筑波連山縦走
茨城県
Take-Toshi
体力度について
- GPS
- 12:18
- 距離
- 45.3km
- 登り
- 3,006m
- 下り
- 3,020m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 11:41
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 12:18
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
筑波山口バス停からJR常磐線の土浦駅経由で帰宅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
倒木あり。法面崩壊数ヶ所。藪もそこそこ繁っていて足元が見えない箇所あり。 |
| その他周辺情報 | 相変わらず、なにも無し。 ロッカーやシャワー、コンビニはおろか、自販機やトイレも、駅以外では、愛宕山と筑波山頂、筑波神社付近にしかありません。 |
写真
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飲めそうな成分表が掲示されていました。
非常時に備えてボトル2本に補給。あとで身体の冷却に役立ちました。
いつも歩いている吾国山難台山といった筑波東連山が見えました。
こうして見るのは、なかなか感慨深い物語ありますね。
燕山と雨引山を結ぶ稜線へ出る手前の所です。
前後も崩れた岩が転がっているなど、結構荒れています。
この先の山頂を経由したトレイルがるのだけど。過去に藪こぎ&ロストの経験から、今回は回避してロードを進みます。
今回は丸山を回避したけど、ちゃんとトレイルが整備されてるのかも。
昔は何もなかったと思うけど、いまは立派な社が。
でも、やっぱりトイレや自販機は無し。
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
アームカバー
ソフトシェル
タイツ
短パン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
トレランシューズ
ゲイター
ストック
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ココヘリ
簡易ろ過装置
ミントスプレー
|
|---|---|
| 備考 | ミントスプレーは良かった。アブ多し。暑いときのクールダウンにも役立つ。 |
感想
腰椎の疲労骨折から5ヶ月近く。全力で走ることはできませんが、ようやくここまで回復しました。
今回の目標は、燕山を越えて、できれば筑波山まで縦走すること。
体力と体調、時刻、そして水の三つのリミッターを抱えてのスタートです。
板敷峠までの約四時間は予定通り。しかし、期待していたよりも気温が高く、予定よりも水分の消費が進みます。
このルートの最大の問題は、水などの補給箇所がないこと。
ここに来るまでにも、団子石峠、道祖神峠など、トイレや自動販売機があっても良さそうな箇所があるけど、実際にはなし。板敷峠も含めて、できれば地元自治体などによる整備に期待したいところだが…。
ちなみに、板敷峠近くの大覚寺にはあるのだろうか。Googleのストリートビューだと、トイレはありそうだけど。ここはまた別途探検にいこう。
板敷峠を過ぎて、集落の小さな神社があったので、微かな期待を持って立ち寄ってみる。
しかし、その期待は見事に裏切られ、トイレは無し、蛇口はあったものの水は出ませんでした。
水の不安を抱えながら燕山への林道と小川沿いのトレイルを交互に進みます。
と、脇を流れる小川に湧水のような箇所が。ここで一度ボトル一本分を補給します。飲めるかわからないけど、簡易ろ過器もあるので、いざとなれば飲むことができます。
さらに進むと、ポンプでしょうか、コンクリート製の構造物から生えたプラスチックの筒から、とうとうと清水が流れ出しているところがありました。
見ると、フェンスには湧水の成分表が張ってあります。
どうやら飲むことができそうです。
一口だけ飲んでみて、あとはボトル2本分水を補給しました。
ここまでに、670CCの麦茶2本を消費。
のこりは、同じ麦茶を2本と、サーモスの氷水500CC、ヨーグルト200CCです。
この水を腕や頭にかけて冷やし、更に虫除けのミントスプレーを吹き付けます。
これが結構涼しくて気持ちよい。虫除け以外の効果は考えていなかったのですが、嬉しい誤算でした。
長い長い林道を終えて、燕山から雨引山をつなぐ筑波西連山の稜線への取りつきのトレイルに入ると、いつも歩いている難台山から吾国山を結ぶ筑波東連山が見渡せました。
ああ、あれがいつもの稜線だな、と何やら感慨深いものを感じながら進みます。
しかしこの道、結構荒れていてあちこちに岩が崩れていたり、道がぬかっていたり。一部登山道が崩落しかけている箇所もあり注意が必要です。
ようやく西連山の稜線へ出ると、今度は階段の激登りが待ち受けていました。
すっかり忘れていましたが結構な急登で、体力も時間も水も消耗が激しくなります。
そんなこんなでようやく燕山に到着。こんなだったっけというくらいに眺望がありません。
そして、ここはこの先の行動を判断する重要な地点。
先へ進むか、岩間駅へ戻るか、或いは雨引山を経由して岩瀬駅へ出るか。
しかし、距離的には中間地点を過ぎているはずなので、先へ進むことを選択。
