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Yamareco

記録ID: 2472068
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

平ケ岳〜甘くなかったプリンスルート

2020年08月03日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:12
距離
9.2km
登り
989m
下り
985m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:55
休憩
0:09
合計
6:04
8:53
8:53
5
8:58
8:59
4
9:03
9:04
19
9:23
9:23
25
9:48
9:55
106
天候 曇り時々晴れ間。 【気温】登山口:18℃  玉子石:22℃  登山口:24℃
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
銀山平前泊。
民宿 きこり 
http://minsyukukikori.com/?page_id=26
一泊2食 8150円+送迎料金2000円。
前日夕食時に、平ヶ岳登山について
レクチャーがあります。

早朝4時に宿を出発、中ノ岐林道の終点まで送迎。
5時半登山開始。
帰路は12時半集合。
銀山平の各民宿も送迎対応。
事前予約要。
コース状況/
危険箇所等
前日のレクチャー時に、登山マップの
配布があります。
行きと帰りの回り順など
大まかに指示されます。

中ノ岐登山口〜玉子石)

「登り2時間の急登」

駐車場に、トイレなど設置。
駐車場よりすぐに、平ヶ岳沢の橋を
渡ります。渡った辺りに水場があります。

以降の登山道は、ひたすら急坂。
ぬかるみも多く、歩きづらい道が
2時間続きます。

玉子石〜山頂〜姫ノ池)

「山頂に広がる広大な景色」

行きは、玉子石を通過し、
水場経由のショートカット道で
山頂に向かいます。
玉子石周辺で、既に広大な風景ですが
山頂の台地は、一段高く、
さらに雄大な景色でした。
山頂到着のタイムリミットは9時半厳守。
その後、ご主人一押しの、姫の池からの山頂、
玉子石見物などのあと、12時半までに駐車場に
戻ります。

◎時間に余裕があれば、登山口付近に
ヒカリゴケがありますので
ぜひ。

◎水場近くの幕営地は、緊急時以外は
利用不可とのことです。(きこりご主人)
また、頂上部の水場の水質は、
お勧めできないとのことです。
その他周辺情報 白銀の湯。
https://www.iine-uonuma.jp/stay/higaeri_onsen/spa_shirogane.html
宿泊者は、無料券を1枚いただけます。
絶妙なバランスで立つ玉子石。
(o)

とても目だってましたね。
(k)
2020年08月03日 09:49撮影 by  Canon IXY 180, Canon
15
8/3 9:49
絶妙なバランスで立つ玉子石。
(o)

