ヤマレコ

記録ID: 234651 全員に公開 沢登り丹沢

神ノ川水系 エビラ沢〜風巻ノ頭北尾根

日程 2012年10月14日(日) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
 hitomaru(SL)
天候曇り時々晴れ
アクセス
利用交通機関
車・バイク
エビラ沢橋手前
 ・路肩に邪魔にならないよう駐車
 ・東屋に入る脇道は作業車や水汲みの方が入るのであけておきましょう
 ・水場あり
 ・トイレは従来、林道終点の神ノ川ヒユッテ前にあるが、遡行日当日は
  故障のため使用不可であった
 ・登山計画書は神ノ川ヒユッテに提出のこと
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

エビラ沢橋6:43−
エビラ沢右岸作業径路−
7:19標高520m二俣−
7:45標高570m二俣−
8:23標高680m白滝20m基部8:35−
右側高巻き8:43−
9:09標高810m2段8m滝−
9:48標高930m12m滝基部10:05−
左側からトラバース10:45−
標高960m10m滝
左壁攻めるが悪戦苦闘のうえ一時撤退など遊んでしまう♪−
結局右高巻き後、ラペルと登り返しで残置回収し休憩13:38−
14:14標高1170m二俣−
右沢入り右尾根へ−
14:46東海自然歩道/風巻尾根上標高1300m15:02−
15:35風巻ノ頭−
風巻ノ頭北尾根下降−
16:23エビラ沢標高530m河原−
右岸作業径路−
16:43エビラ沢橋=
入浴(青根/いやしの湯)
コース状況/
危険箇所等
■丹沢の沢登り記録全般
 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html

■エビラ沢

 林道神ノ川線からも見えるエビラ沢F1−12mはゴルジュを断ち割って
 落ちる景観を誇る滝で古い人工登攀ルートだ。
 中盤から後半に点在する白滝20m、12m、10m滝が核心で高巻きもそれなりに
 悪く、これらの滝は岩も脆いうえヌルヌルで滑りやすい。
 沢の距離も丹沢では長いため中級から上級者向けの遡行ルートである。

 遡行グレード:2級〜2級上

 .┘咼藺橋から東屋を右に見送り森林作業者用の看板を越えて、ハシゴの
  かかる作業径路を高さ50mほど登り右の水平径路を進む。
  最初のゴルジュ状連続した小滝群から遡行したい場合は、水平径路に入って
  少ししたら沢へ降りる踏み跡からザレを下りて沢床に立つ。
  ただ小滝群はヘツリや巻きなど強いられる。
  一番目の3m滝は右からヘツリ水量多い落ち口を左へ渉る。
  二番目の3m滝は右のバンドが行けそうに見えるが行き詰ってしまうので
  左から巻いた方がよいであろう。
  その後も3m、5mと続く。
  これらは先述の作業径路を先まで歩き、沢が東へ向きを変える辺りに出て
  くる分岐を右の沢に下りる方へ下ればショートカットできる。
  下りた地点は広い樹林の河原で、少し歩けば左から枝沢が水量比1:5で
  合わさる標高520m。

 沢は狭まりゴルジュとなって5つの小滝が連続する。
  2番目の3条4mは左の窮屈そうなバンドに3本の残置スリングがある。
  足がスラブのうえ身体が大きい人には窮屈であろう。
  高巻きは右側ザレ場にかかったトラロープ沿いに20m登り上流に向け
  トラバースすれば、次の3×5m、4m、4mも一緒に巻ける。
  時間短縮したかったら巻いた方がよい。

 I弦680mで沢が東から南に向きを変えると「白滝」と呼ばれる20m滝が
  2m滝を前衛に堂々と垂直に水を落としている。
  昔は左右のツルツル壁に人工登攀ルートを拓いたそうで先人たちの活力に
  脱帽する。
  我々は右のルンゼを15mほど登り左のバンドに這い上がって高巻く。
  バンドを7−8m進んでから直上すれば、それほど難しくなく落ち口上に
  出られる。

