北八甲田 プチ縦走
青森県
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- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,053m
- 下り
- 1,054m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
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感想
目覚ましの一分前にぱっちり目が覚めるという快挙。どうした自分。
外に出てみると、月がきれいに光っていました。起きた時間も、天気も完璧のようです。
さてどうなるか、今日の山。
数ヶ月ぶりに用意したザック。最近はカメラと水一本だけで登ってたからなあ。でも高田大岳は風強いだろうから、風よけ兼ねてザック持ってこ。
今日の山の目的は、朝日に染まる八甲田大岳を見ることと、体力トレーニング。
給水は500ml、行動食の補給はなし（もちろん非常食としてもっては行きますが、手は付けません）。行動予定は・・・最大で10時間くらい？積雪状況によりますね。
谷地温泉に車を停めさせていただきます。車の気温表示では−7℃。でも風がありません＝全然寒くない。
山まで来ても雲はなし。ヘッドライトを持ちはするものの、月明かりで必要ありません。
さて出発。トレースはなし。昨日も八戸から八甲田が見えるくらい天気が良かったので、誰か入ってるかと思いましたが・・・。
おかげで自分一人の山を楽しむことができました。
概ね、すねから膝程度のラッセル。月明かりでできた木々の影、自分の影を踏みしめながら順調に登っていきます。
月があんまりにきれいで、そちらを見上げながら登っていくと、どうしても月の方、月の方に歩く方角がずれていきます。おかげで直登のつもりで歩きつつも、少し迂回しながら登ってしましました。
最初の斜面を登りきったところで、40分。少し遅めです。ラッセル慣れてないから？迂回したから？トレーニングがやっぱ必要でしょうかね。
目の前に、月に照らされた高田大岳がそびえます。雲なし！これは夜中だけの好天？日が差し始めたら雲広がるパターン？それとも一日中？
テンション上がってペース上がらず。相変わらずラッセルラッセル、です。
しかも時々雪の積りが甘いところを踏み抜いたり、潅木が邪魔だったり。
毎度毎度今時期のこの苦労。
平地を抜けるのにやはり40分かかりました。これから高田大岳本体に取り付きます。
今日はぶっちゃけヤブと雪のミックスだと思ってましたが・・・ヤブはほとんど雪の下。（去年の今頃は確か半端な積雪で苦労したはず、という情報は思い込みでした。家に帰って調べてみたらそれは11月18日の話。それから2週間も経てばこうなるということか。納得）
それでも、まだ寒くない＋積雪がそれほどでもないせいか、どこまで登ってもラッセル。
いつになったら締まった雪は出てくるのか。傾斜が増しても積雪量は変わらないので、膝下程度だった雪が膝上になってきました。
この違いで労力は倍くらいになるんじゃないの？腿上げの筋トレだ(-_-;)
そのうち東の空が明るくなってきます。
まずい・・・完全に予定のペースをオーバーしてる・・・。
予定では小岳で朝日を迎える予定が・・・これは無理だなあ。
そうは思ってもペースは上がりません。結局9合目相当まではずっとラッセル、それから上は雪は硬くなったもののまだ踏み抜いてしまう程度。逆にペースは落ちたかもしれません。
しかし今日は本当に穏やかだなあ。風が弱いし雲ないし。八戸・十和田方面の夜景がきれい。あれは小川原湖の湖面。南八甲田も全域見えるし・・・最高じゃないか今日は！
朝焼けが始まります。エビのしっぽも、雲も、南八甲田も、赤く染まっていきます。
かっこいいなあたのしいなあ。
大岳もきれいじゃないか！(´▽｀)
去年、高田大岳に登ったときは全て吹雪で全滅でしたから・・・感慨ひとしお。
12月しょっぱないい山じゃあ！
カメラのバッテリーを気にしながら写真を撮り撮り。時間がないことを気にしながら写真を・・・って早く進みなさいな。
ひとまず高田大岳に別れを告げて小岳へ向かい降り始めますが・・・
足、つった��(O_O；)
ったいいたいいたい足伸ばそ。
左太もも痙攣。そんなに大変だったかラッセル。給水・行動食制限かけて登るのはやっぱまずいかな？自覚症状なしの足つりにショック(￣□￣;)
やっぱりただ漫然と山登ってるだけじゃダメか。筋トレ頑張るとか・・・嫌い。
少しストレッチすると痛みは収まったので行動開始。でもなんだか疲れてるなあ。このままあと予定は変更が必要でしょうか。
このペースだと大岳に登る時間はないか。小岳との鞍部からピストンの予定でしたが・・・残念。
大岳にはスキーヤーの跡が残っています。酸ヶ湯から入山した人はいるんですね。八戸勢はちょっとお休みだったようですが。
それでも今日は誰にも会わずいい山です。こんなに晴れるなんて・・・ん〜たのしぃ！
もっと歩いていたいと思う気持ちとは裏腹に体力ないなあ自分。息が切れる、筋肉疲労が・・・。
山登りする人の体力っておかしいですよね。アルプスとか入る人たちはもっとすごいラッセルと風と寒さの中何日も行動するんでしょ？無理無理無理(*￣□￣*;
という思いと、三歩さんのように走って雪山を登っていけるような体力へのあこがれと・・・。
まあ、無理しないで自分の限界で歩きましょう。
夏場は笹で覆われている硫黄岳と石倉岳。
歩くのは今回が初めてです。地形把握をしつつお日様に照らされながらのんびり歩きます。
もう疲れた。でも気持い〜(´▽｀)
石倉岳からは国道に降りて、ひたすら歩く歩く。
すると、猿倉温泉のあたりでスキーを履いて歩いているご夫婦と遭遇しました。
奥様の第一声「ヤマレコに投稿されている人ですか？」
お、これがヤマレコユーザー同士の邂逅？
「毎日名久井岳登ってる人でしょ？」
ばればれやんけ（汗）
貴重な経験をしましたね。
Aさん、先ほどHP拝見いたしましたよ。谷地温泉までのトレース、利用させていただきました。ありがとうございました。
北八甲田全山縦走は夏場じゃないと自分には無理かな、と思った今日の山行。
ツボ足には限界がある・・・
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