日向山〜かろうじての下山〜
山梨県
asatarou
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,381m
- 下り
- 1,246m
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| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
復路：予定では、道の駅はくしゅう、発17：41 じつはこのバスに乗り遅れて、タクシーで、長坂駅まで出て、19：06発の電車に乗り、やっと帰れる。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
不動滝から錦滝までのルートは行けませんでしたが、荒れた道も修復し始めているらしいので、夏になれば通れるようになるかもしれません。 錦滝から日向山へのコースは、たしかに冬の時期は、初心者にはかなり危険そうです。でも春から夏冬にかけてなら、ちょっとしたドキドキ感もあって、良いコースだと思います。 |
写真
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左の奥は甲斐駒ヶ岳、真ん中の山は鋸岳らしい。
右に�爐�じろ�畴篥后∈犬吠神�5年�犢賃聖辧�甲斐駒ヶ岳登山記念碑��
他にもクマと出会った時の対処なども・・・。
横目でも見ながら通り過ぎたが、結局またここに戻って、この道のお世話になった。
後に、もう一つ、横手駒ヶ岳神社があることを知った。
気が咎めて、戻ることにする。
ここは竹宇駒ヶ岳神社から矢立石登山口に向かう途中である。思ったより急勾配だった。途中に、こんな石室があった。まさか避難小屋？中は丸い部屋になっている。
途中に、こんな石室があった。まさか避難小屋？中は丸い部屋になっている。
不動滝方面からの道だが、通行止め。このくらいなら通り抜けやすいが、階段や橋にバリアーができていると、かなり通過が面倒になる。
このくらいなら通り抜けやすいが、階段や橋にバリアーができていると、かなり通過が面倒になる。
危険！危険！とやたらと掲示されていると、くじけそうな感じもしてくる。が、目前にしての撤退はありえない。この先がかなりの急登で、新しい踏み跡がなく、自分で踏み固めて一歩一歩登る。
この先がかなりの急登で、新しい踏み跡がなく、自分で踏み固めて一歩一歩登る。
感想
もし時間に余裕のある方は、読んでみてください。
�狷�向山�畛街堙針�記
年末はどの山に登ろうかと思案して�爛筌泪譽貝瓩鯒舛い討い襪函△海瞭�向山が面白そうだった。ただ横浜から遠く、電車・バスでかろうじて日帰りができるところだ。この山は長くても、普通5、6時間のコースのようだった。バス停、「道の駅はくしゅう」に9：15に着き、最終バスは17：41なので、8時間強ある。バス停から駒ヶ岳神社登山口まで、往復歩いたとしても、2時間プラスしておけば何とか大丈夫そうだった。
田園地域をのんびりと歩いて山に向かう。途中で遺跡の発掘調査をしているのを見て、写真などを撮る。現場の監督さんらしい人が、「山に登るんですか？気をつけて行っていらっしゃい。帰りにまた会いましょう」と声をかけられた。きっと先日の大雪で仙丈ヶ岳で2人が遭難したことが、その人の頭にあったのだろう。でも今日の私は、何しろ�狷�向�畛海覆里世�ら・・・という気持ちも少しあった。
今回はいろいろな人のコースを調べて、美しい滝を巡ってから、時計周りに日向山に登るのがベストと思えた。
駒ヶ岳神社近くの�爐�じろ�瓩箸いη篥垢里�ばさんが、ちょうど自動車で着き「不動滝方面は昨日から通行止めになりましたよ」と言う。「え！不動滝へ行けないんですか」「神蛇滝までは行けますけど・・・」実はこの通行止めはそれなりに知っていた。以前から不動滝から日向山に登る道が崩れて通行止めらしいことは判っていたが、�爛筌泪譽貝瓩砲茲襪函△弔ず廼瓩泙播个辰討い訖佑皺真佑�いた。で、矢立石登山口に行くふりをして先に進んだ。
