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Yamareco

記録ID: 2466921
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

七倉岳 急登のトレーニング

2020年08月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:26
距離
9.2km
登り
1,478m
下り
1,482m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:59
休憩
0:26
合計
7:25
5:12
6
5:18
5:18
50
6:08
6:09
31
6:40
6:41
42
7:23
7:31
49
8:20
8:20
44
9:04
9:05
28
9:33
9:34
11
9:45
9:45
41
10:26
10:39
22
11:01
11:02
30
11:32
11:32
29
12:01
12:01
33
12:34
12:34
3
12:37
ゴール地点
3:35 自宅出発 20℃
4:51 七倉山荘手前駐車場到着 14℃

5:17 七倉登山口出発
5:36 [1/10]到着
5:48 [2/10]到着
6:08 [3/10](唐沢のぞき)到着
6:34 [4/10]到着
6:51 [5/10]到着
7:17 [6/10]到着
7:35 [7/10]到着
7:54 [8/10]到着
8:10 天狗の庭到着

8:19 天狗の庭出発
8:25 [9/10]到着
8:52 [10/10]到着
8:55 船窪小屋到着

9:03 船窪小屋出発
9:15 七倉岳山頂到着

9:33 七倉岳山頂出発
9:46 船窪小屋到着
9:51 [10/10]到着

10:00 [10/10]出発
10:26 天狗の庭到着

10:39 天狗の庭出発
12:34 七倉登山口到着

登り歩行時間
七倉登山口〜船窪小屋:3時間29分
下り歩行時間
船窪小屋〜七倉登山口:2時間26分

平面距離  9.2km
沿面距離  9.9km
記録時間 07:26:28

最低高度 1,059m
最高高度 2,508m

累計高度(+) 1,526m
累計高度(-) 1,462m

平均速度 1.3km/h
最高速度 7.8km/h
天候 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道326号線で七倉山荘手前の駐車場
コース状況/
危険箇所等
木の根、丸木のハシゴが滑りやすいので下山時注意
4度コケて1度膝を擦りむきました
その他周辺情報 七倉山荘
ソフトクリーム \390
予約できる山小屋
七倉山荘
最大何台駐車可能かわからないが20台程度が駐車中
ここはいつも駐車場の心配がいならいので助かる
2020年08月01日 05:11撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/1 5:11
最大何台駐車可能かわからないが20台程度が駐車中
ここはいつも駐車場の心配がいならいので助かる
ここに登山届を提出
2020年08月01日 05:16撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/1 5:16
ここに登山届を提出
橋の上から七倉ダム側を見る
2020年08月01日 05:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 5:17
橋の上から七倉ダム側を見る
橋の上から山側を見る
2020年08月01日 05:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 5:17
橋の上から山側を見る
高瀬ダムへのトンネル手前を右に入ると登山口
2020年08月01日 05:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 5:17
高瀬ダムへのトンネル手前を右に入ると登山口
登山口から進むルートを見る
2020年08月01日 05:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 5:18
登山口から進むルートを見る
[1/10]
○/10で進捗がわかるようになっている
前回登りで1つ見落としたので、全部写真におさめるようにしてみる
2020年08月01日 05:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 5:36
[1/10]
○/10で進捗がわかるようになっている
前回登りで1つ見落としたので、全部写真におさめるようにしてみる
[2/10]
ようやく2/10
ここまでは木の根が乾いていて滑りにくい
2020年08月01日 05:48撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 5:48
[2/10]
ようやく2/10
ここまでは木の根が乾いていて滑りにくい
[3/10]
ここから上は木の根や丸木のハシゴは滑りやすい
2020年08月01日 06:08撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 6:08
[3/10]
ここから上は木の根や丸木のハシゴは滑りやすい
ここから一旦下ったり水平だったりして、歩きながら体が休まる
2020年08月01日 06:08撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 6:08
ここから一旦下ったり水平だったりして、歩きながら体が休まる
ここまで1時間では来られなかった
かなりがっかりする
でもこれは下りのコースタイム
2020年08月01日 06:20撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 6:20
ここまで1時間では来られなかった
かなりがっかりする
でもこれは下りのコースタイム
[4/10]
泥濘はないが水分をたっぷり含んだ地面は5cm程沈み込む個所もある
この沈み込む感触がなんとも不思議な感じ
2020年08月01日 06:34撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 6:34
[4/10]
泥濘はないが水分をたっぷり含んだ地面は5cm程沈み込む個所もある
この沈み込む感触がなんとも不思議な感じ
2020年08月01日 06:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 6:41
[5/10]
「ここで半部か」と、ここでもがっかり
2020年08月01日 06:51撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 6:51
[5/10]
「ここで半部か」と、ここでもがっかり
[6/10]
2020年08月01日 07:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 7:17
[6/10]
急登の丸木ハシゴを振り返る
2020年08月01日 07:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 7:28
急登の丸木ハシゴを振り返る
[7/10]
2020年08月01日 07:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 7:35
[7/10]
連続のハシゴ登り
2020年08月01日 07:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 7:35
連続のハシゴ登り
唐沢岳
2020年08月01日 07:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 7:35
唐沢岳
視界が開けた
山頂はガスかもしれない
2020年08月01日 07:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 7:37
視界が開けた
山頂はガスかもしれない
ここで初めて花が現れた
2020年08月01日 07:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 7:37
ここで初めて花が現れた
2020年08月01日 07:40撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/1 7:40
2020年08月01日 07:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 7:41
[8/10]
2020年08月01日 07:54撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 7:54
[8/10]
麓は雲海だ
2020年08月01日 08:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:03
麓は雲海だ
2020年08月01日 08:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:03
この形は槍ヶ岳だよね
3年前の前回は見ていない気がする
2020年08月01日 08:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/1 8:03
この形は槍ヶ岳だよね
3年前の前回は見ていない気がする
樹林帯を抜けてもう少しなことはわかっているが、ここで一時的に動けなくなってしまった
膝に手を置いて休むが軽くめまいがする
2020年08月01日 08:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
8/1 8:05
樹林帯を抜けてもう少しなことはわかっているが、ここで一時的に動けなくなってしまった
膝に手を置いて休むが軽くめまいがする
いつも登り時に座って休憩することはないが、今日は無理せずザックをおろしてベンチに座ってしばし休憩
2020年08月01日 08:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
8/1 8:10
いつも登り時に座って休憩することはないが、今日は無理せずザックをおろしてベンチに座ってしばし休憩
2020年08月01日 08:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/1 8:10
2020年08月01日 08:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
8/1 8:13
高瀬ダムのダム湖は一部だけ見えるが七倉ダムは一切見えない
2020年08月01日 08:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:13
高瀬ダムのダム湖は一部だけ見えるが七倉ダムは一切見えない
2020年08月01日 08:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:13