 ぢ瑤鯑邁爾2条5mは左を小さく巻いて越え、再び東に向きを変えれば
  2段8m滝。明確な右側の凹角を登る。(卦蕁

 3×7m、2段L10mを難なく越えれば、下部が3条になった8m滝だ。
  一番左の流芯に沿って登るが人によっては少し水を被るであろう。(卦蕁

 ι弦930mで左に明瞭な涸れた支沢、そして右は核心の一つである12m滝。
  一般的には中間に古い残置スリングが見える右壁を登るのだが、何せ岩は
  ヌルヌルで一部脆い。アクアステルスの沢靴は止めた方がよい。
  クライミンググレードは乾いていれば卦蕁椶らいであろうが精神的には
  よくない。
  巻きは左の涸沢を5m上って、か細いブッシュを騙しながらグズついた
  足元を慎重にこなして狭いバンド状を右の落ち口へ向かいトラバースする。
  途中から滝の一番左隅の乾いた岩をトラバースするようになる。
  浮岩もあるのであまり頼りはないがブッシュにランニングをかけて
  次の4m滝上部まで登る。(卦蕁棔
  終了点になる箇所はない。

 続く10m滝もなかなか厄介だ。
  左壁中央にハーケンが見える範囲で3箇所。落ち口の上部に1箇所あるが
  落ち口手前の3番目以外は皆ゆるい。
  乾いていれば卦蕁椶らいであろうが、この滝も30cmほどの一見しっかり
  していそうな岩が抜けたり、スタンスにしたい岩はヌメヌメでおまけに
  外傾していて、特に流芯に寄った落ち口の右足で乗り越すのが悪い。
  また中央壁左隅にもリングボルトとその上にハーケンがあるが
  近寄ってみると垂壁で足元も悪く、こちらは人工登攀的なようだ。
  今回はアクアステルスであったので一旦下りて、右側の高巻きにする。
  高巻きは右手のブッシュに入りやや被った壁まで上がって、左の落ち口へ
  向かい急斜面をトラバースする。
  または壁基部のバンドを窮屈な体勢で右へ行き小チムニーと苔スラブを
  強引に登って急なザレを下降することもできるが、下りる箇所は状況に
  より懸垂して先の小尾根を乗り越える。

 ┥滝を越え二俣の左は7m滝。右支沢の4m滝を登ってから左の7m滝
  落ち口へトラバースする。

 2m滝を2つ越えると幅広の7m滝。左凹角が卦蕁檗∈犬ら中央が卦蕕
  いったところ。

 堰堤を越えるといよいよ水涸れとなり、沢は荒涼としてくる。
  3〜5mの涸棚5つ、2段の堰堤、5m涸棚、2mテーブル石CS棚を
  越えると明瞭な標高1170m二俣となる。
  今回は右沢へ入り、最初のガレ状右支沢を30mほど登ってから右の支尾根
  に取り付く。
  それほど苦もなく尾根を登り、東海自然歩道でもある風巻尾根の標高1300m
  あたりに出た。

 下山は3通りある。
  確実なのは風巻尾根を神ノ川ヒユッテへ下り、林道をエビラ沢橋まで戻る。
  一般的なコースタイムで2時間40分ほどだが暗くなりそうなら安全だ。
  次に袖平山から北に伸びる尾根の下降。こちらは読図が必要。
  P944の先で踏み跡は右(北東)の東野方面へ下りてしまうので、このポイント
  は北西尾根(踏み跡ほぼなし)へ乗るが一部手を使うほどの急下降もある。
  P660手前のコルで横断する作業径路も交差する。
  P536を越えると比較的明瞭な作業径路が東西に交わり、これを西に向かうと
  最後踏み跡を見失いやすいがジジイ宮や林道に下りられる。
  社宮寺沢出合と神ノ川キャンプ場すぐ北なので、エビラ沢橋へは林道を
  7分ほど歩く。
  最後に今回使った風巻ノ頭北西尾根。これも要読図である。
  今回の遡行終了点から30〜40分ほど東海自然歩道を下り、風巻ノ頭東屋の先
  ピーク状から北西尾根を下降する。
  平坦になったP810あたりから尾根の右側に明瞭な森林作業径路が出てくるので
  これを外さずにジグザグ下降すれば標高520mあたりでエビラ沢の平坦な河原
  に下りられる。
  河原に下りてから森林作業者用の黄色テープを追い、エビラ沢を対岸に渉って
  (この徒渉ポイントの黄色テープを見逃さないこと)、右の斜面に上がって
  いく径路が入渓で使った作業径路だ。
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図 [pdf]

