイルセクション。すぐそこに南竜ヶ馬場のロッジやキャビンが見えているのに、そこにはなかなか到達しない、じれったいコース。
15:10/南竜ヶ馬場(読み方はミナミリュウガバンバ)着。この時が一番天気が安定していたので、ちょっとだけ明日の天気に期待をした・・・のだが。南竜ヶ馬場に幕営。トイレ、水、あり、利用料は300円と格安!広いテントサイトは連休初日ともあり、すでにかなりのにぎわいを見せていた。(やはりテント山行はブームなのかなぁ)テントを設営してしまえば一安心、だが、期待を裏切るかの如く、雨、風は次第に強くなり・・・。寝袋が濡れるのは嫌だけど、雨がテントのフライシートを叩く音はまんざら嫌な音でもない。むしろ心地よささえ感じる。(のは自分だけか・・・)

Day2:南竜ヶ馬場→室堂→御前峰→室堂→砂防新道→別当出合
翌朝、目覚ましに促されて4:00に起床。というか、目が覚めていただけで寝袋の中でダラダラ。テント内は強風で振り落とされた結露の滴でビショ濡れ。寝袋もかなりのダメージをうけている。日程的にはもう一日余裕があるため、このテン場でもう一泊して天気の回復を待って・・・という作戦もあるが、この寝袋の状態では今夜の宿泊に不安が残る。一泊だからいいってもんじゃなくて命の寝袋を濡らすというのは大失態。まったく備えが足りないな、と、反省。雨は強く降ったり止んだりの繰り返しで撤収のタイミングがつかめない。
6:30/動き出さなきゃ埒が明かない。南竜ロッジまで雪渓を歩き、軒下でパッキングのやり直し。やはり雨の日は屋根があるとありがたい。ついでにロッジ内で山の情報収集をする。天気は曇りか霧、時々雨か雷雨、との予報。ここから室堂ビジターセンターまではコースが3つあるが、トンビ岩コースは雪渓の状態が悪く通行止め、展望歩道もアイゼンが必要とのこと。軽アイゼンの準備はあるがホワイトアウトした雪渓を登るのもしんどい。という訳で一番無難なエコーコースを登ることにする。エコーコースはよく整備されたスイッチバックの登りから弥陀ヶ原の平坦な木道へと続くトレイル。そして室堂への分岐からは岩場をひたすら登るのだが、この間どれくらいの登山者とすれ違ったことか。昨日、室堂に宿泊して下山するグループだろうか、とにかく凄い人数。コンニチハの短いコミュニケーションもここまで来ると少しウザったい気もする。
7:50/室堂着。ガスが濃く、室堂ほどの大きな建物でさえ25メートル程手前でやっとその存在に気付いた。室堂でしばし休憩のあと、荷物をデポして最高峰の御前峰(2702.2m)へ。カラミだと足取りが軽い。気分的にはフル装備のバックパックを背負っている時の2倍増しの速度で歩ける感じだ。
9:20/御前峰に到着。白山奥宮でパンパンと柏手を打つ。何を祈念したのかは忘れてしまった。とりあえずの参拝を終えて再び室堂ビジターセンターへ。バックパックを回収し、
10:00/別当出合に向け下山開始。
11:00/砂防新道の途中に位置する甚之助避難小屋は大変な賑わい。最近建て直されたばかりの避難小屋。避難小屋というには立派すぎるシェルターだ。
尾根から渓へと降る砂防新道の終点は別当出合の登山口。長い吊橋を渡るころには悔しいことに雲の合間に青空も覗いていた。
13:10/別当出合。雨と汗に濡れたウェアを着替え(トイレ内になんと更衣室があるのだ!)売店でそそくさとビールを購入。で、13:30発の登山バスに乗り込み車内でプシュっと!ほろ酔い気分で金沢駅へと向かったのだ。

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山滑走 白山 [日帰り]
白峰ゲート〜市ノ瀬〜室堂〜白山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 北陸 [2日]
砂防新道〜トンビ岩コース〜お池めぐり
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
5/5

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