黒戸尾根との分岐点から、尾白渓谷の道を行くと、すぐに橋に通行止めの標識と通れないようにバリケードが構築されていた。通行止めと言っても、より安全性を考えての措置ということが多いし、一昨日まで通れたのにという理不尽さも感じた。で、ザックを降りして、狭い空間をすり抜けて先を行く、意外と渓谷沿いの道でもアップ・ダウンが多いみたいである。しかし、いくつかのバリケードを乗り越えたが、こんなに橋や階段ごとに禁止の掲示にぶつかると、さすがに罪悪感が生まれ、ついには�狡鵡垰澆瓩鯡技襪靴徳�難！�瓩噺世�新聞記事さえ頭にチラついてくる。で、引き返す。
黒戸尾根方面に、尾白渓谷尾根道とある。あのおばさんが神蛇滝へ行けると言うのはここを歩くのに違いないと、今度はそちらへ少し登り始める。しかし、そこではたと考えてしまった。不動滝に行けたとしても、その先は先日の大雪で道が判らなくなっているかもしれないという不安があった。また考え直して、オーソドックスな矢立石登山口から登ろうと決める。
神社に戻り、そこから思ったより急勾配の道を登って、矢立石へ出る。そこで日向山から下りてきた人に出会う。「山の上の方は積雪は10cmくらいですが、普通の登山靴でも大丈夫ですよ」と言われる。今日はこの山で出会った人はこの人だけで、あとは猿に会ったくらいだった。人気の山なのに、やはり雪のせいなのかと・・・。
そこから林道を歩いて錦滝を目指す。先日の大雪の後に新しい踏み跡がない。カモシカらしい動物などの足跡ばかりだ。東屋が傍にある錦滝に着く。ここから先も一応危険、危険と張り出してあるが、バリケードがないからダメと言うことではないだろう。それより、出だしがもたついていたから、かなり予定時間が遅れてきていた。まだ硬いお餅を急いで齧って、勇んで日向山に登る。が、他の人が言っていた通り、四つん這いで登る感じで険しい。しかも新雪で足の踏み場を自分で作りながらだから時間がかかる。雪で道が判りにくい時は、辺りを見回すと不思議に赤いテープが見つかる。目印を付ける人の優しさを感じた。そんなに長いコースではなかったから、何とかこけずに辿り着けた。ただ途中で変な方向の足跡があって引きずられそうになったりした。そんな時は元に戻って、足跡の多い方とか、道の汚れ具合で決めた。人間の�犂境瓩六海任和臉擇澆燭い澄０貪拯沼世發發飽穗卒兇�あったが、休んでいる暇はないので、無視して歩き続けた。そのうち治ってしまった。意外と精神的なことで、対処できるのが人なのかもしれない。
雁ヶ原は噂の通り花崗岩の風化した白ザレと奇岩が別世界を示していた。甲斐駒は少し薄雲に入っていたが、八ヶ岳は夕陽を浴びて素晴らしかった。しかし、風が強く、しかも冷たい。写真をしばらく撮っていたら、指先が紫色に変わってきた。あわてて手袋をして退散することにした。いつも山頂で三脚を立て、自分の写真を撮っていたが、これではパスするしかなかった。
後は下山で遅れを取り戻すしかない。しかし山頂を出たのがなんと16:00時近くだった。それから神社まで2時間はかかる。当然予定のバスには間に合わない。それよりも明るいうちに下山できるかどうかだった。少しあわてていたこともあって、雪道の最後の方で2回ばかり滑った。ともかく矢立石の林道に戻れたのは、少し薄暗くなった16：50である。そこから登って来た道を下る予定だったが、途中で真っ暗になるだろう。ライトをつけても危険そうなので、舗装された林道を降りることにした。
すぐ暗くなり、ライトを点けなければ、まっ暗い闇である。それに道の状態が判らず、アイスバーンで2回もひどくこけてしまった。暗い闇の中から動物らしガサゴソとした音が聞こえ、不気味このうえない。街の灯は小さく遠い。まだまだ山の高いところにいるのが判る。
人家が見えたら、電話を借りてタクシーを呼ぶしか帰れる方法はもうない。こうして1時間ばかり歩き続けたら、さいわい�猗�白の村�瓩噺世κ盟饕呂蕕靴い箸海蹐肪紊い拭�さっそく一番手前の灯りの点いている家をノックする。「突然すみません。山からの帰りが遅くなってしまい、タクシーを呼びたいのですが、お電話をお借りできませんか？携帯を持っていないものですから・・・」と低姿勢でお頼みする。出てきた神経質そうな男の人は「私も、携帯は持っていません。もう少し下に民家がありますから、そこで・・・」と言われる。ほかにも数件灯りが点っていたが、最初がこうだと気持ちが挫けてしまうもので、いたしかたなくその民家とやらを求めて更に歩く。ヘアーピンカーブが多いから、長い道を感じたが、それでもまだ1時間ちょっとしか経っていない。
