平ヶ岳 長い急登のご褒美
- GPS
- 10:47
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,816m
- 下り
- 1,803m
コースタイム
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 10:46
天候 | 車中泊していたらまさかの雨音に目を覚ましました。長い道のりなので3時に出るつもりがなかなか止まず、何とか止んだ4時40分のスタートとなりました。キツそうなコースなので晴天を避けて曇りの予報狙いで来て期待通り最初は曇りだったものの、急登の途中からは雨がシトシト。その後樹林帯に入ったので雨具は着なくてもほとんど濡れることはありませんでしたが、暫くすると雨足が強まって来たので、レインウェアを着てレインカバーもつけました。雨はすぐに止み好転の兆しも見えてきて、そして山頂では見事に晴れました☀️ ガスが出たり消えたりで、見事に山頂部だけが晴れてる感じで周囲の山の眺望は臨めなかったものの、美しい山頂部の姿に大感動。大満足の後の長い下りはほぼ曇りでちょうど良かったです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的によく整備されていて、危険箇所と言えるのは最初の長いやせ尾根の急登くらいでしょうか。ここは気をつけた方が良いと思います。登山道を倒木が塞いでいるところも数ヶ所ありますが、容易に跨げる1ヶ所を除くと全て迂回路が付けられています。 |
その他周辺情報 | 帰りに銀山平の白銀の湯(650円)に寄って翌日の越後駒ヶ岳に備えました。とてもきれいで源泉掛け流しのぬる湯の浴槽もあります。コロナ対策もなされています。 |
写真
感想
なめていたわけではないけど、良く紹介されている平和そうな山頂の写真からどこが日本百名山日帰り最難関なんだろう、と疑念を抱きながらの挑戦でした。穏やかで緩やかなイントロ、そこを過ぎると割とすぐに始まる急登。たいしたことないな、やせ尾根って言ってもものすごく切れ落ちてるわけではないし樹木もあるし。
でも進むにつれて尾根はホントに痩せて来るし斜度は急に。ゼブラロープに全面的にお世話になりました。100分で急登を終えて、確かあとは最後の急登、それまではラクに流そう。と考えていたものの、5キロ以上に続くアップダウンはひとつひとつは全然大したことがないものの、行きはまあまあ効いてきて、帰りにはボディブローのようにじわじわ効きます。そうした身体で臨む最後の急登は確かにツライ。
でもそこを抜けた先に待っていた景色があまりに天国で絶句。たまたま近くにいた人たちも一様に感動してました。全体の一部を切り取った写真では表現不可能な他にない美しい世界。平ヶ岳の山頂部は良く平らと表現されることが多いけど、平らではなく姫池の池塘から山頂までの起伏のアンジュレーションが他にない美しさを生み出しているように感じました。平らな池塘は他にもあるけど、高層湿原と一体化した山頂の景色はここでしか見られない。疲れも一気に吹っ飛んで山頂部のお散歩を楽しみました。たまご石にももちろん。この石自体は風化によってできた奇岩のひとつで見なくてもいいくらいだけど、たまご石から望む湿原も見る価値大の美しさです。
お散歩が終わり、絶景にもらった元気で最初の急坂を難なく下ったものの、5キロにわたって続くアップダウンに疲れ、最後の急坂は慎重に降りて無事に下山。日帰りでしか行けない日本百名山の中では間違いなく最難関と感じました。
鷹の巣ルートを表現するならば、第一部がスカイツリー以上の高さを一気に登るやせ尾根の急登、第二部が標高1700メートル前後の標高を数十回上り下りしながら進む5キロの水平移動、第三部が東京タワーの高さを一気に登る急登、第四部が絶景の山頂部と言ったところでしょうか。山頂部の絶景を体験するために、次回は軟弱にプリンスルートかな。
さあ私は翌日の越後駒ケ岳に備えます。
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