2020年08月01日 08:14撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/1 8:14
2020年08月01日 08:14撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
8/1 8:14
[9/10]
2020年08月01日 08:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:25
[9/10]
アカモノ
2020年08月01日 08:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:41
アカモノ
ツマトリソウ
2020年08月01日 08:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:41
ツマトリソウ
2020年08月01日 08:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:41
お花畑が広がっている
2020年08月01日 08:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:44
お花畑が広がっている
2020年08月01日 08:45撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/1 8:45
チングルマとイワカガミの共演
2020年08月01日 08:46撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/1 8:46
チングルマとイワカガミの共演
チングルマ
2020年08月01日 08:46撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/1 8:46
チングルマ
ハクサンチドリ
2020年08月01日 08:47撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/1 8:47
ハクサンチドリ
[10/10]
これが最後
2020年08月01日 08:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:52
[10/10]
これが最後
2020年08月01日 08:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:52
2020年08月01日 08:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:52
2020年08月01日 08:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:53
2020年08月01日 08:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 8:53
2020年08月01日 08:54撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
8/1 8:54
船窪小屋に到着
だれもいないので、ベンチでしばし休憩
2020年08月01日 08:55撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/1 8:55
船窪小屋に到着
だれもいないので、ベンチでしばし休憩
槍ヶ岳
2020年08月01日 08:56撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
1
8/1 8:56
槍ヶ岳
針ノ木岳
こちらからだととても荒々しく見える
2020年08月01日 08:56撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
1
8/1 8:56
針ノ木岳
こちらからだととても荒々しく見える
針ノ木岳と七倉岳山頂
2020年08月01日 08:56撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 8:56
針ノ木岳と七倉岳山頂
2020年08月01日 08:56撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 8:56
2020年08月01日 08:56撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 8:56
2020年08月01日 08:56撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 8:56
2020年08月01日 08:56撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 8:56
船窪小屋を振り返る
2020年08月01日 09:06撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/1 9:06
船窪小屋を振り返る
七倉岳山頂に到着
2020年08月01日 09:15撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
8/1 9:15
七倉岳山頂に到着
2020年08月01日 09:16撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 9:16
2020年08月01日 09:16撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 9:16
2020年08月01日 09:17撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 9:17
2020年08月01日 09:20撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/1 9:20
2020年08月01日 09:20撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/1 9:20
ミヤマダイコンソウ
2020年08月01日 09:34撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
1
8/1 9:34
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
2020年08月01日 09:35撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 9:35
ミヤマダイコンソウ
2020年08月01日 09:42撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 9:42
ミヤマアキノキリンソウ
2020年08月01日 09:44撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 9:44
ミヤマアキノキリンソウ
今シーズン行くことが出来ない針ノ木岳を見納め
2020年08月01日 09:45撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
2
8/1 9:45
今シーズン行くことが出来ない針ノ木岳を見納め
下山を開始します
2020年08月01日 09:46撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/1 9:46
下山を開始します
チシマギキョウ
2020年08月01日 09:46撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
1
8/1 9:46
チシマギキョウ
どの植物も露に濡れていた
2020年08月01日 09:46撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 9:46
どの植物も露に濡れていた
ミヤマトウブキ
2020年08月01日 10:03撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 10:03
ミヤマトウブキ
ウサギギク
2020年08月01日 10:04撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 10:04
ウサギギク
ヨツバシオガマ
2020年08月01日 10:04撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 10:04
ヨツバシオガマ
タカナヤハズハハコ
2020年08月01日 10:05撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 10:05
タカナヤハズハハコ
ハクサンチドリ
2020年08月01日 10:05撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 10:05
ハクサンチドリ
ワタスゲ
2020年08月01日 10:06撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 10:06
ワタスゲ
ミツバオウレン
2020年08月01日 10:08撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 10:08
ミツバオウレン
ゴゼンタチバナとツマトリソウ
2020年08月01日 10:10撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
8/1 10:10
ゴゼンタチバナとツマトリソウ
ガスの中に入って行きます
2020年08月01日 10:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 10:18
ガスの中に入って行きます
天狗の庭では視界なしだが、上がって来るガスはひんやりして気持ちいい
ここで少し早い昼食
2020年08月01日 10:27撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/1 10:27
天狗の庭では視界なしだが、上がって来るガスはひんやりして気持ちいい
ここで少し早い昼食
中央にある丸木で滑ってコケた
ハシゴはまだ良いが、やや傾いた丸木の橋は滑る
2020年08月01日 11:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
8/1 11:37
中央にある丸木で滑ってコケた
ハシゴはまだ良いが、やや傾いた丸木の橋は滑る
木の根のどこに足を置くか慎重に選びながらようやく下山完了
ほんとうにキツかった
2020年08月01日 12:34撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/1 12:34
木の根のどこに足を置くか慎重に選びながらようやく下山完了
ほんとうにキツかった