とても目だってましたね。
(k)
姫ノ池から望む
平ヶ岳山頂。
どっしり雄大。
(k)
2020年08月03日 09:21撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
19
8/3 9:21
姫ノ池から望む
平ヶ岳山頂。
どっしり雄大。
(k)
平ヶ岳沢は
水が豊富です。
(k)
2020年08月03日 05:40撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
14
8/3 5:40
平ヶ岳沢は
水が豊富です。
(k)
格言が次々と
登場します。
(k)
2020年08月03日 06:52撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
6
8/3 6:52
格言が次々と
登場します。
(k)
プリンスルートは
甘くなかった。
段差が大きく
ハードです。
(k)
2020年08月03日 06:56撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
6
8/3 6:56
プリンスルートは
甘くなかった。
段差が大きく
ハードです。
(k)
ゴゼンタチバナ
(o)
2020年08月03日 07:14撮影 by  Canon IXY 180, Canon
10
8/3 7:14
ゴゼンタチバナ
(o)
2時間の急坂を終えると
一気に広がる
空中庭園。
(k)
2020年08月03日 07:49撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
17
8/3 7:49
2時間の急坂を終えると
一気に広がる
空中庭園。
(k)
ワタスゲが
ふわふわ。
(k)
2020年08月03日 07:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
8/3 7:58
ワタスゲが
ふわふわ。
(k)
モウセンゴケが
真っ赤に
(k)
2020年08月03日 07:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
8/3 7:59
モウセンゴケが
真っ赤に
(k)
チングルマも
ふわふわ。
(k)
2020年08月03日 08:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
8/3 8:01
チングルマも
ふわふわ。
(k)
山頂方面の台地。
まっ平です。
(k)
2020年08月03日 08:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
8/3 8:03
山頂方面の台地。
まっ平です。
(k)
玉子石方面は
後ほど。
(k)
2020年08月03日 08:04撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
7
8/3 8:04
玉子石方面は
後ほど。
(k)
池ノ岳方面へ延びる木道
(o)
2020年08月03日 08:06撮影 by  Canon IXY 180, Canon
9
8/3 8:06
池ノ岳方面へ延びる木道
(o)
一面を黄色に染めるキンコウカ
(o)
2020年08月03日 08:13撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
8/3 8:13
一面を黄色に染めるキンコウカ
(o)
湿原の周囲は
緑の草原。
(k)
2020年08月03日 08:16撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
5
8/3 8:16
湿原の周囲は
緑の草原。
(k)
草原に揺れる
「トキソウ」
レアな花を見れました。
(k)
2020年08月03日 08:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
26
8/3 8:18
草原に揺れる
「トキソウ」
レアな花を見れました。
(k)
キンコウカが
たくさん咲いています。
有毒ですが、きれいな花です。
(k)
2020年08月03日 08:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
15
8/3 8:19
キンコウカが
たくさん咲いています。
有毒ですが、きれいな花です。
(k)
小さな池塘が
たくさん楽しめます。
(k)
2020年08月03日 08:19撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
6
8/3 8:19
小さな池塘が
たくさん楽しめます。
(k)
まっすぐ伸びる
木道。
山頂へは直進せずに
右折します。、
(k)
2020年08月03日 08:21撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
7
8/3 8:21
まっすぐ伸びる
木道。
山頂へは直進せずに
右折します。、
(k)
青空を映し込む池塘。荒沢岳はこっちかな?
(o)
2020年08月03日 08:22撮影 by  Canon IXY 180, Canon
18
8/3 8:22
青空を映し込む池塘。荒沢岳はこっちかな?
(o)
onetotaniさんを
お待ちします。
(k)
2020年08月03日 08:24撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
6
8/3 8:24
onetotaniさんを
お待ちします。
(k)
バイケイソウは
裏年。
ツバメオモトは
わんさか。
(k)
2020年08月03日 08:28撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
3
8/3 8:28
バイケイソウは
裏年。
ツバメオモトは
わんさか。
(k)
水場。
利用可能でした。
(k)
2020年08月03日 08:30撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
4
8/3 8:30
水場。
利用可能でした。
(k)
シャリバテでもう動けません、私はここまでにしておきます。
(o)
2020年08月03日 08:30撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/3 8:30
シャリバテでもう動けません、私はここまでにしておきます。
(o)
平ヶ岳を望みながら、
(o)
2020年08月03日 08:32撮影 by  Canon IXY 180, Canon
15
8/3 8:32
平ヶ岳を望みながら、
(o)
テント場?で食事とお昼寝を決め込む。
(o)
2020年08月03日 08:31撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/3 8:31
テント場?で食事とお昼寝を決め込む。
(o)
終ってしまった
ハクサンシャクナゲ
(k)
2020年08月03日 08:36撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
4
8/3 8:36
終ってしまった
ハクサンシャクナゲ
(k)
山頂に向かいます。
空へ続く白い階段。
(k)
2020年08月03日 08:45撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
4
8/3 8:45
山頂に向かいます。
空へ続く白い階段。
(k)
三角点山頂到着〜
(k)
2020年08月03日 08:51撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
15
8/3 8:51
三角点山頂到着〜
(k)
最高点は通行止め。
あちらの方が
山頂らしい景色です。
(k)
2020年08月03日 08:57撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
13
8/3 8:57
最高点は通行止め。
あちらの方が
山頂らしい景色です。
(k)
山頂見納め。
下山します。
(k)
2020年08月03日 09:03撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
12
8/3 9:03
山頂見納め。
下山します。
(k)
komakiさんを待つ間、花鑑賞タイムとします。
(o)
2020年08月03日 09:23撮影 by  Canon IXY 180, Canon
25
8/3 9:23
komakiさんを待つ間、花鑑賞タイムとします。
(o)
ハクサンフウロの小さな群生地があった。
(o)
2020年08月03日 09:25撮影 by  Canon IXY 180, Canon
16
8/3 9:25
ハクサンフウロの小さな群生地があった。
(o)
オトギリソウ
(o)
2020年08月03日 09:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
8/3 9:26
オトギリソウ
(o)
二人揃って玉子石分岐まで戻ります。
(o)
2020年08月03日 09:37撮影 by  Canon IXY 180, Canon
8
8/3 9:37
二人揃って玉子石分岐まで戻ります。
(o)
玉子石の奥には庭園のような風景が広がっていた。
(o)
2020年08月03日 09:49撮影 by  Canon IXY 180, Canon
12
8/3 9:49
玉子石の奥には庭園のような風景が広がっていた。
(o)
巨木、古木の森を一気に下る。
2020年08月03日 10:45撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
8/3 10:45
巨木、古木の森を一気に下る。
登りでは気づかなかったが、古木・巨木の森だったんだ。(o)
2020年08月03日 10:59撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
8/3 10:59
登りでは気づかなかったが、古木・巨木の森だったんだ。(o)
小さな残雪が張り付く山は剱ヶ倉山かな?
(o)
2020年08月03日 11:00撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/3 11:00
小さな残雪が張り付く山は剱ヶ倉山かな?
(o)
寄って行きますよ。
(o)
2020年08月03日 11:26撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
8/3 11:26
寄って行きますよ。
(o)
ヒカリゴケ。
岩の隙間深く
びっしり。
蛍光色に光っています。
(k)
2020年08月03日 11:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
14
8/3 11:27
ヒカリゴケ。
岩の隙間深く
びっしり。
蛍光色に光っています。
(k)
さあー、クールダウンしましょう。
(o)