やっと人家が2軒並んだ所に出る。標札を見ると、なんと初めに神社に向かって歩いていた時、見覚えのある看板だった。○○電工と記されていたので、こんな山裾にこんな会社があることが奇妙だったので覚えていた。始めは会社の別荘かなと思ったが、普通の家らしかった。ともかく、頼るのはここしかないと、チャイムを鳴らす。やや痩せ形の男の人が出てきたので、同じように用件を伝える。と「いいですよ。タクシー会社の電話番号が判らないんじゃないですか？」「家でメモしてきています」と携帯電話を借りでダイヤルする。が、ここがどこなのかタクシー会社の人に説明するのが難しい。で、そこの主の人が代わって説明していただいた。駒ヶ岳神社が2つあるのをこの時初めて知った。この近くのが竹宇駒ヶ岳神社で、他に横尾駒ヶ岳神社と言うのがあると。
タクシーが来るまで15分くらい、その人と山の話などをする。「いつもはまだそう雪が積もらないのですけど、今年はより早めに大雪になりました。もうこの山にはあまり登る人がいなくなりましたね」その上、お茶まで出していただいた。急いで歩き続けた身体に、温かいお茶が沁みとおった。
タクシーが着いた時、私は「電話代を・・・」と言うと、「そんなことはいいですよ、困った時はお互い様です。私もいつか同じように困ることがあるかもしれませんから・・・」私は握りしめていた100円をそのままにして、山での予備の駄菓子と飴、チョコレートの入った袋を「残りものですけど、子供さんにでも・・・」と言ってそれを置いてきた。他の家族の姿は見えなかったが、玄関に中学生くらいの靴が並んでいたからだ。
こうして、長坂駅までタクシーを乗り、今日中に無事に帰れそうになった。タクシー代は予想では4,000円くらいと見積もっていた。これも�爛筌泪譽貝瓩如△△訖佑�道の駅から神社まで1,880円だったと記してくれていたから、その倍だろうと思っていた。実際は3,950円だった。もちろん50円はチップにした。運転手さんも機嫌よく、次の電車は19：06ですねと教えてくれた。
駅から公衆電話で妻に電話した。「やっぱり！乗り遅れたんでしょう。え！？帰るのが12時？私は寝ていますよ！」と冷たい。
今回の山登りで、私の弱点、マイカーを使わない、携帯がない、それがもろに出てしまったみたいだ。そもそも山に登り始めたのが、自動車を放棄してからだった。携帯も山での事故のことを考えて欲しいと要求はしてきたが、「要らないでしょ〜」と無碍に言われてしまい、そのままできた。携帯にはJPSが付いていて便利なのに・・・。一昨日買ったカメラにもJPSが付いているけど、それを今のところ、他の人に知らせることができやしない。
結論として、ともあれ、山登りはあくまでも自力ですべて解決するべきという自己完結法を考えて計画べきだということだろう。今回は初めてくらい、他の人の大きな協力を受けてしまった。ありがたいけど、それはダメですね。そもそも出だしに躓くと、このようにあと後まで影響してしまうことはよくあることだ。妻が言うように、歳相応の日程にして、無謀な計画は止めておいた方がよさそうだ。しかし、抑えきれないほどフツフツと山に挑戦したい気持ちが湧きあがってくるのがつらいところです。
あまり読む価値がなさそうで、申し訳ありませんでした。以上が恥の顛末です。
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namu-san さん
こんばんは♪
大変な登山でしたね。暗くなると怖いし、本当に心細いですよね。
一人だとなおさらだと思います。
だけど、素晴らしい景色を見ることが出来て、良かったと思います。
雪景色を見に行きたいけれど・・なかなか実行できません。
こんにちは。
日帰りができるぎりぎりのところだと、あれこれハプニングが起きてしまうみたいです。
1、2月は入門程度の山でも良いですから、雪景色を見たいですね。1月に入笠山にと思っています。埼玉からですと、群馬県には雪山がたくさんありそうですね。赤城の雪山も歩いてみたい感じ・・・。
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