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

前回の山行後、次は急登でのトレーニングのために七倉岳に登ろうと決めていた。
4連休は連日の雨天で出かけられずにいたが、ようやく梅雨明けして山行日和になった。

七倉岳は人が少ないので、駐車場に車が2,3台しかないのではと思っていたが、タクシーで高瀬ダムに入りブナ立て尾根を登る人達もあり、工事関係車両を除いて20台程駐車されていた。
めいっぱい駐車したら何台駐車可能かはわからないが、駐車に困ることがないのはここの良いところ。

車内で朝食をとり、いざ出発。
半袖Tシャツだけでは少し寒く感じるが、歩き初めて5分もすれば必ず脱ぐはめになるので、腕組みで寒さをこらえて出発した。

登山口の手前には常駐の指導員の方がいて、親切丁寧に対応していただいたが、コロナに関する特別な対応はなかった。

唐沢のぞきまでの急登は岩や木の根が乾いていて滑りにくく、快調に登ることが出来た。
隣に駐車されて、先に出発したソロ男性はここで休憩をとっていたようだ。
ここまで日陰で、特別暑く感じることもなく、汗の量もいつも通り。
だが、案内板には七倉まで1時間、船窪小屋まで4時間となっている。
素直に七倉登山口までの下りに1時間かかり、船窪小屋までの登りに4時間かかると考えれば良かったが、「七倉登山口からここまで1時間で来られなかった」とがっかりしてしまった。ほぼ下りのコースタイムで登れることが多いので、結果的にここまではまあまあ良いペースで来ていた。

