巻機山 <牛ヶ岳〜巻機山〜割引岳>
- GPS
- 11:32
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,592m
- 下り
- 1,591m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 11:27
天候 | 晴れのち時々曇りまたは霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース中に岩場はありませんが、井戸尾根は大小の石が多くて歩きにくいうえに、梅雨明け直後で粘土や黒土がドロドロのところが多数ありました。牛ヶ岳の南北に細長い山頂部も黒土でドロドロのところがありました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 行動時間が長くなってしまったので携行した水2.5Lを全て消費してしまった。 |
感想
巻機山は標高差が大きく3つの山頂があり、行動時間が長くなるため、足の早くない私にとっては難関の山のひとつでした。
しかし、若い頃よりなぜか足が少し早くなり、バテなくなっているので、今回歩いてみることにしました。
桜坂登山口を5時前にはスタートしたかったけど、駐車場への到着が少し遅れてしまい、5時半過ぎにスタートした。
まだ暗い広葉樹林の中を緩やかなに登っていくとブナ林が現れた。途中から斜度が増してひと登りすると5合目の狭い所に着いた。青空と米子沢の谷を隔てて東側に連なる山稜だけが見えた。
6合目まではセミの鳴き声や野鳥のさえずりを聴きながら朝日を浴びた美しいブナ林の中の緩やかな登りが続いた。6合目でやっと天狗岳、ヌクビ沢、割引岳を見ることができた。天狗岳は何度も写真で見てきたので、驚きはなかったけど、両側に沢を従えて特徴のある山容が素晴らしかった。
ブナ林はなおもしばらく続き、樹木の背が低くなると7合目のガレ場?に着いた。ここから四方に遠望が利くようになり、これから登る前巻機山や上越国境の山々や巻機山から朝日岳をつなぐ稜線上の山々が見えた。
登り坂はだんだん急になっていき、展望もだんだん広がっていった。ふと左側を見ると天狗岳が真横に見えているのが興味深かった。8合目から青空に向かって続く木の階段を登っていくと前巻機山の肩に着いた。米子沢の源頭部?を挟んで巻機山の南側の緑の斜面がとてもきれいだった。
まだ先は長いので前巻機山で休む人はなく、私も写真だけ撮って、巻機山避難小屋へ草原の斜面を緩やかに下った。避難小屋から巻機山へは草原の中を登っていった。ニッコウキスゲがたくさん咲いていた。
最後の急坂で足が張ってきたがなんとかだましだまし登ると巻機山の山名標識のある分岐に着いた。ちょっとした広場になっていて多くのハイカーが休んでいた。北側にはこれから歩く牛ヶ岳へ続くたおやかな稜線や遠く越後三山も見えていた。
牛ヶ岳へは高低差が少ないたおやかな草原状の稜線を展望と高山植物を楽しみながらのんびりと歩いた。牛ヶ岳の山頂部は南北に細長く、休憩できる場所がほとんどないが、北端の草地に腰を下ろしてお昼にした。
お昼を食べているうちに割引岳まで行ってみたくなったが、時間的に余裕がないので、カップラーメンを食べ終わるとすぐに歩いてきた稜線を引き返す。
東側に延びる稜線の斜面に広がる緑の草原が素晴らしすぎてまた何度も足をとめてしまった。
巻機山の山名標識のある分岐まで戻り、割引岳に向かる稜線のトラバースルートに入る。先行者が1名見えるだけで、牛ヶ岳方面とは違ってぐっと人は少ないようだ。稜線の雰囲気も割引岳手前の鞍部付近だけが草原状なので、牛ヶ岳方面より魅力が少ない感じがする。しかし、こちらはハクサンコザクラなどの高山植物を見ることができた。
先行者と入れ代わりに割引岳の山頂に着いたので、誰もいない静かな山頂を独り占めすることができた。好天なら360度の大展望が楽しめそうだが、周囲の山々には雲が湧いていて、展望は今ひとつすっきりしなかった。後続者はいないようなので私が最終登頂者に思われた。
時間も遅くなってしまったので、写真を撮り終えると割引岳の山頂をあとにした。
巻機山の山名標識のある分岐まで戻ると、ハイカーは3人しかいなかったので、私も直ぐに下山を開始した。
避難小屋前にはたくさんの人が米子沢から登ってくる仲間を待っているようだった。
前巻機山に登り返すとあとは下るだけ。黄土色の粘土?や黒土がドロドロになっているところがあったり、大きな岩も多くて歩きにくいのでゆっくりと下った。
登りの時はゆっくり楽しめなかった
ブナ林も今度はじっくり見渡すことができた。
17時過ぎにようやく第4駐車場に着いた。車は2,3台しか残っていなかった。
今日は行動時間が長くなってしまい、下山が夕方になってしまったけど、午後の雷雨もなく、美しい草原の広がる山頂部を楽しむことができた山旅になりました。
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