鎌ヶ岳【三ツ口尾根から馬の背尾根へ周回】


- GPS
- 06:53
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 860m
- 下り
- 862m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 6:50
天候 | 晴れ 後 霧 【気温】鎌ヶ岳:20℃ 湯の峰:22℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
埋まっていました。皆さん早いですね。 下山後にはR477沿いの路肩駐車スペースは何処も車で溢れていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蒸し暑い一日でしたが、ヒルの被害にはあっていません。 馬の背尾根は750mを過ぎた辺りから、登りでは気づかない紛らわしい 尾根が派生してきます。時々ルートを外しかかりました。 |
写真
感想
どうやら日曜日は雨を気にせず歩けそうだ。
気になる場所もあるので、約5年ほど御無沙汰していた三ッ口尾根から
鎌ヶ岳へ向かおう。
うす暗い三滝川左岸沿いの道に入ると所々で蜘蛛の巣に絡まれた。
しばらく歩かれていないのかな?
武平峠の分岐から堰堤の上流へ下り、多古知谷、三滝川本流を跨いで
尾根に取り付こうと三ッ口谷出合に向かい立てられた道標を見ると、
以前は消されていた三ッ口尾根への案内が復活していた。
取り付きからいきなりの急登だ。幹や枝を支えに約200mを一気に
稼ぐが、体力も一気に奪われた。
登りが尽きた展望岩場で、対峙する御在所岳や武平峠奥の雨乞岳を
眺めながら一息入れる。
尾根がやや南向きに変わり、左手に姿を現した鎌ヶ岳や御在所岳を
交互に見ながら第一、第二のハゲを過ぎ第三のハゲを過ぎた終盤は
短距離の急な登りとなり県境縦走路に合流するが、
以前は腰の丈ほど有った笹のブッシュもすっかり後退して
雰囲気が変わっていた。(縦走路からの下降点に案内は無かった。)
三ッ口尾根下降点の目印にしている岩塔を廻り込み、大崩れのガレ場を
覗き込むと、山頂まで残りは僅かだ。封鎖された岩場ルートを見送り
捲き道から無人の山頂に到着すると、いつのまにか青空は霧のベールに
包まれていた。
トンボが乱舞する「天照皇大神宮社」の脇で少し粘ってみたが鎌尾根の
ギザギザも、綿向山に連なる展望も去来するガスに邪魔されたままだ。
展望は諦めて下った岳峠の道標裏から以前から気にっている
ニゴリ谷への下降点を探し、谷筋が見える場所まで下ってみる。
そして今度は鎌尾根0峰の岩場に立ち、谷の様子を観察していると
幸いガスが途切れて綿向山〜イブネまでがスッキリと展望できたが
それも長くは続かなかった。
カズラ谷分岐から雲母峰方面へ向かい灌木に囲まれた穏やかな尾根を
進むと突然展望が開け、風化したザレ場に花崗岩群が乱立する
「白ハゲ」に出る。御在所岳、馬の背尾根、雲母峰が一望できる
展望地だがガスは垂れ込めたままで何も見えない。
ケルンの積まれた岩の基部を捲くように一気に下って馬の背尾根分岐に
出る頃には、蒸し暑さにもう汗まみれだ。
ガスと暑さで雲母峰ピストンの気力が萎えてしまった。
そうなると下るには早い時間だが、まあーゆっくり行こう。
名前の通り痩せた尾根は、長くてきつい下りが続くが、
時々踏み跡も心細い広尾根が現れ、何度目かでうっかり支尾根に
踏み込んでしまった。
早く方向の違いに気づき事なきを得たが、標識の無い尾根を
能天気に進んでしまったなと、ちょっと反省・・・。
その後は慎重に紛らわしい尾根の分岐や、テープなどを注意しながら
小さなアップダウンを繰り返し湯の峰のピークに到着する。
ここでやっと中間辺りになるので狭いピークだが軽めの食事を摂り
一息入れよう。
馬の背も次第に尾根が広がり幹に巻かれた分岐目印で斜面のような
広尾根へ左折すると、長かった尾根もやっと最後の下りだ。
登山口のベンチで、ガスの山頂へ行き来するゴンドラを眺めながら
小腹をなだめ、ゆっくりとコーヒーをすすりたっぷり休んだはずだが、
三岳寺から駐車場に向けた登りにかかると途端に足取りが
重くなってきた。
こんばんは。
人気の鎌ヶ岳、onetotaniさんにしては珍しく、一般登山道で登られたかと思いましたが、やっぱり違ってました。
登りの三ツ口尾根は、山と高原地図には破線すらありません
登山道に標識はあるものの、普段は塞がれているほどの「難路」なんですね!