記憶の中では激しい登りだった加波山を目指します。
一旦軽く下り、麓の神社に参拝。これだけの神社なのだからトイレや自販機があっても良さそうだとおもうのですが、やっぱりどうやら無さそうです。
ごつごつと大きな岩が折り重なったような登山道を登っていきますが、案外するすると登れます。というか、多分記憶の中で難所過ぎただけですね。
途中、タバコ神社や中宮を過ぎてようやく本宮へ到達。ここが頂上です。
ここから先、確か間違いやすいポイントだったなと記憶をたどり建物がならぶ奥へ。ほどなく先へ進むトレイルを見つけます。
その先の道迷いポイント。看板の「駐車場」方面へ素直に進めばよいのですが、なぜか感覚的には直進したくなります。しかし、直進すると「発破注意」のような標識が出てくるので、戻って正規のルートを進みます。こちらは、急な下り階段が続くのでわかります。
ここを下りきると、巨大な風力発電が見える空き地に出ます。脇には「自由の楷」の石碑。
この風力発電のあるのが丸山。「筑波連山天空レース」では、丸山の頂上を通過してその先の一本杉に出るのですが、以前ここで藪漕ぎの末ロストしたこともある場所なので、今回は迷わずロードを進みます。
一本杉まで出ると、丸山から続いていると思われるトレイルの出口が。
もしかしたら思ってるよりもトレイルが整備されているのかも。次回は行ってみよう。次回がいつなのか、あるのかも分からないけど。
一本杉峠からはロード脇のトレイルに入ったり出たり。三回目のトレイルが足尾山頂上へと繋がっています。
ここも以前は何度も転倒したり厳しい山だった記憶がありますが、今回はゆっくり歩いているせいかそれ程には感じません。
それでもやっぱり登り難い斜面を越えて行くと、石造りの祠のようなものがある頂に出ます。
足尾山頂上。
ここでは、これから向かう筑波山方面の素晴らしい眺望が待っていますが、大分傾いてきた太陽にせかされて、眺望は一瞬で済ませて先へと急ぐことにします。
きのこ山まではロード。
途中明確なトレイルが伸びていて、どうやらロード脇の小山に上がり、そして降りて来れそうな様子ですが、ここの探索もいつか分からない次回の課題として先を急ぎます。
ロードからちょっとだけ入り込んだトレイルの先にあるのがきのこ山。
誰が呼んだかきのこ山。ほんと、なんできのこ山なのだろう。
ここから筑波山の裏登山道入り口までは、ひたすらロード。ほんと、このルートは中盤以降ロードが長い。
昔はこのロードをしっかり走っていたので短時間で走破していましたが、今回はオール徒歩。がっつり時間が掛かります。
上曽峠、湯袋峠とロードで二つの峠を越え、ようやく登山口へ。
しばらくは沢沿いの石畳ですが、小さな橋を渡ると石畳は終わり、自然のトレイルに変わります。
この登山道の入口には「スズメ蜂注意」の看板。いつのものだろう。刺された人がいるって書いてあります。
今年はこれまで涼しかったので、スズメ蜂も活動が少なかったけど、梅雨が明けて暑くなってからはどうなんだろう。地蜂だと、トレイル脇の地面に巣があることがあるらしいので、一応、ストックを突く位置にも注意して進みます。
徐々に急斜面になる登山道。冬場に来た時には、石段につららが出来ていたこともあったことを思い出しながら、ようやく裏筑波キャンプ場へ続く林道へ。
裏筑波キャンプ場にはトイレがありますが、想定通り水は出ず。ここも水場や自販機など合っても良いのですが何もありません。
それでも、山頂に行けば自販機はあるはずなので、そこに期待して進みます。
所々に「山頂まで00km」の表示があるので、これを心の支えに登って行きます。
そして、頂上は唐突に現れます。
さすがに疲れてきました。できれば山頂からはケーブルカーで降りてしまいたいような気分になってきました。
筑波山女体山山頂。しかし、この時すでに17:30。ロープウェイやケーブルカーは動いているのだろうか。
どうやら、もう絶望的なようです。
そして、筑波神社からのバスも無さそう。
取り敢えず、女体山頂上を周ってから、ケーブルカーの駅を目指します。
そして、ケーブルカー山頂駅。想定通り運航終了。
仕方ないので、ここでジュースと水を補給。想定通り、ここまでに持ってきた飲料は消費しています。あとは湧水のボトルのみ。高いけど迷わず購入。
炭酸入りのジュースよりも、ただの水の方がおいしく感じました。
トイレに寄った後は、意を決して下山。
日も暮れてきたし、なんだか急ぎたい気分になったので、男体山はスルーして一気にケーブルカー脇の登山道を下ります。
薄暗くなる山道。見えづらい足元。ヘッドライトはあるけど、このくらいの明るさが一番微妙なところ。結局ヘッドライトは出さないで下り切ります。
灯かりのともる筑波山神社に一礼し、あとは駅まで帰るのみ。
歩きながら調べると、どうやら「つくバス」はまだありそうです。
しかし、つくバスは少し離れた筑波山口まで行く必要があります。
終バスまでにはまだ何本かありそうだったけど、なんとなく急いだ方が良いような気がして、Google先生が示した道を駆け下ります。
ところどころ真っ暗な、裏通りのような道を一人駆け抜けます。
そして、筑波山口バス停に到着。
と、見ると「土浦駅行」のバスが。
迷わず乗り込みました。
同時に発車。土浦駅行きの終バスでした。
全行程約43�辧�12時間20分の工程。いやあ、疲れました。
次回があるとしたら、走れるようになってからですね。
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