白山 ご来光登山
- GPS
- 05:10
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,670m
- 下り
- 1,714m
コースタイム
- 山行
- 4:07
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
砂防新道 南竜分岐から上は残雪が所々あり、残り方がいやらしく雨でステップがリセットされた上、今日のような放射冷却でカチカチだとアイゼンピッケルが必須。 先週は簡単に行けたところも、今週は厳しいトラバースとなっています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
※写真も少ないし、ヤマレコに上げるつもりではなかったのですが、ちょっと危険だなと思ったのでおこがましいですが、注意喚起という意味で公開します。
今週は休みでも朝は職場に行かないといけない。午後から家にいないといけない用事があるのでご来光登山しかない。2時間だけ仮眠を取り別当出合へと向かう。路肩はもう完全に止めることが出来なくなったみたいだ。
1時30分に別当出合を出発する。まだまだ残雪期なので路面状況はわからない。トレランシューズだけど10本刃軽アイゼンが履けたので持参し、ダブルウィペットで安全を確保する。先日の雨で甚之助避難小屋まではすっかり雪は融け、1時間ほどで到着。このペースなら大汝峰まで行けるかなと欲が出たが、南竜分岐を過ぎたところから残雪。しかも放射冷却でガチガチステップほぼなし。ここからアイゼン装着しないと滑って前に進めなかった。
雪渓トラバースは3か所あり、どれも残り方がいやらしく、日に日に状況は変わっていきそうだ。慎重に通過すると十二曲がりからは夏道なので順調に進めるが、仕事に行かないといけないので時間が読めない大汝峰はやめることにした。
室堂で時間調整がてら防寒、補給などしてから御前峰に向かう。やはり時間制限がある時は夏道を歩かないと不測の事態が起きるとよくない。6月最初はガスでご来光が見れなかったので今日は久しぶりに非日常を満喫した。
現実逃避も束の間、仕事があるので日が出た瞬間に下山開始。黒ボコまでダッシュで下山し、ここから南竜分岐まで慎重に行かなければいけない。最初の雪渓をトラバースしようとアイゼン装着。向こうから登山者が見えた。アイゼンもピッケルも持っていないので大丈夫かなと思いながらすれ違い先を進もうとしたら声と音が聞こえたので振り返ると滑落していた。雪渓の末端のクラックで減速し、そのまま沢に落ちたがすぐに起き上がっていたので安堵した。何度も声をかけ無事を確認し、登り返す準備をされていたので申し訳ないが仕事があるので後ろ髪をひかれながら下山することにした。
その次の雪渓もかなりいやらしく、向こう側に外国人のカップルがいた。本来のステップよりかなり高巻しようとしているが、高巻いても土があるわけでもないし、斜度が増すだけなので、言葉はなかなか通じなかったが、単語を駆使して引き返すよう説得した。ヘルメットもない、トレッキングシューズ、アイゼンピッケルも持っていない、短パンだったので危険度はMAXだった。
この後も続々と登山者が登られてきて、おせっかいなのはわかっているが注意喚起をしながら下山。コロナ感染で飛沫が飛ぶなどリスクはあるだろうけど、滑落のリスクもほおってはおけなかった。多かったのは先週の登った人の話を聞いて行けると判断されていることだった。
僕も今月に入り、飽きもせず毎週砂防を登っているのでわかるが、今日のコンディションは先週、先々週とは比べ物にならないくらい危険だった。さらに下界は暑いし雪もなさそうに見える。雪渓も小さくなってきて、このくらいの距離なら行けるだろうという幅の雪渓なので、ツボ足で行ってしまいがちだ。しかし残雪期は油断できないのでアイゼン、ピッケルは携行したほうが良いと思った。
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