女峰山（花と階段の高原から雲上の女帝に挑む！霧降高原ピストン）

2020年08月06日(木) [日帰り]

• GPS: 07:39
• 距離: 14.5km
• 登り: 1,383m
• 下り: 1,375m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:49
• 休憩: 0:49
• 合計: 7:38

6:29 霧降高原駐車場
6:39 6:39 八平ヶ原分岐
7:01 7:01 小丸山
7:04 7:04 丸山分岐
7:53 7:55 赤薙山
8:39 8:40 奥社跡
9:17 9:17 独標
10:23 11:05 女峰山
11:57 11:57 独標
12:29 12:29 奥社跡
13:01 13:03 赤薙山
13:36 13:36 丸山分岐
13:40 13:40 小丸山
13:53 13:53 八平ヶ原分岐
14:05 14:07 霧降高原駐車場
14:07 ゴール地点

天候

晴れのちくもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東北道 宇都宮IC経由で日光宇都宮道路 日光ICまで。
その後、国道119号→県道169号（栗山日光線）と進み霧降高原駐車場まで。

■駐車場
霧降高原駐車場 177台 無料
登山者は第3を使ってください、とのことです。

コース状況／危険箇所等

■道の状況（危険箇所など）
[霧降高原駐車場〜小丸山]
名物、1,451段の階段登りです。観光ゾーンにつき危険箇所はありませんが、一気に300m近く高度を上げるため、体力勝負です。
まだ序盤につき、ここで消耗し過ぎないようお気をつけください。
また、階段を縫うように散策路も整備されています。下りで使用しましたが、観光客の多い時間帯はこちらへ逃げるのもアリかと思います。

[小丸山〜赤薙山]
踏み跡が縦横無尽で登山道が多重化してしまっている感じです…が、大きく踏み外さなければ問題はないようです。なるべく新しい道を作らないように気を付けたい感じですね。
赤薙山山頂直下に分岐があります。直登するのが早いですが、そこそこ傾斜もあるため、体力脚力に不安のある方は巻き道から登って裏側より山頂を目指す方が良いかもしれません。

[赤薙山〜奥社跡〜一里ヶ曽根]
赤薙山の裏あたりから暫くの間、痩せ尾根や岩場となります。滑落注意。
奥社跡から先もトラバース気味だったり痩せている尾根を進みますので足元注意。
道標は少なめですが、落ち着いて確認しながら進んでいけば問題ないと思います。

[一里ヶ曽根〜女峰山]
急斜面を下ってからの登り返し。一瞬平坦になるものの、その後は最後まで登り基調で続きます。
水場は分岐から0.1〜0.2km程度先にあります。平坦な道なので往復しやすいです。
三角点ピークの手前付近は岩場でロープもあります。滑落や落石に注意。

■登山ポスト
見当たりませんでした。
もしかしたら、レストハウス内かもしれません。（朝イチは入れないため未確認）

その他周辺情報

■温泉
ホテルカジュアルユーロ 霧降温泉 ほの香
11:00〜21:00 600円
https://www.nikko-casual.jp/spa.html
ホテルの日帰り温泉利用です。
お宿の温泉としては少し変わった受付スタイルで、入口の券売機でお金を払ってチケットを買います。
が、温泉の中は無人のため、特にそれをどこかに提出とかはしないようです。
（監視カメラ付いてます。無銭入湯はしないように！）
アルカリ性の単純温泉で源泉かけ流し、夏場は少し熱く感じるかもですが割とのんびり入れる温度でした。
施設としてはかなり小さいため、混んでいると少々厳しいかもしれません…。

写真

8/6 6:29

霧降高原名物のロング階段。
朝の涼しいうちに登りきりたいと思います。

8/6 6:31

歩き始めてすぐにお友達が！
…すぐに居なくなっちゃいましたけどw

8/6 6:31

オオバギボウシ

8/6 6:32

ソバナ

8/6 6:32

ヒヨドリバナ

8/6 6:33

マルバダケブキ

8/6 6:33

オトギリソウ

8/6 6:33

ノリウツギ

8/6 6:34

ずっと草原の間を登っていくのかと思っていたのですが、そういう訳でもないみたいですねー。

8/6 6:36

コメツツジ

8/6 6:37

ホツツジ

8/6 6:37

まだ人も少ないので静かでいいですねー。

8/6 6:39

シシウド

8/6 6:42

眼下には雲海が広がっています。

8/6 6:42

ようやく半分。
では、後半戦へ！

8/6 6:50

奥に見える高原山のシルエットがいい感じですねー。

8/6 6:55

一気に上まで登りました！
いやぁ…噂通りキツかった。。。

8/6 6:56

ここだけで250m高度を上げているだけのことはあって、駐車場がずいぶんと遠くなりました。

8/6 6:59

ノコンギク

8/6 7:01

階段を登りきった感は凄いけど、ピーク感は全くない小丸山w
せっかくなので1枚撮ります。

8/6 7:01

運命の分かれ道は左へ(笑)