私の持っている「鈴鹿の山82コース」本にも記載がありませんでした。
下りの馬の背尾根も破線ルートです。
この時期、谷筋のルートは避けたいところですので、尾根通しで一味違った周回を楽しまれたようですね
ニゴリ谷は、かつて下りで歩いたことがありますが、谷から眺める鎌ヶ岳の大迫力には感動しました。
岩だらけで随所で崩れている姿は、大岩壁そのものでした
ちなみに「気になる場所」は、どこだか分かりませんが、訪れることはできましたか?
totokさん 今晩は。
「気になる場所」とはニゴリ谷なんです。いつかは白滝山〜ニゴリ谷の
ルートで周回してみたいと思って少し様子を見てきました。
三ッ口尾根は比較的早く鎌に上がれるので時々歩きますが、
下る場合は難路と言えるかも知れません。
今度取り付きの案内は復活しましたが、下降点には相変わらずロープが
張られたままでした。
馬の背尾根も久し振りに歩きましたが、以前より踏み跡が薄くなったような
印象を受けましたが、アカヤシオが咲き始める頃に周回するが
お薦めのルートです。
こんにちはonetotaniさん
私が鎌ヶ岳を最後に登ったのは4年前の8月です。スカイラインの武平峠に近い駐車場から行きましたが、雨上がり直後でいつの間にか首筋に小さなヒルが付いていました。岩場コースは面白いので好きでしたが、通れなくなって残念ですね。
三ッ口尾根ルートは西内さんのガイドブックに載っていて、一度は歩いてみようと思いながらも、いまだに実現できていません。機会があればと思いますがいつになる事やらです。
余談ですが、6年前の雪の時期に三ッ口谷〜長石尾根周回で歩いた事があります。その時は帰りにヌタ場から長石谷に降りてしまい、そのまま谷を行こうとしましたが、雪で埋まってルートが分からず、結局道の無い支尾根を無理矢理登って長石尾根に復帰したのですが、間違えた私達のトレースを追って来た人がありビックリしました。
teppanさん 今晩は。
今回はニゴリ谷の様子を確認したくて久し振りに鎌ヶ岳に登ってきました。
三ッ口尾根は各季節で歩きましたが、展望も良く変化が楽しい尾根です。
県境に合流する終盤の深い笹藪も後退して随分歩きやすくなりました。
ヌタ場から下った長石谷と言うのは犬星谷の事ですか?
私も数年前に、ヌタ場から支谷に下り犬星大滝の左岸を捲きながら長石谷に
下った事があります。
鎌ヶ岳の三ッ口尾根、幹や枝を支えに約200mとは
いきなりきついですね。歩ききられてさすがです。
山頂から馬の背尾根方面は、風化がますます進んで
砂の山の様相ですね。ご一緒した鳳凰山を連想する
素敵な眺めですが、今以上の風化は、
登山的な危険が増しそうで、現状を維持して
ぽしいものだと感じます。
最後に歩く2kmの歩きは、
どうしても足取りが重くなりますね。
komakiさん 今晩は。
鈴鹿はたいがい何処も急登から始まりますが、三ッ口尾根はその内でも
指折りですが登り切った岩場での展望で救われます。
その後は変化に富んだ尾根歩きとなり、嫌いなコースでは有りません。
白ハゲは風化したザレと花崗岩群のスケールでは特異な場所で、
言われるように鳳凰山辺りを彷彿とさせますね。
雲母峰の分岐から眺めるとかなりの傾斜で、手持ちの地図では危険マークが
入っています。
馬の背尾根は距離も長く傾斜もきついので、汗にまみれて下りきった後に
駐車地までの硬い舗道の登り返しは応えました。
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