記録ID: 2436857
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ハイキング
甲信越
銀山平に聳える鋭鋒・荒沢岳で八海山に続き「鎖祭り」を開催
2020年07月19日(日) [日帰り]
新潟県
さとたけ
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,281m
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荒沢岳登山口5:50→前山6:35→前��下7:25→8:25前��8:35→10:20荒沢岳山頂
10:40→12:15前��12:25→前��下12:50→前山13:40→荒沢岳登山口14:05 【歩行時間：7時間35分】
10:40→12:15前��12:25→前��下12:50→前山13:40→荒沢岳登山口14:05 【歩行時間：7時間35分】
| 天候 | ⛅曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
●荒沢岳登山口駐車場 小出ICで関越道を下り、吉田交差点で右折して国道352号線（樹海ライン）に入ると、間もなく右手にローソン（魚沼湯之谷店）が見えてきます。これが銀山平までのラストコンビニです。 奥只見シルバーライン（通行無料です）経由で銀山平に入り、石抱橋（いしだきばし）を渡って突当りの国道352号線を右折。伝之助小屋手前の左手に見えてくる建物が、駐車場併設のトイレ棟です。 駐車場は詰めて10台が駐車できそう。料金の徴収はありません。トイレは綺麗です。私のau携帯は電波が入っていました。トイレ脇に登山口があり、登山ポストがあります。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
新潟県魚沼市の景勝地である銀山平から、荒沢岳までをピストン山行しました。 ●荒沢岳登山口〜前��基部 登山口から僅かで水場に到着します。蛇口をひねると目が覚めるような冷水が流れます。この時期、水量は申し分ありませんでした。 登り始めると間もなく、ヤマアジサイが出迎えてくれました。前山までは土道の急登。どんどんと高度を上げていきます。前山からは登り基調ながら、いくつかのピークを経て尾根を登降します。時折、東側の展望が開け、奥只見湖（おくただみこ）を望むことができます。 前��基部はコルになっており、眼前には巨大な岩塊の前�瑤�迫ります。 ●前��基部〜前�堯覆泙┐阿蕁� まず鎖が現れます。初めは勾配もそこそこの岩場を登りますが、トラバース箇所にも鎖が付けられており、断続的に梯子も現れます。道幅が狭いので、踏み外しに注意。 ピーク状の尾根に出ると、目の前には大岩壁が現れますが、ここが前��下です。大岩壁手前まで緩く下ると、登山道は岩壁の基部をトラバースするように付けられており、一旦、下ります。足元はスラブ状の岩。ロープが付けられているのですが、朝のうちは表面が濡れており、とても滑りました。ご注意を。 水で濡れる鞍部を通過すると、尾根に向かって岩場の急登が始まります。鎖が付けられていますが、道はトラバース気味。斜め上に向かって、急斜面の岩場を登る感じです。足元の岩が濡れている上、鎖の距離が長く、滑落するとまず助からないだろうという場所ですから、緊張を強いられます。 その後も、岩場の急登が続きますが、鎖・ロープが無い箇所もあり、岩や木の根を掴んで体を持ち上げて進みます。基本は三点支持で。前��通過が長く感じました。 ●前�堯噌啾�岳山頂 ガスがかかっていなければ、目の前には荒沢岳を中心に左右に伸びる雄大な稜線を見ることができます。まだ、高度を稼がなくてはなりません。登って行く痩せ尾根は勾配があり、草付きだったり、ザレていたり。左右には滝になって落ちる沢の姿を見ることができて気分が良いです。前�瑤箸和任辰栃僂錣衒刃造癖薫狼い魍擇靴爐海箸�できます。 稜線に出ると、小ピークを二つほど巻き、鎖場を経て山頂に到着します。山頂は狭いながらも広場になっており、360度を見渡せます。晴れていれば眺望は雄大。越後三山（八海山は八ッ峰が頭を出しています）と中ノ岳に続く縦走路、巻機山、燧ヶ岳、平ヶ岳や守門岳、浅草岳など周辺の山を見ることができます。 ●全体的に 前��通過がこのルートの核心部です。手前のピークから前�瑤鮓�ると、「あんな場所、どうやって登るの？」と思うほどの岩の壁に見えますが、鎖や梯子がしっかりサポートしてくれます。ただし…、1か月前に登った八海山の屏風道と比べて、鎖場の距離は短いのですが、屏風道は「下り禁止」なのに、こちらは迂回ルートが無いため、下りでも使用することになります。