写真

エビラ沢遡行図
※ご使用の際は必ずkamogまでご連絡ください
2012年10月15日 11:52撮影 by CanoScan 8400F, Canon
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エビラ沢遡行図
※ご使用の際は必ずkamogまでご連絡ください
2
エビラ沢橋東屋
2012年10月14日 06:54撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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エビラ沢橋東屋
F1を眼下に見ながら右岸の森林作業用径路を登ります
2012年10月14日 06:55撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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F1を眼下に見ながら右岸の森林作業用径路を登ります
エビラ沢F1−12m
2012年10月14日 06:56撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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エビラ沢F1−12m
作業径路を進みます
2012年10月14日 07:05撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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作業径路を進みます
エビラ沢河原へ下りました
2012年10月14日 07:14撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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エビラ沢河原へ下りました
ゴルジュ内の2条3m
左バンドがルート
右側ザレから巻けます
2012年10月14日 07:31撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ゴルジュ内の2条3m
左バンドがルート
右側ザレから巻けます
水中撮影
2012年10月14日 07:48撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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水中撮影
やる気まんまんのhitomaru
2012年10月14日 07:52撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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やる気まんまんのhitomaru
エビラ沢の大滝
白滝20m
右から巻きます
2012年10月14日 08:23撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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エビラ沢の大滝
白滝20m
右から巻きます
20m白滝高巻きに入ります
2012年10月14日 08:35撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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20m白滝高巻きに入ります
2段8m
右の凹角登ります
2012年10月14日 09:09撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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2段8m
右の凹角登ります
3条8m
一番左の流芯登ります
2012年10月14日 09:23撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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3条8m
一番左の流芯登ります
癒しのナメ帯
2012年10月14日 09:32撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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癒しのナメ帯
核心の12m滝
右壁ヌメヌメ!アクアステルスでは×
左沢からトラバースルートを選択
2012年10月14日 09:47撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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核心の12m滝
右壁ヌメヌメ!アクアステルスでは×
左沢からトラバースルートを選択
その上の10m滝
やっぱりアクアでは苦戦
いろいろ試したら時間食っちゃいました
結局右側高巻き
2012年10月14日 10:44撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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その上の10m滝
やっぱりアクアでは苦戦
いろいろ試したら時間食っちゃいました
結局右側高巻き
7m滝
右カレ沢からトラバース
2012年10月14日 13:14撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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7m滝
右カレ沢からトラバース
7m幅広滝
左の凹角または左〜中央壁突破
2012年10月14日 13:42撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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7m幅広滝
左の凹角または左〜中央壁突破
標高1170mは明瞭な二俣
右沢へ
2012年10月14日 14:15撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高1170mは明瞭な二俣
右沢へ
右沢へ入り最初の右ガレ沢30m登ってから右尾根へ
2012年10月14日 14:28撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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右沢へ入り最初の右ガレ沢30m登ってから右尾根へ
右尾根苦労なく登って東海自然歩道へ
2012年10月14日 14:39撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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右尾根苦労なく登って東海自然歩道へ
風巻ン頭東屋
この先から北西尾根へ脱一般登山道
2012年10月14日 15:35撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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風巻ン頭東屋
この先から北西尾根へ脱一般登山道
風巻ノ頭北西尾根下降
2012年10月14日 15:59撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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風巻ノ頭北西尾根下降
森林作業径路を追えばエビラ沢河原へ
2012年10月14日 16:23撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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森林作業径路を追えばエビラ沢河原へ
朝歩いた森林作業径路を下ってエビラ沢橋へ
2012年10月14日 16:41撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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朝歩いた森林作業径路を下ってエビラ沢橋へ
ふぅ到着
2012年10月14日 16:44撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ふぅ到着
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