梅雨入り前に鹿の平で一杯やりますか〜不動岳〜


- GPS
- 17:56
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 2,517m
- 下り
- 2,490m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:11
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 4:40
天候 | 二日間共に晴れ☀️ 6/10は午後から雨で梅雨入り予報だったけど日程が下山メインだったので多少天気悪くても一日目に楽しめれば良いかと決行しました。 下山まではすごくいい天気で予報が間違ってるかと思うぐらいでしたが夕方からはどしゃ降りで梅雨入りしました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
天竜スーパー林道は野鳥の森側からは通行止めなので水窪市街地方面からのアクセスです。 水窪ダムから先はダート。 普通車セダンでも問題なく通行できるぐらいです。 今のところ通行に問題はありませんが大雨とかの後は崩れたりすることも多々あります。 スペースは10台程。 ポストは1,5キロ先ゲート前に |
コース状況/ 危険箇所等 |
<ゲート手前〜戸中山林道ゲート〜矢筈山> 駐車場からしばらくは林道歩き。 戸中山林道ゲートから先は黒法師、丸盆、不動岳登山口を目指す場合はそのまま林道を数キロ歩きますが今回は登りは矢筈尾根を登りましたのでゲート先の分岐を沢の方に下ります。すぐ先の水場の脇から取りつきます。 送水管に沿って登り、途中からはトラバース気味には進まず(取水パイプは途中からトラバース気味に進み崖に当たります)急な尾根を登って行きます。 矢筈山の手前まではひたすら急登です。 テープはまばら。踏み跡はあるような無いような感じ。 <矢筈山〜六呂場山> 矢筈山から次の1475辺りまでは広い尾根でマークや踏み跡少なくわかりにくいので注意。林道から矢筈山に登って来る道の方にちょっとだけ行ってしまいましたが、下り基調になるはずがないのですぐに引き返しました。 その後も広い尾根で薄い踏み跡、少ないマーキングが続きます倒木で踏み跡が寸断されたりとか。 でずが、進行方向が一定なので尾根のおおよそ中心を歩いていればほぼ間違いないでしょう。六呂場山に続く尾根に合流したら瘦せた尾根をアップダウンしながら六呂場山に到着。 少しザレて急ですが忠実に尾根のトップをたどれば問題ないと思います。 トラバース気味に踏み跡あったりしますが楽しようとしてそっちに行っても結局尾根上に上がらなければなりません。 <六呂場山〜鹿の平〜不動岳> 六呂場山から先も痩せ尾根を行きます。 一ヶ所残置スリングがあるところが少し危険かな? と思う程度で体力的にはきついところですがルート的には単調です。 水場は1855辺りからそこそこ下ったところにありますが今回は行ってません。 1800m手前ぐらいから笹が出始め、1900mぐらいからは結構藪が濃くなります。 背丈を超えるぐらいのところもあるし足元に道もほぼないので稜線に向かってひたすら藪を漕ぎます。自分は上部は直進よりも少しトラバース気味に上がった方が楽かと思い、鹿の平、不動岳方面に向かって少し斜めに進みました。 鹿の平らの看板は見つけられず。 幕営適地は数か所。 自分はおそらく一番上部の西側の開けた場所に張りました。 少し下った窪地には少し広めのところもあります。 不動岳までは鹿道なのか人の踏み跡なのかわからないけどそれっぽいところをひたすら歩きます。笹は膝程度。この辺りは気持ちのいい尾根です。 <鹿の平〜鎌薙の頭〜鎌薙尾根〜戸中山林道ゲート> 鹿の平から鎌薙の頭までは最初は崩落地のふちを歩き、次第に道が絞られ見通しのいい尾根に乗ります。藪は鹿の平〜コルまでで濃いところもありますが区間は短いです。西寄りを歩けばほぼ間違いないでしょう。 尾根に乗れば鎌薙尾根との分岐が現れ、そこを通り過ぎれば鎌薙の頭。 今回は難所の鎌薙は通過せず鎌薙岳から軽身で崩落地の途中までピストンし鎌薙尾根を下りました。鎌薙は戸隠の蟻の門渡りが崩れやすくなっているような感じです。 巻いて通過するトラバースもボロボロで安心感は全然ありません。 鎌薙ぎ尾根は一般登山道だと思ってよいと思います。 テープの付け方センスが良いなぁと感じます必要なとこにはしっかりあるけど必要以上にマーキングしてない感じ。 藪はおおよそ1700mぐらいまで。 最後に少し脆いトラバースがありますが注意して歩けば危険個所も迷いやすいところもないと思います。 登山口からはひたすら林道歩き。 水はちょいちょい脇から取れます。 |
その他周辺情報 | 登山口近くにはなにもありません。 水窪まで行けば商店があります。 携帯の電波もほぼ入らない場所なので注意を。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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備考 | 水3.5L、スポーツドリンク1.5L、ゼリー200ml×3 ビール350ml×2、ウイスキー少々 |
感想
しばらく県内の山を楽しんでます。
今回は深南部へ。
この辺の適期は春と秋。
