白山*加賀禅定道(加賀新道)・百四丈滝〜天池〜ハクサンイチゲ


- GPS
- 11:31
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,593m
- 下り
- 1,581m
コースタイム
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 11:31
天候 | ■晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■登山口はPのすぐ先の右手。登山届box、WCなど何もなし。ゴンドラが動いている時は下の施設で登山届は出せたはず。たしか。要確認。出せない場合はネット。最終おトイレは道の駅瀬女。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険箇所は美女坂、特に下り。この日はぬかるみもなく危険度低。 ■百四丈滝展望台方面へ曲がると積雪あり。天池方面に繋がっているのでそのまま雪上で移動したいところだが、今年は登山道合流可能なポイントがなかったため結局展望台分岐へ引き返し普通に登山道を歩いた。ただしその後2回ほど雪上歩きと登山道復帰を繰り返すポイントあり。 |
写真
感想
6月になると歩きたくなる道です。ありがたいことに、あれだけ辛い思いをしても翌年になるとすっかり忘れます。当初、白山始めはいつも通り御前に行こうと思っていましたが、様々な記録を拝見するに、自分が見たいモロモロの景色のタイミングにはまだ早いと判断。先に滝とイチゲを見てくることにしました。
例年ハライ谷から歩いていましたが、今年はズルして加賀新道スタートです。見どころが多いと聞いているので一度歩いてみたかったのです。300mの標高差に目がくらんだわけではありませんょ。たぶん。一里野温泉スキー場の林道をひたすら登るとアスファルトから未舗装に変わりすぐ駐車地です。前回のハライ谷日帰りが3:30だったので、ズルする分含め1時間後の4:30スタートです。噂通り、見どころいっぱい加賀新道。歩きやすいですし、巨樹の宝庫やないですか。ブナも素敵だし、これは進まないのパターンであることを即理解。
しかり場分岐で檜新宮参道と合流。そのあとはアップダウンを繰り返す、ザ・加賀禅!です。日差しも照りつけ、この日は確か下界30℃?上の方まで水場がない加賀禅は、大量水分必須です(檜新宮参道には水場がありますが、距離200mほどの結構な下りをこなす必要があります)。この日は半そでスタートということもありますが、それでもまだ朝早いうちは日差しを受けてもさほどダメージはなく、どちらかというと快適な部類でした。過去2回に比べるとその差は歴然。加賀禅は細かいアップダウンがあるため、体力消耗かつ気温が上昇する下りの方が辛いです。
どんどん近づいてくる四塚と(美女と)可憐なお花たちに元気をもらいながら奥長倉避難小屋着。小屋の内部は涼しく、もう行きたくないよ〜なんて思いながら不要な物たちを全部置いて行くことにします。チェーンアイゼンと防寒具は念のため持って行きます。(全く要らんかったけど)
美女坂は200mの急な登りが延々続きます。今年は路面コンディションが良好ということもあり、危険だと感じる場面はありませんでした。とはいえ一般的に危ないと言われる場所ですので、慎重に行きたいところです。美女坂頭から15分ほどの移動で百四丈滝展望台分岐です。美女坂の後という相対的なところでは天国ですが微妙〜な登りがダラダラ続きます。展望台側は一転、たっぷりの雪があります。雪壁が急なため、展望台へは下りられません。雪上に来れば暑さはやわらぐであろうという期待は一瞬で裏切られます。今回1000mも2000mも全部半そでで対応できます。さすがに雪焼けが気になるので上着を羽織ってサングラスを装着しましたが、すぐにでも脱ぎたいくらいの暑さでした。
滝を堪能した後は天池へ。雪上移動で合流するというもくろみは外れ、展望台分岐から結局リスタートとなりました。池が出てるか心配でしたが、若干出ており何かが水浴びしていました。目的地はさらに100mほど先です。
雪が切れた斜面を下ります。目に入るのは黄色ばかりで白がいない…早まったかーなどと思っていましたが、3年前は6/15の時点で咲いていたからきっといるはず!と信じてさらに少し下ると無事発見。嬉しい。これであとは帰るだけ!ってその帰るのがとっても辛いんですけども。。
滝をもう一度見てから帰ろう♪という気には全くならず、一目散に撤収。美女坂をスルスル下りると奥長倉からの下りに青い人影。あああ〜お仲間さん!このまま貸し切りだろうと思いこんでいたので驚きました。この方めっちゃ早くて、想像通り下りで追い付かれ談笑。鮮やかに駆け抜ける兎の背中を見送る亀の図。亀は最後まで亀なところが原作とは違いますねってやかましわ。下りが辛い加賀禅をほしいままにしながらボロボロ下山。もう誰もいないのは分かっているので登山道上に座り込んで休憩します。砂防や観光だとこうはいきませんよ。だって、両手が5本くらいあっても足りないくらい休憩したのですから。
今回の行程は、コロナ自粛でお山もごく簡単なところしか歩いていなかった身にはちょっとオーバーワークでした。水は2.5L持参し0.5L余りましたが、もっと飲んでおけばよかったと思いましたし、塩分ももっと摂るべきでした。恐らくやや熱中症になっていたのではと思います。これからの季節、少なくとも3〜4L以上は欲しいところです。そんなこんなで休憩し過ぎて下山したのがなんと16時。11時間30分の長い長い一日でした。前回のハライ谷スタートよりも時間がかかっています。また滝を見たいので、歩くことが出来るよう頑張ろう。
コメント
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何年も前から計画しては流れてきた加賀禅定道。
詳細なレポに魅力的な写真
秋にでもと思っていましたが、今すぐにでも行きたくなりました。
とはいえ、こちらも2ヶ月間の行動自粛で、ヘロヘロな感じが先週末の白山で露呈
その日に向けて、チマチマ足慣らししておこうと思います。
俄然やる気のでる山行記録、ありがとうございました。
tom32さん♪
室堂と御前を絡める定番コースが人気ですが、広大な白山山域においてわずかな面積なのですよね。アクセスも良く、整備され、見どころも多い。雑誌などで紹介されるのも99%この部分だけ。人気がある理由は分かるのですが、とはいえ、あの実は小さなエリアに白山登山に来た大半の人々(9割以上?)が集中する現状ってとっても不思議だなと思うわけです。
情報が少ない、距離も長い、不安・・・でも北部気になる。以前の私のようなそんな方は実は多いのではと思い、そんな皆様にちょっとでもイメージがわいてもらえると良いなと思い、わたくしこのたび104枚もの写真をアップしましたよ!ひ、百四丈だけに!・・・
白山は辛いです。ヘロヘロになります。だから大丈夫です
こんにちは。
天池も出ていてイチゲも咲いているのですね、別山〜三の峰のイチゲも咲き始めた様です。三ツ谷から登れば県境越になりませんよ~
百四丈滝の過去写真の比較は良いですね
hakusan319さん♪
ちょっと自粛している間にも、白山の雪はすっかり無くなってしまいました。
天池出ているかな〜イチゲ咲いているかな〜
実は両方とも不安でしたが、結果的に目的は全部達成することが出来て喜んでいます。
そういえば三ツ谷起点の赤兎すらまだ歩いたことがないので、今年はなんとか三ツ谷デビューしてみたいなと思っています。
来たタイミングが遅くても逆に滝の雪は多かったり、と思えば別の部分では少なかったり・・・面白いですね。想像通りにはいかないところも自然の美しいところですね
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