行平山 〜一之瀬林道周回(牧田川本流渡渉)
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,081m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
天候 | 曇 のち 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・一之瀬林道(通称)の多良峡公園の牧田川本流の洗い越し部は増水時、流されてしまうため渡渉困難 |
写真
感想
一之瀬のホンシャクナゲ群落(国の天然記念物)は、国土地理院の2万5千分の1の地形図に3か所表記されています。笙ヶ岳に近いもの以外の2地点は、植林地化に伴い消滅してしまったのではないかと思われました。5月初旬に開花していたホンシャクナゲの花は終わっていました。
スミレやニリンソウなどの春の花は終わっていて、ヤマシャクヤクは大部分がもう少し先に開花する小さな蕾でした。
牧田川本流の渡渉点では、靴下を脱いでズボンの裾をまくり上げてコンクリート上の堰部を渡渉しました。水流があるため、増水時には流されてしまう可能性が高そうです。車高が高いトラックや軽トラックなどはこの洗い渡し部を通り、林道へ入るようです。
山上では、カッコウ、ツツドリ、アオゲラ、ウグイス、オオルリ、ミソサザイなどの野鳥の鳴き声が響き渡っていました。
登山者に遭遇することはなく、ニホンジカ、ニホンリス、マムシ、シマヘビ、ニホンカナヘビと多数のニホントカゲを見かけました。
林道脇の谷筋ではミゾサザイの5羽ほどの幼鳥に遭遇しました。多良峡谷森林公園の牧田川では少し大きめのシギの仲間が飛んで行く様子が観察でき、トビが飛び回っていました。
【 バックナンバー 養老山周辺】
・2月21日 (2010年)『養老山地北部全山縦走(表山-裏山-笙ヶ岳-養老山-志津山-二之瀬越) 』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-57509.html
・3月3日 (2012年)『表山-裏山-笙ヶ岳〜養老の滝』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-172480.html
・3月28日 (2020年)『笙ヶ岳↑西尾根↓大洞林道 〜イワウチワ開花』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2279918.html
・3月30日 (2019年)『表山-養老山 〜本家の美濃でミノコバイモ祭り始まる』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1774997.html
・4月6日 (2019年)『笙ヶ岳(くレイワさん 908.3m)-裏山-表山 〜鉱山跡を探検』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1782985.html
・4月10日 (2018年)『笙ヶ岳↑表山↓三方山〜花の宝庫にびっくり!』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1425443.html
・4月11日 (2020年)『笙ヶ岳・裏山↑西尾根↓大洞林道 〜いきもの観察』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2296849.html
・4月14日 (2017年)『表山-裏山-笙ヶ岳 〜カタクリの山に春を探しに』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1104409.html
・5月2日 (2020年)『一之瀬のホンシャクナゲ群落(国の天然記念物)』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2325277.html
・5月8日 (2010年)『笙ヶ岳 MTBでヒルクライム養老ノ滝〜一之瀬林道』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-63680.html
・5月24日 (2020年)『行平山 〜一之瀬林道周回(牧田川本流渡渉)』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2325277.html
・9月3日 (2014年)『小倉山(養老山) 山で献血・いきもの図鑑』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-503733.html
・9月7日 (2013年)『養老山 〜ヤマジノホトトギスと野鳥』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-341595.html
・9月13日 (2012年)『小倉山〜養老の滝から野鳥観察』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-224125.htmll
・11月4日 (2014年)『表山-裏山-笙ヶ岳(白山〜御嶽山の冠雪観望)』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-542429.html
・11月21日 (2017年)『小倉山-三方山(養老山地) 〜真白な白山と北アルプス』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1317791.html
・12月3日 (2012年)『表山-裏山-笙ヶ岳 〜養老の滝からヤブ漕ぎ周回』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-250363.html
・12月31日 (2015年)『表山-裏山-笙ヶ岳 霧氷とわずかな冠雪』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-787478.html
コメント
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こんばんは
養老は近いので、よく行きます。
養老山地をつないで、岐阜県側を先に、上石津から養老町からと、いろいろ登りましたが、破線ルートは谷筋で荒れてました。
昨年は多度山中心に歩いてから、いなべ側を重点的に歩きましたが、林道も多く、荒れた感じで、破線の上を歩いていても、道が無い状況でした。
一之瀬のホンシャクナゲのところは歩きましたが、本当に無くなってる感じでしたね。
10年ほど昔は養老山〜笙が岳周回でハナネコノメ、キクザキイチゲなど、、、たくさん花を見ましたが、、年々少なくなってる感じですね。
jionさん こんばんは
養老山地では植林地となっているエリアが多く、作業道のような林道の枝道も増えていて、伐採が行われている所もあるようです。
今年『一之瀬のホンシャクナゲ群落』のエリアを散策しましたが、多くが植林地化されていたようでした。
まだ一部に秘境のような落葉広葉樹林の森も残っているようです。今年初めて養老山地で見た植物もありました。
そろそろヤマビルの活動が活発となりそうなので、来春以降に新たなエリアを散策できればと思っています。
初めまして。
大学でヒメフウロの調査をしている者ですが、養老のヒメフウロは見たことがなく、連絡させていただきました。
この山行でのヒメフウロの写真を拝見いたしましたが、どこで生育していたか詳細な場所はご存じでしょうか。おおざっぱでも構いません。
個人として山はしばしば登るのですが養老はまだ行ったことがなく、興味ある山の1つですので山としても行ってみたいと思っております。
mintaka さん はじめまして
国土地理院の地形図で確認した
「岐阜県大垣市上石津町一之瀬(付近の住所。正確な所属を示すとは限らない。)
35度17分49.41秒 136度31分21.28秒35.297058,136.522577」
の地点と思われます
標高点845m(行平山)のすぐ東側にある小さな丘のようなピークです。(Google マップの航空写真で石灰岩の岩場が映っていました https://www.google.com/maps/@35.296857,136.5224462,201m/data=!3m1!1e3 )
一般的な登山道はありません。
西側の大垣市側からの林道は一般車両の乗り入れができないため、アクセスが容易ではない場所と思われます。
8枚目の風景写真の場所で、石灰岩の岩場があり、その東側の岩壁の隙間に生育していたと思われます。
伊吹山や鈴鹿山脈でも同じような石灰岩の岩場で見かけていました。
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