この時期は結構暑くて自分は涼しい秋の方が好きなんだけど、梅雨入り前に行っておきたかったので足を運びました。
お天気は
9日〇
10日昼過ぎから崩れ始め夕方は雨。おそらく梅雨入り。
初日に景色や山の雰囲気は目いっぱい楽しんで2日目は下山するだけ。
雨が降る前に下りちゃおうという計画。
Day1
普段の自分のペースなら頑張れば日帰りできるルートだけど今回は鹿の平でのんびりしたかったのでお酒も担いでのんびりと。
水場はあるけどちょっと下らなきゃだし、基本不確定要素(枯れてることはないだろうけど)は充てにしないので水と酒だけで6L 以上担ぐから荷も重くて速くは歩けないしね。
駐車スペースに着いたら平日なのに車が6台も停まっててびっくり。
林道を歩いてゲートに到着。
いつもはこの先もまだまだ長い林道を歩くんだけど今日は分岐を左。
一旦沢の方に進み、矢筈尾根に取り付きます。
取水パイプに沿って進みます。
この尾根なんといっても急登。
1412の矢筈山の南峰まではひたすら急な尾根を一直線に登ります。
久々の重い荷物がなかなかキツイぞ。
見どころは森の綺麗さかな。
針葉樹、広葉樹共に立派な木ばかり。
矢筈山までは薄い踏み跡やテープがあったりなかったりですが、そこまで分かりにくいところはないと思います。
矢筈山から先は尾根が広がり、ルートが分かりにくくなります。
ちょっとだけ違う方に進みかけましたが下り基調になることはないはずなので地図を見て修正。林道川から登ってくる道に引き込まれてました。この辺りは要注意ですね。
六呂場山の尾根に出る少し手前で逆回りの1Dayの方とすれ違いました。
軽身だったけどまだお昼前ぐらいだったから結構なペースですね。
六呂場山へ向かう尾根は細くてちょっとザレています。
六呂場峠まで下って登り返すのでキツい💧
重い荷物が肩に食い込み、暑くて汗びっしょりですが何とか六呂場山に到着。
ここは「耳目は欺かない判断が欺くのだ」の看板があるとこです。
ちゃんと冷静な判断ができるよう昼食を摂って一息。
さぁここからがクライマックス。
1800mぐらいから笹が現れ、1900mぐらいからは藪が濃くなります。
暑いけど上着を羽織り藪漕ぎ開始。
背丈を超えるようなところもあるし結構急だしルートも全然わかんない。
なんとなくソレっぽいところを進み、まっすぐ登れば鎌薙へのルートにぶつかるはずだけどちょっとキツいので不動岳側に斜めにトラバース気味に進みました。
で、笹が短くなってきて鹿の平に。
一等地にテントを張り、一息ついてから軽身で不動岳を往復。
鹿の平からの不動岳の姿はたまりませんな。
テントに戻りビールで乾杯
貸し切りの鹿の平で夕陽を眺めながら酒飲むの最高だなぁ〜♪
これがやりたかったから大満足。
一杯飲んで食事したらすぐに寝ちゃったけど夜中に鹿の鳴き声で目が覚めました。
お天気崩れ始めてるかなぁ?なんて思ったけど明るい月が出ていて、なのに星も綺麗で、澄んだ空気の中、鹿の鳴き声が響いて最高の気分でした。
もう一杯飲んで就寝。
Day2
空が明るくなるころに目が覚めテントの中で食事を摂り朝のコーヒーを淹れる。
のんびり支度をして出発。
天気は快晴。
あれ?思ったより全然いいじゃん。
もっとのんびりしたりいろんなとこを偵察に行こうかな?とも思ったけど朝の景色だけでも満足できるほど素晴らしい山の雰囲気を堪能したので時間はたっぷりあるけど予定通り下山します。
鹿の平から鎌薙の頭までは崩落地の淵を歩き、藪を漕いで尾根に取り付きます。
ここからの景色も素晴らしかった。
鎌薙まで行こうかな?なんて思ったけど今回はパス。
少しのんびりした後は鎌薙尾根を下ります。
ここはほぼ一般登山道ですね。
とはいえ上部は藪、終始急な斜面、道はしっかりしてるとはいえ踏み跡はそれ程濃い訳ではなくマーキングもそれ程多くはありません。
途中の展望地で景色を楽しんでからは一気に下山。
後は林道を歩いて戻るだけです。
飲料をほぼ飲み切ったので22キロぐらいあった荷物も軽く思ったよりも少し早く下山しました。電波の入るところまで移動したらっ本日静岡は梅雨入りしたと知りました。
のんびりテントなんてホント久しぶりだし気持ち良かったなぁ。
梅雨入り前にのっびり静かな山を楽しめて満足。
また秋ものんびりこの辺を歩きに来ようかな。
おまけ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2390200.html
mamepyonさん、おはようございます。
黒法師岳から下山したら、車?
途中すれ違わないので、他のルートあるんだと、天気も読め本当に梅雨入り!
当方、チャリの助けで何とか黒法師岳が精一杯。
レコを拝見し、ため息ばかりです。
お天気読み、縦走お疲れさまです。
こんにちは。
同日のレコ拝観しました。
黒法師も良いですよね。
普段は日帰りが多いのでそれなりに朝早く出るのですがこの日は日帰りしようと思えばできるルートを一泊の計画で急いで戻って来なくていいからのんびり出発でした。
駐車場には車が6台も停まっててビックリしました。何度も来てるけどいつもガラガラなのでw
不動岳の鹿の平、丸盆岳のカモシカ平、黒法師、バラ谷の黒バラ平と気持ちいい寝床が点在するので時間が許せばのんびりするのも良いですよ〜
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