8/6 7:02

実はすぐ先でもう1回合流、再度分岐するという感じなんですけどねw
では、今度こそ…左へ！

8/6 7:19

高原山方面の眺め。

8/6 7:20

これから歩く方向。

8/6 7:25

日光を見下ろす図。

8/6 7:29

基本的にずっとこういう雰囲気の中を歩いていきます。

8/6 7:31

深南部っぽさを感じる笹の海。

8/6 7:35

道標の傷は恐らく熊さんの仕業でしょう。。。

8/6 7:39

倒木があったりもするのですが、しっかり整備されているので道は分かりやすい感じです。

8/6 7:46

道標が折れてしまっていますが、赤薙山へは直進です。

8/6 7:49

なかなかの傾斜の道を直登していくと。。。

8/6 7:55

赤薙山山頂、到着です。
鳥居と山頂標識をバックに自撮りで1枚。

8/6 7:56

これから向かう女峰山と左後ろに男体山。
ていうかまだまだ遠いな…女峰山。

8/6 7:57

裏側からだと分岐からすぐに山頂でした。。。
こっちからの方が楽だったかもしれない(^^;)

8/6 8:00

オミナエシ

8/6 8:00

登山道は樹林帯と開けた場所の繰り返し。
赤薙山の先は基本的に樹林帯…しかも道がちょい痩せ気味なので慎重に。

8/6 8:03

ギンちゃん、最終形態。

8/6 8:05

岩の間を通り抜けるようなところもあれば…。

8/6 8:13

急に目の前に山がどーん！と出てくるところもあり。
なかなか変化に富んでますねぇ。

8/6 8:14

オトギリソウ

8/6 8:14

これを下って登り返すのか。。。(・・;)

8/6 8:23

息も絶え絶え、少しずつ登っていきます。。。

8/6 8:27

展望がないと、ただの修行ですね、これ。

8/6 8:39

奥社跡に到着。
道標が立っているだけで特に何もありません。

8/6 8:41

次はあの上へ向かいますー。

8/6 8:44

平和な時はほんとに平和なんですけどねー。

8/6 8:44

黄色いきのこ。
きのこはいつまでたっても覚えられない…。

8/6 8:51

こちらは手と同じくらい大きいきのこ。

8/6 8:57

女峰山を横目に歩く道。
雰囲気は良いです…が、まだまだ着かないなぁ、という絶望感みたいなものもあります（苦笑）

8/6 9:16

どんどん雲海が高くなってきている…。
午後は多分大気の状態が不安定になるだろうなー、とは思っていますが、これ、昼まで持つかな…（汗

8/6 9:18

「一里ヶ曽根」とか「独標」と呼ばれるピーク。
ここ、展望良好ですねー。

8/6 9:18

祠がありましたので、軽く手を合わせておきました。

8/6 9:19

またまた下って登り返し…日光の女王様のドSっぷり、ヤバいですw

8/6 9:20

もう少し標高を上げるっぽいです。
最後、傾斜キツそうだなぁ…。

8/6 9:24

下りきって、コル辺り。
この辺の森の感じは「南の南」や「深南部」にもありそうな雰囲気ですね。

8/6 9:27

水場…はパス。
帰りに覗いてみることにします。

8/6 9:37

登り返しがジワジワとダメージを与えてくるような感じです。

8/6 9:49

視界が開ければ開放感抜群です♪

8/6 9:52

ダケカンバの巨木。
後ろから太陽がキラリと。

8/6 9:53

崩壊地は道を外さないように進んで行きます。

8/6 10:00

キオン

8/6 10:03

ミヤマダイコンソウ…咲き残り。

8/6 10:04

絶壁だなぁ。。。

8/6 10:06

この辺りまで来ると、奥会津方面の視界が良好に♪

8/6 10:13

ようやくビクトリーロード！

8/6 10:14

クロマメノキ、実。

8/6 10:15

コケモモ、実。

8/6 10:15

ガンコウラン、実。

8/6 10:17

マルバシモツケ

8/6 10:20

ゴゼンタチバナ

8/6 10:23

ようやく山頂神社に到着！

8/6 10:25

男体山が雲に包まれ始めました。

8/6 10:25

こちらのルートは機会があれば…w

8/6 10:25

奥会津方面。
会津駒のハクサンコザクラも気になったのですが、今日はこっちにしました。

8/6 10:35

山頂で1枚、撮っていただきました！

8/6 10:41

何だかよく分からない見た目ですが、ツナ入りのフォーです。
さっぱりといただきました。

8/6 10:57

食後にチーズガレットなる食べ物を。
まさかのしょっぱい系だったw

8/6 10:59

アキノキリンソウ…とか咲いちゃってるんですね、もう。。。

8/6 11:05

だいぶ雲が増えてきたので下山開始。
思ったよりも天気崩れるの早かったなぁ…。

8/6 11:38

何と、まさかのシャクナゲ！

8/6 11:41

振り向けば…あーあー。
結構ギリギリなタイミングでの登頂でしたねぇ。。。

8/6 11:44

8/6 11:46

下山開始が少し早まったので、往路でパスした水場に寄り道。
冷たい水が出ていました！

8/6 11:54

地味にキツイここの登り返し。。。

8/6 11:57

すっかりグレーバックになってしまった一里ヶ曽根。
これでは展望が楽しめないので、黙々と下山するモードになります。

8/6 12:09

多分キクラゲ…自信持てないですけど(^^;)