少し下った所で大きめのザックを背負った2名の男性パーティーに道をゆずっていただき、しばらく下りと水平歩きが続いてから再び急登が始まった。

ここの急登は木の根を階段のようにして登る箇所が多くその段差が大きい。木の根は滑りやすく常に足の置く位置に注意が必要だ。
さらに急な所は直径15cm程の丸木を半分にして組まれたハシゴ登りになる。
手を使って登ることも多く、時に4つばいに近い姿勢になることもある。

樹林帯を抜けて視界が開けると、既にガスが高い位置にあった。山頂での眺望は期待出来ないかもしれないと思いつつ歩を進める。
【天狗の庭までもう少し】の看板を見た時に胸が少し苦しく、足を止めて呼吸を整えても軽いめまいがして前に進めなくなってしまった。立ったまま膝に手を置いて休む。
ここで撤退なんてとても考えられないが、ここ数年なかった現象に「4連休雨でさぼっていたのがいけなかったのか?」「今から下山してもあの急坂下りに耐えられるのか?」と、とまどいしばらくフリーズした。
水分も十分にとり、塩分タブレットも口にしている。以前に美ヶ原であった酸欠現象とも違う。
「体力不足」だと自身に言い聞かせて、天狗の庭まで行って休憩をとることにした。

天狗の庭ではザックを降ろしてベンチに腰掛けて行動食をとった。
ここではガスがなければ七倉ダムと高瀬ダムを同時に見られる絶好のビューポイントだが、高瀬ダムのダム湖の後方の一部しか見えなった。
再び歩きだして回復しなければ撤退しようと思ったが、ゆっくりなら問題なさそうなので、トレーニング目的を一旦棚上げして船窪小屋を目指すことにした。ただし、見上げる行き先ははるか上にあり気持ちは高まらない。
3年前に来た時には初めてだったので船窪小屋までが遠く感じたが、「前回はここに雪渓が残っていたな」、「ちょっとしたお花畑がある」などと思いながらなんとか船窪小屋に到着出来た。

小屋前のテーブルには誰もおらず、歓迎の鐘もさみしそうにしていた。これがコロナの影響なのか時の流れなのかはわからないが、ザックを降ろしてしばし休憩をとる。
しばらくしたら小屋の方が出てこられ、少し会話をした。女性客の予約が複数入っているとのことだが、今日はまだ女性には会っていない。

七倉岳山頂には1名の先客がいた。
半袖Tシャツのみでは寒かったので、防寒してここでもしばし休憩をとった。

船窪小屋に戻ると道をゆずっていただいた3名の方達がテーブルにいたので、そのまま通過して下山することにした。
[10/10]を過ぎると船窪小屋が見えなくなってしまうので、ここでmavic miniを飛行させてみたが、ガスに包まれつつありもっと早い時間に撮影しておけば良かったと後悔した。
[10/10]を過ぎると稜線の東側を通るので、お花畑もガスに覆われはじめ、天狗の庭では前回と同様に展望なしとなってしまった。
ここでこれから先の急な下りに備えて少し早い昼食をとり、再びトレーニング目的の山行モードに入った。

登り時に手を使った段差の大きな箇所やハシゴはとても滑りやすく、足の置く位置に注意していても4度コケてしまい、膝近くに擦り傷や軽い打撲痕を作ってしまった。
また、前回もそうだったが下りにもかかわらず、ずっと息が切れていて汗の量も相当のものだった。
「トレーニングにしてもキツ過ぎる」「七倉岳を選択したのは失敗だった」「もう七倉岳は来たくない」「こんな調子じゃしばらく山行は無理か?」と、弱音ばかりが頭に浮かぶ。
前回は[2/10]より下くらいから膝に違和感があって、下山後両膝に痛みが出てしまった。
今回は膝に問題はないので少しの進化はあったが、ネガティブな気持ちしか出てこない自分がとても情けない。
登山は下りが登りより重要と言われるが、下山がとてもつらかった。

2日経過してもほぼ筋肉痛はないので、トレーニングの成果は徐々に出ていると思う。
今月下旬までコロナ・長梅雨で山行出来なかった分を取り戻すように、チャンスがあれば背伸びせず、トレーニングだと気負わず、山行を繰り返すようにしたい。

七倉登山口から七倉岳山頂を経由して蓮華岳、針ノ木岳への登山ルートをGoogleストリートビューで見ることが出来る。
Googleストリートビューで見られる数少ない登山道の1つ、ぜひご覧あれ。
http://urx.blue/vJjV


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