冷たくてすっきり〜
(k)
2020年08月03日 11:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
18
8/3 11:33
さあー、クールダウンしましょう。
(o)

冷たくてすっきり〜
(k)
奥只見湖は
エメラルド色。

(k)
2020年08月03日 13:06撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
11
8/3 13:06
奥只見湖は
エメラルド色。

(k)
湖畔を囲む越後の山々。
(k)
2020年08月03日 13:24撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
6
8/3 13:24
湖畔を囲む越後の山々。
(k)
田中陽希さんも
リピーターのようです。
(k)
2020年08月03日 14:03撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
12
8/3 14:03
田中陽希さんも
リピーターのようです。
(k)
貴重な立地の
喫茶店「山ん中」
(k)
2020年08月03日 14:34撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
15
8/3 14:34
貴重な立地の
喫茶店「山ん中」
(k)

感想

遠征2座目は百名山でも、距離の長さから最難関と言われる平ヶ岳だ。
中ノ岐コースが利用できなければ越後駒ヶ岳との案も出たが、
幸い送迎が叶い平ヶ岳登山の機会が訪れた。

登山口から一旦、平ヶ岳沢へ下り右岸山腹へ取り付くといよいよ
登りの始まりだ。
標高差800m以上を2時間かけての急登を覚悟したつもりだったが、
展望の無い深い森に付けられた道は緩む事を知らず、休憩する事も
ままならない。
巨木の立つ1662m地点を1時間ほどで通過するが、なにかおかしい。
すでに脚の芯まで疲れ、休憩後も一向に疲れが回復せず先行する
komakiさんとの距離は開く一方だが、詰める気力が全く湧いてこない。

重い足を引きずるようにしてやっと玉子石の分岐に出ると突然、
広々とした高層湿原の風景が迎えてくれたが、楽しむ余裕も無かった。

結局、姫ノ池分岐で平ヶ岳山頂に向かうkomakiさんを見送る事にする。
空腹をオニギリで満たし、木道で横になっていたら知らぬ間に
寝入ってしまい、目覚めた頃には今までの疲れが嘘のようだった。

しばらくして山頂一周から戻ったkomakiさんと今度はペースを合せて、
山上に広がる庭園のような風景を楽しみ下山にかかる。

全く余裕も無く登ったコースは、こんなにも巨木や古木が多く
ブナに恵まれた森だったんだ、きっと紅葉シーズンは美しいだろうな。


【初めて経験するシャリバテで山頂を諦め、平ヶ岳沢の源頭に広がる
楽園のような風景を楽しむだけに終わってしまった。
正直、不完全燃焼のような山行だったが、貴重な教訓と割り切って
残る2座を楽しもう。】


遠征2座目は、奥利根源流の最高峰「平ヶ岳」です。
辿る道は、天皇陛下が、皇太子時代に歩かれたという
「プリンスルート」正式名、中ノ岐ルート。

鷹ノ巣登山口から、24km、13時間の
日帰り登山をしないと、山頂に立てない
日帰り百名山最難関とされる、
平ヶ岳の最短・別ルートです。
しかし、決して軟弱なルートでは
ありませんでした。

序盤の2時間の急坂は、想像以上に
急傾斜で、前日の巻機山に劣らない
泥ぬか。標準CTギリギリでした。
展望も全くなく、苦痛でした。

ですが、山頂の台地を見たら
印象が、がらっと変りました。

広々した、平らな台地状の山頂部に
数々の池塘が点在する様は
空中庭園のような雰囲気。
天気も回復し、爽快な気分で
散策を楽しめました。

設定時間に追われる、慌ただしい面も
感じましたが、ここにしかない景気を
見ることができて、満足な登山となりました。
心配だった、onetotaniさんの
ご体調も、昼寝と食事で
復調されて、安心致しました。

旅はさらに山深く、尾瀬御池に向かいます。

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