8/6 12:14

惜しいところまでは見えるんですけどねー。

8/6 12:25

マルバイチヤクソウ

8/6 12:28

イワカガミは咲き残り。
実は今年、このお花を初見かも知れない…。

8/6 12:29

奥社跡。素通りですw

8/6 12:43

キレット風な箇所を抜けますが、こういう天気だと高度感が無くなるせいか逆に歩きやすくなるような気がします。
危険度は変わらないですけど。。。

8/6 13:00

赤薙山、帰りは巻きます！

8/6 13:02

巻道が思いのほか歩きやすくてびっくり。
往復こっちでもいいかも知れない…。

8/6 13:14

森を抜けたら…完全に雲の中ですorz

8/6 13:18

あれ？往路では見掛けなかった建造物。。。

8/6 13:24

今日の本命…線香花火みたいな咲きかたです。

8/6 13:27

ノギランもミニチュアだとちょっとかわいらしい。

8/6 13:40

ヤマハハコ

8/6 13:41

お花を見ながら歩き続けて、階段まで戻りました。

8/6 13:42

もはや下が全く見えませんw
朝イチにクリアな状態で見ているだけに、ここまで変貌してしまうと笑いしか起こらないレベル(*´-`)

8/6 13:45

この時間、観光客が次から次にやってくるので、脇道へ逃げることにしました。

8/6 13:46

オカトラノオ

8/6 13:48

シモツケソウの群生

8/6 13:49

キバナヘビイチゴ

8/6 13:50

トリアシショウマ

8/6 13:55

タムラソウ

8/6 13:55

オヤマボクチ、蕾。

8/6 13:58

ツリガネニンジン

8/6 14:00

オヤマリンドウ

8/6 14:02

タマガワホトトギス

8/6 14:02

割愛しましたが、往路でも見かけたお花もいっぱい咲いていて、なかなか楽しい道中でした！

8/6 14:07

無事に下山！
お疲れ様でした。

8/6 15:15

温泉は日光側へ下ってすぐのところで。
内湯と露天が各1…ちょっと小さめの施設なので、無人で助かりました。

8/6 15:24

自販機完備なので、炭酸もすぐにゲット♪(笑)

8/6 15:25

駐車場脇のかかしたちのインパクトが強めですが、良いお湯でしたー！

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

ジョー🐪

2020年、現時点で登った中で最も高い山が正月の雲取山（！）
次点が自粛明けの大谷嶺。

なお、2,000m以上の山、という点でもこの2座のみという自分でもビックリな展開。
ということで、少し高い山へ行こう！と山選びを始めたのですが、山梨・長野方面はどうも天気がイマイチな予報。

となると、次に高い山がありそうなところ…ってことで、目を向けたのが日光。
先送りにしていてまだ登っていなかった女峰山に目が留まり、今回は「これだ！」となった訳です。

実際に歩いてみて…そんな軽いノリで向かうような山ではないですね、ここ（苦笑）
コースタイムが長いというのは分かっていたので、なるべく早めに現地へ向かって登り始めましたが、正解だったと思います。

山の中は夏の花から秋の花へと移行中という感じで、梅雨明けしたばかりなのにもはや秋の空気感でしたが、最近あまりお花を見れていない感じだったこともあり純粋に楽しかったです。
今年はなかなか高山植物を見に行くのも大変かと思いますが、タイミングよくあれこれ見られればなー、と画策してます、はい(笑)

コメント

lowrider

御嶽も
木製階段が多いなぁとおもいましたが、この山は正真正銘の階段が続くんですね
その後もアップダウンを繰り返しながらの長い工程　んん〜っよくぞ真夏に行きましたな、と思わず感心してしまいました


この辺りは随分前に尾瀬と抱き合わせで日光白根山に登ったきりなのですが、そそる山と温泉が多いんですよね　また行きたいなぁ

ジョー🐪

山と階段（笑）
To：lowriderさん

こんにちは！
どの山も少なからず階段やそれに近い形状の道はありますが、さすがにここまで続くところはなかなかないですよねー
ここはもともとスキー場として開発されていたエリアが今は草原となっていて、そこに階段が設置されているようです

真夏に！？…とも思ったのですが、山頂は標高2,500m近く。
スタートも1,200m程でしたので、早朝からなら案外大丈夫でした(笑)
コースタイム長いので、日の短い季節だと日没を迎えてしまわないかが逆にネックになることから今のうちに出掛けてしまいましたが、恐らくベストシーズンはお花の頃…梅雨の合間を縫っていくのがよさそうです
他の山々も含め、あれこれ検討してみてくださいませー