斜上する鎖場の上に、鎖が取り付けられていない箇所がありますが、下降する際に「ここにも鎖がほしい」と思いました。仕方が無く、脇に生えている草も掴みながら下りましたが、難しい箇所でした。 登山口の標高は770m。荒沢岳山頂は1969mですので、標高差は1200mほど。山頂までの距離が約5�劼覆里如�基本的に急登になり、標高差の割に登り応えを感じました。 土道はスリッピーな感じはありませんでしたが、鎖場の岩は滑る感覚があります。しっかりと足場を確保したいです。基本は「はしご登り」で。道は明瞭で迷いは無いと思います。 水場は登山口の近くにあり、山上での水の補給は困難です。トイレは登山口にしかありません。また、ルート上に小屋がありません。私のau携帯は前��手前までは概ね良好、それより上部は不調でした。 難しい面のある銀山平からのルート。でも、山頂からのみならず、雄大な眺望は素晴らしく、この山の魅力は尽きないと感じました。 |
| その他周辺情報 | ●伝之助小屋 荒沢岳をはじめとする登山、奥只見湖での釣りにありがたい貴重な施設。新型コロナウイルス対応に苦慮されている様子が伺えます。 http://www.dennosuke.com/ ●銀山平温泉 白銀の湯 営業時間：10:00〜20:00（最終受付 19:00）、営業期間：4月上旬〜11月上旬 休館日：営業期間中は無休、料金：大人：650円。 豪雪地帯にあり、アクセスで使用する奥只見シルバーラインは、1月〜3月に冬季閉鎖となるのだそうです。毎度お世話になっております。 https://niigata-kankou.or.jp/spot/11614 ●三宝亭 小出店（中華料理） 銀山平からは、国道352号線で吉田交差点まで戻り、交差点を直進して関越道を潜ります。信号機のある井口交差点で左折すると、間もなくで左手に見えてくるショッピングモール内にあります。麺類が充実していますが、煮干しスープの醤油ラーメンがお勧めのようです。 営業日：月曜〜金曜11:00〜15:00（LO）、17:00〜22:00(LO)、土日曜・祝日11:00〜22:00(LO)、無休。 http://sanpou-g.co.jp/sanpoutei/topic_sanpoutei/ |
写真
関越トンネルを抜けて、大好きな新潟県に入りました。また来たよ、ただいま〜。
歩き始めて50mほどでしょうか。このルート唯一の水場が現れます。
だいぶ前�瑤�近づいてきました。歩行開始から1時間20分ほどが経過しています。
前��下に到着。ちょっとしたピーク状になっていて景色がよい場所です。
雲がかかっていますが、あれが前�瑤梁膣篳鼻�ちょいと下って基部に近づきます。
スラブ状の岩上を下りますが、朝のうちは表面が濡れていてとても滑りました。ロープ掴んでいて良かった〜。
足元を覗くとこんな感じ。この辺りの足場はしっかり確保できます。
体力消耗して、敗退の二文字が頭をかすめますが、山頂を踏まずに前�瑤飽�き返すのも、気が進みません。
撮影した覚えがない写真。足元の岩が写っています。朦朧としてる私。
山頂に着いて1時間余り待ち、いま、ようやくガスがとれてきたんだとか。ラッキー。
グシガハナの左には、八海山の八ッ峰のデコボコが姿を現しています。
前�瑤�らの下りは一切写真なし。怖かった〜。振り返っての大岩壁ですが、向かって左手に斜上している登山道が見えますでしょうか。
3
7/19 12:39
前�瑤�らの下りは一切写真なし。怖かった〜。振り返っての大岩壁ですが、向かって左手に斜上している登山道が見えますでしょうか。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
|---|
感想
今年の長梅雨。例年ならば梅雨明けを迎える時期ですが、未だに明ける気配がありません。週末には天気予報と睨めっこが続いていますが、土曜夜のネット検索では、翌日曜は新潟県に晴れ予報が出ました。（*’∀’人）♥*+ ニイガタケン
目指すは、銀山平に聳える鋭鋒・荒沢岳。今年は6月6日に鎖が取り付けられたそうで、今から1か月前に八海山に登った際、宿に泊まって連登する計画を立てていた意中の山です。八海山の屏風道で「鎖祭り」をした後、荒沢岳でその続きをするという予定でした。
登ってみて、このルートからの眺望の素晴らしさは、掛け替えのないものと感じました。そして、眼前に立ちはだかる前�瑤猟眠瓩�、更にその体験を特別なものにしてくれたと感じます。
前�瑤痢庠堯廚箸蓮◆峺韻靴ぁ廚箸いΠ嫐�なのだとか。この山の険しい姿形から「越後の穂高」との異名があるのだそうですが、これほど魅力的な山に異名はいらないのかな、と思います。
荒沢岳は荒沢岳でした。
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